燃え上がる日の高熱
照らす街並みに
煌めいた陽の情熱
瞳は遠くへ
繰り返す幾つかの季節
赤を浴びた自転車の
足元が遠く飛ぶ
信じ切った日の想い
俯き繰り返す
越 ...
北風と去る体温に立ち尽くす
就職は決まらない
冷たい風を 冬は 頬に叩き付ける
学校に行きたい
金を 見えないものに払うのは 嫌だけど
東京駅の大通りで
バスの 田舎へ向かうその名を見た
明日は仕事をしたくな ...
時の音と共に
音楽は鳴る
年の瀬が近づくと
人間共の鐘が鳴る
ガーゴイル達が乱舞する街へと
俺の魂は静かに落下していく・・・
いつか、誰かが見た死の味をこの舌に覚え ...
いま時分には珍しい朝凪に
吸い寄せられるように
車を止めて
浜へ降りて行った
もう、母国に
呼ばれることのないカモメたちが
白を惜しまずに羽ばたいている
水面はきらきらとさやかに
...
アン・ドゥ・トロワ アン・ドゥ・トロワ
壊れたトウシューズをどこかに置き忘れた少女がひとり、漆黒の夢の中
そしてその静寂がわたしにまとわりつく
アスファルトが
冷たくて
誰にも会いたくなくて
でも
人の気配がほしくて
笑えよ
ゆるんでよ
そんな
尖った顔して
背中丸めていないで
だいじょうぶ
大丈夫だよ
鳥が飛んで ...
檻の中にいる時より
人の中にいる時の方が
君はずっと孤独だ
誰かと語り合っている時より
一人で黙っている時の方が
君はずっと雄弁だ
誰かに褒められている時より
誰かに見捨 ...
青く開いた空の深みから
一つ また一つ
無言の頷きのように
頬に
建物に
大地に寄せられる
ふわりと白い口づけ
それは
氷柱のように尖らせて行く
生ぬるい毎日の中で肥大した妄想を ...
マダム・スミダを貴方に
(原題:Serve The Last Pie For Me)
{引用=作詞:Doc Pomus・Mort Shuman・岩谷時子
補作詞:因縁崎渡世子
...
白くて少しざらっとした
鉱石のような植物
そんな草原で
石の人は
静かに一歩一歩
歩いている
目的は有れど
既にその石よりも
風化し忘れてしまいそう
傍らには
背中から ...
目からたばこが生えた
煙がおれの目だ
「人を愛せ」の「人」という字が
燃え盛っている
灰皿が
重油とタンカー
ガソリンは蒸気が燃える
トイレの個室と遠く離れた
廊下であったり
...
ゴルフはからだの使い方だ
からだの使い方を3分で会得する者もいれば7年で会得する者もいる、ただそれだけのことだ
会得のスピードが才能なら会得するまで諦めない根気強さも才能にちがいない
いのちの使 ...
Agains
今年はじめての 雪でした
足の下に さくさく
冬の音がする
雪のつめたさに
舌打ちしたり
みなが冬をきらうから
少しばかり 冬は意固地になっていたりするのです
...
そんなことしてどうするんですか と言うので
しないでどうするんですか
ほかになにしろっていうんですか そう言ってやった
意味のないことを
意味ありげに言うな ばかたれ
死体の処理に困ったので
引きずりながら運んで
隣の松平さんの家の玄関前に
置いて来たんです
当然、翌朝、新聞配達の苦学生に
発見されて
警察に通報されて
大騒ぎになったんです
松平さん ...
出会った人 みんな私のことを馬鹿にして
あざわらっているんだろ
気の毒がって上から目線で
かわいそうにって
すぐに私はすみませんと言うだろう
真心を疑い、すみません
読んで ...
供述によるとお前は
うつくしい女と出会った
彼女は駅の階段でうずくまっていた
いくら声をかけても反応がなく
そっと肩を叩いたとき
顔をあげた女と目があった
お前はこれがほんとうの恋なのかと ...
駅でたくさんの人が下りたあとの座席に
包みが置かれている
忘れ物だ
ぼくはあわてて取って
フォームを歩いて
事務室にいって
遺失物の届出をしようとしたのだが
形のあるものでないと受け取れ ...
去年の12月のカレンダーもそのままに
今年の12月を迎えた僕の家
何か変わった?
そう言って壁際から
僕に問いかけて来ている
僕は何も変わってない
ただ、少し周りとの関係がややこしくな ...
かけおりてくる兵隊がいる
指揮だけがあって四季のない顔のない
丘のうえから
いっせいに声があがる
雲がわく
あがる声には
責任がないから自主性がない
...
いま項垂れているきみ
少しだけ顔をあげてみないか
いま立ちすくむきみ
少しだけ踏みだしてみないか
世の中は確かに酷い
世の中はとても苦い
でもね
ぼくもきみと同じだった
だ ...
