点滴片手にガラガラと音を立てながらコーナーを攻める青白い男性
その背後から名前を連呼しながら桃色のナースが駆け抜ける
男性の行く先には簡易トイレを手押し車に疾走する老婆
速度を落とすことなく廊下 ...
煙草をすっている間考えたんだ
天気の良い日ばかりでは無い事を
世界はちょうど良い硬さでバラバラにならずに済んでいるが
手綱を緩めたら僕をおいて走り去ってゆくことを
ちょうどバランスのと ...
121018
カ行に溺れて真っ逆さまに転落し至った果てが奈落の底
現在の表現だと地獄の底と言うことになりますかねと
来るべき総選挙のことを少しだけ考えなが ...
洞水門深く掘り中に簀子を当て
上に石を敷き扨て水門石を並べ
縁りも練土にて固め松葉を敷きたり
(『桜山一有筆記』より)
...
君の、夜明けの口唇に
葡萄の粒を含ませる朝
旅立つための翼をいだく
わたしの翼は白いだろうか
それとも燃えて血がにじんで赤く
葡萄の房に朝の雫がこぼれ
風が喜びを歌うとき
...
真実がみたいからと写真を撮るひと
夢がみたいからと詩をうたうひと
はきだしたくて
いやされたくて
そんなに求めてどうするの
片手でもとめて
片手でふりすてて
おなじ方向をみんなみてる ...
悪気があってトイレットペーパー三角に折る
もういちど ちゃんと 笑って
アップルパイの焼ける 甘い匂い
おおめにふるったシナモン
ふれていたいのは 痛いとこ
こねていたいたいのは やわらかなとこ
アップルバイが焼ける匂 ...
単に世界を歩く際には
それ自体を切断すれば
能力を持たなくても
アウトラインになれる
無能な俺の外部では
微風はいまだ健在で
1つの音楽が生まれけむ
人々の中の心と公界
旅行す ...
音程が狂ったままで愛唄い熱意届けば拍手喝采
撮影時いつもほっぺた凹ます
私は五月にカラスに襲われた
いつもの道を自転車で走っていたら
前を歩いているオジサンがカラスに突かれていた
ははん さてはカラスに石でも投げたんだなあ
……と
この時点では人ごとの顔で通り ...
才能がない!
パクるんだ 自作気取りの オマージュ
ネタがない!
探すんだ 古い日記の つらい恋
うけない!
晒すんだ みんな大好き 自虐ネタ
コーンスープを飲むころには
カップは既に熱さを失い
一気に飲み干せば
底に
意地悪く溶け切らない
塊がある
底に
溶けてはいけない
塊がある
底に
許さなければいけない
...
虫たちにさよならをしたら
空気がだいぶ薄くなったみたいで
空が遠くなってしまったよ
いつか約束したね
まわりがすっかり静かになったら
聞こえてくるだろうか
その小さな声が
ことば ...
殺さないでください
いつかは
死ぬ運命だとしても
殺さないでください
ほら
私の息は
おもちゃのラッパを鳴らすことだって出来るのです
あなたが私に買ってくれたラッパです
これ ...
路上に転がっていた空き缶が
走り去るバイクに跳ね飛ばされて
僕のところへ転がってくる
乾いた音を立て
凹凸の目立ついびつなからだで
(ぼくには行き場がない)
夜の冷 ...
ドアを開けると芥子の実が弾けて
ちぎれた海藻が過去を誘き寄せながら
細く尖った肩や腰骨に絡みつく黄土色の髪
紫の影が月の表面を犯す
瞳は補色と死海をさまよい妖しい。
噛んでとばかりに潤ん ...
小夜のしじまのなかに横たわる
あおい亡霊の指から波は生まれ
響いてゆくうねりと水平のほとりに
たくさんの林檎の樹が連なっている
垂れさがる果実に口づけをする紙魚
もうなにもいわなくていい
...
文学作品は完結していない。それは読者の推定によって補われることで完結する。そして、その推定に際しては読者のバックグラウンドが反映されるから、推定によって完結する作品の中には当然読者の在り方が反映され ...
しおと、こしょうを、まぶしましょうよ
あかい、たいようの、詰まった、手で
打ちあげられた、小さなトマト
静かな、浜辺に、添えましょうよ
しおと、こしょうを、まぶしましょうよ
あおい、海を ...
冷めたコーヒーは苦い水であるからして不味いのは当たり前のことである。かといって大雨で増水したドブ川の匂いがするとなったら話は別だ。好奇心から、私は中に人差し指を沈めてぐるりとかき混ぜてみた。すると ...
