「憧れの錬金術」
木の若芽
奇跡は起きているんだ
それに刻々気づけば
奇跡を起こすのと同じなんだ
今ここに奇跡がある いつも
真夜 ...
「不可解な調和」
木の若芽
青空が明るく楽しければ
その夜の暗闇は深く美しいでしょう
木が輝いて見えれば
星もさんぜんとまたたくでしょう
...
あたしは出来る限り、遠くまで出かけ、
そこで知り合って跳ね回った、
したい事をして誰もが読むべき本をぜんぶ読んだ、
連中は、あたしを愛していたし、二人の体は、同じ悪臭を放っていた、
抹消さ ...
古いタロットカードの束が道ばたに落ちている
雨粒と鳥の糞が空から落ちてくる
まったくの赤色スポンジに吸い込まれる
浜辺に駆け下りる
海で生まれた馬を乗り捨てて
この世にはなにもなかった
生 ...
真ん中にはだれもいない
四人乗りの乗用車は五人目を乗せて
S字カーブの二番目の角に衝突する
とっておきのスープをすすりながら
ハトがクークーと鳴き合う
教育は行き届いていなかった
電球が消 ...
こんなに広い道だもの
迷ったって当たり前
たくさんある方向に
目移りしたって当たり前
プライドだって大事です
だけどね
それすら切り売りしないと生きられない
ぴりっと冷たい秋 ...
こぼされていくたくさんのあなたを
たくさんのわたしと見ていた
左手を揺らしながら
爪先ですごした日々
吊りさがる足先を眺めていた
不自然な世界のその先端で
ひとつひとつ諦めては
...
やっぱり冬は
コーンスープだよね
こーん なんて
キタキツネのしっぽは
オコジョよりも
ふわふわだったり
するんだけれども
マッサージの ふわふわ感と
マシュマロの ふわふ ...
日曜日 うっかりペットショップをのぞいてしまう
生まれたばかりのかわいい仔犬が
ガラス越しにじっとわたしをみつめてくる
さっきまで泣いていたかのように黒い瞳が濡れている
この人はここから連れ出 ...
暗闇の中で、めがさめた。
意識が戻った、って感じ。
時間は3時をまわっていた。
アルコールを飲みたい衝動を抑え
とりあえず冷蔵庫の冷やしたお茶を飲む。
いつも部屋には独り ...
ある部分はけものが食し
それから虫たちが群がってちぎり
残された部位はやがて腐敗して土となり
軽そうな白骨が、ぴゅうぴゅうと風に洗われ
ついに僕は、自然に還った。
死とは、そうゆ ...
見上げれば
漆黒の闇におわす 孤高なる者は
こうごうしくも おごそかに
今、クラウンの輝きを戴いている。
美しきものを美しいと思うのは
美しくあってほしいという願いか
もしくは勝手 ...
タクシーの横切る道を歩きながら
進んでいた 帰り道を のろのろと
茅場町の通りにも冷たい風が吹き荒れていた
だけど うまくはいかない そう思うほどに
退屈な毎日は続いていくようだった
...
苦しみとニアリーイコールな感情
友部正人と森山直太朗により
溶けた脳みそ
不安定で眠れない
不安定で眠れない
愛して
愛をして
愛でいて
それでいて
もう ...
切ない色の画用紙に 白い絵の具で 君を描く
絵の中だけに 輪郭が 薄らぼんやり していてね
色と色との その際に 刻み付けるに 似た線だ
やあやあ これが強調と 同じ意味持つ 紙巻の ...
花束のようだ、
かなしい訃報も、枯れた
古井戸に溜まる雨水のように、
褪せた、
土色の指先から、
読点ばかりが洩れる、
花束のようだ、
鳥よ、
愛している、と
...
くずれていくものを見上げては
全て終わったような気がした
ここにあるものが全てくだけたら
破片も残らず消えたらいいけれど
私がいられる唯一の場所がなくなってから
その場所を必死で探し続け ...
「kakidashi」は、小説や散文の書き出しがランダムに表示されるサイトだ。
羅列された「書き出し」には何の意味もないが、詩的にみようと思えば、何かそれなりにみえるかもしれないと思えてくる不思議さ ...
あなたの選んだ道に頷けなかった私がいる。
もしここであなたが車に轢かれそうになったら
私はためらわず飛び出すでしょう。
けれど。
毎日の中で私を殺しては生きてゆけな ...
愛が欲しかったわけじゃない
拠り所が欲しかっただけ
優しくしたのは優しくされたかったから
愛を情熱に換算できるとして
私にはその余力さえも残っていなかった
...
