別れて月日が経っても
あなたが抜け切れていない

好きだった砂浜は
今も全く変わらずそこにある
想い出があまりに濃くて近づけない

潮風に溶け込んだ愛
自然な形で愛を育んでいた

...
ああ大いなる愛に生きたい
太陽が全てを照らすように
ああ大いなる愛に生きたい
哀しみの氷を融かすように
ああ大いなる愛に生きたい
苦しみをも創造の泉にできるように
ああ大いなる
大いなる ...
ペダルを踏む足を止める
鳴るブザー
鳴るブザー
チョコレートの音

左の音を聞いてる
ドアを叩いてる
華奢な手
力はこもっていない
義務だから叩いてる
そんな音だ
ブザー、ブ ...
やっぱり寂しいポツンと一軒家
住む人のいなくなった一軒家
家だけが置いてきぼりされているようだ
先日まで一人暮らしのおばあさんが
住んでいた一軒家
入退院を繰り返しながらほそぼそと生きていた ...
大切なもの
失ったもの
守ったもの

終わったもの
仕方ないもの

得体の知れないもの
「何十代も続いた家も沼の底になるのかのぅ。」
爺が、鼻水すすって呟いた。

平野(ひらの)の村は、毎年夏に氾濫するぬらくら川のせいで、田畑はびっしょり。
収穫のあがらずの貧乏村…

村長は ...
売れない絵描きは
売れない絵ばかり描いてしまう

売れない女優は
客の入らない舞台でばかり演技している

ペットショップで売れ残った犬や猫は
ダンピングされても売れなかった

ペット ...
天気予報は次第に正確性を増しながら北上を続けている
「明日も晴れるといいね」という関わりを奪われた僕らは
今日も左側通行の列の中

君はきっと前方もしくは後方にいるでしょう

天気予報は次 ...
実感から生まれた空のはしっこ


意味もなく地味に一味を探してる


知らないよ 一字一句の一の字も


思考の渦を泳いでる金魚の眼
わなわなふるえる
ひびの、よろこびかなしみよ
それがこの世のさだめなら
汝のコインに息を吹きかけ 

明日の行方へ、投げてやれ!

くるくると…裏表見せる
放物線のその先は
道 ...
近づけば新たに何か見えるので何かがそこにあることにする  品行方正 謹厳実直 天網恢々疎にして漏らさず

 贔屓チームの負け試合は究極の退屈

 日も暮れてきた夕飯作ろう

 退屈は誰にでも平等でやって来る

 吹く風を見た者はおらず
疲れ果てて目が覚めたのは
眠っている間によほど遠いところまで旅してきたからかもしれない

虚脱した魂を空っぽの器に見立て
ピクニックのお弁当のように
ひと品 ひと品 飾り切りして詰めていく
...
ねえ
ねえ
ところで
エピクロスの残存する幾らかの断片を
読むことぐらいしか
もう
したくはない

(やけになまっちょろい物言いダナ)

小洒落た珈琲屋でひとり
超閲覧注意画像を ...
誰かがシャワーを浴びている
雨はすっかり止んでいた
林檎を囓る少女が独り

光は妙に屈曲して
迸る水を艶かしく
向こうの鏡に映していた

今夜は早々と眠りに落ちる
明日はきっと晴れる ...
二段の40代主婦であるOさんが
六段の先生方にすすめられて
国体団体予選を兼ねた県大会に出場した
四つ矢を二回やって
国体選手を選出する大会であった
県下各地の各支部から選ばれた方々が
参 ...
散歩道五月の雨を歩き行けば春のビオラがまだ咲いている 「あれからどのくらいたつの?」
「もうすぐ3年」
「ちょうどこのくらいの時期だったね」
と言って彼はガラスの外に目を移した。
人びとが川のように行き交っている。
俺もそれを眺めた。
...
願わくば、彼女の長い三つ編みに巻き込まれ、ぐいっと押し込まれ。
上手く言いくるめられ、やがては絞め殺され、終いには引き抜かれ。
破壊

