ひとり寒い夜は
星を見に 小高い丘のベンチに座る
きみの温かみがぼくの隣に居て
白い息が もやりと消えた
そうしているうちに
一等星から順番に
金平糖みたいな星のかけらたちが
きらきらき ...
雨に濡れてでもなくカラスは
強いか弱いか

自分のモノサシしか持たない私が
おそるおそる見上げる電柱の上で
ぽつりぽつりなくカラス
たったひとり

それよりも高い空からおちてくる
雨 ...
宇宙という、漆黒の永遠に向けて
夜しかない、音もない、無に向けて
いるのかいないのかもわからない異星人に
黙々とモールス信号を打ち続ける。


或る日、
一つの誓いをたててみた。

...
ああ、加速していく
もう自分にも誰にも止められない。

ああ、加速していく
紅蓮の炎の尾を引いて
その全てが燃焼している。

もう、わけがわからない。

ただ、この世の深い深い漆黒の ...
いつしか、
あたりまえのように車の運転ができるようになって
あたりまえのように仕事をはじめた
21本のろうそくは多すぎて
ケーキは穴だらけになった

でもね
にんげんは
と ...
何もなければ 空は
濁っていない
雨はあんなにも清く
陽もこれほどに快い
人の濁った思念だけが
陽を曲げ 雨を止ます
心から泣け!そして笑え!人の子よ
自然そのままの陽と雨のように
                121028




唐黍を蒸す
蒸す蒸す
蒸してから喰らう
食うとは異なる表現でかっ喰らう
腹がふくれるまで喰らう
麹町まで出かけていって喰らう
...
自然界は排除をしない

ただ命で在るだけなのだ

受け容れては華やぎ

受け容れては澄まし

受け容れては汚れ

受け容れては誕生し

受け容れては滅びる

自然界は排除を ...
寝過ごして秩序を失う。
旧いシトロエンのタイヤがハズレている。

君は身体を失った。
キャンディーを食べながら木綿のワンピースが揺らめいてた。

僕はバス停で来ない誰かを待っている。
...
その空っぽの瓶には「無」とラベルが貼ってある
そこに私たちは無を見る

その空っぽの瓶には「  」とラベルが貼ってある
そこに私たちは意味を見る

その空っぽの瓶には何も書いていない
...
友に大切にされるには、つぎの三つの心が大切だ。

・俺が、俺が、と自慢しない心。

・虚勢を張らない心。

・意地悪をしない心。

友に惜しまれ、友に励まされる人間であるためには、真面 ...
オナラダの丘はナメッチョーレの住人から
世界の果てだと思われていた
オナラダの丘の先は切り立った崖で
空は常に厚い雲に覆われていた
夜になると漆黒の闇に包まれ
辺り一面何も見ることが出来なか ...
もうすぐ明かりが消えようとしている
後に残されるのは、冷たい輪郭、電灯の

もうすぐ明かりが消えようとしている
後に残されるのは、凍える肌、我々の

もうすぐ明かりが消えようとして ...
僕は 忘れていた
詩を 書くことを
わからないと思うからこそ忘れていた
イメージを ノートに 感じたかった


大きな山を見た
確かめられなかったのは紙の内側にある青い海だ
苦しん ...
年頃だから

家族共用のコップがいやで

表面張力の水で くちをゆすぐ

吐き出した 唾液まじりの泡々は

キシリトールが効いていて


小4のくせして

甘ったるいイチゴ ...
ようちえんのころは、
どうぶつえんでみたぱんだとか、くまとかそんなとくべつなものをたからばこにしまうように
なぞめいたことばでじゆうちょうにかきのこす
そんなこどもだったのだ

小学校に入っ ...
寂れた団地の公園、

君がブランコを漕ぎ続けるのを僕は黙って見てた

たかが遊具にムキになってさ、高みを目指そうとするから

どっか遠くへ行きたいのかなって

少し心配になって

...
仮面ライダー立ちバック
変身ベルトが邪魔になり
なかなか挿入できないもんだから
イラついてきて
ライダーキックを
愛しのジョリーンのケツに
ぶちかましたのは
あまりにも大人なのに毛がない ...
私が人を喰らう時
人は塩っぱい汗の味がした

