わからず屋だったんだねと妹の目

病棟のテレビに映る尋ね人

暁のガス局のタンク{ルビ赫=あか}に揺れ

花曇りの花は増えたか雨模様か

病にて吹き送る風うしろ足

涙かな花に滴る ....
ありがとう、
また逢う日まで。

おやすみ。
今までの感謝と、
これからの苦難を、
分かち合えない貴方へ。

さよならは要らないのかもしれないけど、
あんまりな別れだ。

だけど ....
「悲しみって 日替りだね」

少し軽めの『君』の声が聴こえた
春の陽気がぬるく感じられる部屋

懈怠たゆたう教室の机のうえに
新しい傷をみつけた
無人の机は古びた傷でいっぱいなの ....
白バラのバラ星雲か雲の峰

さやかにも若々しくも花梨の実

ラタトゥイユ『トゥイユ』の青がねじれてる

眠りから醒めればまたも白い床

十字架を背負う覚悟は捨てよ春

兄の名を口に ....
イチゴの上でタルトを踊る。

え? いま何て言ったの?

ゴディバのチョコレートを注文したわ。

ああなんて嫌な中流気取り。

アンダークラスっていう言葉すら古くなって、

いいよ ....
大量の睡眠導入剤を
大量のアルコールで流し込むと
意識が混濁し
外界と内面の境界が
曖昧になって
ドロドロと溶け出し
もはや俺は俺ではなく
奴は奴ではない
何も恐れるものはない

 ....
幼いころ
あした学校が爆発しないかなと思いながら
すべてやり過ごそうとして
石のふりをしていた
すこしのぬくもりもない
割れたばかり
そんな印象の石だ

大人になって
壊れた学校を目 ....
詩人たちは皆何がなんでも
会を存続させる意思に溢れていた
 総会は紛糾して最後まで意見は纏まらない
そんな母の思惑は外れ
詩人としての居場所を守りたい
そんな活気に溢れていた

詩で集い ....
白璧六畳の小部屋から
ふとベランダに出れば
やはらかな光射し込む
この夜半 、
想わず見上げた瞬間に
輝きの半月 ぽっかりと
包み込まれる静かさに
この肉身の深く息を吐き
出した音色の ....
「おまえは、あまり、人の役に
立てなかったから
他の役目を探しなさい」 って
最後ばかり優しい物言いだった

わたしはまだ尾が残っていて
不完全だった
ぐずを泳がしておく水は無い
恨ん ....
雨音をただ聞いていて午後の雨

窓からの小雨は顔にぱらぱらと

桜見のグランド走るズボン犬

眠れぬ夜眠れぬままに夜伽して

ダフニスと周り廊下でクロエ会う

すみっコでくらしてい ....
なにが不幸かといって

自分で詩を書かねばならないほど

不幸な事はない

 

今の時代



現フォでも
ネットフリックスでも
GEOでも
ブックオフでも
 ....
あたらしいものなど何もない
失われて
失われゆく幾十年

あたらしく見えたものは
全部他人のお仕着せだった

地平線を
見たことがあるか
都では地平線が見えない

わたしの住む千 ....
朔をいっぺん馬鹿!と叱ってみたい 嘔吐物の匂い
リネンの手触り
二日酔いの痛み

神さまが死んだあとに
うまれてしまったので
自分の重みを
神さまとわかちあえない

昨夜
目につく鏡をすべて割ってしまった

や ....
天国を喪失した
哀しみの刻印を糧に
天国を取り戻しに
還る途を自ら歩む、

ギリギリと残余の生に 、

自らの意識の内
永遠 ぱっくりと
口を開き響き、
ヒビキそのもの
もの云い ....
飛び飛び浮かび、飛び交う人々。
とびとびうかびとびかうひとびと


エコー、戸惑いと窓を越え。
えこおとまどいとまどをこえ


太々しい夜、迷いし蝶々。
ふてぶてしいよまよいしてふて ....
 
