冷めたコーヒーは苦い水であるからして不味いのは当たり前のことである。かといって大雨で増水したドブ川の匂いがするとなったら話は別だ。好奇心から、私は中に人差し指を沈めてぐるりとかき混ぜてみた。すると ...
ストーカー並みに一語を摘み取って紡いでゆくよ夜が明けるまで
「じゃあ誰が世界の中心だと思う?」「大統領とかダライラマとか?」
正解は「時計を鏡に映しても時間は逆行しません」でし ...
昨日会社を辞めてきた
夢見る人間なんて無力なものだ
夜の路地を一晩中歩き続けていた 僕は
昨日会社を辞めてきた
センセイ
オ父サンオ母サン
気をつけて下さい
ボク
凶器を
もっています
鉛筆を削る
小さなナイフでも
凶器になります
空き瓶の口をもって割れば
瓶の割れくちが
...
生まれてきてしまったのだから もういいの
よろこびに満ちた今日だったから もういいの
過ぎてしまったことだから もういいの
やるだけやったのだから もういいの
死んでしまっ ...
肌重ね肉を愛でつつ二体の弧 交はるなきは天体のゆへ
体液を出し合ひ咽喉に下し合ふ愛と云ふ名の食餌は貧し
皮膚つけて吐き気にも似る空漠にひしがれつつも汝を離れ得ず
充たしても夢と記憶の滓ばかり 肋 ...
仕方なく布団に入り
意味もなく
ただ携帯をいじる
数台の車が通り抜けた
雨音
ひとり
弄ばれている時間
今日の余韻の中で
明日への淡い期待
夜の闇に飲み込まれない ...
図鑑から拾い出したらさみしさの集まりみたいホモ・サピエンス
鈴鹿でさ、熱気球がちりぢりに空に別れていくのをみようよ
ピアニカに人工呼吸を施してでたらめな人の怒りをみてた
...
瓢の笛別れの曲のJAM SESSION
ショパンの忌松井咲子が弾くピアノ
クリスマスソングとすれちがう
あわててふりかえる
もうきてしまったのかしらんと
気の早い店主がかざった
クリスマスグッズがそこにいた
注目されないとしょげていた
そこにはふれずに
...
風を脱がされた雨が淋しげに
吶吶と落ちている
かなしみだ
わたしのかなしみのうつしみだ
晒されて
ほら聴こえる
よおく聴こえる
嘲笑い
わたし、宛て
*
風 ...
かなしみをおしえてくれたのは
10歳の頃
せつなさをおしえてくれたのは
あなたでした
旅の途中で
消えていくともだちも
笑って送り出して
くれたおかあさんも
わたし ...
「ひそひそ」
「ひそひそ」
「ぷっ」
「いやいや そんな」
{引用=
いつか どこかで
すれ違った
小さな縁
糸を手繰り寄せられ、
髪を結い
黴のにおいの
黒い衣を身にまとう
行き場を失った 御霊が
森を 来世を
彷徨って ...
ライトブルー ソーダーシュワ
真冬のアイスクリーム
そんな匂いが弾けるシュワ
着込んだ湯気が凍てつく氷張りの澄んだ鏡空へ
何気ない息を膨らますシュワ
星に雪がかかる降 ...
シュレッダーに
放り込まれた
愛の秘密が
刻まれた
細長い紙に
印字される
そこにあるのに
絡みあって
取り出せない
見え隠れする
手のひらが
ワタシを
さがしている ...
僕のおへえさんが
僕のおもうさんと
こいにおちて
けつこんして
僕のおきゅうさんが
僕のおへえさんのお腹から
産道を通って
この絶望てきなせかいに
うみおとされたのは
僕のおきゅうさ ...
休みたくても 休めぬアナタ
今日は 休日の 筈だけれど
最初から 働く予定を 立てていれば
眠る 布団も 重たく 感じる
動かぬ 我に 罪悪感
だからかな
ちこちこ動く 枕が 愛お ...
「瞼の上に何ペニー載せようがあの世は明るくならない」
あの人は言っていた
僕は今瞼の上に眠気を載せてこれを書いている
題名なぞクソ食らえだ
僕は僕のやりたいようにやるだけだ
もっとも現状では ...
「宇宙樹に」
木の若芽
木の葉にさわる
思わず手が伸びてしまう
ひんやりとすがすがしい感触
かぐわしい気が私の体の中に入ってくる
とにかく思いな ...
「わたしのしごと 1」
木の若芽
木に登る
カシの木かクスの木
すわりごこちのいい太い枝を見つけて
体を思いきりあずける
そして
時を忘れて木と ...
