デブ専
その言葉
聞いたことある
でも実際に
出会ったことはない
女房だって
私が今より約40キロ
痩せていた時に
その期間はわずか半年
急いで一緒になった訳で
ある種の結婚詐欺だ ...
見せないこと
言えないことで
人はたぶんできているから
呑まずにはいられない人
酔いつぶれている人が
ときどき無性に
愛しくなる
前後不覚になってさえ
...
風が吹き
道にぱらぱら
僕がこぼれていく
パズルが少しずつ
ばらばらになっていく
どこからか
埋められていくのか
見た目には
なにひとつ変わらない
...
吐く息が白くなった
あ と思う とたん 消えていく
僕のこの
行き場を持たないうごめきも
こんなもんなんだな
白々と夜が明ける
その前に街灯が消える
もう少しだけ
その願いが折られ ...
貧困に手助けをする
格差という文字を目の前にするとき
そうして土地問題を考えると、どうしてもグレーな景色を思い描いてしまう。
世の中を支配したいという欲がある
しなければならない帰属者を
...
歩道橋から
ひとりでに降りてきた
自転車の荷台には
期限切れの缶詰の山。
パイプ老人は痰を吐き出し
話題に上がるのは
幾ら値切ったとか、
踏み倒した事故処理と
レジの前で立ち往 ...
オラオラオラァ!
モダンで薄っぺらな靴なんて目じゃねぇ
ちびて薄汚れちゃぁいるが、これが歩み続けたおいらの勲章でぇ
わずかにからだがゆれている
冷気さえ眠る夜に
自分がふれた蛍光灯のスイッチの紐が
ゆれているのを見て
からだがむしょうにふるえてくる
ずいぶんと経たが
もうな ...
信州の秋まつりの露店で買った
ドイツ人の老婦人が作った
珍しい山の果実ジャム
店番をしている佇まいに吸い込まれ
若い頃はさぞかし美しかったに違いない
毎年自分たちだけが食 ...
春の曇り日
新聞紙みたいなホーム
電車を待つのは
ドラフト会議にかからなかった俺
だれかに会うため旅に出る
ナミダと童貞だけ乗せて
電車は鉄路を行くけれど
...
ヒトが集まると
想いが交差する
いい と 悪い
二色ならわかりやすいのに
グレーが多いほど迷ってしまう
口にすれば
まちがった という気持ちが広がる
言葉はまるで
苦い ...
『死は万物に等しく訪れるが、死を悼む者の多寡は平等ではない』
『死は万物に等しく訪れるが、死者がこの世に残す未練はその限りではない』
『死は万物に等しく訪れるが、死によって失うもの ...
僕は貴方がたを幸せにしたかった
力が、力が欲しい
それでもって虚妄な現実に触れよう
高校マラソン大会
岸辺ぞいに駆ける
河口に流れ着けと
豊かな水流のことを思いながら
愛した
それ ...
タイ人とセックスがしたいって
夏にタイ航空201便で飛び立った
エンドウくん
パタヤビーチはいい感じですか
俺だって本当は
タイ人とセックスしたいけれど
タイ人よりも前に
そもそも秋田美 ...
自分を責める
君は哀しい
君はピュアだから
君はかんたんに
傷つけられる
人を
辱しめる人って
いるんだ
...
深紅の薔薇を投げた夜
いくつもの吐息をかさねていた
僕達の想いには名前がなかった
そんなもてあました悲しみが
僕達は好きだった
いくつもの季節を共有し
違和を閉じ込めた小箱を持って ...
タンブラーに紐を通して
腰に巻き付ける
梯子から見上げた
空がとっても高い
改装中のホテルが間違って
うちの電線を切って
エアコンの効かない部屋から
貯水タンクの影に逃げこむ ...
(ほんとう)を見なければ
この口から{ルビ血反吐=ちへど}ははき出され
この体は透きとおった屍になるだろう
(ほんとう)が靄の向こうに
段々と姿を現す時
この足は自ずと前へ、踏 ...
あるだけの色を使った絵も
覚えたてを書き並べた字も
すべてきみの詩(うた)になる
一枚一枚
大切に束ねて
詩集はきっと
ベストセラー
表紙はきみの似顔絵
母さんが描いてあげる
...
上機嫌な風で
庭木は味わっている
舞踊のたのしさを
光の誘惑で
トカゲは試みている
逍遥のうれしさを
「時」の流転で
おまえは味わっている
...
かなしみが風だとしたら
お前は誰だ
記憶が口から漏れる
Will
お前の自由が
かなしみだとしたら?
