クリスマスソングとすれちがう
あわててふりかえる

もうきてしまったのかしらんと
気の早い店主がかざった
クリスマスグッズがそこにいた
注目されないとしょげていた

そこにはふれずに
...
風を脱がされた雨が淋しげに
吶吶と落ちている
かなしみだ
わたしのかなしみのうつしみだ

晒されて
ほら聴こえる
よおく聴こえる
嘲笑い

わたし、宛て





風 ...
かなしみをおしえてくれたのは
10歳の頃

せつなさをおしえてくれたのは
あなたでした

旅の途中で
消えていくともだちも

笑って送り出して
くれたおかあさんも


わたし ...
「ひそひそ」
「ひそひそ」
「ぷっ」
「いやいや そんな」
{引用=

 いつか どこかで
 すれ違った
 小さな縁
糸を手繰り寄せられ、
髪を結い
黴のにおいの
黒い衣を身にまとう
 行き場を失った 御霊が
 森を 来世を 
 彷徨って ...
ライトブルー ソーダーシュワ
真冬のアイスクリーム

   そんな匂いが弾けるシュワ

着込んだ湯気が凍てつく氷張りの澄んだ鏡空へ
何気ない息を膨らますシュワ

   星に雪がかかる降 ...
シュレッダーに
放り込まれた
愛の秘密が
刻まれた
細長い紙に
印字される

そこにあるのに
絡みあって
取り出せない

見え隠れする
手のひらが
ワタシを
 さがしている ...
僕のおへえさんが
僕のおもうさんと
こいにおちて
けつこんして
僕のおきゅうさんが
僕のおへえさんのお腹から
産道を通って
この絶望てきなせかいに
うみおとされたのは
僕のおきゅうさ ...
休みたくても 休めぬアナタ
今日は 休日の 筈だけれど

最初から 働く予定を 立てていれば
眠る 布団も 重たく 感じる
動かぬ 我に 罪悪感

だからかな
ちこちこ動く 枕が 愛お ...
「瞼の上に何ペニー載せようがあの世は明るくならない」
あの人は言っていた
僕は今瞼の上に眠気を載せてこれを書いている
題名なぞクソ食らえだ
僕は僕のやりたいようにやるだけだ
もっとも現状では ...
「宇宙樹に」
              木の若芽


木の葉にさわる
思わず手が伸びてしまう
ひんやりとすがすがしい感触
かぐわしい気が私の体の中に入ってくる


とにかく思いな ...
「わたしのしごと 1」
               木の若芽



木に登る
カシの木かクスの木
すわりごこちのいい太い枝を見つけて
体を思いきりあずける
そして
時を忘れて木と ...
「何者でもなく」
            木の若芽


木から学んだ忍耐
鳥から教わった勇気
宇宙から教わったやさしさ
花から学んだ明るさ
今こわいものなく
人のなかにも入っていく
...


青空に向かって
僕は自分の言葉を投げた
そこにナニカが生まれはしないかと
僕の心の中にあった
わだかまりが解けていった。




青空に向かって
僕は君の言葉を投げた
...
燈よ絶えまなくあれ霖雨の悲 降りだしそうで
乾いたままの
空をなぞって

こんな日に
泣くのには
意味があるのよ

誰かが
たおれないと
世界がおわってしまう

そう言って
きれいに笑っている
き ...
郷里は紅葉を敷き詰めた樽のようで
56人の農民が日本サンダルで歩く
喜びの村だった

手には23個のアホー
流れていく寒い雲
貧しい町を通過して帰る
大きな川の秋は冷える

どちらが ...
わたくしが地上に降りようとしていたとき
まっすぐに地をめざしているとき
宇宙の先にある青い星を目指すことは
それは まるで 円錐の底から円錐の先を 目指すようでございました
空間は細ら ...
雨の日は床の油と土とが湿気に混ざって独特の匂いがする
信号待ちの小学校の前でそんな事を思い出し

