備え付けの安い蛍光灯が揺れて、
壁にこびりついていた様な淡い明暗がさざなみを起こす。
黄ばんだ掛け布団の中には、化粧をしたまま眠る女。
山羊は長方形の黒目でこちらを見て、俺は、金が無ぇ、と呟く。 ...
いらいらしてるね 。
金たまの裏側が七面鳥の皮になってる 。
山は近くて遠いから
生地の何処を探してもかくれんぼしたみたいな羊たち 。
遅れてのこのことやって来た午後の踊り場
場 ...
{画像=121022021111.jpg}

荒れ果てを 摘芯すれば 我在りと 一語苺の 花言葉咲く

我が庭の 季節外れの 花々よ 主も咲けよと 無理を言うなよ

寂しさは 活けもされず ...
わたしたちは羊毛となり
刈り揃えられ、緊密な綿となり
寝具に仕立てられ
糸の切れた操り人形のように弛緩した
あなたの身体、あなたの寝息
あなたの得体の知れない熱を読む

わたしたちは雲と ...
ちりちりと葉の群れ走る
葉先の鋭角
もろもろの枝らの骨格
根を育む土の匂い

チクタクと刻む
時は頭脳の産物
はらはらと落ちるもの
地へと消えゆく

眼を洗うかのよう
澄む空 ...
猫も人も消えた夜 闇だけが息を止めている ひさかたぶりに
おもいだしたように
私を訪れた
懐かしい友達の
絶望というものが
夏を過ぎ秋ももうすぐ終わろうとしているのに
去る気配もなし

共生を試みて
これもまた久しぶりに
...
道端で踊っている
つたないステップ
危ういターン
手を差し伸べたそうなおとなたち
きっと拒絶するだろうな
あの少女
いるようでいない
いないようで皆が注視している
そんな邪魔な存在に気 ...
すべき約束がどこにもないので
迷い指をさらしている
午前三時前のゆるい空気と
雨ざらしのベランダ
水滴のコップとなまぬるい炭酸水
小指を残したままの右手に
あることとないこととを考えたらば ...
お揃いのパジャマで寝たい僕が言い全裸主義だと君が言う夏 人差し指にけがをした
ごく一部のその指が
とたんに大きくなっている
心臓までもひきよせて
痛い 痛いと主張する

10本の指の一本が
大事なものにおもえてる
残りの指までいとしくおもう ...
旦那には秋の七草入りの粥 聴いた事のない曲が林檎畑に流れる
トロンボーンを演奏する甥の次の音楽会での曲
雨空だったので雨合羽を着て
林檎の まだ青い部分が日にあたるようにずらし
脚立にのぼって 葉をかきわけつつ
かた ...
まどろんだ月のなかで出逢う
不思議にみたされた気持ち

夢に見ていた景色がいま

ここにある

肋骨が植えられた丘の向こう
あなたが手をふっている
にこやかに

僕も手を振り返す ...
マザーファックしてやったんだ。
舌に穴あけ硬い棒を突っ込んで
マザーファックしてやったんだ。

僕のちんこと母のまんこじゃ無理っぽいから
僕の舌とステンレスの棒で
マザーファックしてやった ...
好きだった
好きだった
指の間から涙がとめどもなく零れ落ちてく
ケーキを吹き消した昨日の夜に
魔法はとけてしまったから
あたしはいつまでも
灰色の駅でまちぼうけ

うつむいたオトナたちを運ぶ
つめたい電車のなか
がたんごとん、
あたし
王子様をさ ...
軽いほんの出来心
出来心からのほんの道草
道草でしか会えない宝石
拾い集めてポッケにしまい
お家に戻って眺めてみたら
ためつすがめつしてみても
それらはただの石っころ
甘くない生クリームって、まったくにわかに信じがたい話だ。


