俺は朝から何も食べていない、
ひたすら吐き気の塊だった
静けさに沈む
何もない
静けさに沈む
足場を欠く
俺の肉体と意識は解離したまま、
冬陽の芳香を嗅いでいた
それは明る ...
ここは独房
ここは当直室
ここはギアナ高地
ここは素敵な草原
ここは最後の病室
ここにいるということ
どこであっても わたしがいるということ
外にいるのは刑務官
外にあるのはたくさ ...
水底の声が叫んでいる
水底の声が叫んでいる
どうしようもなく救いのない
どうしようもなく光のない
隔離された孤独のなか
閉鎖された闇のなか
水底の声が呻いている
水底の声が呻いて ...
星屑も、パン屑も、人間の屑である僕も、みんな、いつかは許されて。
屑としての命、その日がくれば白粉となり、神の一吹きで翔んでゆく。
冬の分厚い雲にとざされた
細胞内共生説
のような太陽の下を歩いていると
ロケットに括り付けられた
葉緑体の
気分だ
真空空間はエナメルのペトリ皿
おれは
スポイトの
遊星で爆発する
一個
半分こ
二個
丁度
三個
幸せ
四個
満足
五個
アンバランス
六個
拒否
七個
怒声
八個
終了
一個
丁度
僕は時々ぼんやりと何かを見つめていることがある。代々木公園を訪れたときに、そこで、すでに失われた落ち葉の上に立ち尽くしながら。初夏の、遥か遠くに広がる木々を見つめながら。秋のそこからすでに失われた新緑 ...
ぼくらが生まれてからというもの
100万円は100万円の顔をすることに
ずっと勤しんでいた
経済ことは判らない、が
100万円の顔が
他のいろんな顔になる路を何故尽く塞いだか
だれが、なん ...
ゆるやかな
「おやすみ」をもたらす為
優しさと弱さとが
乳がゆの双樹のあいだを
ずっと行ったり来たりしていた
蜃気楼のような風は
まだ
滞留していた
鋏を入れられた手紙は
彼岸は
...
生身の人間は気持ちが悪い
高校のときの
国語教師は定年間近の
婆さんだったのだが
いつも両手一杯に荷物を抱え
学校の行き帰りをフラフラしながら
歩いていた
その婆さんは俺の担任なので ...
そうこうしている間にも
中国では動物園に展示されてそうな
キュートな野生動物を
紅白二種類のスープかなんかで鍋にして
丸テーブルを囲んでみんなで
食っているので
新しい動物由来のウイルスに ...
令和三年・一月三日
三が日の間に息子孝行しようと思い
{ルビ周=しゅう}の小さな手を引いて
川沿いの道をずんずん、歩く
野球場の芝生を
解放していたので
そのまま手を引いて
ずん ...
仄かに明るいこの冬日
雪は遠くで降っていて
陶然と一陽に木霊する
数千数億の銀河の渦が
降ってくるよなこの今に
艶めく若芽の燃え出づる、
感覚知覚を越えてゆく
未知なる時を紡ぎ出 ...
普段は気にも留めないのだけど
ふと気づくと
時があっという間に過ぎている
それにはしっぽも前髪もないので
つかまえることができない
天気予報では雪だったのに
外れてただ寒いだけの日にな ...
私は誰も幸せには出来ないと知った
空は暗くて私はひもじい
昼間は薬を飲まなくなった
薬に慰められるのが嫌になったから
今私は万年筆でかさかさ書いていて
万年筆の先だけが私の友達だ
...
「アフリカ大陸は残してもらう」
金に困って
地球は質にいれた
おやじにどうしてもと頼み
アフリカ大陸だけは
手元に残してもらった
帰ってすぐ
如雨露で水をやる
サバンナに
雨 ...
そう言えば、
ボノロン12月号、癒されました。泣きました。
ピアノ好きには必見でした。
https://www.goo.ne.jp/green/bonolon
着信
始め
友達
次
本人
三度目
警察
合掌
元々めちゃくちゃな僕らだったから
めちゃくちゃなまま行こう
めちゃくちゃな中にも道があり
こう、天衣無縫な感じでどうですか
ダメです
死ぬる
アナタが言ったんですよ、めちゃくちゃに ...
昔渋谷の学校に通っていた頃、雨が降っていた時があった。その時に見上げた歩道橋の風景を、僕は今でも時々思い出すことがある。僕は西東京の学校に通っていた頃もあったが、街自体としては渋谷の方が思い出深い場所 ...
老婆のすすり泣きのような木枯らしが
倒し窓からひゆうひゆう吹き込んで
締まりのわるい股がまたガタつく
待機室の乾燥しきったトイレが
嬢にはいつだって天国だった
サンダルに押し込めた素 ...
