泣き虫はきらい、っていったのは君
おしゃべりなのはきらい、っていったのも君
それじゃまるであたしが
泣き虫とおしゃべりだけでデキテル、
みたいな言いぐさね
でもあ ...
鍋焼きうどんという類のものに
憧れに似た思いを抱くのだが
ポップコーンみたいに
コンロの上で振れば良い訳ではないらしい
降り出したら止まらぬ雨のように
かまぼこの切り身の
...
スマレンタの村には
病いに苦しむ人々が大勢いた
病いの人々はフトリギスと呼ばれていた
フトリギスは夜眠りにつくと
ゴー、ゴーという大きな音を出すので
スマレンタの村の衆から迷惑がられていた
...
きみはもう夢は捨てたんだと言う
夢だけじゃ食っていけないもんな
でもなぜそんな悲しいことを言う
昔ぼくらは夢を食べて生きてきた
家族が多くなったからかい
息子にも娘にも孫ができたから ...
眠れない夜は
ゴーリキのことを考える
なぜ俺はゴーリキにこうも惹かれるのか
やたらCMに出てるよなとかってのは関係ないし
俺の義兄弟ミツル・ハナガタと競演しているからって訳でもない
...
グレッチで林檎殴りて無罪かな
秋寒や三陰交に灸の跡
※三陰交=ツボ一穴で三つの経絡の効果が期待できる重要なツボ
あくまでも服は着たまま新松子
木
木は黙っているから好きだ
木は歩いたり走ったりしないから好きだ
木は愛とか正義とかわめかないから好きだ
ほんとうにそうか
ほんとうにそうなのか
見る人が見たら
木は囁いて ...
蛇蝎の唄
鏡にむかって唱える
おのれ 醜(シュウ)
どろあしで ふみにじる
鏡に 流るる どろえきのしたに
ちぬらるる
おのれ 蛇蝎の族(ウカラ)
韜晦を重ね
はや と ...
10月も、もうじき終わってしまって
きっと僕らは置き去りにされるのだ。
秋風がさようならと言っている。
一々、挨拶などいらぬのに。
ただ一羽、乾いた秋空の高い処をすべっていく鳥の
あ ...
しろめたい、
足元のタイルを白に染めたい、
子猫の日々を大事にしたい、
実のない言葉を置き去りにしたい、
叶わぬ希望を箱につめて海にぽん、
しろめたい、
シロツメクサを踏みたくはない、 ...
なぜなんだろう
なんて答えのない
それぞれのひとのすることに
一喜一憂する自分もまた不思議
納得いかない
なんて当たり前なこと
秋の実またひとつおちた
身の程知らぬ柿は
まだ足 ...
なでられて
ほおずりされて
よるはおなじふとんのなかでだきしめられて
ときには はらだちまぎれにほおりなげられて
なみだやよだれをつけられて
それでも
きみはいつもわらっていた
きみ ...
寒いほどに
清々しい
凍える冷気
眩しい朝日
目を見開く
静謐の中
生命が凛とする
こんな朝もあるのなら
生きていける気がする
兎はほっとしたが、問題は収束していなかった。
長湯のあとの、立ちくらみの、喪失感。
一瞬だけ、私は自分の名前よりも、単純な問いに頓着した。
概念を越え、超え、頭蓋を突き破り、およその ...
物語の主人公で終わるのは当然わたしなのだが
思いもよらず次から次へと脇役に死なれてしまうとは
脚本はやはり書き直すべきだったのだろう。
肉体的に屈強な男だったり
あるいは繊細で我慢強 ...
遠くに見えた光
きっと 遠くに 見えた 木更津の光が
働くことはあまりに無意味だ
ハワイが 暗闇の向こうには あることだろう
夢を見るのはやめたから
僕は 今 感じることが 心地良 ...
月が欠けたら
雲におおわれて
まっくろな魚で
どこまでも
うみとそらの
境いを
今夜はなにと
呼べばいい
詩がこぼれたら
昨日につかまれて
おんなじ夜明けを
どこまで ...
あかいまるが、縄跳びで遊んでたら
みどりのまるが、あかいまるを飲んだ
あかいまるは、みどりのまるの中で安らかに沈黙を食べていて
みどりのまるは、あかのまるを飲んだまま、からだを横たえてそばに ...
B・A・N・!
銃口からアルファベットが
弾けて、飛んだ。
はためく万国旗のあいだを突き抜けて
BとNは、きれぎれの雲、そのすきまに挟まり
Aは鋭い先端で、空を直進していた一羽の鳥を
グラ ...
たいそうなこと ではなくて
そう
立派な家庭とか
何不自由ない暮らしとか
そういうのが望ってわけじゃなくて
だけど
憧れってのはあるわけで
現実は
ただ
どうにかやってま ...
