大変才のある人は
まずそれの自覚ののち倫理に趨り
中盤に於いては体力を尊び
終盤に差し掛かっては冷淡な老人のステッキと化すのでしょう
しかし
そのどの地点を採っても
一々の
ウイリアム・ ...
 十一月十七日、前日まで杉林の除伐を行っていたのだが、その作業をいったん中断し、ブナの植え付け作業を開始した。あらかじめ秋口に植え付け面積を刈り払っておき、そこに一・五メートル間隔でブナの稚樹を植え付 ... くもりの朝
まくをやぶって
私らは起きあがる

このあたりじゃ今日もビルが倒され蜜が降ってくる
クリームソーダくまの夢
名前をつけてやるから
こっちへおいで

むかしの歌ばかりき ...
                    覚書き

「あるテクストが生成される為の別のテクストは意味を模倣する」と考える。生成されたテクスト自体はある事柄を伝えているが、それは重要ではなく、尚且つ元 ...
作業服着こなして
流れる汗はそのままに
始める業務はつまらない
なんて思うほどに笑えてくる
淡々とこなす作業
先の見えなさ膨大
やればやるほど増えてく、なぜ?
仕事をしてもしても終わらな ...
自分、自分とおしくらまんじゅう勝った負けたが判らない あなたと砂浜に来た
何度も来ている白い砂浜
友達のようなものかもしれない

同じ海を見ている
その先にある夢を見ている

波の音が心地良い
静かになっていく心

あなたの口数が少な ...
理由はわからない
謎は深まるばかりだ

船は錨をおろして
港に浮かんだままだ

乗客は下船して
そのまま全員行くえが不明になってしまった

船乗りたちは陸へ降りて
街の酒場で浴びる ...
ドアは開いたままにしておいた
大型の遺体処理装置が台車に引かれ入りやすくするために
小さな窓からレース越しに薄く幅を調整したLEDの光が差し込んでいた
朝だ!ピクセル形式に時間は感覚に標す。 ...
病んだような落日の頃

サルバドール・ダリみたいな豊かな泡立ちの中でクロイツェルとガスパールを聴く

人生と同じように儚く舞い散る秋の葉
悲しみもこれくらい美しかったらいいのに

生きて ...
 

言の葉の理
十と七つの理
禾の理
半人前の理
野辺の理
言霊の理
遠津近津の理
春まだ遠くの理
輪廻の理


あいあむ
     あんど
         あいわず ...
すなおに

真っ直ぐとおち

地をすこしだけ

湿らし

消える

星の一粒

のように

なりたかった

{ルビ摘=つ}んできて悔いてももとの土の空

戸惑いがほどよくとけて音と雨

分からぬといったら分かる火の火の粉

たゆたって鯨の{ルビ背中=せな}に厭離穢土

大の字の伽藍のような太 ...
医療費ばかりかかる

貧乏な年寄りなんかみんな死ねばいい

自助も出来ない

貧乏な若者なんかみんな死ねばいい

生活が困窮している

低所得者層なんてみんな死ねばいい

...
星一つ有れば無月に山の影

一輪の菊のうなじに蝶の風

薄闇にそっと放って小春虫

石一つ置いて流星待つこ宵

クレヨンに水色無くて{ルビ泪=なみだ}色

さっぱりとした塩味の森の ...
月が死ぬ

日暮れから宵に沈む僅かな間

やがて消えていく

虫たちの声を聴いて

夜で夜を愛し

黒で黒を染めて

綺麗な歯を晒した後の

肌を覆う闇に浸る

冷たく ...
 
this is the capsule

which contains a raindrop

that fell only once on the moon
 
 
 
今私の願いごとが
叶うならば
唾が欲しい
この口の中に
広瀬すずの白い唾
入れて下さい
このコロナ禍に
マスクもせずに
受け止めてみたいよ
変態のない
自由な性社会に
胸ときめか ...
庭の白樺の木に
つがいのヘルペスが
巣作りを初めてもう
どれくらい経つだろう

今はカーテンの
隙間から入る僅かな陽光と
ヘルペスの囀りが
僕の目覚めの合図

「おはよう、ヘル ...
私、馬鹿で無能なの

みなさん、ごめんなさい
がりがりがりがりがりがり
がりがりがりがりがりがりがりがり
がりがりがりがりがりがりがりがりがりがり
がりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがり

