白い花が二輪

口をあけて

雛鳥のようだ

世界に命を震わせながら

何一つ邪なく生きている


あなたの掌に

載っている

その形が好き

なぜって僕の鍵穴だか ...
ウォーターベッドに溺れていて、誰もたすけてくれやしないよ。
深夜まで待っていたのはいいけれど、
ここは永遠だったから、誰にも見つけられなかった。


揺さぶられて


あくる日、偽物の ...
束ねられたさびしさを解くと
ふっと花の香りがしたようで
そのことを伝えようと振り返り
不在に胸を踏みつけにされるようだ

音も声も湿度もすべて気配の中にないまぜ
微笑も寝顔も怒ったときも輪 ...
どんな言葉も 世界を変えられないのなら

口を開くことに 何の意味があるだろう
何かよくわかんないけど、自分よりレベルの高い人にはとりあえずリスペクトしときます。

自分の人生に真剣に向き合っていたとある高僧(やらない夫)は、

自分なりの知恵を完成させようとしていろいろ ...
歪んだ
時空の
軸受の
軋む音を
聞きながら
夜毎
もう 使わなくなった
言葉を
燃やす。
ちいさながじゅまるの鉢植えを夫が買ってくれた。土曜日、駅のよこにある小さな、閉店間ぎわの花屋で。つめたくて、青い、「2」という数字がかたどられた陶器に入っている。

植物の方が、動物よりもなじ ...
さいきんは
いつも二つ夢をみる
朝と晩にひとつずつ

きまって蒼白いかおをして
どこか寒い場所で赤を抱えている
ふるえて

昼間には
夢をみない

昼間には
どろどろの
...
僕のこころは

いっぱいいっぱい

君のこころは

いっぱいいっぱい

世界のこころは

いっぱいいっぱい




また一粒

零れ落ちてゆくよ ...
湯気のゆーちゃん 御茶碗に腰かけ
はみだしたつま先で ほっぺにちょん

冷たかった 指も冷たかった
窓を閉めても 重ね着しても
ふとんかぶっても 冷たい

両手でおちゃわん握りしめた
...
じぶんのなかの書きたいことが霞んできたらそれこそ終わり




バランスとってんじゃねえよ
素晴らしい今日という日よ永遠に逆さ張り付けきみを保存する 古代その楽園で
私はエイプだった
セイントをキックして
全世界をスタートした

大きな夜の星
元日の小さな星
生まれたての暗さ

蝶蝶は裸足で来た
最初はカラスのように
現われて ...
GW明け4月1日の嘘に気づく 人にやさしくされる度に
自分の存在を切り刻みたくなる
無くなってしまえばいいのに
やさしくされる価値など無いのに

