気がつけば周りは全部女なり

料理好きいっそ女に産まれれば

女々しいと優しい違い分からない
異国のひとの後ろに並んだ。 
ぷうんと異国の匂いがした。 

異国のひとはその前の背中から 
日本人の淡い匂いを嗅いだ。  

他人の匂いは良く嗅ぐが 
自分の体臭は知らないもの 

...
前田美波里を略すと
マエバリだってことは
素人だって分かりそうな
ものだけど
息子は蔵人だったりするから
それも一概には言えないわね
マエバリ剥がしたら
バラが咲いた
真っ赤なバラが
...
目を閉じろ 

耳を塞げ 

名を呼ぶな 

為すべきことだけを考えろ 

…… 

心が叫ぶ 

視線が惑う 

洩れる溜息 

胸の奥に留めおくことなど 

忘 ...
にかいからおちてくるめぐすりをみあげていた
おさしみにはなりたくないといのるさみしさ
かごのなかのさかなびんにうつした
頬が冷たい そして
固いものに触れている
頬だけが冷たいのかと思っていたら
なんだか全身が冷たい 濡れている

雨だ

雨が降っていたんだ

霞んでいた目がようやく
輪郭を取り戻し ...
疲れはてて
うす青い体
つめたい指をかさねて
あなたに辿りつく

まだ色のない明日を持ちよって
どんな夢を見よう
どれくらいの夢を見よう
もっと自由になったら
あたい綺麗なブランド品の
お洋服
たくさん、たくさん買うの
だってあたいの
ゴージャスボディは
ユニクロなんかじゃ
物足りないもの

もっと、もっと自由になった ...
成虫になった偽のクワガタムシに食物を与えないでください
その後
私はそれを殺しました
メルボルン
死ぬボルン
無用の中で勝つことができません
私は非常に沸騰させられました
勝ちたかった
...
ぼくは右でも左でもなく、ましてや真ん中ではなく、ひとり途の端をいく。 その日消えそうなわたしは
透明になって歩いてた
通りすがりの犬が
おん!
と、高いような低いような声で
わたしを見ながらひとこと吠える
“しっかりしろよ”

曲がり角を曲がったら
突 ...
今年のさくらは覚えていません
きみを想い
あふれる涙を隠すため
うつむいていたから

きみと出会った春でした
あまりにも嬉しくて
あまりにも情けなくて

母さんの力は
この両手だけ ...
冬木の芽基礎練習の積み重ね サイコロか絵ハガキの旅芭蕉の忌 まだ半分しか生きていない 見つからない自分を探している 二度寝して瞼痙攣している いっぺん委ねてみましょう
ダメもとでいってみましょう


少しは褒めてあげましょう 
たまにはいいでしょう


褒めれば伸びるか縮む
どちらにしても何らかの反応は測定されるでしょう
...
             121127

余っても繰り越しは駄目ですよと187億円を使い切る
あっ! 間違えた188億でした・・。
値下がりした国債を買い戻すには少しばかり不足ですねと金融に無 ...
葉書は、
白い壁の長方形の紙の家
うすい、
厚みしかないためにひとりで立つこともできない家
寝転がったまま まだ見ぬ遠い街を夢みているのだろうか
小さな窓がある
そこに灯されるのは あかり ...
みずたまりに映ったあなたの顔を風がゆらす
泣いているようにみえた
笑っていたのに
時のひずみに落ちた時 泣きたくなるのはなぜだろう

水は知らぬまに何処へか蒸発していく
最後に残った泥のよ ...
両手をそっと前に組み 
瞳を閉じる少女は 
窓から射す日に照らされた母が 
膝の上に開いた本の言葉を 
じっと、聴く―― 

   * 

数十年後、大人になった彼女は 
街中のとあ ...
ミレーの描く風景の中で 
鍬を手に畑を耕す農夫の汚れた体に 
{ルビ朧=おぼろ}な姿を重ねている 
(透きとおった人)の澄んだ瞳  

遠い異国の風景から、ふりかえり 
あなたをじっと視て ...
秋と冬の夜道を歩く事が好きだった。

身体は寒くても、
これから自分は何になれるだろうと期待していた時期。

朝や夜の何気ない景色にすら、美しさを感じていた頃。
ビーバップ・みのるが好きだ。
ビーバップ・みのるはAV監督だ。
ビーバップ・みのるはすこし しゃくれている。
ビーバップ・みのるの声が好きだ。
ビーバップ・みのるはドMだから
自分のしてほし ...
私は亀ちゃんを生んだ

亀ちゃんとは本人の前では決して使わないあだ名

亀ちゃんは本当にゆっくり成長していく

初めて歯が生えたのは一歳三カ月
初めて歩いたのは一歳八カ月
二歳になって ...
言葉もなく過ごしていると
疲れを無意識に感じさせられた 僕は
声もなく 言葉もなく
眠りに落ちていきたかったのかもしれない


そして 僕は枯葉を見た
疲れ果てた落ち葉の色を見た
...
ノートを開いて
最初のページに
書きつける書体は
とても丁寧なのに
そのノートは
半分くらいつかったところで
鳥になってしまう
鳥になったぼくは
どこまで行くんだろう?
と思った ...
布団でまつ訪問者は

気まぐれで出ていった

不満は循環にやどる

孤独の添い寝に気がつく


ひとりごとはひとりじゃ、ないから

ふさいで側にいてくれ

視界の中で魚になる ...
その年の中でも一番の冷え込みを見せた冬の朝、
いつもの駅への曲がり角で猫の死骸を見つけた。

キンッと張り詰めたような冷気の中で、真っ黒なアスファルトの上で、
その死骸は透明な毛布にくるまれて ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
女に産まれたら?ペポパンプ川柳6*12/11/27 23:03
ひとの匂い 服部 剛自由詩412/11/27 21:27
ストップ!びばりくん花形新次自由詩012/11/27 21:19
めぐりあい文字綴り屋 ...自由詩012/11/27 21:15
にかいからseniri自由詩1*12/11/27 21:04
冷たい銃弾Seia自由詩112/11/27 20:51
あなたはるな自由詩312/11/27 20:17
QPP参加表明花形新次自由詩112/11/27 19:00
レベルE和田カマリ自由詩0*12/11/27 18:56
HAL自由詩2*12/11/27 17:39
曲がり角の金木犀miruki自由詩7*12/11/27 17:09
うつむいて小原あき自由詩6+*12/11/27 16:55
冬木の芽北大路京介俳句212/11/27 14:31
芭蕉の忌俳句1*12/11/27 14:30
まだ半分しか生きていない自由詩412/11/27 14:29
見つからない自分を探している自由詩3*12/11/27 14:29
二度寝して瞼痙攣している自由詩112/11/27 14:28
ニ大政党制komase...自由詩1*12/11/27 13:11
習性あおば自由詩1*12/11/27 12:48
紙の家そらの珊瑚自由詩21*12/11/27 8:28
水鏡自由詩10*12/11/27 8:01
母の声服部 剛自由詩612/11/27 7:05
清貧の絵 自由詩212/11/27 6:52
夜道山岸美香自由詩312/11/27 6:38
ちがあかビーバップともちゃん9...自由詩612/11/27 5:14
私が生んだ亀ちゃん夏美かをる自由詩23+*12/11/27 3:24
空に辞職と書いて番田 自由詩112/11/27 2:23
習作いつも神様の...自由詩412/11/27 2:19
病床村正自由詩1*12/11/27 1:49
オムレツみたいな猫の死骸ボトルシップ自由詩012/11/27 1:30

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