私は笑っている
出会えなかったものに向かって
私が 出会えるはずだったあなたに
私が 産んであげられるはずだったあなたに
ねぇ 生きて 生きて
人生の秋に 碧空のコント ....
良い豆を取り寄せ
ブレンドしたコーヒーが
売られている
他の仕事を辞めて
コーヒーショップを始めたとか
時々コーヒーを飲みに行く
若い人は少ない
熟年夫婦の話し声
忘れたい ....
猿達は遠い楽園に囚われる
夕日見るタイムが日々に多々あった
公園に広げたハムが穴になる
傷付いていたことに気付いて痛い
生きた日に手を合わせては拾う星
毎日を毎週を毎月を毎年をつつがなく暮らしてきた私たち日本の人
きっと全宇宙の知的生命体のほとんど全て私たちのことを知らない
とても幸せな朝
まだ真っ暗な四時の宇宙を切り裂いて自転車 ....
傷つけてきた
存在達のことを
思い返し
「ごめんなさい」
と つぶやく
・
銀河の岸で
小鬼が
魂釣りをしているけどね
釣っても返す
愛の元へ
・
こたこたいい ....
静謐の夜を穿つ
透明な明滅、
哀しみ苦の在る処を示し
沸き立ち 立ち消え 沸き立ち
無常の相、
冷える夜底をひっそり
移動していく影
根なし草 根付く
一握の目的落とし込み
....
焼き鳥屋良い匂いさせついてくる財布の紐が緩み始めた
料理自慢お爺さんは料理人斬新でアイデア満載
葡萄狩初体験で新鮮で父はワインの話ばかりする
初めての十連休で問題も初めてづくしで戸惑 ....
さみしくて孤独の先の孤独へと橋をかけては渡っているよ
いつになく憂鬱な日に雨が降りさらにブルーに拍車がかかる
繰り返す日々に少しの曇りさえ見えないなんてそんなわけない
ずっとこう ....
まほろば
イエティ
サムネイル売り
ユーク
ドナテロ
蒸気船
ビーム ....
意味規定を逸脱し溢れ出る
この世界という
ノンセンス無限の深みひろがりリアル、
心の魂の自我の更なるフルサトへ
帰郷せよ と 只
青き時宵闇に秋葉溶け込んで
身に染むや孤独の病時経ちて
泣きたくて秋の夜には涙の雨
秋の朝しらじらと明け身震いし
柿の実や生らずになってもう幾年
葡萄の実母の位牌にささげ ....
それほど
私の愛は深くは無いので
終わらせてやることは出来ません。
ただ、魂のそばに在るだけ
それしか出来ません。
ああ何故だ
何故
と今は
のっぴきならないことを
問うのは止め ....
あなたは目を閉じて宇宙を作っている
窓に座った柔らかい虹の鉛筆
頬にふれる声のように温かい記憶を見たから
水中に存在しない音色の雨を
薄い光の底に反射するペットボトルを数える
表面だ ....
最初に好きな色を決める
ほんとはどれでもいいんだけれど
聞かれたら困るから決める
駅までの道のりがいつもより遠くて
それでもいつもより頼もしく見えるから
挨拶ちゃんと言えるかな
ネクタ ....
○「登山川柳」
「転ばぬ先のひと休み」
「山ガールの尻を追いかけて熱中症」
「今日も無事に帰るのが目標」
「山小屋は元気な年寄りだらけ」
「話を聞けば上には上がいる」
....
思考、運び動き 像としての痕跡うかび
残響のなか 思考 動き運ばれ
猫が走る!
概念と概念を結ぶ
力動の内から溢れ
論理、直観された宇宙に自ずと生起し継起し、
在らしめる ....
形見なるコートをはおる日も間近
月見酒沈黙だけが支配して
明日を思う今日これからの神無月
秋と言う幻想を越えただ歩む
秋月夜孤独と思うは一人のみか
酒を酌み己を見つめるこ ....
「私春記」
「あたしの洗濯カゴ触らないで。
あたしのボディーソープ使わないでよ。」
俺は、いったい何なんや!
憤る 兄をなだめる母ありて
娘の真顔に含み ....
──献杯の酒を飲む夜に
* * *
高校三年生の頃、僕は恋をしていた
あんなにも好きだった娘(こ)に
教室で話しかけることもできず
震えながら・・・告白しようとした
夏 ....
初めて列車に乗った日
私はまだ幼かった
列車は速くて大きく
レールはどこまでも遠く続いている
乗っているだけで列車は右へ左へ
敷かれたレールに沿って走る
そして色々な道や町を進み
列車は ....
花菖蒲綺麗に咲いた公園にシャッター音の嵐が続く
四月から主治医が変わり若い人小さな不安幾つか消えた
五月晴れ気温は初夏を飛び越える冷房六月からの病院
県民の浜は賑やか夏だけは他の季節 ....
「今日」
足許が 冷たい
濡れた路面に浸む夜の訪れ
こんな日も
あるのか
早く帰って お風呂にでも入ろう。
....
生きることを
生活を
一生を
大事にしていきたい
母に抱かれ
あやされた
その日の私は
何を思ったか・・・
父の背に
孤独が
見えた日
私は何を感じたか・・・
....
○「寂しさ」
秋の夕暮れはやっぱり寂しいね
みんな寂しいんだろうね
寂しさは誰にでもあるものなんだろうね
子や孫に囲まれていたら寂しくないとか
金持ちは寂しくないとか
皇帝は寂しくないとか ....
いろんな色んな流れ
あらゆる方向から
押し寄せ押し返され
凝集し鬱積し
今という接点に
現れる常世からの無常、
カタチ在るもの感覚され或るもの
楽しみ狂い慈しみ投げ捨て
....
歩くのが遅くいつも誰かに抜かされ
人の後を追いかけてる
私の後ろには何も無い
どんなに歩いても
どんなに走っても
誰かの先には行けない
はるか先に見えるものは
もう私は見る必要がない
....
世界は上手く出来ている
隅から隅まで上手く
何処に出逢いがあるか
わからないけれど
タイミングよく出逢う
自分だけの世界が作られる
それぞれに宇宙があるように
自由に作られていく ....
あなたの中に
花が灯ると
迷いの森の
出口が見つかる
あなたの中に
花が灯ると
憂いの雲間から
光が射し込む
自分の中に
花が灯ることを
あなたは知らずに
健気に微笑 ....
もう
どうでもいい
と
放てば
満ちる
*
またね
っ
て
言える
ありがたさよ
三連覇すれば充分なのかもとカープのファンは四連覇願う
湖の綺麗な水に触れてみた地球の愛として湧き出た水
湧き水のお薦めの場所教わったやや山奥の薄暗い場所
世羅町は空気美味しい花の町観 ....
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60