ある朝、人々はビックリした
あるべき富士山がなく、
地平線から太陽が出てきた
お触書きがカカシのように立ってる
富士山を誘拐した
返して欲しいなら
政治改革をす ....
○「命の営み」
虫たちは
虫たちで
自分たちで生きて
命をつないでいる
鳥たちは
鳥たちで
自分たちで生きて
命をつないでいる
魚たちは
魚たちで
自分たちで生きて
命をつない ....
弱い
自分を
弱いと
認める
ところから始める。ああ
ある人がこう言ってくれた
自分の弱さを自分で認められる人は
ある意味強い人だよ、と
人は変わる
人のこころも変わる
変わら ....
ただいま
夜の甘い想い
剥がれて尚も行進する金色の
星の色と音
高層マンション
窓辺のランプシェイド
ああ こんなに
夜が暗いなんて
指先の向こうには
....
用紙サイズ A5
文字数 1頁 タイトルと名前が5行 14行×39文字
(2ページで1詩書く方は、33行)
全4頁
縦書き
詩集原稿は、私 ....
編まれた愛を 起点として
この からだに 空いた穴が
揺れてく景色を 透過する
この 人生を 描画する
街を焦がした 夕日が沈む
頬にすれた 夏風の匂い
浴びた 花火の灯り さえ そう ....
もしこの両目が
光を失ったとしても
あの日撮った
あなたの写真を
内ポケットに入れて
心であなたを
見つめていたい
もし今日世界が終わろうとも
例え明日が来なかろうとも
あなたの ....
ゆびとゆびとのあいだに、
はずした眼鏡をひっかけながら、
頬杖をついている、
おだんご探偵、
その不敵で、きわめて意味深な上目づかいで、
ただ一つの真実だけにたどり着かせる、
愚かな過去よ
眼を閉じよ
愚かな人よ
口を閉じよ
しゃべりたいなら
心の中でしゃべれ
この空にこそ
偉大な価値がある
わたしの夢を運んでくれるから
夢なしでは愛は成り立たない ....
くすくすと笑いあう
何だか楽しい
くすくすとくすぐり合い
何だか心地いい
くすくすと絡み合い
宙に漂う
くすくすは
魔法のおまじない
蝉が鳴いていると
静けさを感じる
流れる汗が背中をつたう
夏の音がする
深い夏をかいて浮かぶ
蝉の鳴き声以外
かき消されて
どこまでも静謐が広がってゆく
{引用=
楽 ....
エビデンス
そう言うあっしは
カニでんす
でも本当はタコだったので
イカんともし難い、という
砂漠にすむ魚が
未明に見た夢の話
誰も知らない話
まだ早い りんごをもいで
ひとつ、ふたつ、歯型
皮を舐める 果肉に届かず
つるつるで てしてし
舌に引っかかる弾力
一呼吸 おいたら 波の音
いつの間に 手一杯に 貝殻
....
過去は変わらない
だから安心できる
未来は分からない
だから不安だ
人は皮肉に翻弄される
弱い人も強い人も
必ず弱点を備えている
それを夢がつく
わたしは善がいいものだと考えた ....
霞んだ森林に
木漏れ陽が
シルエットが浮き出る
今朝の散歩道
呼吸ごとに
体の中身が入れ替わるよう
全てが新しい
新しい1日のはじまり
あの日この日に出逢った人人、どうしてるかなぁと
思わずふと想い
俺の肉体、まだ大丈夫だよなと確認しつつ
寝床で肋骨を腹筋をゴリゴリグリグリ 、
近付いては遠退く何か不可視な物に手を伸ばす
....
ふと
悲しくなる時がある
悲しい
をかみしめると
あの人が こころに浮かぶ
・
※ 五行歌とは、五行で書く 詩歌のことです。
ひゅーん
ぱーん
ぱぱんぱんぱん
ぱぱぱんぱぱんぱん
ひゅーんひゅーん
ぱぱぱんざざん
ばりばりばり
ひゅーん
ぱんぱぱんざりざり
ぱーんぱーん
熱い夜
炎の花が咲く
君の ....
勝手のうえに
勝手をこぼしてたら
「それをじぶんに言われてたら
どう思う」という矢印が向いて
ハッと
黙ってしまった
おむつなどを買いに走り
熱り疲れた頭で
排尿日誌がいるか、とか ....
朝の一杯にホットコーヒー
今日の行動予定を整理する
アイスもいいけどやっぱりホット
ニュースで世間の出来事をチェックする
電車遅延がないことでホットする
....
しっかり!
皆んなシッカリと
自らの光保ち尚も耀かせつつ、
資本主義システムに従いながらも
怯むこと無く抗いつつ、
皆んなそれぞれに
息して受肉し
やがてきっと自らを見出し貫いて
....
人間らしさとは微妙にズレていることかと思います。
浮き沈みがあればこそ夕陽に泣いて朝日に笑うのかな
そうした解釈もまたどこかズレている気がします。
そういう君はいったいなんです
善行知能です。 ....
夢の靴底が踏んで行くありふれた風景
地球は派手な{ルビ風景=けしき}に満ちてるが
都市の風景は今 お決まりの景色で{ルビ闌=たけなわ}だ
欲望の灼熱が どんなに道路を覆っても。
小さなエア ....
一日の縁を、刷毛でなぞるように
蜩はかなしく、ひたすらに鳴いて
いたずらに夏は強度を増し
暑さはまるで言葉を持たなかった
川魚は消え入るような息で
わずかばかりの小さな淵にうずくまってい ....
○「旅」
日本の田舎はどこも同じだ!
美しい自然と元気な年寄りが
みられる
○「昭和の常識」
食事は母親の手作りだった!
子どもは外で元気よく遊んでいた!
友達の家でも遊んでいた!
....
午前四時半の蒼い空
ひときわ煌めくのは金星か
身体を這う汗
....
ネットの中では面白い現象がみられる
姿かたちや人となりがわからなくても、
勝手に想像して、素敵な人に見えたり。
昔馴染みの詩人さんの詩を音楽家が作曲動画編集、演奏をして
You ....
リズミカルに打ち寄せる波
灰白に崩れ浜辺に拡がり
漆黒の直線幾つも貫き、
後光帯びる今生の虚空、
やがて訪れる深い夜闇に
点る明澄な灯り震え揺れ動き
繋いだ手を離し
立ち上が ....
言葉の墓に
手を合わせて
言葉を掛ける
こころと共に
私は生きていくの。そう
ありがとう と
その言葉は
何回も何回も
失われたとしても、
何回も何回も
ありがとうと 言うの
....
テレビを見ながら
僕は皿洗い
君は洗濯物をたたむ
よくあるひととき
ありふれているのに
ありふれているけど
永遠に続かないことを
まだ何も起きないのに
憂いてしまう
いなくな ....
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66