薄明かりのシティステーション
恋に疲れた二人連れ
鞄ひとつの重さじゃないね
何故だが辛いプラットホーム
握りしめた片道切符
今度の旅はひとりきり
強がるはずのフェアウェルナイト
やっぱり ...
なにかが見えなくなりそうで
やさしいきつねは
雨をきらう
なにかが聞こえはしないか、と
やさしいきつねは
雨をしたう
その
ときどきの気持ちにまけて
やさしいきつねは
...
あの頃を思い出す
おならって
ウンコの叫びなんだと気づいたあの頃
35年ほどまえの秋は
もっとしっかりと秋だった
伊東四郎と小松政夫のコント番組を見ていたら
宿題やりなさい、
そう言って ...
皿洗い考
寂しい匂いを嗅いだ
消え去った時間に取り残された自分がいた
私は前進して来たのではない
ここに留まったまま置き去りにされたのだ
今も私は振り返るのではない
背後には何も無い ...
閉じかけの殻の隙間から
遮断の季節の訪れをきいた
ぼんやりとした不安のなかで
右の肺にいつか埋めた
種は芽吹かないことを知った
美しくも汚れもしなかった
温室は惰性でまもられていて
...
名づけるまえに死んでしまった気持ちを
どこへ埋めたらよいのかわからないまま
うろうろと抱いている
つめたくもあたたかくもない気持ちを抱きかかえ
柔らかそうなほうへ
立ち止まること ...
星空の底で悶えるしか能がない私を
これ以上ないほど嘲るような感じで
煮えたぎる太陽が夜だ夜だとうるさい
山脈の向こうから見ている人は誰
山脈の途切れるあたりで自分自身と向き合っ ...
毎日がつまんないと絶望しなきゃなんないからちょっぴりの
事件とウイスキーが必要。つまりはミステリー小説的なうる
おい。地元ではそこそこ名の知れたしがない一族経営の会社
でルーティン・ワークをなに ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
なきむし
川上凌
自由詩
3*
12/10/26 19:06
キラキラ
藤鈴呼
自由詩
4*
12/10/26 18:53
アソコ伝 21章
花形新次
自由詩
2
12/10/26 18:13
友情
HAL
自由詩
2*
12/10/26 17:36
悪い奴ほど無呼吸症候群
花形新次
自由詩
2
12/10/26 17:32
グレッチで林檎殴りて無罪かな
北大路京介
俳句
7*
12/10/26 16:35
秋寒
〃
俳句
0
12/10/26 16:35
新松子
〃
俳句
1
12/10/26 16:34
続続・田村隆一詩集 現代詩文庫を読む
葉leaf
散文(批評...
6*
12/10/26 16:08
山本太郎詩集 現代詩文庫を読む
〃
散文(批評...
5*
12/10/26 16:03
秋風がさようならと言っている。
元親 ミッド
自由詩
5
12/10/26 11:47
しろめたい、
ふるる
自由詩
6*
12/10/26 10:03
百の柿の実
朧月
自由詩
8
12/10/26 8:28
ぬいぐるみ
そらの珊瑚
自由詩
8*
12/10/26 7:51
朝
三田九郎
自由詩
5
12/10/26 6:53
the small world
とりかご
自由詩
2
12/10/26 5:34
事件とウイスキーと
アラガイs
自由詩
15*
12/10/26 5:28
旅の終わり
番田
自由詩
0
12/10/26 2:18
うみとそら
古代 透
自由詩
6*
12/10/26 1:30
そういうこと
がぱ
自由詩
3*
12/10/26 1:00
事件とウイスキー
sample
自由詩
4+*
12/10/26 0:31
一日一日
さち
自由詩
8
12/10/25 23:56
メイビー「博多ろまん」
御笠川マコト
自由詩
1
12/10/25 23:54
やさしいきつね
千波 一也
自由詩
5*
12/10/25 23:39
35年ほどまえの秋
吉岡ペペロ
携帯写真+...
3
12/10/25 23:16
皿洗い考
salco
自由詩
4*
12/10/25 23:11
鶸
高瀬
自由詩
0
12/10/25 22:27
抱いている
はるな
自由詩
3
12/10/25 21:45
スケッチ
2012
自由詩
3
12/10/25 21:33
事件とウイスキー
ことこ
自由詩
6*
12/10/25 21:29
2849
2850
2851
2852
2853
2854
2855
2856
2857
2858
2859
2860
2861
2862
2863
2864
2865
2866
2867
2868
2869
2870
2871
2872
2873
2874
2875
2876
2877
2878
2879
2880
2881
2882
2883
2884
2885
2886
2887
2888
2889
4.81sec.