胃の中で
溺れそうな
ブラックコーヒーは
鉄の味がした
ゆっくりと身体を貫く
孤独とはこの位
冷たい雨だから
激しくならないように
静かに
飲み干すんだ
底のない海で
...
物心 コップの水が有限のようにも無限のようにも思った。
音なしで大人しいけど画面から騒々しさは想像できる。
歩くたび無数の宇宙を踏みつぶしている気がして、靴底の黒。
...
その水面長い夜の熱を癒してくれないか
君の面影瞳に揺れて受け止める手をただ教えてほしい
ここまで一人ある生きたんだよ
君もそうだと知っているから僕はここで少し泣くんだな
君が選べた誰かほど優し ...
あなたみたいにゆっくり生きられたなら
そう呟きながら
その細い指先摘まんで額に押し当てる
ひんやりとした感触が
あなたの優しさなんだとわかる
私の指はどうやら幸せを掴むためじゃないみたい ...
私には特別な血は流れていなかった
私は勝負事にはつねに負けた
私はいつも同じ仲間とつるんだりはしなかった
私はなぐったりなぐられたり、殺したり殺されたりはしなかった
私 ...
助けてほしい
誰にも負けない
力があるのに
誰より何も出来ない無力な
力のある無力な僕を
助けてほしい
しゃくりあげる2月
スカートはフレアして
びどうだにせず濡れる校庭
友引のある日
メラニズムを引き起こす電車にのって
わたしたち
ちぎれてしまう
耳たぶだけになったら
ね
という ...
- Das Schloss
ある朝のこと。洗面台の鏡に黄緑色の蜘蛛が一匹、じっと自らを見つめるように、毛髪のような細い長い脚を開いて留まっていた。蓬髪の男はそれを見ながら歯を ...
青い青い夕暮れ、イチョウの葉が金の鳥となり羽ばたいてゆき
「おつきさま こんばんは」と絵本の言葉で
三日月指さす この子の目はきらきらしている
月のおそばにいる あかるい星は
燭とり童というん ...
あ〜寒い
温かい何かを食べたい
ねーしばらくぶりになべ食べない?
いや〜いいねえ
どうりで買い込んで来たんだね
よかったよ〜
味噌 それとも水炊き?
そ〜 ...
僕は誰もいない部屋の中にいる
そして上流から流されてきていたいくつもの流木を思い浮かべている
僕は アパートの一室で
昔住んでいた街の風景を見ようとしていた
そして かつて思い描いてい ...
最寄り駅から電車に乗って
その朝妻と二人で東京ヘでかけた
各駅止まりの普通電車さ
いそいでいた訳じゃない
たいした用事でもなかった
遊びがてらに銀座まで宝籤を買いに行ったんだよ
も ...
ビル・エヴァンスの
Waltz for Debbyが流れている
軽やかで美しい
メロディラインなのに
何故か物悲しいのは
僕が
老いてしまったからだろうか?
それとも
スコ ...
さよなら兄弟 俺は生きるぞ
君らの分まで 俺がナンバーワン
子宮のベッドは 空きが一人さ
俺が行くんだ 長いトンネルを抜けて
エンブリヨ・ブラザーナンバーワン
お別れだ みんなによろしく ...
母がデイサービスでお世話になっていた、
ホームの方がテレビニュースに出ていた。
PCR検査の件だったとおもう。
ホームはうちから10分ほどのところにある。
自分もリハビリをやろうとおもって ...
一つの生をたずさえて
一つの詩をたずさえて
赤ん坊から老人マデ
寄り道しながら
僕は行く
)今は何もせずぼうとして
)うねる夏の光を夢見ながら
)美しく深まっていく世界を信じ
...
すごく素敵なリアクションの持ち主
フライドチキンは譲りたいからいつも三本買った
どこにも行けない場所なんて無い
それを確かめる為だけに深夜の国道をぶっ飛ばしたね
んでプレヴェールが少し ...
鬼は外
福は内
豆まき
…独り
たとえば
現世から来世にかかる橋があったとして
三途の川はその下をゆうぜんと流れるのか
馬鹿言うなよ
俺は生まれ変わりなんて信じてないぜ
あんたは信じてるのか
信じたいのかよ
生 ...
不意に襲って来た
過去の亡霊
無きものとした苦悩
何がこの恐れを抱かせたか
悩ましいこの病だれのとばっちり
あぁこの瞬間を抜け
私は恐れと対峙する
やむなく陥った澱を
捨てるの ...
古いビル壊され何もない空地子供心は公園望む
古い地区何処の街にも存在し歴史伝える資料館ある
鳥の声聞いてすんなり目が覚めた日曜の朝自由を開く
有害なもの何一つない田舎ただ純粋な心に変 ...