しわ寄せは民に向かう
大誤算は最下層が被る
根本的な歪みが
少しでも露わになればあまりにも脆い
「文明」とはもはや呼べぬ文明
責任はなすりつけ合いの道具
いつからかそれが当たり ...
きらびやかな回路 敷設する真夜中過ぎ
2LDK 奥深く 冷たい重低音
書き表せない感情を言葉にする矛盾
月明かりを蹴散らすかのようにライトアップ
暗闇知らず 闇夜知らず
...
約束された
明日は無い
とはいえ今を
月の光る静けさだ。
わかっています、と幾度
こたえたであろうか
あの時
空から照らす透けた光にうつむいてさ
遠く遠い声であ ...
本当の自由を求めて空を見る
名も知らぬ黒い鳥が
隊列を組んで空を渡っていった
翼があるから自由でいいねと
そんなふうにつぶやくのは
自分の翼で空を翔んだことがない人間が想うこと
あ ...
あたい
あんたの
初めての男になんて
なりたくない
一生あんたの記憶に
留まるなんてご免
だって、あんたが
その後何人も何十人も
関係するなかで
初めての男は
ずっと比較対象なんで ...
炉辺そばでココアを飲み、胸の中から暖かさを感じる。
春巻きを作りたかったが、しょうがが尽きてしまった。しょうがない。
日本からはるか遠くにみそを飲んで、家庭の味で慰めた。
微笑んでき ...
僕の彼女は 今ごろ
生活が充実してる
僕の彼女は 今ごろ
トイレそうじなんかしてる
僕の彼女は きっと
なます なんかを作る
正月でもないのに
僕の彼女は き ...
陳腐な切実
ブックオフにかかる畳み掛けるような音楽
たとえばファンキーモンキーベイビーズ
白か黒かが重要で
買うか買わないかが重要で
たとえば年末ジャンボ宝くじ
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
グッドバイイエスタデイ
千三
自由詩
2
12/12/2 3:51
冬
〃
俳句
1
12/12/2 3:32
理想、現実
番田
自由詩
1
12/12/2 3:10
雪の宿で
yamada...
自由詩
2
12/12/2 2:42
大丈夫
もっぷ
自由詩
5
12/12/2 1:54
アン・ドゥ・トロワ
殿上 童
自由詩
15*
12/12/2 0:34
生きてろよ
蒼木りん
自由詩
2
12/12/1 23:48
ずっと、ずっと、ずっと
まーつん
自由詩
6*
12/12/1 23:43
冬に見つけられてしまうと
ただのみきや
自由詩
18*
12/12/1 23:38
マダム・スミダを貴方に
salco
自由詩
4*
12/12/1 23:37
石の夢
夜恋
自由詩
2
12/12/1 22:46
マギのマスク
鯉
自由詩
0
12/12/1 22:21
いのちの使い方
吉岡ペペロ
携帯写真+...
3
12/12/1 21:08
FinAgains
月乃助
自由詩
7*
12/12/1 20:31
ばかたれ
三田九郎
自由詩
4
12/12/1 19:00
ご近所さん
花形新次
自由詩
1
12/12/1 18:39
すみませんさえ言えれば血は流れないわけじゃない
いぬぐす
自由詩
1*
12/12/1 18:32
供述によるとお前は……
木屋 亞万
自由詩
5*
12/12/1 17:26
箱詰め電車
殿岡秀秋
自由詩
9
12/12/1 16:12
12→12
酸素の枷
自由詩
0
12/12/1 16:02
丘にいる兵隊
石川敬大
自由詩
11*
12/12/1 15:42
親愛なるものへ
HAL
自由詩
7*
12/12/1 14:46
民は広場へ
komase...
自由詩
3*
12/12/1 13:32
夜明けの食卓
〃
自由詩
0
12/12/1 13:31
月夜
こしごえ
自由詩
6*
12/12/1 9:20
胡蝶の夢
そらの珊瑚
自由詩
21
12/12/1 8:32
初めての男
花形新次
自由詩
0
12/12/1 7:42
いんしょく
舞蛍等
短歌
0
12/12/1 7:37
僕の彼女
佐和
自由詩
3
12/12/1 7:10
たとえばファンキーモンキーベイビーズ
吉岡ペペロ
自由詩
4
12/12/1 7:10
2859
2860
2861
2862
2863
2864
2865
2866
2867
2868
2869
2870
2871
2872
2873
2874
2875
2876
2877
2878
2879
2880
2881
2882
2883
2884
2885
2886
2887
2888
2889
2890
2891
2892
2893
2894
2895
2896
2897
2898
2899
加筆訂正:
ずっと、ずっと、ずっと
/
まーつん
[12/12/2 0:52]
細部変更しました。
4.26sec.