緩やかに
風が流れる
弥生の宵、
懐かしい匂い
鼻腔を巡り
大気圏から降って来る
息吹く命の源を
ゆっくり静かに呼吸する
あゝ魂はうっとりと
息吹く命の香に包まれ
何処ま ...
胸の内に留めておく 未だ青い林檎
竿を置いて当りを待つ 檸檬の横顔
腹を割るように刺し違える
ただ、はなひらを みおくるだけの
プラットホームからふたり お下がりください
幸せの数だけ、 ...
先が見えない学校に
行かないのが不登校
先が見えない学校に
行くのが不透明登校
行くだけましだと言うが
行かないと決めるほうが
傷は広がらないとも言う
心が強いなら
行かな ...
あの娘以外のすべてのものから
いうなれば既読スルーくらってるもんだから
今日も、善福寺公園でぽつんとひとりきりの
真っ赤な蛍光色の赤いサッカーボールな気分で
だから ...
運命の人を見うしない
いろんな街を探して歩いた
べつに一人が
辛い訳でもなく
その人に二度と逢えないそれだけが
怖くて
あの頃
どんな目をして
ほかの人のことをみていたのだ ...
○「二度と」
戦争が終ったとしても
死んだ者は二度とかえらない
○「核ボタン」
核ボタンを持っている独裁者が
狂ってしまったら
世界は終わりだ!
○「老化現象」
やりたい!やり ...
この模造を容認して欲しいのだ
誰も狂気を取り扱えないのだけれど
この贋作を許容して欲しいのだ
せめてものきみのへ土産として
収監されるきみへ残り少ない愛を
僕たちはじゅうぶんに生 ...
クリミア併合を記念するイベントが
サッカーのワールドカップ決勝を行った
モスクワのスタジアムで行われ
20万人以上もの人たちが集結した
その様子を見ていたら
いまわしい過去の映像 ...
朝には
忘却している、
昨日にいざこざや喧嘩も
あったとは思うのだけれど
夢の
残滓と共に
ちりぢりとなって
雲として
流れゆく・・・
朝に
騙されていようと
ニコチ ...
二〇一九年十一月一日 「断片」
彼の顔に答えをさがしていたが、いっこうに見つからなかった。
二〇一九年十一月二日 「断片」
彼は自分の考えのなかで方向を失い、迷子になって ...
〈争いによって
生 を望む者もいれば
死 を望む者がいてもおかしくない
この杣道は 通った人にしか
わからない〉
岡本太郎の遺伝子
命かけてうたう
artの革命家よ
宇宙に ...
蒼く震える手が伸びて来る夜
僕は夢の中にいた、夢の中をさ迷っていた
境を隔てる壁は何処にもなかった
でも神さまは見当たらなかった
しめやかな雨が街路樹を濡らしていき
昼間荒れ狂った海は信じら ...
晴れた朝
新しい洗顔フォーム
香りが
苦手
何なのさ
鼻を突き刺すような
これと半年付き合うのか
はたまた
ゴミ箱へさよなら800円
800円は惜しい
ガマンして使う
...
あおばさんが「車輪人間」というお題を即興ゴルコンダに出した時、もじもじしてるうちに詩集掲載に乗り遅れましたが、下記のようなものを書いてました。
船橋の小さな店で、憧れの方がリーディングの ...
{引用=カラスのギャロップ}
北国の春は犬連れでやって来る
ぬかるんだ地の上を
着物の裾を汚しながら遅れてやって来る
太陽は雌鶏
ぬかるみが半分乾いたころ目覚ましが鳴って
あとは忙しく吹い ...
日曜の朝、街中で声をかけられた
今、何時ですか
声の主は黒ずくめの小学生の男の子
私は左腕をたくし上げて腕時計を見せた
今日は、晴れて良かったですね
人なつっこく話しかけてくる
...
久々に訪れた病院の園庭は、
十数本の桜の木が
無数の赤い蕾を膨らませていた。
その生命力は、
春の大気に漲り震え
園庭という枠を獰猛に
突き破っていく不穏さを孕んでいた。
膨ら ...
欲する
私の欲望にキリは無いことが分かった
え、こんなことはとっくの昔に分かっていたでしょ
私は欲望の権化なのだと
とうとう認めたね
「いのちは原初から欠けている」
と繰り返し言う私の魂と ...
六月の水で世界が浸される頃
どろどろに泥濘んだ地面から
ごんごちーが現れて
悪い子どもを地の底へ引くんだって
「ばあちゃんがゆってたもん!」
赤い顔をしながら稲村さんは言う
今日は ...
ひろい町の
狭い世界で暮らしています
今は
今も、ずっと・・・
山々は霞み
あとは人工物しか目に映らず
この
木造アパートメントは
森林で
あった頃の夢をみている
みつ ...
ひとりで
生きること
絶望が胸板を刺し
聴こえるのは
闇の中の静かなつぶやきごえ
だれ?
どこで
生きてるの?
パソコンに向かう深夜
気づくと
黎明
ひとりを ...
