長距離バスの
停留所に並んでいると
なんだか足元がこそばゆい
なんだと思って振り返れば
雨雲が後ろに
乗るのか、と聞くと
そうです、と力なく
雲のくせに
きちんと並ぶとは律儀なやつ
...
アイドルが崖登りをできなくても問題はない
きっとこんなご時世では
ありったけの賢明さと清廉さが必要になる
権力者にどちらもないのは明らかだから
悲しいかな、庶民の内にそれをまま見つける ...
ふるさとみたいな
おなかのつめたい石に
雨が降る
チャコールグレーの傘をさした
すぎやまくんに
水溶性の雨が降る
溶けていくね
好きだったのに
ほんとうは存在していない ...
一歩それは一漕ぎかもしれない
一歩それは一掻きかもしれない
一歩それは一射かもしれない
一歩それは一声かもしれない
一歩それは一飲かもしれない
一歩それは一押かもしれない ...
鍋物に柚忘れ山に入る
いつか醒めなくなる深い眠り
クリスマスの首はねる12月26日
犬に咬まれ尚も上機嫌
あぶく眺め手をこする
なにか言うときに
だれも傷つけないっていうのは
(ご存知でしょうが)結構難しいもんです
から、これからあなたは傷つきます。あなたもです
あなたも、あなたも、あなたも。いいですね?
( ...
現実を食っては言葉に変えてゆく蚯蚓のような管でありたい
静けさ 揺れる
にわかな雨、
光の空から
降り注ぎ
宇宙を回遊する言ノ葉たち
凝集しては散開し
思考の流れをこの界へ
屈曲しながら艶やかに
在る物、在る物、造形する
静けさ ...
永遠のほうからきみが手をふった
夕暮れは{ルビ灰色=グレー}な憂いにゆれている
きみの言葉が音楽に混ざる春
そらに浮かぶ雲を思い浮かべている
眠れない夜にはねこを洗う
静かにわめいてるドア越し
あけてはいけないと静止する
あけてみてみたいと開始する
それでは、有料、悠々、遊泳
幽霊、みたいではいられない
佇みながら座るため ...
寝返りを打てば
星が消えるような夜
邪魔者になって
夢の中から
光を奪ってやる
暗い部屋には
悪いことばかり
襲ってくる気がして
枕ひとつでは
身体を守れずに
腕を ...
街を越えて
町を越えて
村に辿り着く
山間の静かな場所
湖があり広い心になる
都会の渦に巻き込まれ
狭い心になっても
故郷に戻れば楽になる
都会を離れて村に戻る
全身が喜 ...
その夏、軒先の巣から落下した雛鳥を拾い、かたい土の庭に埋めて
はじめて心の
奥底に──
夏を感じた
(図書館の傘立てから盗んだ傘がわたしの唯一の武器で
傘にはマジックと紙とテープで名 ...
そりゃあそうだろう。
降ってきたんだぜ。
俺には確信を持った過ちにしかおもえなかった。
ひとつやふたつじゃない。
無数といういいかたが正しければ、おそらく無数という表記の仕方になる ...
幼さ
若さ
無鉄砲
向こう見ず
傷痕
教訓
昨日あたりから隠れる支度始める
無花果の木の下で待つ
家族の一部の興味は引く家
敗者の行列踏切渡っている
一輪の花地球の裏で咲き
身の丈に合わない服を着てみて
この引きずっている感じが良いんだよ、と
大人ぶってみせた
わたしたちはもういない
スカートを折って丸めないで
シュシュで留めないで
靴下は真っ白で脹脛の半分く ...
君が物語の勇者だったら
まずはじめに何をしただろうか
氷の剣を手に入れただろうか
花の城を目指しただろうか
何でも良いのだけれど
其処に僕がいないことを
心から感謝する
ずっと ずっ ...
寺の庭の隅にある
竹筒から……石の器へ
滴る水がしずかにあふれている
そよ風が、頬を撫でる
温かな抹茶を、啜る
僕は今 幸せなのかもしれない
女のお尻は男よりも丸い
僕に耐えられぬ、痛みをも知るひとよ
あのなかにはもしや
青い小さな惑星が回っているやもしれぬ
いつの日かすべての人が生殖を「ただ飽きたから」やめるとしたら
ちいさな
ちいさないのち
ちりはて
遠いみ空を
かけてゆく
)境界線を越えたなら
)きっと合図するからと
)しろくはかなくそう言った
)ちいさないのちにあふれる涙
あめがふり ...