スッときて、パッとひろげて
ネチョっとして、ズボっとさして
ズボズボっとさして
ズボズボズボっとさして
ドピュっとでて
ササっとふいて
フーッとひといきついて
シラーっとされる
※ 本文章は2013年1月15日から始まりますHHM(ひひょうまつり)の作例としてcaseがでっちあげたものです。引用や作品論など「HHM要項(http://po-m.com/forum/showdo ...
あぁ結局ひとり
あぁ
わかっている現実に
逃走してたのか
見失ってしまう毎日と
傍らにいる、音
無音……風の音
静寂の中で
今日もその音を聞いて
...
走り出してから 周りを見つめたら
同じ速度のタイヤが 話しかけてくれるかも 知れない
止まっていた頃には 見えなかった 回転軸が
妙に 面白くて
互いに 笑いながら 進めるのかも知れない
...
わたしたち、から
あなたたち。へと
いってしまった
わたしが結った白糸も
頼りないまま意味をなさずに
陽射しがまぶしくて目が眩むの
黒い裾が砂を飲むのよ
どうしたってここは昼間で
...
陽は沈み
わたしも 想いに沈んでゆく
白かった あの少女のワンピースに
色を重ねるみたいに
おとなの
ぬりえ
おひとつ
いかが
決して 一概に、一途だったとは云 ...
最後の猫が死んだ
冬の夜に
耐え切れなかったのだ
冬の孤独に
私は春の真似事をして紙吹雪でとむらう
おまえにみせてやりたかったよ
桜が舞う空を
せめてこの世の美しい絵空事を
...
僕はこうして夢見ている
自分自身が草原を走っている姿を
人々が何を言おうが、人々が僕を殺そうが
僕の夢はいつもそこにある
僕の夢だけは僕を裏切らない
だから、そ ...
∞夢
(誰も助けてはくれない真実がある
古代文字 )― 首のない
遺骸 / 200円
コンビニ
/助かった少女
? (絆
僕が救われたのは誰かを助けるために
/導かれた ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
デブより
花形新次
自由詩
0
12/11/24 8:25
流儀
三田九郎
自由詩
3
12/11/24 7:27
パズル
〃
自由詩
3*
12/11/24 7:02
輪郭
〃
自由詩
3*
12/11/24 6:31
格差
アラガイs
散文(批評...
3*
12/11/24 4:18
[:other
プテラノドン
自由詩
1
12/11/24 3:12
オラオラオラァ!
殿上 童
自由詩
24*
12/11/24 0:16
新生 デッサン
前田ふむふむ
自由詩
9
12/11/23 23:52
或るジャムと老婦人
灰泥軽茶
自由詩
5*
12/11/23 23:17
ナミダと童貞
吉岡ペペロ
自由詩
2
12/11/23 23:14
薬
朧月
自由詩
4
12/11/23 23:10
書簡Ⅱ
高原漣
自由詩
1*
12/11/23 22:27
貴方がたに捧げる
杉原詠二(黒...
自由詩
2
12/11/23 22:19
イタバシイ話
花形新次
自由詩
0
12/11/23 21:56
嘘の仮面
多紀
自由詩
8*
12/11/23 21:23
デスペラード
梅昆布茶
自由詩
31
12/11/23 20:51
題名
mizuno...
自由詩
4
12/11/23 20:29
無題
服部 剛
自由詩
3
12/11/23 20:23
ホッチキスでとめただけの簡単な詩集、でもそれを君は本と呼んで
小原あき
自由詩
9*
12/11/23 20:08
立ち枯れて
信天翁
自由詩
8
12/11/23 19:43
風
佐藤伊織
自由詩
5
12/11/23 19:24
擬音どすえ
花形新次
自由詩
1
12/11/23 19:22
【HHM参加作品】ぼくらはみんな詩んでいる!——草野心平「冬 ...
香瀬
散文(批評...
2
12/11/23 19:10
あぁ
まきちぇり
自由詩
1
12/11/23 19:09
タイヤと一緒なら
藤鈴呼
自由詩
5*
12/11/23 18:54
海へよせて
高瀬
自由詩
3
12/11/23 18:09
おとなのぬりえとシュレッダーとの相性
もっぷ
自由詩
7
12/11/23 17:09
絵空事
そらの珊瑚
自由詩
17
12/11/23 17:07
水のおいしさ
yamada...
自由詩
1
12/11/23 16:30
偶然に
アラガイs
自由詩
5*
12/11/23 16:24
2868
2869
2870
2871
2872
2873
2874
2875
2876
2877
2878
2879
2880
2881
2882
2883
2884
2885
2886
2887
2888
2889
2890
2891
2892
2893
2894
2895
2896
2897
2898
2899
2900
2901
2902
2903
2904
2905
2906
2907
2908
4.68sec.