気まぐれな秋の風に
そそのかされた 紅の葉が
舞ってみせる


 こんな日は、人恋しくて
街へでる
舗装された道は あそこもここも
わずかに 傾いで見えて
私は、足の爪をとがらせな ...
凍てついた冬の坂道を 
転がるように落ちていく
石ころみたいな 
わたしのプライド
何が正しくて 何が間違いなのか
誰も教えてくれない
答えはクロスワードクイズ
空白のマス目を
自分で ...
「旅の果て」
              木の若芽


寒さをこらえて目覚めたら
そこは雨けむる高原
陽とともに雨音は鳥たちのさえずりに変わり
澄んだ空気はますます清澄に
いきいきと流 ...
「生きる土地」
               木の若芽



母なる大地
わたしたちの歩みをやさしく受けとめてくれる
やわらかな土に
ありがとう

いつもいつも 緑の土地がある
...
「里山歩き」
                 木の若芽

旅は草と親しく
心は緑に染まる
木々の山
清水の谷
快活に越え渡り
心は光に澄む
旅をつづり生きてゆきたい
先人の行を思 ...
想像力だけで生きるなんて悲し く 
それでも あらんかぎりの言葉をめぐらして 書く
かんがえて かんがえてを くりかえすほどに
言葉は みじかく ほんの一行で事足りる
あんまりといえば ...
奥深い森に存在する池に小さな疑問投げかけている

漬物の塩気が少し強すぎた母の味にはまだほど遠い

意味の無い思考に振り回されているただ押し寄せて通過している

優しさに触れて涙が溢 ...
やぶれた帆を持つ幽霊船のような障子から
指穴ほどの照準窓から目が のぞき

その目は 富士山麓の鸚鵡の帰りを待ち
わたしの逃げ場を俯瞰し

すべてのものが 見事に該 ...
海に似せた塩水の中で
アサリが生きている

暗い冷蔵庫の中で
触手を伸ばし
冬の海だと勘違いする

時々さみしくなって
ステンレスボウルの海底で
誰かを探してキュウと鳴く

わた ...
備え付けの安い蛍光灯が揺れて、
壁にこびりついていた様な淡い明暗がさざなみを起こす。
黄ばんだ掛け布団の中には、化粧をしたまま眠る女。
山羊は長方形の黒目でこちらを見て、俺は、金が無ぇ、と呟く。 ...
いらいらしてるね 。
金たまの裏側が七面鳥の皮になってる 。
山は近くて遠いから
生地の何処を探してもかくれんぼしたみたいな羊たち 。
遅れてのこのことやって来た午後の踊り場
場 ...
{画像=121022021111.jpg}

荒れ果てを 摘芯すれば 我在りと 一語苺の 花言葉咲く

我が庭の 季節外れの 花々よ 主も咲けよと 無理を言うなよ

寂しさは 活けもされず ...
わたしたちは羊毛となり
刈り揃えられ、緊密な綿となり
寝具に仕立てられ
糸の切れた操り人形のように弛緩した
あなたの身体、あなたの寝息
あなたの得体の知れない熱を読む

わたしたちは雲と ...
ちりちりと葉の群れ走る
葉先の鋭角
もろもろの枝らの骨格
根を育む土の匂い

チクタクと刻む
時は頭脳の産物
はらはらと落ちるもの
地へと消えゆく

眼を洗うかのよう
澄む空 ...
猫も人も消えた夜 闇だけが息を止めている ひさかたぶりに
おもいだしたように
私を訪れた
懐かしい友達の
絶望というものが
夏を過ぎ秋ももうすぐ終わろうとしているのに
去る気配もなし

共生を試みて
これもまた久しぶりに
...
道端で踊っている
つたないステップ
危ういターン
手を差し伸べたそうなおとなたち
きっと拒絶するだろうな
あの少女
いるようでいない
いないようで皆が注視している
そんな邪魔な存在に気 ...
すべき約束がどこにもないので
迷い指をさらしている
午前三時前のゆるい空気と
雨ざらしのベランダ
水滴のコップとなまぬるい炭酸水
小指を残したままの右手に
あることとないこととを考えたらば ...
お揃いのパジャマで寝たい僕が言い全裸主義だと君が言う夏 人差し指にけがをした
ごく一部のその指が
とたんに大きくなっている
心臓までもひきよせて
痛い 痛いと主張する