「何者でもなく」
木の若芽
木から学んだ忍耐
鳥から教わった勇気
宇宙から教わったやさしさ
花から学んだ明るさ
今こわいものなく
人のなかにも入っていく
...
1
青空に向かって
僕は自分の言葉を投げた
そこにナニカが生まれはしないかと
僕の心の中にあった
わだかまりが解けていった。
2
青空に向かって
僕は君の言葉を投げた
...
燈よ絶えまなくあれ霖雨の悲
降りだしそうで
乾いたままの
空をなぞって
こんな日に
泣くのには
意味があるのよ
誰かが
たおれないと
世界がおわってしまう
そう言って
きれいに笑っている
き ...
郷里は紅葉を敷き詰めた樽のようで
56人の農民が日本サンダルで歩く
喜びの村だった
手には23個のアホー
流れていく寒い雲
貧しい町を通過して帰る
大きな川の秋は冷える
どちらが ...
わたくしが地上に降りようとしていたとき
まっすぐに地をめざしているとき
宇宙の先にある青い星を目指すことは
それは まるで 円錐の底から円錐の先を 目指すようでございました
空間は細ら ...
雨の日は床の油と土とが湿気に混ざって独特の匂いがする
信号待ちの小学校の前でそんな事を思い出し
雨だ
僕は歩くのが下手で
いつも靴がずくずくで
傘はその意味を放棄している
風が
...
残業も無いのに帰宅もせずに待っています
午後7時45分
太陽をいっぱい かごに入れていますね
知っているんですよ
この建物の中は 外より寒い
大丈夫 安心して下さい
...
親指が落ちている
孵化できなかったさなぎのように
雨に濡れている誰かの親指
生まれ変わることが
喪失の上のなりたつならば
感傷ははなから捨てなければならない
でなければ
君のように
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
微睡みの後
御飯できた代
散文(批評...
2*
12/10/18 3:08
謎Q
本木はじめ
短歌
3
12/10/18 3:03
グッドバイ
番田
自由詩
0
12/10/18 2:21
キョウキ
シホ.N
自由詩
2*
12/10/18 0:50
もういいの
芦沢 恵
自由詩
15*
12/10/18 0:33
積算
salco
短歌
1*
12/10/17 23:58
おやすみ
まきちぇり
自由詩
1
12/10/17 23:55
ホスピタル・サーキット
ことこ
短歌
7*
12/10/17 23:26
ショパンの忌
北大路京介
俳句
2
12/10/17 22:33
10月のクリスマス
朧月
自由詩
4
12/10/17 22:08
とつとつと
もっぷ
自由詩
8
12/10/17 21:42
旅のはてに
佐藤伊織
自由詩
2
12/10/17 21:33
副班長集合
吉岡孝次
自由詩
1
12/10/17 20:55
いつか月の眠る森で
月乃助
自由詩
7
12/10/17 20:43
ライトブルーソーダーシュワ
朝焼彩茜色
自由詩
8
12/10/17 20:38
愛の秘密
フクスケ
自由詩
1
12/10/17 19:51
おへえさん
花形新次
自由詩
0
12/10/17 19:11
ピロートークの狭間で
藤鈴呼
自由詩
5*
12/10/17 18:37
Scheisse!
itaint...
自由詩
1
12/10/17 16:16
宇宙樹に
木の若芽
自由詩
2
12/10/17 15:47
わたしのしごと
〃
自由詩
3
12/10/17 15:41
何者でもなく
〃
自由詩
1
12/10/17 15:39
青空の歌
……とある蛙
自由詩
8*
12/10/17 15:37
マーブル俳句
マーブル
俳句
1
12/10/17 14:55
身投げ
はるな
自由詩
3
12/10/17 13:46
喜びの村
和田カマリ
自由詩
1*
12/10/17 11:48
浄土の鳥
るるりら
携帯写真+...
10*
12/10/17 9:48
雨は。
プル式
自由詩
5
12/10/17 9:09
待ち伏せ
ぎへいじ
自由詩
15*
12/10/17 8:19
親指
そらの珊瑚
自由詩
10
12/10/17 7:35
2859
2860
2861
2862
2863
2864
2865
2866
2867
2868
2869
2870
2871
2872
2873
2874
2875
2876
2877
2878
2879
2880
2881
2882
2883
2884
2885
2886
2887
2888
2889
2890
2891
2892
2893
2894
2895
2896
2897
2898
2899
加筆訂正:
おへえさん
/
花形新次
[12/10/17 20:10]
金原二郎 追加
5.65sec.