咲く花に幸あれかしと動く夢
紅茶飲み動く夢みる針の床
向日葵が寂しいというクリスマス
テレビさえ名前を上げる武器であろ?
その言葉自 ...
南天の紅の実のさびしさの訳を知ってる人はいますか
この机のちらばりの どこかに
あいつが棲んでいる 潜んでいる
ほそい指で 引っかいている
なつかしい暗がりに あぐらかいて
澄んだひとみで 夜を 夜を
夜を待っている 寝がえる私に
ぶ ...
手のひらにすっぽり
おさまった石
しばらく握りしめていた
握るものがあるだけで
力をぐっと込められた
あなたに渡すと
温かいと言う
返してもらうと
たしかに温かい
わたしの手 ...
チンポと呼べば
チンポと応える
診療内科の受付で
「チンポ」
「なんだい?」
燃える恋心
二人は若い
診療内科へ
防火服を着て、ヤマト消火器を
背負って行こうとしている時点で
...
愛を知らなかった
愛を知らない僕は
絶望、乾き、寂寥、孤独
に満ちていた
笑うことさえ忘れて
愛のない暗闇を
ひとりで彷徨っていた
この地獄化した世界で
生きてゆけるのは
イザベラ、 ...
天使は嗤う
人々の嘆く姿を見て
天使は嗤う
雀の息絶えるのを見て
天使は嗤う
富の偏るのを見て
天使は嗤う
煽動された善人たちが世界に火を焼べるのを見て
天使は立ち上がる
人々は ...
私は知っているのです
神はただ、培われる場所を見誤り、
今ここに現わされ おいでになられただけだと。
この場所はみちにまようて創めて現れる格子の間
若草の溢れる銀の輝きから逃げるように ...
花びらが落ちる時
唇を隠した
僕の秘密に
鍵を掛けたような
ハンカチよりも薄くて
透けてしまいそうな気持ち
心の中で広げていて
皺になりたくなかった
見えない空を
飛んで来た ...
遠い地平に
雨は降る
逃れていく
人声に
郷愁は募り
ひざまづく
この世の果て
夜の底
あの深遠な声の淵
(銀河は廻り爆発する)
人は産まれ生き
去ってはまた産まれ来る
...
今年のクリスマスなんて
もういいや
いくらくやんでも
仕方がないし
泣いたって
恋人なんか出てこない
みんなが幸せそうに
している今を
この目に
しっかり焼き付け ...
冬晴れの
光あふれる
居間にいて
母の背中と
光をわける
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
無心とは
心がないということである
心がなくなれば
人間でなくなる
○「詩とは」
詩とは
自分のために
書くものである
○「人間らしく生きるとは」
人間らしく生きるとは
きれいに生きる
正しく生きるということではなく
己の欲望、不安、心配、過ち、失 ...
さみしい風が背中を押して
私は星空を游ぎたくなる
真冬の澄んだ空気に包まれて
星から星へと旅をする
煌めく星々はシナプスそのもの
繋がり点滅し
やがて内在する宇宙へと導く
内側は外側 ...
1
あなたは確かに
削り出された回廊も
水滴したたる洞穴も
鈍色に輝く捨てられた斧も
あなたは確かに
美しい人よ
眼差しの涼やかさよ
あなたは一つの奇跡
空蝉 ...
地球は丸くないと真顔で言われたり
次々と増えていく新しい闇の組織の
相関図を見せられたりしながら
まあ人間そんなもん
面白いじゃんと苦笑いしながら
社会をやっていく
殺したりぶん殴ったりは ...
大人ではあるつもりだよ人様に大人になれだの言わぬほどには
お風呂とはタイムマシンなのかもね
拙者まだ茹だって居らぬと武士返答
石鹸の泡は異界のスライムか
生き物と思って泡を膝に載せ
悩み事 泡に聞かせて夜はながし
お風呂には何故 ...
ひとりで生まれ
ひとりで死んでいく
たくさんの人々に見守られ
たくさんの天使に看取られ
根源へ 帰っていく
それは永らく喪失された場所
唯一無二の帰属すべき場所
透明な紐帯が雨に ...
月までの
長い階段を
上ってる
永遠みたいな
道のり
階段端で
休んでいると
月側から下りてきた
子供が隣に座る
何も言わずに
じっと私を見てる
腕時計を外して
...