10本の指の一本が
大事なものにおもえてる
残りの指までいとしくおもう ...
旦那には秋の七草入りの粥 聴いた事のない曲が林檎畑に流れる
トロンボーンを演奏する甥の次の音楽会での曲
雨空だったので雨合羽を着て
林檎の まだ青い部分が日にあたるようにずらし
脚立にのぼって 葉をかきわけつつ
かた ...
まどろんだ月のなかで出逢う
不思議にみたされた気持ち

夢に見ていた景色がいま

ここにある

肋骨が植えられた丘の向こう
あなたが手をふっている
にこやかに

僕も手を振り返す ...
マザーファックしてやったんだ。
舌に穴あけ硬い棒を突っ込んで
マザーファックしてやったんだ。

僕のちんこと母のまんこじゃ無理っぽいから
僕の舌とステンレスの棒で
マザーファックしてやった ...
好きだった
好きだった
指の間から涙がとめどもなく零れ落ちてく
ケーキを吹き消した昨日の夜に
魔法はとけてしまったから
あたしはいつまでも
灰色の駅でまちぼうけ

うつむいたオトナたちを運ぶ
つめたい電車のなか
がたんごとん、
あたし
王子様をさ ...
軽いほんの出来心
出来心からのほんの道草
道草でしか会えない宝石
拾い集めてポッケにしまい
お家に戻って眺めてみたら
ためつすがめつしてみても
それらはただの石っころ
甘くない生クリームって、まったくにわかに信じがたい話だ。


右手に掲げた白い不幸はいつか自身の顔にも降りかかる。

「ひとりで生きる!」顔をぬぐって飛び出した。母の形見のホイッパー手に
...
置いてけぼりシンデレラ

ボロボロの服はドレスにはならないし

かぼちゃは馬車になんかならない

それに気付いた灰かぶりは

自分でドレスを縫って

自力で馬車を作っちゃうかもよ? ...
栗田さん、栗原さんの愛称をクリちゃんにするのやめてください
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
シャネルno.68月乃助自由詩7*12/10/22 11:37
【 混沌 — chaos — 】泡沫恋歌自由詩8*12/10/22 10:22
旅の果て木の若芽自由詩112/10/22 10:10
生きる土地自由詩112/10/22 10:06
里山歩き自由詩112/10/22 10:03
『く の 人』るるりら携帯写真+...18*12/10/22 9:23
奥深い森夏川ゆう短歌112/10/22 8:17
あなたにパイを投げる人たちるるりら自由詩7*12/10/22 7:48
擬似世界そらの珊瑚自由詩16*12/10/22 7:39
ドンキホーテの黒カーテンあさなぎ自由詩212/10/22 3:55
わたしにパイを投げつける奴アラガイs自由詩9*12/10/22 3:05
ドクダミ五十...短歌412/10/22 2:37
あなたにパイを投げる人たちsample自由詩1*12/10/22 1:43
紅葉シホ.N自由詩212/10/22 0:48
猫も人も消えた夜 闇だけが息を止めている北大路京介自由詩812/10/22 0:42
六月二十五日にきょうも い...自由詩112/10/21 23:47
踊る少女もっぷ自由詩412/10/21 23:41
回帰高瀬自由詩212/10/21 23:28
北大路京介短歌412/10/21 23:14
一の指朧月自由詩412/10/21 23:06
秋の七草北大路京介俳句312/10/21 23:06
アフロ・キューバ砂木自由詩9*12/10/21 22:57
moonlightempty自由詩012/10/21 22:51
over the 思春期子役大好き自由詩112/10/21 22:36
今だけは吉岡孝次短歌012/10/21 22:34
だって女の子若林自由詩112/10/21 21:38
ポッケに仕舞った出来心もっぷ自由詩512/10/21 21:30
あなたにパイを投げる人たちメチターチェ...短歌1*12/10/21 21:26
良く晴れた日の屋上で永乃ゆち自由詩3*12/10/21 21:17
恥じらい短歌1花形新次短歌012/10/21 21:17

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