室の花知らない街のラブホテル
みおろす私は水に似て
あるく人びとは胸いっぱいの記号を抱えている
穴のあいた人間にばかり恋をして
たどりつく知らないまちで
気が付けばまたみおろしている水のさみしさよ
大半の笑顔など、虚飾に過ぎない。
だが、それでもきちんと満たすものがある、
だからもう、
れっきとした
嗜好品じゃないか。
金を払ってでも買いたい人は ...
一
この世で一番残酷なことは、
音も知らずに踊らされている、
幼い道化が道化と自覚するような
瞬間じゃないだろうか。
わたしがわたしと自覚して
しまうと ...
貴君等はもう御存知だろう
前提として申し上げるを許して欲しい
苦味は旨みとなかが良い
切り離す様な方法をとるべきではない
それは何も食に限っての事ではない
あらゆる事に旨 ...
結局 この国が失ったものは
任侠という精神だろう
任侠を暴力団に擦り代えることで
強きものを挫き弱いものを救うという
ひととしてしごく当然のことを
捨て去り邪険に扱うことで
多くの ...
この年末の忙しいときに
詩を読んだり書いたりすんのは
家族にも世間にも
相手にされない
はっきり言うと
余計者なので
それを心に留めて
遠慮がちにしているのが
余計者としての
礼儀だ ...
震災以降、「言葉の力」を唱える人たちが現れ、私はそれを頼もしいと思った。なぜなら、「言葉の力」というものは、何よりも言葉の向け先と、その向け先への働きかけを前提にしているからだ。言葉が単なる独り言や ...
あなたが望む世界がひとつ
彼氏が望む世界がひとつ
親兄弟とか仲間とか他人とか
でも同じコルクボードに鋲で留められる
百個は許しても一個はあなたのものだ
その一個が
大好 ...
煙を出さなくなった工場の軒先で
ウールのベールが群れなして失せ、
熱線が迸り出た。裸体のまま曝された
石は砕け、散った、降った、青い羽根が
ハンチングに突き刺さる。
そしてまた羽ばた ...
爺ちゃん
本当の爺ちゃんじゃないけど
本当の爺ちゃんみたいな
爺ちゃん
筋の通った生き方を
と
辛抱強く
教えてくれた
わかるまでに何年かかったのか
、だけどさわかったけどもその前に
まずはお ...
私の何が気に入らないの
いつもそうやって冷たくして
あの人の前でだけは仲良しを装って
はっきり言ってみたらどう?
もはやそんなことで傷つく私じゃないわ
あなたはそんなことを気 ...
光の通り抜けるのがずっと遅いガラスには
青い光りが灯るんだって
ずっとむこうの、またそのさきの、
もっとさきの、そしたまたさきの
星の明かりが言っていた
光の通り抜けるのがずっと遅い ...
手がむくんで
指輪が外れなくなるときが
私は好きなの
君に必要とされてる気がするから
しがみつかれても
離して
なんて私は言わない
理由がなんであれ
私は君 ...
末広は吸い込まれて消えた、平凡の象徴として
ありとあらゆるものが末広と化した
末広がりという社会現象
末広という名前の子どもが急増し、末広に改名するものが続出した
ある調査によれば国民の ...
六月の朝に好きな人に会う。
新しいときの創造は過去を手放すことなのに、音をたてて崩れる国のまえで、いまは少しも淋しくなれない。
ほんの小さな単語たちにも特権は与えられる。神は完全な意味で公 ...
伊豆高原駅から
赤沢へとバスに乗り
日帰り温泉館の4階へと上り
露天風呂に身を沈めた
目の前は、いちめんの太平洋
(あ、雲が崩れて金の鳥に・・・)
そう思った次の瞬間
...
深夜のベッドに横たわり
スタンドの灯の下には
無数の塵が舞っていた
日中は見えないものも
照らされて姿を現すように
静まり返った街の夜空に
無数の(見えないもの)は
...
20になって母親と二人暮らし
父親は俺らを見捨てて家を出て
社会から隔絶し
netに埋没し
なんの充足感も得られず
疎外感にさいなまれる
あいつらの笑い声
馬鹿共の笑い顔
俺みたい ...
わたくしの鼻くそ舐めてくださいな あなたの鼻くそ食べてあげるから
キリストの「ゆるし」学びて肯くも 風呂吹き崩れて憤る我
クリスマス以降
全くやる気が起きなかった
どうにか今日で仕事納め
やっと時間が心に追いついたのだ
裸婦像みたいな街路樹の肩にカラス
除雪車に削られた白い壁に車を着けて
ふ ...