朝早くから
点滅の信号を少年が渡る
いつまでもそれを忘れてしまわないように
いまはまだ赤い朝日に向かい
息を弾ませながら
この街で
一番高い白い建物を見上げて
右手を伸ば ...
抉り取られた枝、から
予告もなく傾いていく
網が からめとる とられない
誰かの手紙が捨てられて
落書きばかりにうんざり
ひさかたの果実にうつつをぬかす
転がる、ひかり、分散、なつのひ ...
初恋の夏を涼しくする君のガラスの靴の中の金魚か
フレンドリ
できない
しない
孤立
慣
温度差は髙いほど燃ゆ秋の山
昨今飲めないタブレット増える
何かと大きく臭くて不便そうな紅い花
都落ちの達人と呼ばれ
落ち着いても水が飲めず
窮して尚道草が恋しい
最近というよりも今日はとても寒かった。風に吹かれていると、忘れていくことは危険なことだと、いつの間にか思っていたりする。でも、人は友人も、家族のことも、読んだ本のことも忘れていくのはなぜだろう。そうで ...
暗闇ではなく空白
一枚の紙の様にも見えるが
裏表が無い
何も無い
何も無いと云う物が一つだけ有る
光源も無いので影も出来ない
そんな空白に
立体感の無い蝉が張り付いている
みんみん ...
日付順文書リスト
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
出発
やまうちあつ...
自由詩
0*
21/9/4 8:05
主観性とは
りゅうさん
自由詩
1
21/9/4 7:10
水溶性の雨
七
自由詩
17*
21/9/4 2:12
一歩
Hose E...
自由詩
0
21/9/4 0:48
自由律俳句「食べられる退屈」(95)
遊羽
俳句
1*
21/9/4 0:26
超メモ
はるな
散文(批評...
4
21/9/4 0:10
_
いる
短歌
0
21/9/3 23:59
造形流
ひだかたけし
自由詩
5
21/9/3 21:48
川沿いの桜
水宮うみ
川柳
2*
21/9/3 21:18
月のみえない夜にねこ
帆場蔵人
自由詩
2
21/9/3 19:52
夜明け
ミナト 螢
自由詩
1
21/9/3 19:09
山間の村
夏川ゆう
自由詩
3
21/9/3 18:42
鳥の息 / ある女の子篇
末下りょう
自由詩
2*
21/9/3 15:09
ネジ
草野大悟2
自由詩
2
21/9/3 13:14
成熟
ヨロシク
自由詩
1
21/9/3 8:06
自由律俳句「食べられる退屈」(94)
遊羽
俳句
2
21/9/3 4:32
春は闘争、
鳴神夭花
自由詩
9
21/9/3 2:16
作者と傍観者
〃
自由詩
2
21/9/3 2:12
器
服部 剛
自由詩
2
21/9/3 0:25
ある夜のメルヘン
〃
自由詩
7
21/9/3 0:22
_
いる
短歌
0
21/9/2 23:11
ちいさないのちの歌
ひだかたけし
自由詩
4
21/9/2 21:20
朝日と少年のうた
秋葉竹
自由詩
1
21/9/2 16:19
夏至祭は終わった
帆場蔵人
自由詩
5
21/9/2 13:10
ガラスの水槽
秋葉竹
短歌
1
21/9/2 13:02
こみゅにぃてぃ
ヨロシク
自由詩
1
21/9/2 8:05
愛を
足立らどみ
俳句
3
21/9/2 6:44
自由律俳句「食べられる退屈」(93)
遊羽
俳句
3
21/9/2 2:51
秋風に吹かれて
番田
散文(批評...
2
21/9/2 1:22
空白に蝉が一匹
まいこプラズ...
自由詩
0
21/9/2 0:45
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676
加筆訂正:
愛を
/
足立らどみ
[21/9/2 8:06]
高いをギミック的?に髙いに変更
6sec.