振り向くと、


肩先をかすめて飛んでいった
風のまにまに光って小さきもの
僕をもう追い越して それは八月のまばゆい光のなかへ


ドラゴンフライ
そのうすい羽の向こうに少女が見える ....
オセアニアの少女たちのように 裸足でさまよい 歩くことを覚えた
夏の
ネオンに透き通る
それぞれの肌


色鮮やかな光の波に漂うビジネスマンと ふれた肩
ゴムボールを落とした子供を
 ....
たそがれて、

たそがれて


みんなでかえる、

ののみちを


きィろい、おかおの

こはだあれ


いちょうのおくにの、

きつねさん


あかァい、おか ....
手から一瞬で零れていく瞬き


教科書にない感情と立ち竦む


きみの空洞に夜空が降っている


夏のひかりで優しさを透かしてた
私たちは永遠の吐息、
その美しい比喩

私たちは下降する、
空の底を割り

永遠は生動し、
遥か彼方に接続する
渦まく過去を蝸牛のように引きずる。




除夜の鐘に憧れた児童の、夜色の瞳。




ヘッドホンから流れる星で夜が明るい。
三が日素早く終わり仕事始め張り詰めてない空気は軽い

成人の日は寒くなり雪が降る大人の世界また一つ知る

雪は止み冷たい風は弱まった遠くの山は白一色

ゴルフして心は何処か晴れやかでダブル ....
病院の午睡時は
誰も居なくなる
ただ人の気配だけ
影絵のように残り
自分が此処に居ることが
怖いくらいはっきりと浮き立つ

病院の午睡時は
誰も居なくなる
ただ人の気配だけ
影絵の ....
生活に芯というものがあるとしたら
花を挿していなければいずれは緩んでくるものだ

日々の心のゆらぎは錆びた弦楽四重奏
山巓からの水脈が生をうるおしているのならば

堕落した駱駝は回文好きだ ....
雨の日、唐突に、思い出すように、
ありもしないことを、
考えている、
そのとき、過去と未来は同義

水たまりを、世界だと思って
生きた
愛のなかを、海のように思って
干上がっていく ....
こんな非常時でなかったら
誰もが避けるはずの

副反応データだらけのワクチンを
全世界の人々が受け入れている

最近ようやく明らかになった
その副反応の割合の異常な高さが

なにか言 ....
蝉の鳴き声と赤ん坊の泣き声がこだます 夏の朝に
いくつめかの台風の いくつもの風が小さく渦巻いている

まだ
窓辺の風鈴を鳴らすこともなく

起き抜けの肌を
割れた鏡のような朝の破片に
 ....
かの日々に似るを恐れよ原爆忌 会話
コミュニケーション
喜怒哀楽
知人

イメージ
想像



ワンルーム
独り
 
茜、

なびく




霞、

たつ

この道で


ひらり、ひらり、舞っていた

幼き、日の

彼岸花
次元を超えて夢をみる枕元


ものがたり ともに暮らした者があり


指先に入道雲を浮かべてる
緩やかな線をなぞる
夏の緑は柔らかく
重い湿気を帯びた風はどうしたって
髪の毛に重くまとわりついてくる

懐かしい、
日焼けした屋根の淡い色々と
建物の隙間から日焼けしたセーラー服が覗い ....
 真似するくらいならなり切る

 退屈一つ振り払いまた一つ

 つまらない奴に恐縮し過ぎた

 坊主好きでもお経は苦手

 寒村に路面電車を見た
逃れ去っていく
逃れ去っていく記憶の
その核心を掴もうと
広がる鉛の海を泳ぐ、泳ぎ続ける
 
 失われた薔薇の花と団欒
 終わった関係と更地
 虚脱の時を刻む秒針

静まっていく
 ....
前期の授業最期だった。
無事過ぎたことが何より嬉しい

友達は一人もいないけど。
とにかく次の目標は、再試験を受けずに済むことだ。
がんばれ私
あの人も頑張ってる
壊れたピアノがひとりでに鳴って
夏は残酷にあざやかに夏のままだった
空は記憶のモザイクだった
鳴きしきる蝉の声と
ひとりでに鳴るピアノの不協和が
けれどなぜか心地よかった

