もくもくと

香ばしい

秋刀魚の焼く匂い

くんくんと

昨日の秋刀魚は美味しかったねぇと

家族が昨日の夕飯楽しそう

もう秋だね

うんそうだね

優しい匂いが私 ...
虫の鳴き声がする

星が動くように見える

夜の高くを

何処かのひかりを

吸った雲が流れていた


別れ話のそのあとには

永遠のふりをした

永遠でないものが

...
きみの笑いの下にたくさんの情報量がある

きみの笑いの下にたくさんの情報量がある

きみの笑いの下にたくさんの情報がある

きみの笑いの下にたくさんの情報がある

後ろを通り過ぎるひと ...
疲れに目を瞑りほんの少しの間
眉間に指を押し付け俯いていると
瞼に張り付いた幾つかの映像が
こっちを向いている様な錯覚を感じる

かつて焦がれていた横顔のよう
微かに心奪われた笑顔のよう
...
ぼくは、死ぬのが怖い。
ぼくらは、知っている。
十分なだけの知識を得ている。
ぼくが死んだら、
酸素原子と、
炭素原子と、
水素原子の群れになる。
有機物の末路はいつだってそうだ。
人 ...
おりかたがわからないんですと云ったあとの沈黙はこころを動かし

剥き出しヌードなことばは
ふたりのあいだに壁をつくり

今夜うさぎだからって
はげしくなついてなめたものは殻

問いは訪い、 ...
作品における構造概念の詐術について

一、多くの名作とされる詩作品に、さしたる構造はない。

一、構造とは色々な意味で、共有されうる型であるが、それは独自性を消失させる。

一、多くの作家 ...
 A点

ターミナル駅を擁する街は
ユニクロ タワレコ ドトール イタトマ
横断歩道のカッコウの声
三井住友 第一生命 三菱東京UFJ
幹線道路と並行か直角のアーケード商店街
どこに行っ ...
あなたの瞳に、僕が映る 
僕の瞳に、あなたが映る 

あなたの中に、僕はいる 
僕の中に、あなたはいる 

あなたの内に、天はあり 
僕の内に、天はあり 
天の内に、僕等はいる 

...
嫁さんと周に駅まで送ってもらい 
仙台行きの新幹線に乗る前 
待合室で一人になって、はじめて 
(今日で周は一歳か)という 
思いがじわり・・・と胸に広がった 

毎日嫁さんのやりくりで  ...
夢をごらん
今の君だからこそ見られる夢を
その身に纏う翳りさえ透明なうちに

夢をごらん
翼ある夢を
コーヌコピアから溢れる花と果実に
彩られた夢をごらん

君の心から生まれつづける ...
路上
たぬきが死んでいる 今日
のどを空に見せて
堂々たるもんだ

左右に列なす車の真ん中を
雲を逆さに見下ろして
脇腹を少し赤く割って
動かないで

見に行こうぜ いっしょに
...
学舎で一番の秀才であるリヒテンシュタインの解釈によると、母親の窮極の愛とは

臍帯で赤子の首を締めてやることなのだそうだ。

あまりに深い愛に私は

慄然たる思いを隠しきれなかったが、
...
カウンターのまえに生簀がある
生簀のうしろで二人の板前が
包丁を手にして僕たちの注文を待っている

弟と〈活定食〉というものを頼んだら
すかさず板前が網を持ち出して
生簀から魚を二匹すくっ ...
「あの子が嫌い」

彼女が一言そういえば
パタパタパタパタ
音を立て
私のオセロは翻る。
黒なら白に
白なら黒に。

「あの子が嫌い」

彼女が一言そう言うたびに。


...
コスモスが道をふさぐ
迷っている私をみすかすように
濡れたコスモスが
ふれて冷たい

いかなくちゃ
そうおもうときほど
いかなくてすむ方法を
想ったりする

大人になるって
迷わ ...
兵士を4000率いるのが司教で
大司教だと5000
魔司教で8000
大魔司教だと10000

いま
かんがえた

レッサーパンダは食べ物の一種ですか
ということも
よくつぶやく
弁護依頼
冒頭調停
資産精査
財産分与
親権争い
罵詈雑言
憎悪交錯
視線鋭利
責任主張
法廷闘争
損得勘定
喪失感覚
精神耐久
疲労困憊
結局敗北

それこそ
離婚 ...
碇星社会福祉に入れるメス やたらめったら起こる奇跡を奇跡と呼びたくない 賞味期限
切れかけならば
憧れの
マドンナとだって
可能かもよ
生臭いゴミの匂いがした

