鍵のない部屋にわたしと
きみがいた。年明けにツタヤからレンタルしたマンガ本を
読みながら会話をすることもなかった。
窓際にはカラーボックスが一つある。
「よくわかる地理」や「日商簿記3級」 ...
えっ……、
「どうして? どうして会えないの。」
「外山先生はね、また、猫にもどっちゃったんだよ……。」
猫に……?
えっ? なによ、それ……。
「鈴木さん! わたしね、すごく真剣な ...
人がいないことのかなしさ
戻ってこない哀しみがおおう
巻貝の自由だってもうちょっとましかもしれない
ただ居ても伝わらないかなしさが一番だったかもしれない
いつも人を否定しながらそれ ...
何者かが
地球を破壊しにくる夢をみた
それは人間だった
それは私の愛しい人の顔をしていた
私は
戦う決心をしていた
それが一番 今 悲しい
ブッダは死んでから
自分の言葉が
いじられて
伝えられて
さぞかし
言葉として
詩的な
言葉
第一次教集
口伝であった言葉
弟子一人ひとりに
それぞれの背景があって
対応す ...
ねぇ
知らないとは思うけど
いつもの笑顔じゃなくて
ふとした時にだけ見せる
相手を本当に慈しんでいる表情が
あたしは好きなの。
ねぇ
知ってると思うけど
...
いつも見つめることすらできなかった
マグロを食べた 僕は シーチキンの缶詰を開けていた
特に 心境に 変化は現れない
うわべだけでは物足りなかったーー
好きな女と 飲み明かしていた
い ...
襖で仕切られた四畳半の、その襖を開けるとまた四畳半、また四畳半、大きさの異なる箪笥がいくつもあり、埃避けの布を掛けた雛壇があり、その隙間にすっかり平たくなった綿布団があり、そんな部屋が前後左右に際限 ...
ホームを切り裂いて列車がページを捲っていく。同色の
制服に制服を重ね着してずきずきと圧密する、頭痛がちな
通勤電車のようにきつく綴じられた紙の隙間を押し開き、ぼくと
膝頭から胸元まで触れるほど巧 ...
あおいろの夜をむかえて鏡面のようなねむりの狭間で出会う
いしだとか、やさしさだとか、なにもかも総称してる冬のキッチン
らいしゅうの予定をきいて書き留める宇宙船から手紙が届く
...
唄いたい人は何処でも唄うのだ
弾きたい人は何処でも弾くのだ
唄うこと/弾くこと
それが至福であるかの顔をして
奏でる音楽を待っている
人が居れば最高だけど
まるで自分の為だけの ...
声で伝えることが誠意なら耳を失えばあなたの誠意は伝わらない。
直接会うことが誠意なら目を失えばあなたの誠意は伝わらない。
触れ合うことが誠意なら灰になってしまえばあなたの誠意は伝わらない。 ...
あなたが浸る湯船にうかぶ
ひとつのゆずになりたいと
からだの芯まで温めて
すこやかなれと
やすらかなれと
...
さびしいわ畑のキャベツされこうべ お目々はどこにあるのかしらね
太陽が見えなくなると黒くなった川面からたつ川の匂いが確かになった。
風が吹いてもそれはどこへも去らずただ辺りを湿らせ懐かしがらせ暗くさせ刹那の思いに姿を変えたりもした。
普段聞かない音が川の匂 ...
おしゃべりな君の愛してるは
雲みたいに飛んでいってしまうから
掴めない
だから
君がいくら愛してると言っても
雨のように触れられない
遠い雲を掴むみたいに
虚しい
言葉にするより手 ...
ニルバーナ。
至る事、存在の理をブッダは述べる。
肉体と精神。「この体に何の価値があろうか」
「付き従い」それを否定しない。
逆説を述べ、存在の意味を問う。
彼がこの世に残した言葉はそれ自体 ...
退屈だった時間が色づいて
巡り廻った絆に毒を吐いた
失われたときに
やっと価値が発生する世界なんて
大切にする意味があるのかな
君が眠る方角に
いつだって星を放ってる
...