残骸


ハイエナ

残滓


風化

オレの名前は無色という
ちょっと変わった
名前だ

みんなオレの事を
わかっているようで

ぜんぜんわかっていない

例えば
プラスチックやペットボトルのごみ出しに

無色透明 ...
やさしさの欠片

寂しさの砂粒

埃みたいに舞っている虚しさ

悲しみや哀しみは
雨粒

海の匂い
塩を含む砂浜

水平線に浮かぶ漁船
水平線に沈む夕日

山頂に昇る朝日 ...
なら君の体に吸い込まれてゆくうどんのようにそうなのだろう あゝもう一歩を押し進めよと
心の声が波紋を広げ
此処に在ることのまた不思議
火炎噴き上げ迫り来る

冷たい岩に乗る足の
感覚だけに
集中し
広がる意識に楔打ち込む

今望郷の念、込 ...
ドラマの続きを妄想して
右手はオートマチック英語すらすらマシーン
夜が
気まぐれに背中をくすぐるから
その度に尿意に苛まれている
背中に蒸れ
水滴が背中を滑り落ちていく
もう明日だ
た ...
誰かを傷付けることは
自分を傷付けることと
同じだ

幼い頃は
それに気付かない
幸せな季節

やがて時が経ち
自我がはっきりすると
他者の存在も鮮明になる
他者が自分と
同じ ...
ふうわり
綿毛となって
とんでゆけ

忘れの国へ
とんでゆけ

そうだよ
地の底だって
じつは天井

(かなしいね
かなしいよ)

さあ
思いの儘に
とんでゆけ
...
再び生きると決めたのに
わたしはわたしのまま
発しなければよかった
言葉ばかり刻まれてゆく

再び生きると決めたのに
今日も曇り空
聞かなければよかった
質問ばかり漂っている

わ ...
 祭りの翌朝散歩をする

 懐かしい人との再会帰郷とよく似る

 人の見ぬところで何かゞ行われる

 うち捨てられたゴミが昔を語る

 たまには黙って消えてみよう
タワレコのCDの匂い吸いにいきたい


ピックじゃなくパンツを投げるミュージシャン


まったく輝いていない謎の明かり


スーパースターが光速で飛んでいく
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
静かな想い夏川ゆう自由詩121/5/28 18:33
渡辺亘自由詩121/5/28 14:58
チョコレート・ブザー竜門勇気自由詩1*21/5/28 11:05
やっぱり寂しい!zenyam...自由詩021/5/28 10:20
心情ヨロシク自由詩021/5/28 8:48
河童伝板谷みきょう散文(批評...1*21/5/28 7:36
売れないものはこたきひろし自由詩221/5/28 6:25
天気予報は北上を続けている山下ヤモリ自由詩121/5/28 1:40
泥だんご転がした水宮うみ川柳021/5/28 0:36
道しるべ服部 剛自由詩421/5/28 0:10
_いる短歌221/5/27 23:35
自由律俳句「食べられる退屈」(21)遊羽俳句021/5/27 22:55
朝のうたLucy自由詩421/5/27 22:18
橋向こうの播種道草次郎自由詩321/5/27 22:17
雨上がりの密室ひだかたけし自由詩421/5/27 22:14
弓道とはzenyam...自由詩1*21/5/27 20:52
すみれ日記もっぷ短歌221/5/27 15:53
広くて静かで誰もいないコーリャ散文(批評...3*21/5/27 14:59
三つ編みクーヘン自由詩2*21/5/27 14:07
荒野ヨロシク自由詩021/5/27 8:47
無色の嘆きst自由詩521/5/27 7:35
やさしさの欠片こたきひろし自由詩321/5/27 5:57
_いる短歌121/5/26 23:45
掴むひだかたけし自由詩421/5/26 23:07
伴わない福ちゃん自由詩021/5/26 22:28
屁みたいなもんです花形新次自由詩121/5/26 22:16
綿毛となって道草次郎自由詩721/5/26 21:06
再生やまうちあつ...自由詩221/5/26 16:29
自由律俳句「食べられる退屈」(20)遊羽俳句3*21/5/26 16:22
光の香り水宮うみ川柳1*21/5/26 15:43

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