この町は大きいが地下鉄がうるさい

 日本が中心の地球儀を探す

 会話の順序が気にかゝる

 誰も彼もが利己的に見える

 楽しい場所が脳裏に浮かぶ
数時間だけ
物語のような
接点が見えたね

別れて一度
すれ違ったのは
なぜ
なんの確認を
させたかったの
私達に
見える 私 何か
乳褐色の空
怨恨と
怒声に満ちた
僕達の終の寝床

叩く 私 何か
たたく たたく
たたたくはたたく
たははくはたはく
噛み切るように絶望のように

唸る 私 ...
命が生まれては消えることに絶対的な意味なんてなくて
それでも道端の動物の死が悲しいのは
僕が生きているからなんだろう
大ちゃんは
いつもエプロンをして
前歯は二本抜けていて
何も聞いても
「ゴーオッ。」としか話せなかった

「大ちゃん。おはよう。」

『ゴーオッ。』

「今日は、何の作業するの?」 ...
色は世界誰にでも分け与えられるものではなく
色は世界みんなで分けなければなりません

キッコンカッコン本鈴が鳴ると
ドッタンバッタン生徒たちは絵の具を奪い合う
階下の校長室では副校長と教頭が ...
ひとり暮らしが長い
いつのまにか
ひとりの部屋でさえ
つく溜め息

気がつけば
カラフルが部屋から消えている

このまま立ち止まったまま
死ぬまで生きるのだろうと
よせばい ...
よく見て
これがあなたを一番愛してる人
私はあなたを悲しませない
そう誓った暗い夜のこと
はじめての日
ひとりぼっちが自慢だった

あなたの知る世界
作ること任された
間違ってなかっ ...
白熱のweb会議 

ふと韜晦してみたら

はじき音

ああ 雨が降っている

雨粒が 私の体を 肉と神経にこびりついた排泄物を

たたき洗い流していく

醜悪な汚物で詰まって ...
柔らかい衝立に
僕らは遮られていようよ
遮断されて繋ぎ止められて
go,go,go
勝手にとっちらかって死んでいくのさ

豚の形の貯金箱
ポケットの中身は空っぽで
僕らの頭の中もお ...
尖らせた鉛筆を突き立てるべき肉体がまだあるんだよなあ ニット帽の幼女
白髪交じりの老女
スクロールする駐車場で
台本でもあるかのように立ち止まる

言語なき会話
紡がれる身振り手振りの無重力
窓越しに観察する月曜日のわたし

縁取る ...
 虚空の夢計画通り太りゆく

 飽きもせず蛾が電灯に集まる

 鳥の立場で物を語るような悟り

 シンクロする月の光と風のハミング

 目先の退屈に気を取られる
僕が世界と繋がるために
涼やかな夜風を浴びながら
今日も一つの詩を書き留める
それは静かな吐息をついて
雨降る白壁に投映される
夢の間に間の幻灯機
巨大な毒蜘蛛を追いやって
雨滴を溢す紫 ...
日が照りつける
影法師が伸びる
足が自然と進む
古代の夢が息む

みかん畑の果てに
ゆらゆら震えて
沈んでゆく
日の光を見た

あんなに優しかったのに
あんなに大切だったのに
...
それから
一人きりの
安達太良山
空気が
薄くなり
シングル
エンジンが
かたかた喘ぐ
荷物が揺れる

夏だというのに
どこまでも寒い
ジャケットが
じっとり濡れる

本 ...
夜中に目が覚め
女の寝息を聞いて
自分が生きていることを知る

「眠りが唯一の幸福だ」
女の言葉が過る

死が永遠の眠りだとして
それを厭う理由はなんだ?

