いちばん大切なことがなんであるのか。

そんなことは分からない。

たぶんケースバイケースであるに違いない。

ただ、正しいことは絶対ではない。

この遠い絶望を認識するところから、理 ...
綺麗な花よ

綺麗なまま咲いてくれ
いつでも
いつまでも

私の心の中で
その内に
どんなことをも秘めたまま
海に心を映してみれば
おんなじだよと
波がいう
満ち足りぬ
満ち足りる
くりかえす 
やさしい
さざ波
言葉は何も
具体的なイメージをそこには残さない
手にした紙に書かれた 黒と白とが
目の前には あるだけ


時計が回っていく
眠気が 同時に 肥大化する
修学旅行で 僕は
友達で ...
スライム営業スマイル
契約取るため勇者を襲う
スライム営業スマイル
成績悪けりゃ笑顔も引き攣る
スライム営業スマイル
休憩中は

スマイルなしの真顔スライム
きみのことばは

秋の冷たい雨のようだね

仄かな愛の燃えかすを

ひとつ ひとつ 丁寧に

つまむように消して行く

夏の陽射しに彩られた

一輪の記憶が今しがた

明け ...
立冬の一日分のバイト代

窓をあけて光をあびながら
手をのばして
選んで
引き剥がして
食卓の方向にほうりなげる

皿もいらない、私の食事
清流のなかの食欲が室内にみち
なまぐさい匂いに木目が視線 ...
点滴にロマネ・コンティ入れてよ 雨男、雨女よ 金環日食を見ようとしないでくれ 心の蜉蝣触覚を伸ばす 貴重な存在だからこそ

歌にもなる

とんてんかん とんてんかん

侮るなかれ

つちうつを

貴君等はどうぞ知り給え
捨てる神あれば
拾う神あり
命を拾われた
一人だったら
死んでいた。

皆よってたかって
励ましてくれて
会ってくれる。
見ず知らずの人を誘ってくれた。

皆ネットの人だ
一人 ...
目が合ったのさ
葉っぱの ちゃんちゃんこを着て
寒いのが来るぞって わいわい ざわざわ言わせながら 走って来たんだ

でも 目の前で一人が つまずいて

だから 分かったんだよ 赤いちゃ ...
色とりどりの家屋の間から

寒そうに青褪めた電柱が

天に向かって一斉に

我も我もと、腕を伸ばしている。

十一月の風は冷たかろうな。

そうして彼らは、その短い指で不器用にも懸 ...
ソファのない部屋にいる

立体をこじ開けて時間を差し込んだ戦車が通る

石蹴りに夢中で影を置いてきてしまった

からんころんと遮断機の警報が鳴って

舌の長い子供たちが低いビルに手 ...
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この薔薇は

美しいと自分を

認識してはいない

当然の様に咲いている

それだけだ


だからだ

図画にするのは
...
針穴に髪を通す
布地にぷすぷすと縫いつける度に
疼きだすわたしの心臓
心臓にもぷすぷすと
穴が空いている
踞るうちに ...
つれていって戦地、立ち向かわせて敵前、
ここは地という宣告のもと飛び降りようとしている
ふたつの目がほんとうは空を凝視している


きみのもっているぜんぶの切れ味をわたしに集中させて ...
秋雨

影は
よると重なる

夜明け
カラスたちの声を信じることから
始めよう
引き戸の開く音


そうして一日が始まる
キラキラの宝石を眺めるために
もう一度だけ クリック

探し物は 見つかったかい

タッチパネルの 御機嫌を 損ねぬように
目下の課題は 其れだ

話が逸れたら 仕方 無いからと
斜 ...
こんな夢を見た
わたしはぼたぼたと
血を滴らせながら
部屋中を歩き回っている
わたしには、
左手がないのだ
鋭い刃物ですぱんと切られ
血が止まらない

