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「こんばんは、」
鏡越しに降る もしくは水面越しに降る 積もる
記憶は曖昧 瞳のシャッター 脳内現像と再生 にて
私を移ろい 彩る全てに於いて 堕落しないこのぬくもりは
....
・
朧げな 赤い花を摘んだ/剥いた
溢れる果汁が人の皮の下と同じで
ぷっくりとした繊維が 空気を熱く昂らせていた
私の熱を奪い取って からからの空を膨張させていく
地球の血液
....
緩やかな線をなぞる
夏の緑は柔らかく
重い湿気を帯びた風はどうしたって
髪の毛に重くまとわりついてくる
懐かしい、
日焼けした屋根の淡い色々と
建物の隙間から日焼けしたセーラー服が覗い ....