玉くしげ箱根の関のあずまなることばのけけれ今は知るめり
それは無邪気と政術の混合物、
多くの躯があなたを呼ばう、
聞こえるか、
聞こえるか、
その声を聞く日、
あなたは戦き震えることになるだろう
それまで歌え、歌え、
そう歌う ...
煤け、捻れ、特に堪え切れぬことなどないのに、やり切れぬ思いで、真実同士が食い違い、どこにも落とす場所がない、こちらはあればかり見て、あちらはこればかり見る、交わらないことの為に牙を剥き出しにする、 ...
病だれの貴様の苦渋に満ちた顔を
幾分かの罵りと叫び声の木霊する彼方へ押し付け
やんごとなき事情に濡れそぼったフリをする
破れかぶれな心情と堪らない愛撫の誘惑に負け
しどろもどろな自分をカノ ...
空を見た
いつも見てるが同じでない
当たり前だし普通のこと
山を見た
変わらぬ姿と思いきや
当たり前だし普通のこと
心とて万象のひとつ
早鐘打つもたゆたうも
...
うつとは端的にいうと
左手を一晩中冷たい床に投げ出していても何ともないことです
何ともなくはないのですが
それでもそれはやはり何ともないことです
そこがおかしなところです
そこがかなしいとこ ...
{引用=目に見えぬ
そてつの花粉
やるせなく
潮の先触れ
丘下り
ああ風は
吹いたり止んだりの
まるで
ゆえなきビブラート
掬ったみそらで
すすぐ顔
静まりかえって
も ...
網にかかるのは風に騙され
流れ着いたポリ袋
それとも詩の振りをしたがる風が
書き散らしたメモ書き
アパートの一室で
誰にも知られず
死んだ男の履歴
携帯電話を所持していても
誰 ...
張り巡らされた枝の投網を
小鳥はすり抜ける
月の形に貼られた和紙が
空の水色を透かし
細い絵筆を並べたような
ポプラの ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
壊れた日常
ミナト 螢
自由詩
3
21/1/27 16:37
手紙が飛んだこと。
水宮うみ
短歌
6*
21/1/27 16:04
浅い青の水面
viraj
自由詩
0
21/1/27 16:04
ペイスリー
妻咲邦香
自由詩
9*
21/1/27 12:45
少年ジャンプ
六九郎
自由詩
1*
21/1/27 12:10
救
リィ
自由詩
2*
21/1/27 6:11
火炎
平井容子
自由詩
4
21/1/27 5:54
城
墨晶
散文(批評...
1*
21/1/27 4:01
夜、夜
田中修子
自由詩
7
21/1/27 3:53
コロナという鍋を
二宮和樹
自由詩
2
21/1/27 1:45
流木を見た街
番田
自由詩
3
21/1/27 0:50
最寄り駅から電車に乗って
こたきひろし
自由詩
7
21/1/27 0:27
Ruby, My Dear
花形新次
自由詩
1
21/1/26 21:44
エンブリヨ・ブラザーナンバーワン
紀ノ川つかさ
自由詩
4
21/1/26 21:40
ローカルなニュース
ナンモナイデ...
自由詩
2*
21/1/26 21:02
一つの生を、一つの詩を
ひだかたけし
自由詩
6
21/1/26 19:41
フライドチキンの季節
道草次郎
自由詩
3*
21/1/26 9:12
節分
ヨロシク
自由詩
1
21/1/26 8:07
現代から来世にかかる橋の上で
こたきひろし
自由詩
4
21/1/26 7:22
ファウスト・コンタクト
二宮和樹
自由詩
1
21/1/26 6:51
日曜の朝
夏川ゆう
短歌
2
21/1/26 5:24
玉くしげ箱根の関のあずまなることばのけけれ今は知るめり
酔横
短歌
0
21/1/26 1:02
躯の声を聞く日まで
〃
自由詩
2*
21/1/26 0:50
好きに羽ばたけばいい、こんな時間じゃ誰も見ていない
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
21/1/25 23:46
美女と野獣
二宮和樹
自由詩
1
21/1/25 23:21
地に映え、燃えよ魂
〃
自由詩
2
21/1/25 23:00
冷えている人へ
道草次郎
自由詩
3*
21/1/25 23:00
冬麗と吉兆
〃
自由詩
2*
21/1/25 21:47
変死
Lucy
自由詩
7*
21/1/25 21:20
光の春が
〃
自由詩
8*
21/1/25 20:30
608
609
610
611
612
613
614
615
616
617
618
619
620
621
622
623
624
625
626
627
628
629
630
631
632
633
634
635
636
637
638
639
640
641
642
643
644
645
646
647
648
4.15sec.