母親はいつもの ...
わたしという名の優しさは
たわしという名の清掃用具にも似て
浴槽という名の容れ物の
水垢という名のきみのかなしみを
ピッカピッカという名の晴れやかさに
変えるために
あるんだと思 ...
打たれた海岸の松並木のために
時代遅れの絵が集められて
豆粒がウジャウジャしだした
それらは沿岸流系の空から降り
海の静かさを傍観するものだった

激浪によって説得力のある
すべての期待 ...
来る日も来る日も嵐のなか
海が凪いた日はわずか数頁

そうかきみの航海はそれほどまでに
吹きつける風と雨のなかだったのか

行会いの関係の際に笑顔で手を振っていたきみは
旧友であるぼくに ...
肌寒い夜

「此処は何処?」

手を伸ばしてみても闇
目を凝らしてみても闇

ひとり
取り残された僕に
星たちは微笑んではくれないらしい

視界がぼやける
それが涙のせいだなん ...
穴があいているのはちょうど、あたまとおなかとしきゅうの位置にあたる、わたしはぽっかり穴ばかりあいている、白い人間(ぐうぞう)どうしの喧嘩はもうごめんだよ、何もしなければ何もしないだけ何も生まれないと思 ... 消えた家族のその後は誰も知らない
あのあたりの地主だったという 長男が
次々とこさえた借金を返済するために
土地を売り飛ばし とうとう最後は自宅まで
手放したらしい

跡地にはマンションが ...
■僕らが17歳だったころ

1971年。17歳の南沙織は「17歳」という、そのまんまやーん!な曲名をひっさげ、鮮烈なデビューをかざる。
そしてその18年後の1989年、同曲のカバーが森高 ...
ぼくにだれかが運を運んでくる

だれかとは

人かも知れないし

鳥かも知れない

石かも知れないし

木かも知れない

なんであろうと構わない

運とは

なにものか ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
オバマ再選吉岡ペペロ自由詩512/11/8 11:53
朧月自由詩212/11/8 8:34
さざ波そらの珊瑚自由詩1912/11/8 7:59
ひとりぼっちの修学旅行番田 自由詩012/11/8 2:32
早口言葉(ドラクエ編)yuma自由詩1*12/11/8 1:23
冷たい雨ただのみきや自由詩22*12/11/8 0:02
立冬北大路京介俳句512/11/7 23:56
角の家遙洋自由詩3*12/11/7 23:56
点滴にロマネ・コンティ入れてよ北大路京介自由詩712/11/7 23:56
雨男、雨女よ 金環日食を見ようとしないでくれ自由詩212/11/7 23:55
心の蜉蝣触覚を伸ばす自由詩112/11/7 23:55
村の鍛冶屋ドクダミ五十...自由詩7*12/11/7 23:33
捨てる神あれば拾う神ありペポパンプ自由詩13*12/11/7 23:06
ちゃんちゃんこぎへいじ自由詩10*12/11/7 22:35
絡まったあやとり。元親 ミッド自由詩712/11/7 22:33
午後は秘密カマキリ自由詩212/11/7 22:28
筆をとる理由ドクダミ五十...自由詩2*12/11/7 22:07
『投影』あおい満月自由詩4*12/11/7 21:09
最前線ふたたびしもつき七自由詩812/11/7 21:00
無題seniri自由詩4*12/11/7 19:06
指揮者は キミ藤鈴呼自由詩2*12/11/7 19:02
『切断』あおい満月自由詩3*12/11/7 19:02
わたしはたわし花形新次自由詩312/11/7 18:47
シャッタード和田カマリ自由詩1*12/11/7 18:08
Vaya Con Dias AmigoHAL自由詩4*12/11/7 18:04
迷子と柊 蒼衣自由詩312/11/7 17:35
かわいそうc自由詩012/11/7 17:26
消息そらの珊瑚自由詩1212/11/7 15:32
しもつき七さんがオバさんになっても(HHM開催にあたって)コーリャ散文(批評...20*12/11/7 14:54
吉岡ペペロ自由詩512/11/7 13:53

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