朕の王國に於いて帽子を數える單位は、諸外國で云えば「仔象の壹萬分の壹頭」と云う意味の「ザノーピス」を用い、愛して止まない我が臣民たちにもそれに從って貰っているわけだが、どう云う譯か帽子を被る者なんぞ朕 ...
水面から飛んでいったよ
白鳥一羽
連れはいなくて
さみしさを推進力に
二度ない羽ばたき
空に刻み
一、ニ、三の
呼びかけもなく
その日になったら
後悔もなく
そんな姿を ...
いったいどこに連れてかれるのか
路地という路地
通り続けて何時間
今までになかったことが
起こっているのは確か
とにかく一人では
起きなかった事件
それでも自分の意思が
なかったら ...
休日は
朝9:00から
月桂冠の糖質0の紙パックを飲んで
グリーンチャンネルの競馬中継を
見ながら
ネットで馬券を購入し
当たっては喜び
外れては怒り
1日が終わる
それ以外に
心 ...
13日の金曜日だって
挨拶代わりの不吉なシングル
Bible is not our Bible
関係ないのよって 顔をして
サイゼリヤで パンとワインを食べる
...
旧暦十月のこんな日は 小春日和
俳句の季語だ
HAIKUの国では インディアン・サマー
インディアン、嘘つかないし、餅つかない
そう言えば 萩原朔太郎
あいつ新 ...
あなたの子供の子供の子供の……
100世代あとの少女が
かつてジャカルタだった森で
光合成をしてる
髪も肌も瞳も緑色で
2本の長いアンテナを傾けて
何か探してる
少女の足 ...
みすぼらしく散漫な蒼紅。その倦怠期の心の柱の傷の舐め合いは何処か儚げな空気人魚、らしかった。芯や白蟻の、翔きの光の速度で、眼帯を黙読して置いて。空気中に浮遊する 薔薇の濡れ衣 白銀の影狼には追いつけな ...
1.荻窪
一方通行にさせる
二等辺三角形の
三叉路にて嘔吐する
よもやまの家
編み目を落とした母が
ぬたうつ廊下が
ワックスで光っている
正しいばかりで
少しも美しくはな ...
日がな一日
謎は謎として取り残され
私は五感の縛りに沈む
思いは鬼火のように揺れ動き
逃れる的を掠めていく
現象する本質を
律動する思考を
掴みかけては取り逃し
夢の底で溺れている
...
{引用=愛憎喜劇}
遮二無二愛そうと
血の一滴まで搾り出し
甲斐もなく 疲れ果て
熱愛と憎悪
振子は大きく揺れ始める
愛も親切も笊で受け
悪びれることのない者
理解できずに困惑する ...
いいですかみなさん
学歴とは人生の下着ですよ
街を歩く人は
どんな下着を着ているか判りません
着けていない人もいます
街を歩くには
どうでもいいものです
ただ下着は
身なりをきちっ ...
溜め息が
花びらを散らす
咲き始めたと思った矢先に
壊れていくから
大事にする時間が足りない
どんな言い訳も
しがみ付いては離れずに
淡いモヤの中で包まれた
あの頃の夢みたいに
...
人が消えて世界が残った
主人が消えてペットが残った
生徒が消えて消しゴムが残った
教師が消えてチョークが残った
バイトが消えて履歴書が残った
店長が消えてマニュアルが残っ ...
トランプが払った所得税は2年で約7万9千円
トランプがその髪型にかけているお金は約70万円
ヘアスタイルに年間約70万円 タックスは約7万9千円
ルックスはハゲ回避 セックスはい ...
ふりかけのようにしてフリスクをほっかほかのごはんにかけて
何粒 50粒ぐらい
それぐらいのっけて食べようというのはあまりにも危険だ
フリスクとごはん 禁断の組み合わせ
一言 ...
暗くなる写真 笑顔のまま揺れた
きみが鳴らしたその一音のことを想う
空が青くてあなたが笑っている
忘れても この目を閉じても残る風
デートの時に
よく行く喫茶店がある
両親も若い頃来ていたらしい
コーヒーが一番人気で美味しい
いつもホットコーヒーを頼む
如何にも喫茶店という感じの外観
コーヒーの香りが染みついた ...
寒いはずの冬の夜
寒くない
買い替えたエアコンと足元のヒーターで
文明の利器は偉大だぜ
それも電気があったればこそ
電気なんてこなくなったら、どうしよう
痴呆老人のように
母 ...
死にたいと一曲流れる頭脳にて
揺れるこの想いは偽物でもどうでも良くて
ただ、お前の「死にたい」に聞き飽きたから
お手本を見せてあげることにした
本当はただ安心が欲しいだけ
その安心は簡単 ...
いつか死んでほしい人のための家路ほど
悲しいものもない雪夜でした
窓のあかりとうなるボイラ
湯をあびるひとの気配
耳なりのむこうのやわこい声
わたしは悪党だったから
全身が指先みたいにかじ ...