雨だ
僕は歩くのが下手で
いつも靴がずくずくで
傘はその意味を放棄している

風が
...
残業も無いのに帰宅もせずに待っています

午後7時45分

太陽をいっぱい かごに入れていますね

知っているんですよ


この建物の中は 外より寒い

大丈夫 安心して下さい
...
親指が落ちている
孵化できなかったさなぎのように

雨に濡れている誰かの親指
生まれ変わることが
喪失の上のなりたつならば
感傷ははなから捨てなければならない
でなければ
君のように
...
ひとつ
大きな仕事をして
昨日は飽きるほど眠った
ので、
今日は眠れない



仕事といっても
遊びで
「仕事」の意味は
「必殺仕事人」の
「仕事」なんだけれど

...
しんしんと
雪も降りそうな秋の夜
想い出すのはなぜだろう

星から吹く風に包まれて
山は変わって
夜は澄み
心は切なく
香りは優しい

叶わなかった恋ばかり
美しいのはなぜだろう
綺麗な役者たちが素敵なフレームのなかで
甘く切ない恋物語

某チョコレートを齧って
爽やかに微笑み彼らは天使に昇格する

僕たちは昇給も無い仕事が恋人だ

僕たちの切なさは三等級下で
...
ピアノの強い旋律に耳を委ねる

他には音の聞こえない時間

僕はどこか自分の知らない自分へ

心の底のほうへさらさらと落ちてゆく自分を感じる

自分というものをどう扱ったらいいかわから ...
人間どもの

情念の切れ端が

いちいちこの世に刻まれてしまったなら

この地球も

いつしか宇宙の隅々までも

僕の狭い部屋や

遠いどこかの山村までも

情念で切り刻ま ...
路面



ボンネット

木々の葉

草花

僕の手のひら

あらゆるところに降り注ぐ雨粒の一粒一粒が

耳を澄ませると

万別の音階で

声色で

思いで
...
死が呼んでいる
冬に取り込まれた体は
心の出血多量で死亡する
7.

シャワーにはいっていると
うがい薬の甘いにおいがして
僕は目をつぶる
僕はそこまで女々しくないはずだ

鋳金されていく街の春は
貴腐葡萄のように熟していけばいいから
鋳型のよ ...
きみが「お詫び」で買ってくれた黒いワンピース、
約束どおり、きみのお葬式に着ていくね。




楽しみ
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
10月のクリスマス朧月自由詩412/10/17 22:08
とつとつともっぷ自由詩812/10/17 21:42
旅のはてに佐藤伊織自由詩212/10/17 21:33
副班長集合吉岡孝次自由詩112/10/17 20:55
いつか月の眠る森で月乃助自由詩712/10/17 20:43
ライトブルーソーダーシュワ朝焼彩茜色自由詩812/10/17 20:38
愛の秘密フクスケ自由詩112/10/17 19:51
おへえさん花形新次自由詩012/10/17 19:11
ピロートークの狭間で藤鈴呼自由詩5*12/10/17 18:37
Scheisse!itaint...自由詩112/10/17 16:16
宇宙樹に木の若芽自由詩212/10/17 15:47
わたしのしごと自由詩312/10/17 15:41
何者でもなく自由詩112/10/17 15:39
青空の歌……とある蛙自由詩8*12/10/17 15:37
マーブル俳句マーブル俳句112/10/17 14:55
身投げはるな自由詩312/10/17 13:46
喜びの村和田カマリ自由詩1*12/10/17 11:48
浄土の鳥るるりら携帯写真+...10*12/10/17 9:48
雨は。プル式自由詩512/10/17 9:09
待ち伏せぎへいじ自由詩15*12/10/17 8:19
親指そらの珊瑚自由詩1012/10/17 7:35
昨日頑張りました鵜飼千代子自由詩8*12/10/17 4:45
秋風うみこ自由詩6*12/10/17 3:24
韓流じゃなきゃだめなの梅昆布茶自由詩512/10/17 3:09
旋律三田九郎自由詩312/10/17 3:07
無言自由詩212/10/17 2:58
音階自由詩7*12/10/17 2:52
_番田 自由詩112/10/17 2:17
7いつも神様の...自由詩112/10/17 2:07
純粋佐伯黒子自由詩212/10/17 1:00

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加筆訂正:
おへえさん/花形新次[12/10/17 20:10]
金原二郎 追加
4.26sec.