さよなら またね と
猫は言った
さよならから何年経ったろうか
光る風は吹いて
また会えた




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
襟足に──
一滴の雨が流れる

金沢八景駅
バス停
午前八時二十分三十二秒

見ているのは
世界中で、ひとり

それは
恐ろしいことだ
白く切り取られた窓枠を
鋭角の冷たさで打ちつける
無数の横顔が
冬の静脈に溶け込んでゆく

*

血の色をした道標を
ひとつ、ひとつ
指で辿りながら
埋葬した言葉を
ひとつ、ひと ....
山径を経験 軽く怪力に


可能なら何かを歌う奇数たち


停まる町 {ルビ汀=なぎさ}に{ルビ灯=あか}り佇んで


山径を経て軽快にする怪談
今を認めるしかない
私の鬼は
今を認める
永遠の傷だ
銀河の岸で鬼は歌う




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
まったくお前みたいな可愛い夕焼けにつま先で挨拶すると深海みたいな鱗が踝に貼り付いてプラタナス並木が裸で震えてら
俺は嘘つきでインチキな星座だプラネタリウムの秘密を暴かなきゃならないし何処までもプラス ....
草はそよそよ
風色
光る
あなたが
ほほ笑む




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
創作活動に勤しんでいるのは
気持ちが迸るからなんて
そんな格好を付けたことを
言ってはみたいものだけれど
本当のところはそうでもなくて
ただなにもすることがないから
とは言わないけれども
 ....
使わないビルどう活かすか話し合う耐震強度申し分ない

下町から高層ビル群眺めてる日陰になって薄暗い日々

良い店が路地に隠れて見えづらい宝探しのような感覚

強く揺れ地震と気づき目が冴えた ....
わたしたちはいつも
夜のなかで 朝を想ったし
眠りのなかで 目ざめを待った
つめたい腕を合わせながら 熱い言葉を望んだし
すれちがいざまに 永遠を願った

決してあらわすことのでき ....
こうべをあげて
青い空が広がって
静けさが辺りを包んでいく

昨夜の恐怖と奈落の底と
窮地を脱して迎えた朝に
廻る球体は光りを投げ掛け
今日の救いを差し伸べる

静けさが満ちるこの朝 ....
言葉がでない心を知ってほしい知ってほしくもない


朝食の味のないレタス半分くらい食べた
ムシャムシャと義務感で食べた気がする
だれに対する義務感だというつもりか?

少し焦がしたバ ....
青空にぽっかりと
雲が浮かんでいる
どこを見るともなしに
宙をぼんやり 見つめていると
空っぽの自分のこころに気付く時がある
空っぽだ

けれど こころに
何も無い時というのは
かえ ....
○「悩み」
自分の思い通りにいかない時に
僕は悩む
思い通りにいくことが
いいことか悪いことかは
また別問題である

○「秤」
自分の秤によって
物事も人も計っている
また他人から ....
短歌ではないけど短歌として読む


俳句ではないけど俳句として詠む


川柳じゃないけど川柳として書く


電話には出んわを電話越しで言う


人間じゃないけど人間として出る
 ....
高校時代に出逢い
長く付き合ってきた

あなたからのプロポーズ
ずっとこの瞬間を待っていた
積み重ねた思い出がリアルに浮かぶ

遙か彼方まで明るい
未来は輝くばかり

自然の流れに ....
絶望は揺るがないから
明るく 楽しく 元気よく
笑顔でいるのだ

他人に幸せそうに見られても
悩みが無さそうと言われても

絶望は揺るがないから
ただ もう 涙も枯れて
声も出ないだ ....
私達みんな日向のそばにいた


がらんどう からっとした空 茶道する


町並みにきみが夕日を差している


けろけろと帰る けろっとした顔で


僕らの指先で生きていた言葉
 ....
ゴルドウィンは、エランドルの執着がどうしても理解できなかった。
ゴルドウィンは、エランドル・エゴリスに詰め寄った。
「なぜ、新しい世界を導いて行こうとしないのか。
 お前にはその才覚も、カリスマ ....
今日も働いて帰って妻とふたりぼっち

少し食べて、やめて、物書く

どうしても星空にさびしみ想うのでしょう

「此処」は素になれる、ゆったりしよう

句作できるよろこびの抹茶ラテ飲 ....
天気が素晴らしく良く
初日の出が綺麗に見える

元旦
神聖な光が
満ち満ちと溢れる

良いことばかり起きそう
創造したことが現実になる

そんなイメージが
湧き上がるほど
新し ....
苦しみも不安もあるが
一日一日を
味わいながら
楽しみたい
どの道進むなら




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
雪凍リ足跡続く街中で
ガラスの割れる音が聞こえた
北極星の綺麗な夜に
あなたの優しい部屋を出る
そっと一人で

静かに
ばいばい、と
ちいさく手を振って

あなたは僕のすべてだ
僕は《あなた依存症》なんだ
そんなへんな病気 ....
雪が舞っている
街の電飾に輝き 

通りの向こうから駆けてくる
子供は身を躍らせ

向かいのコンビニで手を振る
老婆の萎びた顔が切なくて

手のひらに収めた雪を投げ入れる
白い空間 ....
言葉の美しさを知らなければ、この空の本当の色も伝えることができない。矛盾点を指摘していくだけが言葉じゃないよ。当たり前のことに。ただ当たり前の毎日があるだけで、幸せをかみしめてみたりしてる。

風 ....
不幸中の幸い中の辛いこと


テレパシー 電信柱にシンパシー


曇天を飛んでん電動自転車で


ワンワンのお椀を追わんと終わんねぇ


{ルビ身体=しんたい}のなかの電気を消 ....
満開の桜早々散っていく儚い想い揺らいだ心

花見する人いっぱいで盛り上がる心静かに眺めていたい

テレビ見てサクラノミクスそう言った経済効果高める外人

桜咲き街に溶け込むその魅力街行く人 ....
どこに転んでもいい
生と死を思い
絶望を失ったから
涙の夜に
ほほ笑む




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
白い
大理石のフロアタイルを
敷き詰めたキッチンに

見たことも無い
巨大なサンマの開きが

横たわっている

旬は過ぎているけど
気にしないで

夢だから

頭だけでも軽 ....
りゅうさんさんのおすすめリスト(1792)
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