この文学全集でこんな短編を読めたらなあ、という夢想。『筑摩世界文学大系』は言わずと知れた高名な文学全集だが、その素晴らしさは歳月を経ても色褪せることは無い。そんな『筑摩世界文学大系』の続きに、もしこ ...
夜明け前、くすんだ窓ガラスは、まだ覚めやらぬ俺を映し、見覚えのない拳の傷、戯れに噛んで夢の名残を押しやる、退屈だけがいつも、上質に仕上がっていく、こんな朝にもう一度目を閉じたら、多分すべてがお終いに走 ...
腹底から
ヒンヤリと突き上げて来るモノを
ナイフの刃先に乗せる
熱く紅い血の滾り
)際の際に時を遡行すれば
緑と湧水の大地に到達する
沢登りの記憶の壁突き抜け
唐突にプスップスッ ...
ステイホームというスローガンを
ホームステイと間違えて
ウーハンから大量の留学生が
「君の名は。」の聖地巡りを兼ねて
岐阜にやってきてしまった
というのは
ウソを投稿して
そのウソがどれ ...
何もない
仄昏さだけが立ちこめている
空たちがおとずれてくる
幾枚もおとずれてくる
それぞれの世界を覆うのに
疲れてしまった空たちだ
日や月や星を宿し
雲を抱き雨や雪を降らせることに ...
なんで
だから
それで
…ったく
「墓石」
それはいつからかはじまり気が付くと終わる
そのようなものをさがしたら
じつにそのようなものしか無く
それはすべての核部へ到り
かつぬけてゆく風やうたであった
なので却って太陽 ...
眼の底で、美しい欠片が散って
誰もここには入ってこない
夕やけに焦がれるのも、今日でおしまい
昨日、すべての朝は終わった
とろとろと私の皮膚を空にくべて
誰もいない土地に巡り来た
―― ...
暗い部屋の中に閉じこもる事で安らぎを覚える事も少なからずあった
眩しい光の方が痛く感じてしまう自分がいたりした
人はどう生きるべきか
人はどうあるべきか
なんて教科書いっぱいに学生鞄に詰め ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
帽子
墨晶
自由詩
0
21/1/17 14:58
はなれなれて
トビラ
自由詩
3*
21/1/17 14:09
逃避行7
木葉 揺
自由詩
4*
21/1/17 13:14
クソ、酒が足りねえぞ!
花形新次
自由詩
2
21/1/17 10:51
13日の金曜日
死紺亭柳竹
自由詩
2*
21/1/17 10:39
小春日和
〃
自由詩
2*
21/1/17 10:36
connect the lines (promises)
mizuno...
自由詩
3
21/1/17 8:15
庵航路
あらい
自由詩
0
21/1/16 23:52
エンタイトロプ
平井容子
自由詩
2
21/1/16 23:28
独白
ひだかたけし
自由詩
8
21/1/16 21:33
サイレントチンドン
ただのみきや
自由詩
8*
21/1/16 17:48
人生の下着
イオン
自由詩
1*
21/1/16 16:38
春の舞
ミナト 螢
自由詩
1
21/1/16 13:52
人が消えて
福原冠
自由詩
2
21/1/16 12:24
The money's story
死紺亭柳竹
自由詩
2*
21/1/16 8:01
フリスクごはん
〃
自由詩
1
21/1/16 7:44
浅瀬に残った
水宮うみ
川柳
3*
21/1/16 6:39
ホットコーヒー
夏川ゆう
自由詩
2
21/1/16 5:40
豊かさ、格差
りゅうさん
自由詩
3*
21/1/16 4:19
唐突に死んでみることにした
月夜乃海花
自由詩
2*
21/1/16 2:31
雪と阿片
平井容子
自由詩
8
21/1/16 0:39
Sci-Fi anthology 筑摩世界文学大系編
道草次郎
散文(批評...
2
21/1/15 23:32
月世界の旅行者
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
21/1/15 22:29
遡行
ひだかたけし
自由詩
5
21/1/15 19:36
ホームステイ、ホーム
花形新次
自由詩
0
21/1/15 19:18
空の憩う処
塔野夏子
自由詩
5*
21/1/15 13:31
ツン
ヨロシク
自由詩
1
21/1/15 9:50
夜の夢の分裂、他三編
道草次郎
自由詩
6*
21/1/15 8:38
私の朝
由比良 倖
自由詩
3
21/1/15 6:12
もう一つあれば
こたきひろし
自由詩
3
21/1/15 5:46
615
616
617
618
619
620
621
622
623
624
625
626
627
628
629
630
631
632
633
634
635
636
637
638
639
640
641
642
643
644
645
646
647
648
649
650
651
652
653
654
655
加筆訂正:
サイレントチンドン
/
ただのみきや
[21/1/16 22:44]
小修正
3.62sec.