其れが基本だべし
あいしでいます
言葉だけでおめに
つだえられね
ほんにめんごいがらな
けんどもあいさねば
ならんべえよ
断食すれば
恋する白うさぎ
念ずれば
花が咲き乱れるわたしの体
13番目の少年はうさぎ少女を探している
わたしは体と心をどこかに仕込んだ
髪結いの時間にカフェに寄る夜。
破綻する。
そ ...
旧姓に戻して送る年賀状
一言も発せず暮れる三ヶ日
隣から届いた賀状が速達
舌先三寸ウエスト55
珈琲飲んでも眠れる腕がある
SAYONARAという花 刺さる赤
曇が降るほうへ
鳥は振り返る
けだものの背が
鏡にたなびく
借物の手が
借物の命を受け取る
こがね色の子が手の甲を聴く
曇のなかの月へ手をかざす
谷底へ ...
-桟橋、
列、人のそれは連なって
加われない、加わりたかった、
ふるえる季節が
見える、と、暗がりは
なにもない其処に
暗がりは、風車の虹に
後をつけられたまま
ヒヤシンスの五月の梅雨 ...
あなたの育てていたザリガニが
アメリカザリガニが
また大きくなりました。
時計台の近くで
風は風の音をたてて。
私たちの脱皮とは
いったい何だったのでしょう。
生きることと死ぬ ...
手を貸さない優しさが
君の中から
溢れだし
依存させない優しさが
僕の中から
こぼれ落ちた
いま、
重い夜が明けはじめ
眩い光がひろがってゆく
それはきっ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
鍵のない部屋
かんな
自由詩
5*
13/1/6 10:17
あずきの恋人 (連載⑧)
たま
散文(批評...
12*
13/1/6 10:06
空白
梅昆布茶
自由詩
9
13/1/6 9:05
悲しい夢
朧月
自由詩
6
13/1/6 8:23
北伝仏教
ドクダミ五十...
自由詩
2*
13/1/6 7:30
シークレット
りぃ
自由詩
1
13/1/6 3:51
角の店
番田
自由詩
3
13/1/6 2:07
戦闘少女、戦闘少年
片野晃司
自由詩
16
13/1/6 0:46
ともだち
〃
自由詩
10
13/1/6 0:42
I love you
ことこ
短歌
8*
13/1/5 23:44
唄いたいから唄うのだ
kauzak
自由詩
7*
13/1/5 23:37
悲しみ
吉岡ペペロ
自由詩
7
13/1/5 23:37
ひとつのゆず
石田とわ
自由詩
11*
13/1/5 22:47
おのが畑の三回忌
高原漣
短歌
0
13/1/5 20:48
川の匂いの告白
吉岡ペペロ
自由詩
6
13/1/5 20:04
I love you
小原あき
自由詩
6*
13/1/5 19:29
命は遂に
ドクダミ五十...
自由詩
2*
13/1/5 19:02
価値
早春
自由詩
4*
13/1/5 18:56
あいさねばながんべな
ドクダミ五十...
自由詩
1*
13/1/5 18:25
灯台から見える海
within
自由詩
1*
13/1/5 17:53
旧姓に戻して送る年賀状
北大路京介
俳句
0
13/1/5 17:37
三ヶ日
〃
俳句
2
13/1/5 17:36
賀状
〃
俳句
3
13/1/5 17:34
舌先三寸ウエスト55
〃
自由詩
4
13/1/5 17:33
珈琲飲んでも眠れる腕がある
〃
自由詩
2
13/1/5 17:32
SAYONARAという花 刺さる赤
〃
自由詩
3
13/1/5 17:32
降り来る言葉 LXII
木立 悟
自由詩
4
13/1/5 16:16
no other one
ehanov
自由詩
0
13/1/5 15:00
忘却
たもつ
自由詩
8
13/1/5 12:24
旅立ち 初詩
キダタカシ
自由詩
4
13/1/5 11:47
2821
2822
2823
2824
2825
2826
2827
2828
2829
2830
2831
2832
2833
2834
2835
2836
2837
2838
2839
2840
2841
2842
2843
2844
2845
2846
2847
2848
2849
2850
2851
2852
2853
2854
2855
2856
2857
2858
2859
2860
2861
加筆訂正:
黒髪彗星
/
ただのみきや
[13/1/5 22:18]
確立を確率に変えました。
4.89sec.