頭の中で何かが削れます。
--・- ...
セクシーな超ミニのタイトスカート
小さめのハンドバッグ
エナメルの赤いハイヒール
ボディラインをのぞかせて
ボブヘアのケバイ女性に
すれ違いざま進路を塞がれた

「みきょうさん。
小林 ...
それは
樋を伝いおちる雨水でたりるのか
集まった微細な水蒸気が露として結ばれるそのことでたりるのか
全開にした蛇口から無制限に流れでる水道水でたりるのか
海の容積でたりるのか

涙 ...
いつか下剋上を果たす夜の為、今は只黙々と下拵えの精進あるのみ。
必ずや極上至極の拳銃と成り、彼奴の舌鼓を一発で撃ち抜いてやる。
決心

紆余曲折

今度こそ
遠くで
どこかで
風が吹いている

耳たぶをさわりながら
少し冷静でいよう

三つ葉のクローバーを
親指と人差し指のあいだで
やさしくしよう

生きている
だけで
何かをよご ...
血を捨てる人もいれば血を拾う人がいる。
否定された/言葉は宝物
どちらにせよいったん保留してしまえば人間であることに違いはない。

休憩時間になれば袋からピーナッツを取り出してポリポリと囓 ...
どう考えても開催不能な

今度の東京オリンピックは

人類がコロナに打ち勝った

記念の大会にするんだそうだ

だが、この言葉は

東京オリンピックが開催不能になった時

人類 ...
旅の人は足を止める
道は遥か地平迄伸びていく

旅の人は休息を必要とする
身も心もつかれ果てて埃にまみれていた

旅の人は道端の叢に倒れ込む
仰向けにねて見上げた空を鳥の群れが飛んでいく ...
昨日の雨が水たまりのまま凍りついた海沿いの二車線は
曇り空の下で果てしなく寒々しく
わたしはブーツの滑り止めの具合を確かめてから
葬列の最後尾に着くみたいに歩いた
水平線は薄明りと虚無に飲 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
天啓と天才道草次郎自由詩020/11/21 9:02
ブナを植える山人散文(批評...5*20/11/21 8:37
まくはるな自由詩320/11/21 7:21
Memo. JUN. 6th. 2020墨晶散文(批評...1*20/11/21 7:19
労働傘下トビラ自由詩1*20/11/21 6:49
même(都々逸)足立らどみ伝統定型各...120/11/21 6:23
見ている夏川ゆう自由詩220/11/21 5:36
理由はわからないこたきひろし自由詩520/11/21 1:14
どこまでも透明なルビーアラガイs自由詩10*20/11/20 23:51
晩秋おろはげめが...自由詩2*20/11/20 22:52
あいわず 3AB(なかほ...自由詩120/11/20 22:38
つぶやき道草次郎自由詩220/11/20 22:35
逆鱗と無縫俳句2*20/11/20 22:32
日本の指導者の本音ジム・プリマ...自由詩1*20/11/20 21:38
比喩と幻想道草次郎俳句2*20/11/20 21:33
黒についておろはげめが...自由詩3*20/11/20 21:06
just a gift墨晶自由詩1*20/11/20 20:56
唾(つばき)を下さい花形新次自由詩120/11/20 20:51
ヘルペス自由詩020/11/20 20:38
5つのコジム・プリマ...自由詩1*20/11/20 20:11
がりがり。月夜乃海花自由詩020/11/20 16:57
夜のとばりが降りる頃板谷みきょう自由詩1*20/11/20 12:39
無言の道草次郎自由詩220/11/20 10:41
拳銃クーヘン自由詩2*20/11/20 10:35
Reヨロシク自由詩020/11/20 8:17
そこへ行きたい道草次郎自由詩720/11/20 6:34
かきもちアラガイs自由詩5*20/11/20 3:26
呪いの呪文ジム・プリマ...自由詩2*20/11/20 1:57
旅の人はこたきひろし自由詩620/11/20 1:19
過去の歌、散らばる道ホロウ・シカ...自由詩5*20/11/19 22:59

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