静かな場所で純化された記憶を

再生すれば大きくなる重い塊

忘却するために

身を委ねそうになるタクト

終わることのない伝言ゲーム

とりあえずの否定形がぞんざいに連鎖し

...
またささやかな給料日が来て
しばしの間は
生き延びられそうだ

いっそのこと
草間弥生さんにでも出向してもらって
赤い水玉の流通する世界で生きていたい

部屋の隅のワゴンには読めない本 ...
生きてきたけど

よくわかんない

死ななかったけど

なにが起きたのかよくわかんない

こどもの頃もいまも

あんまりよくわかんなくって

霧っていうか、ラップみたいなもので ...
小春は 咲いていた
いたいけな木枯らしに とまどいながらも 
茨の木も葉を落として
生まれた詩たちが 真っ裸になる この秋空に  あなたは

腹を満たすために
寒さから身をまもる ...
                     121120

動機とは
発動機に頭が付いていないものだと思った
頭が付いて始めて動くと思った
頭がないと動かない 回らない
音がしないし役にも ...
眠い……
最近 眠くて仕方ない

どうしたことだ
やらなければならないことは
山ほどあるのに……

それでも 眠い
眠くて 眠くて 堪らない

朝方の二度寝でこんな夢をみた

...
秋深しとっとと黒猫歩きけり

紅葉舞う掌の中のぞくはてな猫

落ち葉踏み尻尾を立てて猫二匹

             蛙
目の錯覚であろう
一瞬 谷間の言葉と
   丘陵の言葉が
隔たりをなくす
負荷をなくし
意味をなくす

あえて平面的に観ることで
多角的なもの
こんがらがったものを
再認識する 再 ...
自分の子孫を残したかったから
好きな人の子供を産みたかったから
本能?
老後をさみしく過ごしたくなかったから
家の存続の為
母親になりたかったから…

色々並べ立ててみましたが
どれも ...
はずしたタイミングとシャイに無意識

着慣れなさにばかり文句を言って

マンネリに繋がりはどこまでも当然

浸透していく水分が異なるセリフを吐かせて

蓄積していく形なるもの「美しさと ...
ふりだしはかろやかにはじまる

 雫が落ちてきた
 まどろんだ鼓膜の扉をたたく音
 あれは雨の歌
 いたづらに
 たのしげに
 むてっぽうに
 今日というちっぽけな空洞を響かせる

...
燃えるみずうみに
繊維を浸した
繊維は濃く
あおいろを流して
伸びて行く線が
溶け沈み込むまで眺めた
失敗は成功の母なんて
母もいろいろいるからなあ

結局
失敗も成功もないんじゃないの

そんなことを考える朝
私の今日も静かなままに

世界は
見えない法則にみちている

音は ...
トントントンって叩いたドアを
あなたは開けてくれますか





いつでも家は暖かく
家中きれいにしておいて


わたしを優しく迎えてね


勇気を出して
あなた ...
時計が回るたびに
たどるべき道を 僕は ときどき忘れる
そうして思い出す あれは 10年前のシンガポール旅行でのこと
これから 僕は どこに行くのだろうと思っていた
行くべきであったろう  ...
白い空の果て

誰かが言葉を俺の身に降らせる

俺は閃光の光をもって、それに答え

詩神に忠実な僕(しもべ)たる事を示す

誰かが誰かの言葉を盗み

俺の言葉はお前の言葉だと主張す ...
おまえをうつくしいものにしてやる
骨と血と過ちで

死んだ星の瞬く地平

僕らもどれないと思うよ
あの頃にはもどれないと思うよ

この掌で掬うこれっぽっちの闇すら
愛など為さないこと ...
青い水いろの空

公園からはみ出たさくら木

電信柱と電線が

拮抗しながら騒がしかった


世界はじっとしていない

何通りもの風景を

何通りもの異世界を

僕らはただ

奇跡のなかに浮かんで

...
自由律俳句つぶやかされている 月光で首くくる蟷螂の女 親は同窓会に行っていると思ってる 手配犯そっくりのオレ整形しモテはじめたがパトカーも来た 自己評価が高すぎると
社会に迷惑をかける
自己評価が低すぎると
家族に迷惑をかける