道行く人を喰らう時
人は泥と草との味がした

私が隣人を喰らう時
人は木を噛るような味がした

私が父を喰らう時
父は魚のはらわたのよ ...
            121027


空中に凧が・・、
小刻みに揺れている
糸を引く男の背がくの字になっているのが可笑しいと

哀しみを糸に託して天井に張り付くように降りようとしない ...
女の子って何で出来てるか知っている?制服だって成分みたい。それはもう無添加で透明で遺伝子組み換えでない。学校とか、専攻とか、教室とかでかわっちゃう未来。中庭で創作ダンスをしていた普通科の子たちは、なに ... おれたちはずっと遠回りしつづけてきた

かかとをすり減らして

同じところをぐるぐると

赤いオーロラにてらされて

歩きつづけていた

こわれた街頭テレビのなかで

陰気 ...
トマトで顔を洗っては真っ赤になるだけ
それか蚊取り線香みたいだ
月にお休みを言え
楽しい話は夢のなかでしなさい

自転車を押していくと
道路がぱらぱら開けていく
こんな風になって ...
菅原孝標女が孝標女という名前しか残せなかったのと同じように
私の名前はヘルメスの鳥
藤原道綱母のようにヘルメスの親鳥ともなれば矜持の一つも持てるだろうが
あわれ私はヘルメスの鳥
バーキンでもグ ...
こびりついて
離れなくなって

コールタール

異臭を放ちながら
周りに避けられながら

コールタール

誰か助けておくれ
叫びながら

コールタール

...
おいてきぼりの
わたしたちきみたち
別たれて
いまだにたゆたっている
境界線のうえ爪先がちらつく
ゆめをている

もういいかい
まあだだよ
幾たびも繰りかえす土曜日
手放すことも ...
いぼがえるの背中のいぼいぼ
全部あかで塗ってドットにしたい
夜は欠けた茶碗に満ちた、俺は糞虫の死骸を拾って食い、その茶碗に茶を注いで飲み干した、雨が小賢しく降り、風が騒々しいこの日はまるで、二匹の蛇がいつ果てるともしれないまぐわいをしているみた ...                          121027



本当かなと思ったら
本当だった
なんで今頃と
不思議に思うのが当然で
根拠の由来を問う私の疑問は
8 ...
僕らはやって来た
山脈を望む高台で自身の未来を仰ぐべく
正中する太陽の指し示す影を追って

南の肥沃な低地には生命の修羅があって
過剰な欲望が溢れていた

充足の幻影が従属であること
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
暖かな眠りにそらの とこ自由詩2*12/10/28 18:18
雨カラス朧月自由詩212/10/28 13:35
誓い。元親 ミッド自由詩412/10/28 13:33
孤独な流星。自由詩2+12/10/28 13:29
なんさいになっても生きていくのは難しかったみお自由詩012/10/28 12:25
陽と雨yamada...自由詩112/10/28 11:52
あおば自由詩5*12/10/28 11:21
自然界吉岡ペペロ自由詩612/10/28 10:40
ハロウィン。菊池ナントカ自由詩212/10/28 10:17
空っぽの瓶空丸ゆらぎ自由詩412/10/28 9:13
大切な心吉岡ペペロ自由詩312/10/28 8:29
アソコ伝 22章花形新次自由詩112/10/28 7:30
let it gorabbit...自由詩412/10/28 6:30
AKB2がAKBの次に控えている番田 自由詩712/10/28 2:20
ながい夜川上凌自由詩2*12/10/28 1:11
詩人成長過程詩月自由詩212/10/28 0:34
阿佐ヶ谷ボトルシップ自由詩012/10/28 0:31
ライダー問題花形新次自由詩012/10/27 23:41
私が人を喰らう時水瀬游自由詩412/10/27 23:36
あおば自由詩3*12/10/27 23:24
駆けだしのセーラーソルジャー否々自由詩5*12/10/27 23:17
まわる天気輪について高原漣自由詩012/10/27 23:02
17いつも神様の...自由詩112/10/27 22:35
私はヘルメスの鳥。私は自らの羽を喰らい、飼い慣らされる。木屋 亞万自由詩3*12/10/27 22:32
化学物質川上凌自由詩1*12/10/27 22:31
アネモネのスイッチ高瀬自由詩012/10/27 22:30
いぼいぼ川上凌短歌2*12/10/27 22:29
雨は降り、風は吹き、虫はどこからでも出ていくホロウ・シカ...自由詩1*12/10/27 22:27
私はヘルメスの鳥。私は自らの羽を喰らい、飼い慣らされる。あおば自由詩2*12/10/27 22:26
緑の丘を越えて梅昆布茶自由詩1312/10/27 21:20

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