珈琲飲んでも眠れる腕がある
SAYONARAという花 刺さる赤
曇が降るほうへ
鳥は振り返る
けだものの背が
鏡にたなびく
借物の手が
借物の命を受け取る
こがね色の子が手の甲を聴く
曇のなかの月へ手をかざす
谷底へ ...
-桟橋、
列、人のそれは連なって
加われない、加わりたかった、
ふるえる季節が
見える、と、暗がりは
なにもない其処に
暗がりは、風車の虹に
後をつけられたまま
ヒヤシンスの五月の梅雨 ...
あなたの育てていたザリガニが
アメリカザリガニが
また大きくなりました。
時計台の近くで
風は風の音をたてて。
私たちの脱皮とは
いったい何だったのでしょう。
生きることと死ぬ ...
手を貸さない優しさが
君の中から
溢れだし
依存させない優しさが
僕の中から
こぼれ落ちた
いま、
重い夜が明けはじめ
眩い光がひろがってゆく
それはきっ ...
川岸を包囲した。
鮫島は高田を包囲した。個体として。人生の一点を。
鮫島には罪悪感はなかった。
「みんなおまえの被害者なんだよ」そう呟いていた。
そしてよこにいる明美を見遣った。
明美が叫ん ...
夕陽のあたる夕暮れの
古いレンガの倉庫街
漂うあの歌 あのメロディーは
港の悲しいエレジーで
昔の俺(おいら)の子守歌
港近くの襤褸アパートで
親父も知らずに育った俺(おいら)
酒場 ...
死ぬ気でやっても
報われないことは数多くある
だからといって
死ぬ気でやるのを辞めたら
それは敗北を認めるばかりか
敵前逃亡との軽蔑すら受ける
だから自分が大事だと想ったことは ...
年季の入ったステレオが
不意に歌いだした
インディゴに沈む
コンクリートの部屋で
遠い国の流行歌
綴りも知らないけど
こぼれ落ちた無声音は
冷たい床を浸していった
誰かが作った ...
【 Window 】
ブラインドを上げて
窓を大きく開けた
そこから新鮮な空気が流れ込んでくる
青い空 鳥の囀り 風の音
明るい陽の光 そこに希望があった
掌を伸ばせば届きそうな楽 ...
すっげえ詩をよんだら
かきたいとおもったり
かけないとおもったり
それほどでもないとおもおうとしたり
でもさ
やっぱり
すっげえ詩ってあるんだよね
自分が ごまかせないほど
...
ピーターパン
ポーターピン
パーターポン
ペータープン
ピーターペン
ペーターポン
ピーターポン
ペーターパン
プーターパン
パータープン
ピーターピン
プーターピン
ポーター ...
明くる日の朝目覚めた瞬間
飛ぶように散る金切声と共に
僕は夢を見始める
瞼が重く垂れさがったような空の下で
誰かの視線が気になっても
下を向くことをなく前を見る
瞼を閉じたいのは 僕の ...
疾走するのは 本当にかなしみだけですか?
拘束する身体が 飛び跳ねながら太陽に舞い込んだ
黒い黒い太陽に
古い傷が開いて
小さな言葉ひとつひとつが蝕んで
古い傷の中に新しい傷を刻み付けていく
涙がゆっくり時間をかけて
傷を癒していっても
僕の罪は
消えることは無いんだ
傷 ...
君を纏って眠る(君はいない)君の気配に包まれて
君は君の家に戻って、私も私の家に戻って
異なる日常で眠るのだから
身の回りにあるものの中で、今もまだ当たり前に存在し続けているもの
(と ...
あたしなんか
消えちゃえばいいのにって
何回思ったんだろう
でも
あたしが消えたあと
君はどうなるだろう
なんて
考えたこともなかった
大好き、大好きって
気持ち ...
神格化しすぎですと言われて
そういえばそうか
でもなんか
かみなので
みつぎものとか
あげるから
と
いって
みつぎものを
あげるとして
やっぱり
1まんえんとか
じゃないと
...
広大な世界の中で
怖気づき不安なときがある
生きていくにはしなければならないことがあまりに多い
生存競争の目指す場所はどこなのさ
優しい行いを目にすると
また人を信じてみようという気になる
...
踊っちゃいけない国で踊ーる
頭 揺らーす
カカト 浮かーす 身体 跳ばす
踊っちゃいけない国で踊ーる
頭 揺らーす
カカト 浮かーす 身体 跳ばす
ある日突然 あった ...
草の香りのする夏の夜に
汗ばむ背中に頬をつけ
両腕をからめ眠りにおちる
そんな不埒なことばかり
冷たい布団のなかで
...