ストーカー並みに一語を摘み取って紡いでゆくよ夜が明けるまで
「じゃあ誰が世界の中心だと思う?」「大統領とかダライラマとか?」
正解は「時計を鏡に映しても時間は逆行しません」でし ...
昨日会社を辞めてきた
夢見る人間なんて無力なものだ
夜の路地を一晩中歩き続けていた 僕は
昨日会社を辞めてきた
センセイ
オ父サンオ母サン
気をつけて下さい
ボク
凶器を
もっています
鉛筆を削る
小さなナイフでも
凶器になります
空き瓶の口をもって割れば
瓶の割れくちが
...
生まれてきてしまったのだから もういいの
よろこびに満ちた今日だったから もういいの
過ぎてしまったことだから もういいの
やるだけやったのだから もういいの
死んでしまっ ...
肌重ね肉を愛でつつ二体の弧 交はるなきは天体のゆへ
体液を出し合ひ咽喉に下し合ふ愛と云ふ名の食餌は貧し
皮膚つけて吐き気にも似る空漠にひしがれつつも汝を離れ得ず
充たしても夢と記憶の滓ばかり 肋 ...
仕方なく布団に入り
意味もなく
ただ携帯をいじる
数台の車が通り抜けた
雨音
ひとり
弄ばれている時間
今日の余韻の中で
明日への淡い期待
夜の闇に飲み込まれない ...
図鑑から拾い出したらさみしさの集まりみたいホモ・サピエンス
鈴鹿でさ、熱気球がちりぢりに空に別れていくのをみようよ
ピアニカに人工呼吸を施してでたらめな人の怒りをみてた
...
瓢の笛別れの曲のJAM SESSION
ショパンの忌松井咲子が弾くピアノ
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ホスピタル・サーキット
木屋 亞万
自由詩
3*
12/10/18 20:03
洗濯物は乾かない
梅昆布茶
自由詩
18
12/10/18 18:20
キイー!
あおば
自由詩
5*
12/10/18 13:59
水琴窟
HAL
自由詩
4*
12/10/18 13:57
朝の葡萄
石瀬琳々
自由詩
9*
12/10/18 13:51
真実のかたち
朧月
自由詩
3
12/10/18 12:47
悪気があってトイレットペーパー三角に折る
北大路京介
自由詩
7
12/10/18 12:04
ホスピタル・サーキット
るるりら
自由詩
10*
12/10/18 11:52
ビームけむ
和田カマリ
自由詩
0*
12/10/18 11:28
程
北大路京介
短歌
4
12/10/18 11:26
へっこます
〃
川柳
3
12/10/18 11:25
【 カラスの勝手じゃない! 】
泡沫恋歌
自由詩
8*
12/10/18 11:03
川柳 【 駄目詩人 】
〃
川柳
10*
12/10/18 11:01
塊
そらの珊瑚
自由詩
6
12/10/18 7:59
やくそく
yo-yo
自由詩
5
12/10/18 7:35
殺さないでください
そらの珊瑚
自由詩
9
12/10/18 7:32
運命
三田九郎
自由詩
2
12/10/18 7:30
月と哭け (三)
アラガイs
自由詩
6*
12/10/18 7:28
祝福
紅月
自由詩
1
12/10/18 7:26
通路としての文学
葉leaf
散文(批評...
5
12/10/18 4:58
ソルト・アンド・ペッパー
かいぶつ
自由詩
2
12/10/18 4:21
微睡みの後
御飯できた代
散文(批評...
2*
12/10/18 3:08
謎Q
本木はじめ
短歌
3
12/10/18 3:03
グッドバイ
番田
自由詩
0
12/10/18 2:21
キョウキ
シホ.N
自由詩
2*
12/10/18 0:50
もういいの
芦沢 恵
自由詩
15*
12/10/18 0:33
積算
salco
短歌
1*
12/10/17 23:58
おやすみ
まきちぇり
自由詩
1
12/10/17 23:55
ホスピタル・サーキット
ことこ
短歌
7*
12/10/17 23:26
ショパンの忌
北大路京介
俳句
2
12/10/17 22:33
2839
2840
2841
2842
2843
2844
2845
2846
2847
2848
2849
2850
2851
2852
2853
2854
2855
2856
2857
2858
2859
2860
2861
2862
2863
2864
2865
2866
2867
2868
2869
2870
2871
2872
2873
2874
2875
2876
2877
2878
2879
3.87sec.