電線に冬の風がやって来た夜
その女と逢いました
赤い上衣も黒いスカートも
くたびれて見えました
デブッチョの男の腕にすがりながら
女はキャラキャラと笑いつづけていました
....
焼き物の詳しい知識持ってないただ純粋に魅力に触る
七宝の魅力伝える展示会大作を見て奥深さ知る
寒々と冷たい風に襲われる厚着をしても擦りぬけてくる
焼き飯の美味いと分かるその香り空きっ ....
さっきから何を探してる
SNS片っ端から使って
ただ静電気のような胸の痛みが
どこかを意識してるから
やめることができない
思いがけないエメラルド
それが小さな画面のどこかにあ ....
「生まれてきたのは
俺の責任じゃないけれど
生きていくのは
俺の責任になる」
僕たちの子どもの頃は
貧しかったけれど
まわりも貧しくって
みんなで頑張っていこうという連帯感があった
....
目が覚めてカーテンを開けると
一面の大海原だ
小高い丘や孤島すらない
たった一晩で
こんなに様変わりするとは
人生何が起こるか本当にわからない
隣の布団を見るとすでにもぬけの殻で
光る鱗 ....
かぐや姫の物語り
竹取物語は全国に津々浦々たくさんあるけど富士山にある伝説のかぐや姫は、
月には登らない。そのかわりに富士山に登って帰ってこない物語り
(旧)吉原市(江戸の吉原の名前の元 ....
ねーもし美容院がプールだったらどーする?(水着きて行くね)じゃーもしはーちゃんのほっぺがなくなっちゃったら?(ほっぺ早く生えてくるようにごはんたくさん作らなきゃだね)もし女の人同士が結婚したかった ....
麦の秋あの日の空と風続き
答は
既に
持っている
あとはこの答を
きちんと思うことだ
過去や未来も大切だが
それよりも今を大事にしたい
今は
すべてとつながっているから
魂(いのち)ある今を味わお ....
人のこころと
人の思いと
人があっての物事だ。
人を大事に出来る人を
尊敬いたします
原初から欠けている
魂という命だから私は
何かを求めるのです。
愛用万年筆で
「愛」 ....
これも運命
天の自由だ。
とんぼは小首をかしげた。
幽霊の誕生日に黙礼をする。
どこに転んでも大丈夫
私の人生
退屈知らず
と思える
ありがたさよ
これもみんなのおかげ
大の字になって
仰向けになって
なにもかもから
解放されるって
そんな気分を
味わいたいと
そうは思って
でもなかなか
できやしない
そんなことを
そう簡単には
できやしない
....
幻想が消えていく
私の人生を彩っていた 夢の中の人々
私のために 私が作った 私の家族たち
さよならも言わず なんだか笑顔で遠ざかる
私は泣きながら立っていた
窓 ....
島々が海の表情和らげるただ青いだけではない多島美
あの歌を聴けばあの頃蘇る匂いも風も空気に混ざる
コーヒーの苦味はいつも大人びて経済誌よみ頭が痛い
ベトナムの中部に出来たリゾート地新 ....
{ルビ十重奏=デクテット}な鈴虫の競い鳴きに
飲んだアイスコーヒーのグラスもそのまま微睡む
日暮れ前
曇りならば昼間でも鳴く
それは{ルビ八重奏=オクテット}から{ルビ七重奏= ....
そのときの香りはありましたか?
周りにはなにがあったのでしょう、
どこかきこえやしませんか――
花の名前を忘れてしまったのです。
多 ....
進化し続けられる短期間を
知る 積もる
時には或問を内蔵し
分裂しながらも
明るく前向き
行って きました
鏡を割り硝子を見る
光るシャーレに載せ
腕から腕へと渡 ....
芝居観て朝顔市や万太郎
この風とバルコニーはいま猫のもの
父さんの歯のない笑い百日紅
キッチンの椅子は三脚センダック
六歳の背丈の君の夕焼雲
今日もまた庭の掃除に時間使う木々の生きてる声に聴き入る
テレビ欄似た番組が多くあり視聴率合戦繰り広げられ
大雪を降らす寒波は来なかった雨だけが降り寒い一日
年明けて時の流れが加速して ....
家の窓の中にいると
そこが家の眼だということを
うっかり忘れそうになる
薄いカーテンを開け放ち
風を出迎えると
人の眼も
家の眼も
まばたきする
季節のかわりめに
少し驚くようにして ....
ぽつぽつと
点 穿つように
静かな夜
魂 次元の扉開き
奥へ奥へ入っていき
白い月の光跡、
キリストの足洗う
ヒビキの渦巻き、
イエスを去らせ
虚空間に
原像 彫り込む
....
鉄は熱いうちに叩け
失敗したやつがいたら 凹んでるうちに事実を叩きつけろ
正論が一番強い 感情論で生きてる奴を封殺しろ
迷惑かけるやつになんか価値はない
晒されてきた言葉は ....
忙しいとは、
心を亡くすと
書く。いけない
自分をとりもどさなければ
心が泣く
私は、私が
信じる
存在を
信じる。
人は人、己は己だ
{引用=※五行歌とは、「五行 ....
あれは満月に近い
月の創り出す道が湖面に伸びている
瞳に 孤高の道だと分かっていながら
光って見えてくる
湖上の月はいつも
私の側にいて
前進することに迷い怯懦する夜
....
汗が噴き出す程に温まった体を外気に晒す
風に当たることが
こんなにも心地よいと感じたことがあっただろうか
揺れる水の音
風に騒ぎだす湯気のダンス
ここに居 ....
過去があり未来があり
望遠鏡があり顕微鏡がある
意味はないのに
生きる意味を考えてしまう
暇だからだろうか
心に弦を張り
白紙に戻す
人生とは と問われれば
後悔
無意味
成り ....
夜が明けて五月の靴はおろしたて
雨のなか歩き進み
燃える陽の光見る
すべて終わり過ぎて
解ることばかり
運命に導かれ此処まで来た
私は運命に促され今を生きる
炎のなか歩き進み
これ以上無い高貴観る
こ ....
マンションの最上階から見る景色絶景を見て贅沢な日々
初日の出元気いっぱい晴れ模様良い始まりと運気上昇
正月はマンションのCMばかり見る次から次と必要なのか
餅を食べ食べ過ぎなのか太り ....
ご飯
おいしくて
おいしくて
味噌汁も
おいしくって
食べ物って
食べるって
嬉しい
忘れたみたいに
すぐにお腹がすくし
はじめて食べたみたいに
まいど嬉しい
....
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