限界を越え
誕生と死という
限界を越え
遥か彼方を一時に臨む
顕在する生、繰り返される人生
広がる、広がる
時空の後方に前方に
無限の彼方の青い青い水平線
白いヨットが曳航され ...
川辺で凹んだサッカーボールを見つけた
泥に汚れていたので 水際で洗った
すると驚くほどつやつやと輝きだした
それは幼い頃に亡くした僕のボールだった
日に当てて乾かすと次第にへこみが膨らんで ...
世界で 私ひとりができない逆上がりが
夕焼けの色を染めていく
誰も 見つけられない 鍵穴の向こうに
通り抜けていった身体の痛み
まっしろな手紙を 下駄箱に添えた
...
僕は毎日散歩している
2リットルぐらいの水が3本入ったリュックを
背負って杖をつきながら
一日1,2回小一時間ずつ散歩している
道々声をかけながら散歩している
はじめは一人暮らしのおばあちゃ ...
雨雲と友達になった
郊外の公園で寂しそうにしていたので
声をかけたのだ
私は自分から
見知らぬ人に声をかけるような
人間ではない
相手が雨雲なればこそ
そんな気まぐれを起こしたのかも
...
タイヤキ
頭or尻尾?
No
This is
イマガワヤキ
No No
オーヴァンヤキ
デイライフにコミットでもしてみるか
対岸の島から悲鳴が聞こえる
雪だるま避けわんこ歩く
外から見ているだけで良かった
昨日よりもさらに縮む
わかるよ、わかりたくない、わからない が
層になった
手垢まみれの反射、その向こうに
戸もなく
枠も取っ手も
砂に還った それが
雲間から射すところを見つけた
開いている
いつも ずっ ...
知り合って長いけれどもそういえばあなたの生身を見たことがない
「死」はつまり「更新停止」ということか そう言い切っていいのだろうか
{引用=土に還らず}
木洩れ日のゆりかごに
干乾びた夢ひとつ
蟻に運ばれることもなく
ペン先でつついても
カサコソ鳴るだけの
蝉よりも見劣りする
透けた単純構造から
ふと零れる輝き ...
目的地に辿り着けない
イメージと現実が繋がらない
鉛のような肉身引き釣り
見知らぬ街を只さ迷い歩く
空は灰色、大気は冷え冷え
行き交う車の騒音が
林立するビル群に鋭く反響して
( ...
あなたは冷たい水に手を浸して、至高の果実はきっと血の混じった奇妙な味がするでしょう、わたしの心は茨の蔓で情け容赦なくくるまれて、わずかな動作で果てしなく食い込む痛みで朦朧とするでしょう、時はもはや ...
桜の花びら瞳に浮かべ
透き通る君の髪の毛が
僕の世界で絡み付いた
触れてみたい
揺れていたい
風のせいにはするもんか
未来と背中に
同じ匂いを漂わせた
春の廊下ですれ違う人
...
有名な商店街は活気ある学生たちに人気のワッフル
忘年会新年会と繋がって飲み過ぎるなと上司が叫ぶ
試験日は何故か天気が悪くなる不安心配渦巻く心
宇宙から降り注がれる高波動生命体に向けら ...
二〇一七年六月一日 「擬態」
ジョー・ホールドマンの『さらば ふるさとの惑星』ちょっと読んだ。ちょっと読んでも、ヴォクトの2冊の本よりはよいことがわかる。ヴォクト、非Aシリーズが傑作だった ...
古い文庫本の背表紙に
張り付いて煎餅になった蚊の
周りに描かれた茶色い地図は
それを読んだ誰かの血
まだ賑やかだったころ
白い箱を置いてアコーディオンを弾いていた
片脚のない白 ...
○「コロナ不安」
テレビでコロナ感染情報ばかり見ていると
不安ばかりが増幅してくる
ここまで来たら
なるようにしかならない
と腹をくくるしかない
○「死者」
死者は生きている
また ...
今年の正月に
「今年は俺たちは大厄だぞ!今年生き延びたらしばらく大丈夫だそうだ!これから俺たちは生き比べだぞ!」
と電話してきた親しい同級生が
突然脳出血で倒れた
右手右足と言語に重い後遺症が ...
逃げる事
退く事も
普通事
まず生き延びろ
まず生き延びろ
...
とっくにいない子のとしをかぞえる 母の夏 蒸す子も蒸す芽のゆげを嗅ぎ あさがたの星のようなこめを噛み 麻と稲は波のように朝つゆに濡れひかり おやゆびでおさえたこめかみから蒸すひめの結びめがほどけるよう ...