自己評価が甘すぎると
未来に迷惑をかける
自己評価が苦すぎると
希望に迷惑をかける

自己評価 ...
窮屈さや 自由に非ぬ 気持ちを抱かずに
日々 過ごせている 私は
倖せなのだと 思う

一息 入れれば
自由から 我儘に 翻る
とも 揶揄される角度で 暮らしているのだから

そんな私 ...
昨日起こった何もかも
今日誤魔化した何もかも
明日を遮る何もかも

空白に満ちた帰り道
笑い声に隠れたすすり泣き
噛み締めた唇に血は滲み

繰り返していくたびに
振り返っていくたびに ...
牛丼屋のテーブル席に
五十代だろうか
白髪の目立つ
作業着を着た男がふたり
瓶ビールを傾け
手話を交え
語らい合っていた

通勤時
駅のホームで
脚の不自由な
母親くらいの女性を ...
共感は革新よりもつよい

自分と同じようなことを思っている人が
言葉を
声を
形にしていることに
僕たちは動かされるのだろう

でもそんなものは
詩じゃねえよ

忌避嫌悪唾棄した ...
冬から葉書が届いた
朝日に輝く美しい手作りのたより

菊の葉の はがきの裏は 秋絵柄

冬のやつ
まだ すぐには遊びに行かないから 安心して待っていなて言っている


しかし 葉書と ...
 テレビにおやすみなさい
 
 パソコンにおやすみなさい

 
 夜ごはんの残りものにラップをして
 おやすみなさい
 
 あしたが賞味期限の豚肉を冷蔵庫に
 しまっておやすみな ...
洗濯機はまだ回っている

時折カラカラとおかしな音がするのはきっと
いつもみたいにポケットに入っていたピックだろう

薄汚い壁に手をついて歩いている夢を見ていた
冷蔵庫は唸りを上げて冷やす ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
拒絶する深水遊脚自由詩4*12/11/20 14:37
弥生会計梅昆布茶自由詩612/11/20 14:31
君の腕小鳥遊儚自由詩212/11/20 14:20
動機るるりら携帯写真+...11*12/11/20 13:15
あおば自由詩6*12/11/20 13:12
【 夢判断 】泡沫恋歌自由詩7*12/11/20 11:05
猫三題……とある蛙俳句7*12/11/20 10:29
遠近感の喪失綾野蒼希自由詩5*12/11/20 10:28
動機小原あき自由詩8+*12/11/20 10:23
チェーンTAROぱっ...自由詩212/11/20 8:09
雨粒そらの珊瑚自由詩1212/11/20 8:08
染物seniri自由詩1*12/11/20 7:37
静かな朝朧月自由詩312/11/20 7:24
こころくらりねっと自由詩212/11/20 6:59
今に失うもの番田 自由詩112/11/20 2:43
魂の血文字yamada...自由詩012/11/20 2:08
小宇宙自由詩112/11/20 1:56
騒がしい秋吉岡ペペロ携帯写真+...712/11/20 1:35
自由律俳句つぶやかされている北大路京介自由詩612/11/20 0:41
月光で首くくる蟷螂の女自由詩512/11/20 0:41
親は同窓会に行っていると思ってる自由詩5*12/11/20 0:39
そっくり短歌4*12/11/20 0:38
自己評価交差点イオン自由詩4*12/11/20 0:36
揶揄される角度藤鈴呼自由詩4*12/11/20 0:36
続く道松本 卓也自由詩212/11/20 0:12
つまらないおとこ三田九郎自由詩3+*12/11/20 0:06
詩の死瀬崎 虎彦自由詩212/11/19 23:25
秋絵柄ぎへいじ自由詩10*12/11/19 22:59
おやすみなさいのうたねむみちゃん自由詩1212/11/19 22:23
猫の自由落下カマキリ自由詩512/11/19 21:47

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