いい匂いのふりをしていた

季節の夕暮れのひかりに


ぼくは金木犀じゃないかと見回した

歩きだせずにいた

ひかりは姿を

ゴミの匂いは形を
...
気がつくと窓から射し込む
光の色が朱から濃い藍に
変わっていこうとしていた

ああ、もう陽が落ちる時間が早くなった
ぼくは窓に眼を遣るだけで
ソファから立ち上がらなかった

此処に移っ ...
パントマイムの光る町で
100円玉を 見つけました
なんて 格好良い セリフを

吐けたならば 幸せ
履かれたならば 臥しあわせ

マッサージ タイムには
上に 乗っからないで 下さい ...
見上げた灰色の空に

風が答えるように 霧雨をよび込む

屋根岩二峰

小さな張り出しの下にたどり着いても

漂う水滴から 逃げる事はできない


吸う息も 吐く息も
踏みしめ ...
きっと生まれて初めて見た色って
ターナーの洪水
まばゆいなか ひかりのなか 空映す青
きっと生まれて初めて知った色って
ターナーの洪水
まばゆい夢 ひかりの夢 母なる海

無から有へと蓄 ...
向こう側も金色だった
そしてこちら側も金色
幼女の背丈ではそれだけが
世界の全てだった
何者にも育てられず

彼女を育んだのは
その、原風景だった
こころの存在を教えられ
歩むことを ...
書き留めた春は儚くて
夢香のように消えてゆく
さえずる鳥は初夏を待ち
孵ったあの日を忘れてる

きらきら、と
ではない夜の星も
さやさや、と
ではない風の声も

きらきら、として
...
美術の造形で手の形のを作った。
更衣室で皆で
蹴って遊んでいた。
そうしたら私の蹴ったのが

友達の目の上に
当たってしまった。
縫ったそうです。
傷は一生残っている

とても大切 ...
政争を清掃したい総選挙

いっそのこと水曜どうでしょうを党名に

迷走を瞑想している居眠り議員

お互いを先生と呼ぶ別世界

復興の名前に隠れ無駄遣い

国の首締めても官僚生きてゆ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
もう秋だね灰泥軽茶自由詩6*12/9/24 1:29
永遠吉岡ペペロ自由詩312/9/24 1:27
濾過渡邉建志自由詩112/9/24 1:17
だれか松本 卓也自由詩112/9/24 1:16
ぼくは、死ぬのが怖い。 —MeMento Mori—多木元 K次自由詩1+12/9/24 0:55
あした阿ト理恵自由詩4*12/9/24 0:34
作品における構造概念の詐術についてのメモるか散文(批評...0+*12/9/24 0:11
場所考salco自由詩2*12/9/23 23:42
服部 剛自由詩512/9/23 23:22
約束 自由詩612/9/23 23:14
夢をごらん塔野夏子自由詩6*12/9/23 22:22
路上オイタル自由詩6*12/9/23 22:20
世界は淡雪のようなもので出来ている高原漣自由詩2*12/9/23 22:14
活きた魚の眼佐々木青自由詩5+12/9/23 21:48
オセロ亜樹自由詩412/9/23 21:42
雨とコスモス朧月自由詩912/9/23 21:07
大魔司教ガリウス6自由詩112/9/23 20:43
泥仕合HAL自由詩3*12/9/23 20:02
碇星社会福祉に入れるメス北大路京介俳句312/9/23 18:38
やたらめったら起こる奇跡を奇跡と呼びたくない自由詩1312/9/23 18:37
熟女短歌5花形新次短歌012/9/23 18:16
金木犀吉岡ペペロ自由詩412/9/23 17:33
黄昏HAL自由詩4*12/9/23 14:29
フラフープ藤鈴呼自由詩6*12/9/23 14:06
マツムシ草ぎへいじ自由詩9*12/9/23 12:41
ひかりへ還るもっぷ自由詩512/9/23 12:05
色彩自由詩212/9/23 12:00
の、誕生自由詩312/9/23 11:58
美術ペポパンプ自由詩6*12/9/23 10:40
へっぽこ川柳梅昆布茶川柳412/9/23 10:25

Home 戻る 最新へ 次へ
2866 2867 2868 2869 2870 2871 2872 2873 2874 2875 2876 2877 2878 2879 2880 2881 2882 2883 2884 2885 2886 2887 2888 2889 2890 2891 2892 2893 2894 2895 2896 2897 2898 2899 2900 2901 2902 2903 2904 2905 2906 
4.28sec.