眠りと眠りの間を埋める ...
音楽の途中でぼくは飽きてしまう
本当は好きじゃないんだと思う
無理してるんだ、きっとそう
だってまた別のこと考えてる

ゆるやかにリムーブしていく
ああ、ああ
こんなはずじゃなかった ...
見えない四角
残された絵の具で空を描く

存在を潰すように雨は降るけれど
雨音が伝うものに耳を貸さなくていい

美しい言葉に救われないものだけに価値があるんだ
たどたど行こう
哀しみと ...
手荷物
持つのに疲れたら何処かに預ければいい

心の荷物
誰でも一つや二つ持っているよね

なかなか減らせないで
反対にふやしてしまう人もいる

心の荷物も
誰かに預かって欲しい
...
あまりにも海に似すぎている。そう、似すぎている。
僕のこころは、だから、慰めを必要としない。
なぜなら、僕はさざ波のようになることもあるけれど、
冬の嵐の海のようになることもあるからだ。

...
ああそこに立たないでくれ 観念を、象徴だけを壊させてくれ 森は茫然と立っている
差し込む陽射しに年老いた裸身を晒す

来る日来る日は雑然と降り積もるもの
過ぎ去った日々だけが温かい寝床だ

森に佇む独りぼっちの木々たち
無表情に見合いながら黙り ...
水槽に流れるおだやかな時間


他者だったことを忘れて声になる


春色の初夏 黒板へ吹いた風


思い出せない想い出を持っている
薄々気付いていたんです
日本人に向いていないって
口当たりの良さそうなことを
何のひねりもなく
恥ずかしくもなく
堂々と言ってのける姿を
そこここで目にする度に
あれっ、俺ってこの人達と ...
 人と人との意思疎通

 向かい会って言葉を交わしていた時代から

 離れていれば郵便手紙

 電話にて感情を推し量りながら

 時が流れて電子メールとなり

 ラインへと簡素 ...
今日のお天気は朝から愚づついてる
身体に湿気が溜まり
心が泥濘む

年に一度の雨季
ウキウキ出来る訳ない

俺のなかの男
あの人のなかには女

出逢えない
男と女
女と男

...
やもめ男の住んでいるアパートには、
一人のヴァイオリン弾きが暮らしていた。
そのヴァイオリンの{ルビ音=ね}は、
いつでも素晴らしいのだけれど、ヴァイオリン弾きは、

いつでもエチュードだけ ...
                                          

マシン   短くて気が遠くなる

長雨の季節には藍藻入りのスープで夜をやり過ごす ことになる

 不 ...
たくさんけずったら、のこったのは腹ぺこ。咀嚼し、嚥下し、胃をふくらます。その一つひとつが、その一つひとつに奉仕をしている。

ひつようの土からでないと、なかなか生えない満足の木。そういうふうに捉え ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
自由律俳句「食べられる退屈」(17)遊羽俳句221/5/21 18:46
接点木葉 揺自由詩2*21/5/21 18:33
見える 私 何かGiovan...自由詩6*21/5/21 16:40
消える水宮うみ自由詩4*21/5/21 14:56
四十年前のこと板谷みきょう自由詩2*21/5/21 13:50
美しい術山下ヤモリ自由詩121/5/21 12:37
一輪の花もない秋葉竹自由詩621/5/21 6:49
スプラウト妻咲邦香自由詩1*21/5/21 0:23
在宅勤務短角牛自由詩221/5/21 0:03
gogogo!竜門勇気自由詩021/5/20 23:26
_いる短歌121/5/20 23:16
透明な黄金色の額縁komase...自由詩1*21/5/20 21:41
自由律俳句「食べられる退屈」(16)遊羽俳句321/5/20 20:57
一つの詩をひだかたけし自由詩12*21/5/20 20:36
落日のソンネGiovan...自由詩5*21/5/20 19:59
安達太良山自由詩5*21/5/20 19:45
睡眠導入剤が足りない花形新次自由詩321/5/20 17:48
音楽の途中でぼくは飽きてしまうゆうと自由詩321/5/20 13:06
雨嘯山下ヤモリ自由詩321/5/20 6:48
手荷物と心の荷物こたきひろし自由詩321/5/20 6:27
sonnet大町綾音自由詩3*21/5/20 3:25
_いる短歌021/5/19 23:48
不可逆の森宣井龍人自由詩10*21/5/19 21:22
鰓呼吸水宮うみ川柳3*21/5/19 19:41
日本人を辞めることにしました花形新次自由詩3*21/5/19 18:36
テレパシー佐白光自由詩3*21/5/19 7:52
今日のお天気こたきひろし自由詩221/5/19 7:30
sonnet大町綾音自由詩0*21/5/19 6:02
勤労感謝Love208アラガイs自由詩5*21/5/19 3:35
メモ5.19道草次郎散文(批評...121/5/19 3:08

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