備え付けの安い蛍光灯が揺れて、
壁にこびりついていた様な淡い明暗がさざなみを起こす。
黄ばんだ掛け布団の中には、化粧をしたまま眠る女。
山羊は長方形の黒目でこちらを見て、俺は、金が無ぇ、と呟く。 ...
いらいらしてるね 。
金たまの裏側が七面鳥の皮になってる 。
山は近くて遠いから
生地の何処を探してもかくれんぼしたみたいな羊たち 。
遅れてのこのことやって来た午後の踊り場
場 ...
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荒れ果てを 摘芯すれば 我在りと 一語苺の 花言葉咲く
我が庭の 季節外れの 花々よ 主も咲けよと 無理を言うなよ
寂しさは 活けもされず ...
わたしたちは羊毛となり
刈り揃えられ、緊密な綿となり
寝具に仕立てられ
糸の切れた操り人形のように弛緩した
あなたの身体、あなたの寝息
あなたの得体の知れない熱を読む
わたしたちは雲と ...
ちりちりと葉の群れ走る
葉先の鋭角
もろもろの枝らの骨格
根を育む土の匂い
チクタクと刻む
時は頭脳の産物
はらはらと落ちるもの
地へと消えゆく
眼を洗うかのよう
澄む空 ...
猫も人も消えた夜 闇だけが息を止めている
ひさかたぶりに
おもいだしたように
私を訪れた
懐かしい友達の
絶望というものが
夏を過ぎ秋ももうすぐ終わろうとしているのに
去る気配もなし
共生を試みて
これもまた久しぶりに
...
道端で踊っている
つたないステップ
危ういターン
手を差し伸べたそうなおとなたち
きっと拒絶するだろうな
あの少女
いるようでいない
いないようで皆が注視している
そんな邪魔な存在に気 ...
すべき約束がどこにもないので
迷い指をさらしている
午前三時前のゆるい空気と
雨ざらしのベランダ
水滴のコップとなまぬるい炭酸水
小指を残したままの右手に
あることとないこととを考えたらば ...
お揃いのパジャマで寝たい僕が言い全裸主義だと君が言う夏
人差し指にけがをした
ごく一部のその指が
とたんに大きくなっている
心臓までもひきよせて
痛い 痛いと主張する
10本の指の一本が
大事なものにおもえてる
残りの指までいとしくおもう ...
旦那には秋の七草入りの粥
聴いた事のない曲が林檎畑に流れる
トロンボーンを演奏する甥の次の音楽会での曲
雨空だったので雨合羽を着て
林檎の まだ青い部分が日にあたるようにずらし
脚立にのぼって 葉をかきわけつつ
かた ...
まどろんだ月のなかで出逢う
不思議にみたされた気持ち
夢に見ていた景色がいま
ここにある
肋骨が植えられた丘の向こう
あなたが手をふっている
にこやかに
僕も手を振り返す ...
マザーファックしてやったんだ。
舌に穴あけ硬い棒を突っ込んで
マザーファックしてやったんだ。
僕のちんこと母のまんこじゃ無理っぽいから
僕の舌とステンレスの棒で
マザーファックしてやった ...
好きだった
好きだった
指の間から涙がとめどもなく零れ落ちてく
ケーキを吹き消した昨日の夜に
魔法はとけてしまったから
あたしはいつまでも
灰色の駅でまちぼうけ
うつむいたオトナたちを運ぶ
つめたい電車のなか
がたんごとん、
あたし
王子様をさ ...
軽いほんの出来心
出来心からのほんの道草
道草でしか会えない宝石
拾い集めてポッケにしまい
お家に戻って眺めてみたら
ためつすがめつしてみても
それらはただの石っころ
甘くない生クリームって、まったくにわかに信じがたい話だ。
右手に掲げた白い不幸はいつか自身の顔にも降りかかる。
「ひとりで生きる!」顔をぬぐって飛び出した。母の形見のホイッパー手に
...
置いてけぼりシンデレラ
ボロボロの服はドレスにはならないし
かぼちゃは馬車になんかならない
それに気付いた灰かぶりは
自分でドレスを縫って
自力で馬車を作っちゃうかもよ? ...
栗田さん、栗原さんの愛称をクリちゃんにするのやめてください
生き証人で 一人称だ
イマジネーションを想像するイマジネーションで
リアリティーを具現化するリアリティーだ
はいはい、もったいないって言うんでしょ?
わかってますよー
「いや ...