政府は明日から
関東1都3県に対して
緊急事態宣言を発令致します
極めて緊急を要する事態ですので
対象地域の方には
極めて緊急性の高い事態であることを
強く認識頂いて
この緊急事態宣言に ...
あらゆる人がスマホを手にすることで
監視者になる
どいつがどんなことをしているか
いつでも何処でも見張っていて
すぐさま記録しSNSで世間に晒す
晒される世間は単一の価値観
健康、健全、善 ...
注がれる
新しい時も
自然は無口
鏡の前にたった
自分のよう
あかぎれで痛む指
指板は
切れ切れ
この薄い感覚を泳いでいくのには
もう飽きた。
条件反射的に僕を、
ありきたりな人間にあてはめていく虚しさ。
未来が見えちゃうって悲しい。
劇的な変化なんて計算に入れずに
ずっともやもやして ...
眠る歪み眞珠たちの睦言譫言のように
黑松露の{ルビ内部=奧}
光と闇のキメラ
時閒は蜜蠟の滴
往け
デンドライトの風景を驅け拔け
黑いモスク ...
黄色い昏冥の家路
その途上 突如
視界に広がる路地裏は
「こんな場所に」
学習塾兼文房具屋が
塗装が剥がれた看板のパン屋が
足踏みオルガンの音
...
コロナ感染者が団結して
我々の要求に従わないと
集団で老人施設や病院に
マスクなしに雪崩れ込むぞ
と表明すれば
かん?すが?政権なんか
自由自在に扱えるのではないかと思う
機動隊動員して ...
かんぜんに
腐った土くれから
一本の
新しい草が
天に向かいのびる
天のなにかを
知らず
また
土くれの何かを
知らず
のびること
それを
ただ一つ
羅針盤 ...
ここにひつようなのは
あかるい島
カラコルム山脈という語感
しわくちゃな赤色の千代紙
麒麟の模型
プラスチック造成機
アラビカコーヒー
周期表
水素をかぞえながら
酸素を引い ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
芳香
ひだかたけし
自由詩
7
21/1/8 19:19
HERE IS
kawa
自由詩
2*
21/1/8 18:53
殺された水底の声が
ひだかたけし
自由詩
5
21/1/8 18:26
屑
クーヘン
自由詩
4*
21/1/8 15:09
冬の惑星で
道草次郎
自由詩
2
21/1/8 12:56
卓上
ヨロシク
自由詩
3
21/1/8 8:03
原宿の落ち葉
番田
散文(批評...
4
21/1/8 1:17
退廃の感
道草次郎
自由詩
0
21/1/8 0:05
スジャータのいない惑星の悉達多
〃
自由詩
0
21/1/7 23:42
人間は気持ちが悪い
花形新次
自由詩
2
21/1/7 22:44
新型ウイルス
〃
自由詩
0
21/1/7 20:31
野球場の夢
服部 剛
自由詩
4
21/1/7 20:19
越えてゆく
ひだかたけし
自由詩
4
21/1/7 20:12
小箱
そらの珊瑚
自由詩
7
21/1/7 15:16
別離
由比良 倖
自由詩
1
21/1/7 12:01
アフリカ大陸は残してもらう、他
道草次郎
自由詩
2
21/1/7 11:09
ピアノをひくねこの巻
足立らどみ
おすすめリ...
1
21/1/7 8:06
報
ヨロシク
自由詩
1
21/1/7 8:01
くちゃくちゃ
りゅうさん
自由詩
4
21/1/7 4:35
今、何してる
番田
散文(批評...
1
21/1/7 1:17
万年ヘルプでごめんなさい
自由美学
自由詩
0
21/1/7 0:39
緊急事態宣言
花形新次
自由詩
0
21/1/6 23:38
監視社会の誕生
〃
自由詩
0
21/1/6 21:54
黒いギター
ナンモナイデ...
自由詩
2*
21/1/6 21:12
これから
由比良 倖
自由詩
2
21/1/6 21:11
Gemini
墨晶
自由詩
0
21/1/6 20:59
窓がある
〃
自由詩
1*
21/1/6 20:09
革命
花形新次
自由詩
0
21/1/6 20:01
草
道草次郎
自由詩
2
21/1/6 18:15
ひつようなのは
〃
自由詩
0
21/1/6 13:44
619
620
621
622
623
624
625
626
627
628
629
630
631
632
633
634
635
636
637
638
639
640
641
642
643
644
645
646
647
648
649
650
651
652
653
654
655
656
657
658
659
3.67sec.