 かなしみは

 しあわせの後ろ姿だと思うから

 かなしみを追い越して

 ハロー

 って声をかける

 かなしみだと思ってたしあわせも

 にっこり笑って答えてくれ ....
はる、
勉強机と低い本棚の間に架けられた、
一本のクモの糸、
その事が今なんだか妙にうれしい、
それは春が春のなかを渡り歩いたという、
ささやかで、
たしかな軌跡、
ひさしぶりに開け放っ ....
○「処女桜」
かたい蕾が
春風のあたたかさにさそわれて
パットと花を咲かす
咲き始めると
一気に満開になる
そしてパット花を散らす

○「人生は四苦八苦」
食べたら出さなければならな ....
それはわかい、あまりに若かったころ
「まっちゃんはアスペ、アスペ」
よく友人がそう言って笑った

それは20年とか30年とか前のこと
アスペ、アスペって言葉が舞っていた、雪のように
それは ....
ヒーターの三時間ごとの自動消火を知らせる音源がまた聞こえている
あれからもう三時間も経ったのだと
日の長くなった乳白色の外を見る
あれをやらなければならない
これもやらなければならないと思って ....
ヒトって見かけで判断しちゃう
不思議だね
ホントはどんなヒトかも解らないのに
アノヒトって
こんな感じとか
あんな感じとか
どんどんイメージ膨らませて
全く違う人物像の出来上がり

 ....
八方塞がり
星は沈み
月は目を閉じた
陽は昇るのか
不確かさの瓦礫で
前が見えない
地は果たして
足下にあり続けるのか
ある時宙に浮いたら
瓦礫と化すのか
未確認だらけの地で
基 ....
空港の本屋でファイブスター物語を買って
エスカレータを降りる
甘いホットチョコレートを飲みながら
雨に濡れる機体を眺める
カップを捨てるついでにストレッチして
夢中になっても気付けるよう ....
(マジ、ウケんだけど〜)
接待最高! ラーメン美味
人生百二十年 平和八十年 長寿社会
名人輩出 偉人続出
直感力に優れ 海外アーティストにも愛される国
優しい人々が、住まう国
天皇万歳! ....
、どうして
わたしたち
詞ある、のに誰にもかえりみられず
水槽の魚で流されることもなく沈む
毎日来ていたら身体を悪くしても正しい
毎日できたら体を悪くしても正しい

沈んでしまえばよかっ ....
正気に戻りなさいと満月の、
輝きやはらか白く圧倒
意識のしぐれること忘れ

蒼い谷すら越え唖然と観入る 、

一日を生き果たした私かな
足元ばかり見てひがんでる君
空を眺めてごらん
透き通った空が君のココロ溶かし込むだろう

イヤミばかりいってないで周りを眺めてごらん
世界は君が思うより広く
君の人生を何倍に増やしたってお ....
あの愛は純愛だけど誰ひとり許すわけない絶望の道
りゅうさんさんのおすすめリスト(1713)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
つれづれと俳句(無季)- 大町綾音俳句5*25-4-12
Thank_you,_until_we_meet_again ...- えこ自由詩325-4-12
教室- 秋葉竹自由詩425-4-12
つれづれと俳句(無季)- 大町綾音俳句325-4-8
じゃあね- 大町綾音自由詩425-4-8
憤怒の塊- 花形新次自由詩225-4-7
やわらかい石- 凍湖(と ...自由詩5*25-4-7
詩人の意気- 栗栖真理 ...自由詩4*25-4-7
夜想、霊我_に- ひだかた ...自由詩6*25-4-7
- 印あかり自由詩625-4-7
つれづれと俳句(無季)- 大町綾音俳句525-4-7
不幸- TAT自由詩425-4-2
あたらしいもの- 形代 律自由詩525-3-31
エイプリルフールは、果たして本当にエイプリルフールなのか?- リつ川柳4*25-3-31
無痛- 凍湖(と ...自由詩625-3-30
詩想、還り未知(改訂)- ひだかた ...自由詩625-3-30
想像草書(回文)- 水宮うみ自由詩4*25-3-30
ハロー- おやすみ自由詩325-3-30
春の糸- 本田憲嵩自由詩1725-3-21
独り言3.21- zenyama太 ...自由詩2*25-3-21
『まっちゃんはアスペ』- 松岡宮自由詩5*25-3-20
十六時- 山人自由詩11*25-3-19
二次元の呟き- 栗栖真理 ...自由詩2*25-3-19
闇に溶かす- 自由詩5*25-3-18
空の中- mizunomadoka自由詩325-3-18
マジで!_ウケる国ニッポン- 鏡文志自由詩9*25-3-17
自閉- 這 いず ...自由詩325-3-15
五行歌、ただ満月- ひだかた ...自由詩9*25-3-14
若き感性に告ぐ- 栗栖真理 ...自由詩2*25-3-14
絶愛- 秋葉竹短歌125-3-13

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