すべてのおすすめ
朔をいっぺん馬鹿!と叱ってみたい 折り鶴は祈り 確かな誓い折る


哲学に誓って言った逝く折に


真実を空に鎮めて充填し


化けものが人をヒヒヒと旨そうに


本という頁の束を頼る夜


花老いて泥の ....
白い羽 前に習った当たり前


口々に未だに今を吟味する


茜空 酒が西日に晒された


剪定し手前に揃う前ならえ
連鎖した瑣細な日々は燦々と


春香る古い杏を舌が呑む


余りにも余白は白くて面白い


ふて腐れふて寝 てふてふの夢を見る
はじめにはしめった地面だけあった


凸凹の壺の淵には亞空間


ほころびた滅びた星で寝転びたい
層のなか小僧を憎む贈りもの


無造作な夢想の魚 群れのなか


贈りもの一層増して小僧へと


待ち惚け まぼろしの町を冒険
大空を突く工事は絵空事


羽交い締めされて天使の羽根落ちる


糞をして、空想をしていく、そして、
もういない人をまねしてまねいた日


湧き上がる痛みと踊る大通り


ただ示唆をして正しさを足しただけ


模倣した哀慕 砂漠に募る墓


整然と生前のまま性善説


ご ....
秋映る 和む香りが響く程


ドキドキと途切れ途切れの起動音


涙という液体のなか夜の人
ゆうぐれとゆう ゆっくりとゆくひかり


愛情は空気のようにそこにある


AIはAIRのようにそこにR


シンシンと凍って東京は涼しい


月真下 夜に灯りがつきました
猿達は遠い楽園に囚われる


夕日見るタイムが日々に多々あった


公園に広げたハムが穴になる


傷付いていたことに気付いて痛い


生きた日に手を合わせては拾う星
朗らかな月食 良い人を食べる


正解のない生活に解説者


努力して奴は弩弓を引力で


七不思議 思慮の虜は皮膚の底


限りなく文学的なガスバーナー


ラブレター ....
眩しくて瞼を不満げに閉じて


末梢を抹消するのを待つとしよう


それ故に故郷の音が即響く


明暗のみえない日々に月の音
ゆうれいのようにゆらゆらゆれる百合


奇を衒う綺麗な街へ鹿寄った


意図を読む 系図の糸を売り続ける


奇天烈な亀裂綺麗に照らす月


頁には貝殻の音 夏だから
一瞬の光をずっと見ていた日


スカスカの姿形たち立ち上がる


古くに叶えて口から土を吐く


間違いが待ちに待った街に舞った


崇高にすっごい少し吸い込んだ


月 ....
物理的にふつうに分厚い文庫本


幻の魔を滅ぼして仕舞うロボ


十二年後の十二年前のカニ


天国の夫と大王の宝玉


蓋に触れ縁から淵へ降っていく


存在もしていな ....
昔日の月が散って惜しいと思う


神さまはいつも夕暮れ時の夢


晴れた日を青いレターに貼っていた


膕で摑んだボール(或いは月)


空っぽの私ひとりじゃ笑えない


 ....
古の占い 石が右に在る


二次元の架空の空に架ける虹


伏線は不鮮明な付箋めいた


月の重みで腫れていく海と空


鉄の音 空中と手をつないでる


お葬式みたいに ....
沈黙の朝に静かに蟹沈む


句読点たちを河原で集めてる


得体の知れない液体への期待


世迷い言 予言名言謎めいて


寂しさを大事にしまう雨の指
太陽が陰に隠れた隙の月


名前から抽象的に広がった


未知満ちる道を my go 舞う迷子


実体のない実験の実体験


頑なに語らなかった固い肩


太陽は勿体な ....
蛾も蝶も僕の中ではアゲハチョウ

引き分けの喧嘩で帰る赤とんぼ

眠たい正午ダンゴムシいじってる

時計の針がさしている虫刺され

踏んづけた蟻の数だけ怒られる

蜘蛛の巣に絡め取 ....
無に熟す熱 黙然と照らす熊


ぼんやりと体育館で読んだ絵本


空っぽの体を白く染める空


面白い面影 モノクロの想い


草原と身体の底に昏れていく


つもりつづ ....
ワンパクにタンパク質が爆誕す


フワフワでふかふかな深緑色


欠片だけ 影は空っぽだったから


目を閉じる度に世界を忘れてる


足裏が蚊に刺されててめちゃ痒い


 ....
500年かけてあなたが泣いている

でかい木の葉が揺れていて騒がしい

復讐ぐらいしかやりたいことない

巨大な古代と広大な兄弟

ものすごいヘアスタイルで夢語る

生きていること ....
正念場歩く架空の少年は


{ルビ詩心=しごころ}と私語転がした春の蝉


水晶に水槽を推奨される


話から離れて花と去っていく
陽だまりに人々溜まり木々黙り


からっぽの素顔とカラーコンタクト


暖かい悪意で赤く描いている


スカートの丈でカースト制度っす


海に来た!ウォオオオオー!!ウォオオ ....
暗闇の中の絵本と恵方巻


零れ落ちた砂たち 零で待っている


言葉が壊れてしまった物語


扇風機 みえない敵とたたかった


青空を大事にしたい胎児たち


きみの ....
ガッハッハ
豪放磊落
いざ行かん
にまにまとカニカマとカニ、魔改造


童貞の瞳の中に住む天使


図書館で都市の予感を感じ取る


朧げに憶えていると思う月


手をふって 涼しい風が吹いている
この地には池の他には土がある


容疑者と陽気な記者が乗る夜汽車


窓の町 魔法使いを待っている


おばあちゃんだけが憶えている花火
りゅうさんさんの川柳おすすめリスト(116)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
エイプリルフールは、果たして本当にエイプリルフールなのか?- リつ川柳4*25-3-31
虚実入り混じる口実と嘘と人- 水宮うみ川柳4*25-3-4
機械体操- 水宮うみ川柳4*25-2-26
夢のまた夕日- 水宮うみ川柳3*25-2-20
宇宙色の宇宙食- 水宮うみ川柳2*25-1-11
小さな心を贈る- 水宮うみ川柳4*24-9-23
そらそうよ空にも穴はあるんだよ- 水宮うみ川柳3*24-7-27
人通りの踊り- 水宮うみ川柳2*24-6-20
時の目にいる- 水宮うみ川柳3*24-5-22
石涼しい- 水宮うみ川柳3*24-4-9
生き息- 水宮うみ川柳2*23-11-15
月の火- 水宮うみ川柳3*23-10-11
日々響くビビビビ- 水宮うみ川柳4*23-8-23
回る揺れる続ける- 水宮うみ川柳3*23-6-2
待ち合わせ- 水宮うみ川柳2*23-4-16
固い姿- 水宮うみ川柳4*23-3-27
空の体- 水宮うみ川柳6*23-2-23
そらした- 水宮うみ川柳2*22-11-26
丸い雨- 水宮うみ川柳5*22-11-1
隙間- 水宮うみ川柳3*22-10-16
幼少期の虫についての記憶より- TwoRivers川柳4*22-10-9
づつうつつづつ- 水宮うみ川柳6*22-10-1
かななかな_からかなか- 水宮うみ川柳3*22-9-20
本の人の木- 水宮うみ川柳5*22-9-15
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ガッハッハ- 足立らど ...川柳222-6-29
龍と月- 水宮うみ川柳2*22-6-26
走る足- 水宮うみ川柳3*22-6-18

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