人に好かれる度に
逃げ出してしまいたくなる
悲しませる責任など取れない ...
ともだちの家と二軒ぶんのごみだしたから
朝からくたくただって君が言う

今日はお昼から仕事だって

僕は朝帰ったばかりで残り物でご飯をつくっている

刻んであった大根とキャベツをつかう
...
 耳鳴りがする、ずっと遠い。

 静かになったと思い、見渡すと、島国は無くなっていた。

 鳥がやっと一羽、乗ることができるくらいの岩礁が、
 まだゆっくりとした白煙を上げている。

...
雪の音について語る パーソナリティー
無音は 存在しない

昔から しんしん こんこん
色んな 表現が 有るのだ 、 と

ここで 立ち止まる
訳には 行かずに

ハンドルは 握った ...
中身の分からぬ箱を
幾度も運ぶように夜は来て
色を静かに塗りかえる


重ねられた隙間が鳴く
地球の裏の蝶
緑へ落ちて
陽を弾じく影


あたたかな不安
永い永 ...
哀しみの法則なんて大嫌い

悪夢でもここにいる人僕の妻

バーゲン会場彼女の汗の美しさ

命懸けの恋も今では金次第

給料日嫁のまゆ毛が吊り上がり

ラブレター書き間違えたとまだ言 ...
誰かが案山子に
帽子を被せた

誰かがお地蔵様に
上着を着せた

寒ぅなりよる
風邪ひかんでね

誰かが誰かのために
祈っている

なんの変哲もない
道々で
おとぎ話を温め ...
柔らかい つのは
とても臆病

誰かに触れるたび
驚いたように
身を縮める

もうこれ以上傷つけあいたくないのです

この世がそんなに怖いなら
堅い殻の中に
ずっと眠っていればい ...
中庭を突っ切れば垂れながしの異臭が鼻を注さしてくる 。
両脇に並んだ板戸を次々と開けどれもこれも汚物にちり紙の山だらけはとても直視できない 。
どこで用を足せばいいのか少ない紙を手に迷っ ...
文学、音楽、哲学、映画、絵、写真、を捨てる。
孤独を愛する事、をやめる。
夜にだけやさしく在ろうとしない。
男を殺さず、女を犯さず、夜盗を働かない。
夢の意味に絶望しない。
昼間 ...
日本に住む外国人と彼の国の話しをすると、大変不機嫌そうだった この海原の先の先には
哀しく微笑む女(ひと)がいる
手を伸ばす先の先
来い、と言えばささやかに
哀しく微笑む女(ひと)がいる
陸と海の境目に
永遠の君は雲を千切りながら
僕を待つ
町並 ...
林檎は眼球の中で落下する。
それを先天性の疾患として嘔吐し
強い圧力を掛けて割ると
中から手足の無い胎児が産まれる。
日常を窒息させ、見知らぬ恋人にキスをする。


  ・・ ・


痛覚の一部分でしか無いのに、それを愛だと言う。


  ・・ ・


蚯蚓腫れした睡眠欲を、粉々に ...
階層構造
灰色の庭
作られた水溜り

裸の男と女の子供
ある一室の物語
滴る幻日の物語

燃える青
滲む黒
揺れる赤
靡く白

引き裂いて、
遠回り。
揺らめいて、
近 ...
止めどなくあふれる涙を
売ることが出来るなら私は金持ちだ

そんな妄想しちゃうくらい
涙が止まらないよ

自分の涙で溺れそう
そろそろ息が上手く出来なくなってきたよ

涙の価値って何 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
80歳まで吉岡ペペロ自由詩1012/10/17 0:59
202号室佐伯黒子自由詩212/10/17 0:18
場合じゃない瀬崎 虎彦自由詩312/10/16 23:44
まーつん自由詩412/10/16 23:32
現代心経(編集中)2012自由詩312/10/16 22:04
燃やすフクスケ自由詩212/10/16 21:33
がじゅまるのことはるな散文(批評...612/10/16 21:12
自由詩212/10/16 20:56
こころの器多紀自由詩15*12/10/16 20:27
フォー ユー砂木自由詩16*12/10/16 20:20
創作者たるもの独り善がりであれ乾 加津也自由詩18+*12/10/16 19:22
デジカメ短歌1花形新次短歌012/10/16 19:17
エイプ和田カマリ自由詩1*12/10/16 18:00
GW明け4月1日の嘘に気づく北大路京介自由詩312/10/16 16:08
自意識過剰という病れもん自由詩212/10/16 15:16
残り物梅昆布茶自由詩1712/10/16 15:14
耳鳴りOhatu自由詩2*12/10/16 13:57
オリオン藤鈴呼自由詩6*12/10/16 11:32
夜と白木立 悟自由詩612/10/16 10:18
哀しみの法則梅昆布茶川柳512/10/16 9:13
稲刈りが終わったらそらの珊瑚自由詩812/10/16 8:08
柔らかい つの自由詩1612/10/16 7:37
月と哭け (二)アラガイs自由詩7*12/10/16 5:07
空想の流刑青土よし自由詩512/10/16 3:04
_番田 自由詩012/10/16 1:58
果てぬ夢なれど岸かの子自由詩5*12/10/16 1:13
醜いカバの論駁青土よし自由詩112/10/16 0:52
想像力が二人を分かつまで自由詩312/10/16 0:48
バジリスクopus自由詩012/10/16 0:44
私の涙買いませんか?乙ノ羽 凛自由詩612/10/16 0:39

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