猫の名はどれも全てグッドバイ。
名を呼ぶ度に別れの挨拶。
ちっちゃな{ルビ削げ=そげ}
いつの間にかウチの一部や
そやから、ときどき、チクリ、チクリ、
「削げ」の意味
1 竹や木の端の削がれたもの。また、それが皮膚に ...
運ばれているのだろうか
それとも運んでいるのだろうか
品川が近づいてくると
直方体の容れ物に
行儀よく整頓された明かりたちが
穿たれているのが見えた
いろんな種類の ...
ずっと点灯して
何かを照らし続ける人生
輝くのは自分ではなく
照らされたもの
ずっと点滅して
何かを探し続ける人生
探しているのは
誰かに探してもらえる自分
人間社会の虚構
文明科学の虚構
反自然へ一途の人間の
自然は隠蔽され
虚構を信じて
虚勢を張って
虚構にとらわれ
虚心を得られず
ひとつの生を
たどる道
意 ...
恋を口にしないで
そんなもの
耳朶の後ろにだって
感じられるから
愛を口にしてよ
年老いた猫みたいに
囁き声でいいから
三日月色の指が
あなたの胸に降りて
深い息を宙に ...
ひとは誰かのために梯子をのぼってゆく
そうでもしなければ生にしがみつけないのだ
移りゆく刹那を
永遠にすりかえる
そのような作業を
慈しみ歌にする
そうでもしなけれ ...
みな年を取って行く
かわいい女を妊娠させ
若い女をエスコートしても
みな年を取って行く
無邪気な芸術家を気取っていても
また年を取って行く
二十五でやっと大人の仲間入りをし
三十で自分が ...
満月がすこしへずられた夜
花の甘い匂いがしてる
庭はまっくらです
夜だからね
ヒビの入った眼鏡のせいか
風がすこしづつ深くなり
この庭では
いくらかの生き物が死んだりした ...
世界が私から遠ざかる
耳鳴り  残響  孤独
夜はこんなにも寄りそっている
    腐ったメロンを想像する ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
憧れの錬金術
木の若芽
自由詩
1
12/10/30 15:06
不可解な調和
〃
自由詩
2
12/10/30 15:04
『嘔吐』は必ずフランス語で読むように
red ba...
自由詩
0
12/10/30 12:50
六千マイクログラムのエンドルフィン類似体
〃
自由詩
1
12/10/30 12:10
母を訪ねてニュータウン
〃
自由詩
1
12/10/30 11:40
四つ角
朧月
自由詩
5
12/10/30 10:32
境界線
高瀬
自由詩
1
12/10/30 10:04
スープ
藤鈴呼
自由詩
4*
12/10/30 9:00
ペットショップで
そらの珊瑚
自由詩
15
12/10/30 8:23
闇の中で戻ってきた。
元親 ミッド
自由詩
1
12/10/30 5:06
うたたね。
〃
自由詩
1
12/10/30 4:55
dark despair (ダークディスペア)
〃
自由詩
1
12/10/30 4:45
冬は間近
番田
自由詩
1
12/10/30 3:20
夜のうた
もずず
自由詩
1
12/10/30 1:35
白い雨
ドクダミ五十...
自由詩
1
12/10/30 1:18
myself
とりかご
自由詩
3
12/10/30 0:29
汚れたかけら
加藤
自由詩
1
12/10/30 0:24
kakidashi
殿上 童
おすすめリ...
11*
12/10/30 0:13
私の理由
永乃ゆち
自由詩
2*
12/10/30 0:02
熱
〃
自由詩
3*
12/10/29 23:56
バイバイ
子役大好き
自由詩
1
12/10/29 23:35
削げ
殿上 童
自由詩
19*
12/10/29 23:34
品川まで
吉岡ペペロ
自由詩
5
12/10/29 23:33
点滅人生
イオン
自由詩
3*
12/10/29 23:29
虚
シホ.N
自由詩
3+*
12/10/29 23:23
愛を口にしてよ
御笠川マコト
自由詩
2
12/10/29 23:18
永遠
吉岡ペペロ
自由詩
7
12/10/29 23:17
法則
salco
自由詩
7*
12/10/29 23:14
19
いつも神様の...
自由詩
0
12/10/29 23:11
遠ざかる
百瀬朝子
自由詩
4
12/10/29 23:10
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2849
2850
2851
2852
2853
2854
2855
2856
2857
2858
2859
2860
2861
2862
2863
2864
2865
3.87sec.