記憶のモザイ ....
大晦日今年最後の日を過ごす感謝しかないこの一年に

初日の出パワー貰っている感じ全身全霊パワーで溢れる

お勧めの温泉旅館友に聞く「教えたくない旅館もある」と

旅行先その場その場で食べら ....
画面には
今日も嘘があふれていて
私は何度でも
立ち止まってしまう

あなたの清らかさ
身勝手な才能を
今日もここから見ています
探さないで
  
甘い言葉に群がる鳥たち
それ ....
始まったコロナ禍五輪後の世界樹の下で芽吹く新しい生命は       わたしは考える
      寂寥について
      独り寝について
      細胞のひとつひとつに
      寂しさや孤独、不安が
      住み着いているのだ
  ....
パラダイムシフトが起きたパラダイス


その星はなくなっていく 繰り返す


お話は遠くはなれて詩になって
夏は静かな川遊び
彼岸に逝く人
此岸に来る人

水の流れは絶えずして
海の潮を落としては

彼岸から此岸まで
川から河童もやって来る
記憶の黒点だった
太陽の鏡の目蓋の中で
ある者は熱に歪み
ある者は乾いて燃え上り
誰もが己の影に憩いを求めては
その微かな流れの干上がる時を待っていた
わたしは 光を青く投げ返す黒蝶が
 ....
目を閉じれば
あの時のあなた
鮮やかに
目の前にいるかのように
誰よりも綺麗でした 
あのあなたは 
あの時のあなたは

大袈裟ではなく
嘘偽りもなく
あの時を潤すように
 ....
無数の数字が詰まった無に夢中


原風景は鮮明になっていく


地頭が良さそうな地鶏の地声


きみの手の遠くにある夏 連れていく
りゅうさんさんのおすすめリスト(2047)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
八月のドラゴンフライ- 石瀬琳々自由詩7*21-8-11
輪郭の明確な分からなさ- 末下りょ ...自由詩7*21-8-11
黄昏て- 令和9年自由詩3*21-8-10
幻と思う- 水宮うみ川柳2*21-8-10
比喩- ひだかた ...自由詩521-8-9
夜が明るい- 水宮うみ自由詩4*21-8-9
ゴルフ- 夏川ゆう短歌321-8-9
病院の午睡時- ひだかた ...自由詩621-8-8
夏の四重奏- 梅昆布茶自由詩1621-8-8
水たまり- はるな自由詩5+21-8-8
非常時の憂鬱- st自由詩321-8-8
夜にそなえる- 末下りょ ...自由詩5*21-8-7
かの日々に似るを恐れよ原爆忌- 酔横俳句321-8-6
屋内- ヨロシク自由詩121-8-6
ライカ- 令和9年自由詩321-8-4
明日のこと- 水宮うみ川柳2*21-8-4
シャッターチャンス- ゆるこ自由詩321-8-4
自由律俳句「食べられる退屈」(70)- 遊羽俳句221-8-4
その時その瞬間- ひだかた ...自由詩721-8-3
看護学校日めくりカレンダー8月3日- 杏っ子自由詩521-8-3
壊れたピアノ- 塔野夏子自由詩3*21-8-3
旅行- 夏川ゆう短歌221-8-3
水平線- umineko自由詩4*21-8-2
コロナ禍五輪後の世界- 足立らど ...短歌221-8-2
揺るぎなきもの- 石田とわ自由詩9*21-8-1
パラレル離れる話- 水宮うみ川柳2*21-8-1
夏休み- ひだかた ...自由詩921-8-1
おまえがアーメンとは言えないものを- ただのみ ...自由詩4*21-8-1
鮮や懐古_艶や回顧_仰ぐは蚕- komasen333自由詩1*21-7-31
撫でられた- 水宮うみ川柳3*21-7-31

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