蟻を奥歯でかみつぶし
くるぶしを白くいじめていた
ここにはなにもない
あまりに寒く
はく息を凍らせて
楽器のように鳴らしている
見たことのない誰かの部屋の窓が
すこし
...
あの頃よりも綺麗になった君を
呼び止められなかった右手
苦し紛れの甘い褒め言葉に
不覚にも照れてしまった右手
掴み損ねた夢みたいなものを
慌てて誤魔化そうとした右手
振り返 ...
もういくつ寝る
もういくつ起きる
あとなんどほほえみ
あとなんど涙こぼるる
とりたてて
言うこともない一日も
にどと来ない一日
ひさかたぶりのふるさとの
整備された寂しい通り
ときは ...
ズバリ言うと
あなたの
性器を見せてくれませんかね
いえ、触ったり
写真に撮ったりはしないんで
ただ見るだけです
えっ、見ながら変なことするつもり?
ああ、それを気にされてたんですか
...
同じ強さで信じてくれないなら
信じない
同じ強さで愛してくれないなら
愛さない
私をいつか忘れてしまうなら
関わりたくない
私をいつか置いていってしまうなら
...
まほろばが うたいはじめるのです
フライパンの中は カタクチイワシの まほろばなのです
心が自然と フライパンに降りてゆき
放物線をえがいて 炒られて対流する香ばしい香りに
うたいはじ ...
なぎらさんは僕より一個上ででも若者が変革を実感した時代の証言者及び旗手として、悲惨な戦いという名曲のシンガーとしていまだに東京下町のヒーローとして
卵焼き屋さんの息子テリー伊藤さんと並びおっちゃんカ ...
独りじゃないと想っている間は
大地を踏みしめて生きていける
でも逆境のとき苦境のとき
ひとは独りだと気がつく
差し伸べる手はなく
悲しみの海に沈みそうなのに
だれも浮き輪は投げてく ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
室の花
北大路京介
俳句
0
12/12/30 11:52
みおろす
はるな
自由詩
4
12/12/30 11:50
勝手に笑ってれば
すみたに
自由詩
1
12/12/30 11:05
慢性凡人病、「わたしは死にたい」
〃
自由詩
1
12/12/30 11:04
にがみ
ドクダミ五十...
自由詩
3*
12/12/30 11:00
旅情より
HAL
自由詩
5*
12/12/30 10:40
新年を迎える
花形新次
自由詩
3
12/12/30 9:41
言葉の力
葉leaf
散文(批評...
4
12/12/30 9:37
百一個の画鋲
梅昆布茶
自由詩
11
12/12/30 9:01
夜明け前の目醒め
すみたに
自由詩
1
12/12/30 4:09
だから長生きしてよ爺ちゃん
もっぷ
携帯写真+...
6
12/12/30 3:01
弱虫の底力
ジュリエット
自由詩
0
12/12/30 1:05
光の通り抜けるのがずっと遅いガラス
御飯できた代
自由詩
5
12/12/30 1:01
指輪物語
ジュリエット
自由詩
0*
12/12/30 0:28
末広がり
木屋 亞万
自由詩
3*
12/12/30 0:12
六月の朝と植物
乾 加津也
自由詩
15*
12/12/29 23:58
日々の旅人
服部 剛
自由詩
5
12/12/29 23:58
消灯の刻
〃
自由詩
5
12/12/29 23:37
アダムランザ
六九郎
自由詩
2
12/12/29 23:23
得してるのお前だけだよ?
skc
短歌
0
12/12/29 23:09
頭でっかち
〃
短歌
0
12/12/29 22:57
連休熱
ただのみきや
自由詩
15*
12/12/29 22:50
窓
はるな
自由詩
5
12/12/29 22:32
まねきねこ
nonya
自由詩
20*
12/12/29 22:19
砂利道
三田九郎
自由詩
4*
12/12/29 22:17
原宿スカウト
花形新次
自由詩
0
12/12/29 21:11
おかえり
レイヨウ
自由詩
4*
12/12/29 21:03
末広がり
るるりら
自由詩
18*
12/12/29 20:53
なぎら健壱の時代
梅昆布茶
散文(批評...
5
12/12/29 20:22
悲しみの上に
HAL
自由詩
6*
12/12/29 20:21
2828
2829
2830
2831
2832
2833
2834
2835
2836
2837
2838
2839
2840
2841
2842
2843
2844
2845
2846
2847
2848
2849
2850
2851
2852
2853
2854
2855
2856
2857
2858
2859
2860
2861
2862
2863
2864
2865
2866
2867
2868
4.56sec.