右手に掲げた白い不幸はいつか自身の顔にも降りかかる。

「ひとりで生きる!」顔をぬぐって飛び出した。母の形見のホイッパー手に
...
置いてけぼりシンデレラ

ボロボロの服はドレスにはならないし

かぼちゃは馬車になんかならない

それに気付いた灰かぶりは

自分でドレスを縫って

自力で馬車を作っちゃうかもよ? ...
栗田さん、栗原さんの愛称をクリちゃんにするのやめてください 生き証人で 一人称だ

イマジネーションを想像するイマジネーションで
リアリティーを具現化するリアリティーだ

はいはい、もったいないって言うんでしょ?
わかってますよー


「いや ...
ドラム缶のような身体をしているから
それに見合うだけのコンクリートを流し込めるかというと
むしろ空きスペースがそんなに無いわけですから
ちょっとの量しか入らないです
フルーツインゼリーなら高級 ...
忘れたいことが台風のようにアタシに向かってくる

昔、言われたことがちょっとのきっかけで思い出す

苦しみ悲しみ 言われたことが響く

向き合えばおしおせる

私の過去

誰か助け ...
音速が光速を超える夜
マシンが、たったひとつ燈した灯りに負けない夜
最後の灯りも消して音の世界に埋没する夜
ヒズ・マスターズ・ボイスが闇を透視して
音が視える夜
孤独って案外、
最高の永遠 ...
何故か浮かんで仕方のない
ネコ娘

大きな目の途中に
何が 映るんだろうと考えながら

ほおばりたいのは たこ焼き
ちょうど 通り過ぎる 瞬間に
君が 呟いたんだ

最近 我が家の ...
いつか詩人になれるなら

世界中を旅して回ろう
草原を駆ける羊たちの群れを
湖に映る青空の影を
収穫を願う人々の踊りを

感じたものを
感じたままに
言葉に紡ぎ出せるように

世 ...
動かなくなった右手
僕はぼんやりした頭でぼんやりと考える

six sex six sex

まるでわけのわからない世界が頭からポンと出る
芸者のうどん屋

six sex six s ...
僕は健康を損なったんだ
誰ともお話できない
ビニールのお人形
カスカスの脳みそ

僕だって心はある
人と通じ合いたい
だから
夜空に願いかけて
寒風に吹きさらされる

大好き
...
ふと泣きたくなるときがあるんだ

べつになにかに屈服した訣ではなく
べつになにかに敗北した訣ではなく
べつに淋しさを憶えた訣すらでなく

ふと泣きたくなることがあるんだ

ほんとうに動 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ドンキホーテの黒カーテンあさなぎ自由詩212/10/22 3:55
わたしにパイを投げつける奴アラガイs自由詩9*12/10/22 3:05
ドクダミ五十...短歌412/10/22 2:37
あなたにパイを投げる人たちsample自由詩1*12/10/22 1:43
紅葉シホ.N自由詩212/10/22 0:48
猫も人も消えた夜 闇だけが息を止めている北大路京介自由詩812/10/22 0:42
六月二十五日にきょうも い...自由詩112/10/21 23:47
踊る少女もっぷ自由詩412/10/21 23:41
回帰高瀬自由詩212/10/21 23:28
北大路京介短歌412/10/21 23:14
一の指朧月自由詩412/10/21 23:06
秋の七草北大路京介俳句312/10/21 23:06
アフロ・キューバ砂木自由詩9*12/10/21 22:57
moonlightempty自由詩012/10/21 22:51
over the 思春期子役大好き自由詩112/10/21 22:36
今だけは吉岡孝次短歌012/10/21 22:34
だって女の子若林自由詩112/10/21 21:38
ポッケに仕舞った出来心もっぷ自由詩512/10/21 21:30
あなたにパイを投げる人たちメチターチェ...短歌1*12/10/21 21:26
良く晴れた日の屋上で永乃ゆち自由詩3*12/10/21 21:17
恥じらい短歌1花形新次短歌012/10/21 21:17
あたしはドレスにシチューをこぼしつづける吉岡孝次自由詩012/10/21 20:20
やまかけ花形新次自由詩112/10/21 20:19
忘れないスマイル?自由詩012/10/21 19:49
最高の永遠もっぷ自由詩212/10/21 19:38
ごろにゃーん藤鈴呼自由詩3*12/10/21 18:08
いつか詩人になれるなら結城 希自由詩3*12/10/21 16:21
six & sex黒髪自由詩0*12/10/21 14:58
大好きなこと自由詩1*12/10/21 14:48
ふと泣きたくなるときHAL自由詩8*12/10/21 12:12

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