傷口に触れないこと、これは治癒するためには大切なことなのかもしれない。会話を発することで、何かが変わるとは思えず、私と妻は口を開くこともなかった。
土曜の早朝、私は五時前に県境の無人駅に出向き、 ...
どうですか、調子は
はい、特に変わらず
変わらないはず
あるかいや
いいの
変わらない
といえば変わらない
薬で平らに
なった心に
悲しいって言う
先生も僕より若く
修羅 ...
コロナでコロリ
と逝くわけにはいかない
見送りがないのは寂しすぎる
手を洗い
マスクをつけて
不要不急の外出は控えよう
コロナでコロリ
と逝くわけにはいかない
香典がないのは寂しす ...
多量に分離する、ひとつ。あのその、満月は昨日でしたか
恐ろしく冷ややかな素肌で寄り添ってはいたい
ガイドブックに神を置く だらしがない 恰好だとワタシが灰になる
その肌の色 抜けるよう白く土 ...
生きていることだけが感覚を埋めていくような気がする音楽のように、今は聞こえていた。そして、電車の過ぎていく光景と、駐車場から姿を消した車の形態のそこに存在していたシルエットを目を凝らすことで、見て ...
学ぶため、引き渡すため
風に吹かれて何処までも行く
一人になり二人になり三人になり
そして独りになり
泥水を浴び光を浴び
異邦の土地
遠い地平を目指し
進み行く
生まれ落ちた瞬間か ...
歩いてきた道を憎むな
歩いてゆく道を憎むな
道に物を捨てるな
道に物を落とすな
再び戻って拾える保証など無いのだから
...
「真っ白なきれいな心でいようね」
と親や先生に何回もいわれたのに
年とともに汚れてきた
うそ、まちがい、失敗、無知、競争、対立、敵意、怒り、憎しみ、不信、コンプレックス、差別、欲望┅などで
真 ...
冴え返りにして雨の春は冷えるな
皿洗い終えてひとり音楽聞く夜
ジャズ・ギター熱くつめたく弾かれている
問題ないとじぶんに語る炬燵のなか
神と罪とぜんぶじぶんで持ってゆく
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
緩やかに、春
ひだかたけし
自由詩
6
22/3/21 18:09
花筏
あらい
自由詩
2
22/3/21 15:23
不透明登校
イオン
自由詩
1*
22/3/21 11:56
やさしさ
スモーキンビ...
自由詩
0
22/3/21 11:48
夢の微笑み
秋葉竹
自由詩
0
22/3/21 11:36
独り言3.21
zenyam...
自由詩
0*
22/3/21 9:40
葛飾慕情
マークアーモ...
自由詩
6
22/3/21 9:02
ハーケンクロイツ卐よみがえる日
st
自由詩
4
22/3/21 8:40
自由詩「朝の詩(うた)」 2022.03.21(月)
田中恭平
自由詩
6*
22/3/21 8:37
詩の日めくり 二〇一九年十一月一日─三十一日
田中宏輔
自由詩
12*
22/3/21 0:01
生の杣道
天寧
自由詩
2
22/3/20 23:44
夢の境界
ひだかたけし
自由詩
3
22/3/20 23:30
そうして落ち着きました
木葉 揺
自由詩
1
22/3/20 21:15
オート三輪に乗り遅れました。
AB(なかほ...
散文(批評...
1
22/3/20 18:35
言葉の煽情的ボディライン
ただのみきや
自由詩
8*
22/3/20 15:34
またね
足立らどみ
自由詩
2*
22/3/20 13:28
見えるもの/見えないもの(改訂)
ひだかたけし
自由詩
5*
22/3/20 12:58
欲する私
こしごえ
自由詩
2*
22/3/20 11:42
ごんごちー
ちぇりこ。
自由詩
4
22/3/20 10:53
自由詩「アパートのみる夢」2022.03.20(日)
田中恭平
自由詩
7*
22/3/20 8:06
春を抱きたいんだよ
秋葉竹
自由詩
1
22/3/20 7:44
雨の日の憂鬱
山人
散文(批評...
2*
22/3/20 7:40
薬眠
りゅうさん
自由詩
3
22/3/20 6:02
コロナとともに
zenyam...
自由詩
0*
22/3/20 5:35
燭 焚きつけて罅ぜる
あらい
自由詩
0
22/3/20 0:34
季節の中のシルエット
番田
散文(批評...
3
22/3/19 20:59
風
ひだかたけし
自由詩
6
22/3/19 20:05
ワンダーフォーゲル
TAT
自由詩
8
22/3/19 14:40
真っ白なきれいな心
zenyam...
自由詩
0*
22/3/19 10:29
自由律俳句 2022.03.18(金) 夕べ
田中恭平
俳句
2
22/3/18 22:06
611
612
613
614
615
616
617
618
619
620
621
622
623
624
625
626
627
628
629
630
631
632
633
634
635
636
637
638
639
640
641
642
643
644
645
646
647
648
649
650
651
5.77sec.