日本人の遺伝子は
皆同じと思っていたら
つい最近
ヒトゲノムが解読されて
わかったことの一つは
どの人も
99.9%は同じDNA配列を持ってはいるが
残り0.1%は異なっていると ...
あんなに渇望し翌週は机の下
そんな道具あったなら隠遁しなかった
時計多く持ちまた約束守れず
勝手にそれでいゝと決めるな
謂れのない言葉死ぬまで呪い続ける
雑踏で
肩書きのない男の影が消えた
彼は手で狐を作って
横断歩道の真ん中
子どもだった自分と遊んでいた
遮断器
警告色の長い飴が灼熱で溶け
目の奥までねとつかせる
肩という肩は不吉な汗 ...
バランスがバラバラになり薔薇になる
目を瞑るようにカーテンをしめる空
自分では分からない自らのこと
言葉の裏側に眠る虫の声
湖から起き上がって、ぼくは
茨道をつたい 家へ戻る
ずぶ濡れを日に干し
風通しをよくする
微睡めばどこからか 歌が聞こえる
あのとき一緒に聴いた
貝殻の奥の
ぼくが同じ音で応えると
ミ ...
身体よ 私はお前の体温を操る力もなくここにいる
こんなことも出来ない自分が
こんなことが何なのか
解る筈もなく
受け入れられない自分が
受け入れる隙間もない今
抱えられる筈もなく
不満を抱えた心 ...
金持ちだろうが
クソ貧乏人だろうが
有名人だろうが
ホームレスだろうが
派遣社員だろうが
美人だろうが
ブスだろうが
天才だろうが
馬鹿だろうが
善人だろうが
極悪人だろうが
自 ...
今日が明日になると
昨日になる
明日は今日になってしまうのさ
当たり前の事が当たり前に思えなくなると
面白くなるんだよ
当たり前に笑っちゃおうよ
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
岸辺
ひだかたけし
自由詩
6
21/8/24 20:57
ボール
Lucy
自由詩
4*
21/8/24 20:51
将来のゆめ
鈴木ぽろ
自由詩
9*
21/8/24 15:45
古稀の散歩道
zenyam...
自由詩
1*
21/8/24 15:31
雨雲
やまうちあつ...
自由詩
3*
21/8/24 10:33
間食
ヨロシク
自由詩
2
21/8/24 8:07
自由律俳句「食べられる退屈」(85)
遊羽
俳句
0
21/8/24 2:57
禁良区
凪目
自由詩
2
21/8/24 0:23
_
いる
短歌
1
21/8/23 23:35
〃
〃
短歌
0
21/8/23 23:33
化生の夏
ただのみきや
自由詩
4*
21/8/23 22:44
彷徨
ひだかたけし
自由詩
4
21/8/23 22:32
いつか声をあげるときに
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
21/8/23 21:11
淡想
ミナト 螢
自由詩
2
21/8/23 19:47
ワッフル
夏川ゆう
短歌
2
21/8/23 19:24
詩の日めくり 二〇一七年六月一日─三十一日
田中宏輔
自由詩
12*
21/8/23 17:54
アーケード
藤原絵理子
自由詩
2*
21/8/23 17:46
独り言8.23
zenyam...
自由詩
2*
21/8/23 15:42
孤独
〃
自由詩
1*
21/8/23 15:10
月の美しい夜
TAT
短歌
0
21/8/23 14:52
母の夏
末下りょう
自由詩
2*
21/8/23 13:30
コロナで重症化する人の遺伝子とは
st
自由詩
4
21/8/23 3:09
自由律俳句「食べられる退屈」(84)
遊羽
俳句
1
21/8/23 1:40
哀悼
凪目
自由詩
0
21/8/23 0:03
ばらばらの言葉
水宮うみ
川柳
4*
21/8/22 15:01
お伽の報い
凪目
自由詩
1
21/8/22 0:17
_
いる
短歌
0
21/8/21 23:53
不満醸造
佐白光
自由詩
1*
21/8/21 23:04
平等爆弾
花形新次
自由詩
1
21/8/21 22:14
明日がくる
こたきひろし
自由詩
3
21/8/21 11:26
608
609
610
611
612
613
614
615
616
617
618
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620
621
622
623
624
625
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628
629
630
631
632
633
634
635
636
637
638
639
640
641
642
643
644
645
646
647
648
3.57sec.