ドラム缶のような身体をしているから
それに見合うだけのコンクリートを流し込めるかというと
むしろ空きスペースがそんなに無いわけですから
ちょっとの量しか入らないです
フルーツインゼリーなら高級 ...
忘れたいことが台風のようにアタシに向かってくる
昔、言われたことがちょっとのきっかけで思い出す
苦しみ悲しみ 言われたことが響く
向き合えばおしおせる
私の過去
誰か助け ...
音速が光速を超える夜
マシンが、たったひとつ燈した灯りに負けない夜
最後の灯りも消して音の世界に埋没する夜
ヒズ・マスターズ・ボイスが闇を透視して
音が視える夜
孤独って案外、
最高の永遠 ...
何故か浮かんで仕方のない
ネコ娘
大きな目の途中に
何が 映るんだろうと考えながら
ほおばりたいのは たこ焼き
ちょうど 通り過ぎる 瞬間に
君が 呟いたんだ
最近 我が家の ...
いつか詩人になれるなら
世界中を旅して回ろう
草原を駆ける羊たちの群れを
湖に映る青空の影を
収穫を願う人々の踊りを
感じたものを
感じたままに
言葉に紡ぎ出せるように
世 ...
動かなくなった右手
僕はぼんやりした頭でぼんやりと考える
six sex six sex
まるでわけのわからない世界が頭からポンと出る
芸者のうどん屋
six sex six s ...
僕は健康を損なったんだ
誰ともお話できない
ビニールのお人形
カスカスの脳みそ
僕だって心はある
人と通じ合いたい
だから
夜空に願いかけて
寒風に吹きさらされる
大好き
...
ふと泣きたくなるときがあるんだ
べつになにかに屈服した訣ではなく
べつになにかに敗北した訣ではなく
べつに淋しさを憶えた訣すらでなく
ふと泣きたくなることがあるんだ
ほんとうに動 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ドンキホーテの黒カーテン
あさなぎ
自由詩
2
12/10/22 3:55
わたしにパイを投げつける奴
アラガイs
自由詩
9*
12/10/22 3:05
庭
ドクダミ五十...
短歌
4
12/10/22 2:37
あなたにパイを投げる人たち
sample
自由詩
1*
12/10/22 1:43
紅葉
シホ.N
自由詩
2
12/10/22 0:48
猫も人も消えた夜 闇だけが息を止めている
北大路京介
自由詩
8
12/10/22 0:42
六月二十五日に
きょうも い...
自由詩
1
12/10/21 23:47
踊る少女
もっぷ
自由詩
4
12/10/21 23:41
回帰
高瀬
自由詩
2
12/10/21 23:28
揃
北大路京介
短歌
4
12/10/21 23:14
一の指
朧月
自由詩
4
12/10/21 23:06
秋の七草
北大路京介
俳句
3
12/10/21 23:06
アフロ・キューバ
砂木
自由詩
9*
12/10/21 22:57
moonlight
empty
自由詩
0
12/10/21 22:51
over the 思春期
子役大好き
自由詩
1
12/10/21 22:36
今だけは
吉岡孝次
短歌
0
12/10/21 22:34
だって女の子
若林
自由詩
1
12/10/21 21:38
ポッケに仕舞った出来心
もっぷ
自由詩
5
12/10/21 21:30
あなたにパイを投げる人たち
メチターチェ...
短歌
1*
12/10/21 21:26
良く晴れた日の屋上で
永乃ゆち
自由詩
3*
12/10/21 21:17
恥じらい短歌1
花形新次
短歌
0
12/10/21 21:17
あたしはドレスにシチューをこぼしつづける
吉岡孝次
自由詩
0
12/10/21 20:20
やまかけ
花形新次
自由詩
1
12/10/21 20:19
忘れない
スマイル?
自由詩
0
12/10/21 19:49
最高の永遠
もっぷ
自由詩
2
12/10/21 19:38
ごろにゃーん
藤鈴呼
自由詩
3*
12/10/21 18:08
いつか詩人になれるなら
結城 希
自由詩
3*
12/10/21 16:21
six & sex
黒髪
自由詩
0*
12/10/21 14:58
大好きなこと
〃
自由詩
1*
12/10/21 14:48
ふと泣きたくなるとき
HAL
自由詩
8*
12/10/21 12:12
2835
2836
2837
2838
2839
2840
2841
2842
2843
2844
2845
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2847
2848
2849
2850
2851
2852
2853
2854
2855
2856
2857
2858
2859
2860
2861
2862
2863
2864
2865
2866
2867
2868
2869
2870
2871
2872
2873
2874
2875
4.52sec.