嘘臭い友の想い出話聞く着色好きの作家の卵
お気に入り移動式パン屋今日休みフランス人の仲良し夫婦
暑いほど気温上がった春の午後何かするでもなくただ眠い
世の中を揺らす政治の問題が政治家 ...
死の山を ふみこえてゆく
死の山を ふみこえられてゆく
死の山を ふみこえてゆく
積み上げられた 石だ
つぶやいている
つぶやいている
つぶやいている
つぶやいている
つぶ ...
{引用=極々ありふれたおーとくちゆーるな
空ははじまりのようにしてはじまり
すっかりなくしていたのではないか
ポロポロとこぼれおちてきた
てのひらには三つの釦
ベージュの淡いまあ ...
二〇一八年十一月一日 「現実」
現実はきびしいね。だけど、がんばろう。がんばる仲間がいれば、だいじょうぶ。
二〇一八年十一月二日 「考察」
ぼくというものを媒体として、 ...
この唄は夕べの思い
旅人がいつか満月の夜に唄った
ろうそくの下で読む人には
なかなか分かってもらえない
子どもにも分かることなのに
月に唄う、月は語る
いにしえの地球を目醒めさせ
そ ...
○「心の健康」
「心の健康こそファースト」ですよ!
体の健康には気をつけるが
心の健康はなおざりである
○「押すだけ」
近ごろなんでも押すだけ
人間がどんどんボケていく
○「デジ ...
黒い服を着て雪の上を歩く皆
葬列みたいと呟くきみ
白い息は生きてる証
サンタを待つトナカイと同じ
頭を垂れて
愛のベルを鳴らす
ショッピングセンターの特設ステージ
2ドル払って子供を ...
妄想癖の神父は教会の入口のそばで、目を覚ましたままぼんやりと涎を垂らしている、教会前の広場にずらりと並んだ日曜日の市場の、果実売りの娘が横目でそれを馬鹿にする、本格的な冬がやって来て、空は日本製の ...
昔から虚しかったし今もなお虚しいけれどいい音で鳴る
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
やぶれ傘
秋葉竹
自由詩
0
21/12/21 23:46
たずねびと
もっぷ
短歌
2
21/12/21 22:44
餓鬼
soft_m...
自由詩
1
21/12/21 21:55
手のひらの石
木屋 亞万
自由詩
4*
21/12/21 21:40
自称詩人の火祭りカレンダー
花形新次
自由詩
2
21/12/21 21:23
愛を知らなかった
ジム・プリマ...
自由詩
4*
21/12/21 20:53
戴冠式
雨宮吾子
自由詩
0
21/12/21 20:31
スカベンジャー
あらい
自由詩
0
21/12/21 20:09
closed
ミナト 螢
自由詩
1
21/12/21 19:28
遠い地平に雨は降る
ひだかたけし
自由詩
4
21/12/21 18:01
来年のクリスマスこそ
st
自由詩
2
21/12/21 11:26
※五行歌
こしごえ
自由詩
2*
21/12/21 11:02
無心
zenyam...
自由詩
0
21/12/21 8:04
独り言12.21
〃
自由詩
1*
21/12/21 6:29
新地球へ
美空
自由詩
2
21/12/21 1:11
さ迷って
Giovan...
自由詩
4
21/12/20 21:38
鴉が舞い降りて
いる
自由詩
1
21/12/20 21:10
_
〃
短歌
0
21/12/20 21:04
お風呂川柳
アニュリタ
川柳
0
21/12/20 20:55
たましいの断章
ひだかたけし
自由詩
4
21/12/20 20:11
panorama
mizuno...
自由詩
15
21/12/20 19:48
パン屋
夏川ゆう
短歌
3
21/12/20 18:21
死の山
津煙保存
自由詩
4*
21/12/20 14:06
ブルー シャツ
〃
自由詩
2*
21/12/20 13:44
詩の日めくり 二〇一八年十一月一日─三十一日
田中宏輔
自由詩
12*
21/12/20 13:43
月に唄う
ひだかたけし
自由詩
4
21/12/20 12:32
独り言12.20
zenyam...
自由詩
1*
21/12/20 9:52
rede
mizuno...
自由詩
2
21/12/19 23:47
くだらない街の冬の陽炎
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
21/12/19 23:14
_
いる
短歌
1
21/12/19 23:07
625
626
627
628
629
630
631
632
633
634
635
636
637
638
639
640
641
642
643
644
645
646
647
648
649
650
651
652
653
654
655
656
657
658
659
660
661
662
663
664
665
3.14sec.