ごめんなさい
ねむりにつく合間に
どうしても
顔がみえない
朝日とともに
氷水に浮かび上がる
わたしの身体
すべてが見えてしまっている
現実は
誰しも生きられる
ゲーム ...
あなたのかたい頬
思いのほかやわらかくて
その冷やかな瞳にも
熱い涙は宿るのだが
心の奥深くに一つの扉があって
それは故郷へと繋がっている
絶対零度の沈黙
この地上の何よりも冷たい場 ...
その川は一方通行のアスファルト道に挟まれていた。川面は夕陽が当たると黒く見えた。
高田開彦が逮捕されたのはちょうど夕方の川が黒くなる頃だった。
川の両サイドを七八人の警官が彼を捕まえようとその距離を縮 ...
赤い傘と赤い長靴を履いて
雨音を鳴らして
スキップをして
くるっと回って
「はーやくてんきになーれ」って
太陽さんにお願いするの
そうすればね
晴れにしてくれるんだよ
ねぇ ...
いっぺんだけだぜ
...
娘を嫁にやるとき
私はそれを
娘の病気の治療だと思うだろう
治療が済んだら
いつでも戻って来れるのだと
私は涼しく思うのだ
つらい治療もあるだろう
ますますひどくなることもあるだろう
...
爆発的に流行しているそうだ
僕らの若い頃
ノロは宍戸とともに
人様を騙して
その姿を嘲笑い
騙された人が
困り果てたり
怒り出したりすると
ヘルメットを被り
看板を持って現れた
...
人の心は汚い
世の中は汚い
そう感じた年末年始だった
私の心が汚れていないとは言わない
愚痴を言わずに生きていきたい
悪口を言わずに生きていきたい
人に優しくしたい
人に優しくされたい
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
珈琲飲んでも眠れる腕がある
北大路京介
自由詩
2
13/1/5 17:32
SAYONARAという花 刺さる赤
〃
自由詩
3
13/1/5 17:32
降り来る言葉 LXII
木立 悟
自由詩
4
13/1/5 16:16
no other one
ehanov
自由詩
0
13/1/5 15:00
忘却
たもつ
自由詩
8
13/1/5 12:24
旅立ち 初詩
キダタカシ
自由詩
4
13/1/5 11:47
鮫島太郎の告白
吉岡ペペロ
自由詩
2
13/1/5 11:40
エレジー
……とある蛙
自由詩
8*
13/1/5 11:35
決意初め
HAL
自由詩
6*
13/1/5 10:15
Naked Songs
村田 活彦
自由詩
8
13/1/5 9:53
【 Window 】
泡沫恋歌
自由詩
15*
13/1/5 8:58
基本
朧月
自由詩
6
13/1/5 8:26
ピーターパン
紀ノ川つかさ
自由詩
3*
13/1/5 2:40
疲労
薬堂氷太
自由詩
1
13/1/5 1:31
クォンタム ブレイン
佐藤伊織
自由詩
3
13/1/5 1:29
償い
ジュリエット
自由詩
0
13/1/5 0:43
I love you
木屋 亞万
自由詩
3*
13/1/5 0:33
まだ消えません
ジュリエット
自由詩
0
13/1/5 0:27
グデーリアン元帥
6
自由詩
2
13/1/5 0:19
弱気なときの気持ち
杉原詠二(黒...
自由詩
2*
13/1/4 23:50
踊っちゃいけない国で踊る
猫道
自由詩
5*
13/1/4 23:39
汗ばむ背中と神さまの思惑
石田とわ
自由詩
8*
13/1/4 23:29
新年
佐藤伊織
自由詩
1
13/1/4 23:18
黒髪彗星
ただのみきや
自由詩
20+*
13/1/4 22:02
高田開彦の告白
吉岡ペペロ
携帯写真+...
1
13/1/4 21:54
あーしたてんきになーれ
柊 蒼衣
自由詩
3
13/1/4 21:50
いっぺんだけだぜ
TAT
自由詩
5
13/1/4 21:40
ここにいる
吉岡ペペロ
携帯写真+...
2
13/1/4 21:13
ノロウイルス大流行
花形新次
自由詩
3
13/1/4 20:31
年末年始
渡辺亘
自由詩
1
13/1/4 19:52
2822
2823
2824
2825
2826
2827
2828
2829
2830
2831
2832
2833
2834
2835
2836
2837
2838
2839
2840
2841
2842
2843
2844
2845
2846
2847
2848
2849
2850
2851
2852
2853
2854
2855
2856
2857
2858
2859
2860
2861
2862
4.96sec.