ひとつ


  *


ついさっきまで雪だったよ
 どうだった、雲から離れる気分
寒かった
 雪なのに
めちゃくちゃ寒いよ
 覚えているの?
ううん。でもわかる。はなれた瞬間、 ...
どうなっているのだろう
本当のことが知りたい

様々な人が
様々なことを言って
うやむやになっていく

本物のことが遠ざかる
何処へ向かっているのか

よくわからないから
様々な ...
プラスチックしか食えない人種が、
集うレストランでは、
毎晩、大量のガンプラが、
食卓に並ぶ。

ラブホテル・テロリストのせいで、
木っ端微塵になった寝室。
そこで寝ていた娼婦は、
キ ...
未来は
未知だから
わくわくしよう
一つの人生は
一つの物語だから




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
ボナンザグラム/bonanzagram


世界に脚立が架かっても、私は世界を降りなゐょ、
支えがなゐ、したらば、命がある、
考えられる人のポーズで、はしごの途中、 ...
きょうが春なのか秋なのか
すこしもわからない
見当もつかない
半袖のシャツも温かい上着も
どっちも捨ててしまう
なんだか灰色になってしまうよ
灰色の奥でどうやっても変わらなくなってくよ ...
叶わない約束も
守れない約束も
三日月に置けば
死刑台のように
飛び立てるはず

浮かれた時間を
粉々にしたくて
ブレーキのない
乗り物を探した

君は来なかった
僕は寂しかっ ...
昨日夜中に息ができなくなった
上半身裸になって部屋中の窓を開けた
冷気だけが症状を和らげてくれる
今が冬で本当に良かった
このパニックから逃げられるなら
死ぬ方がマシだった

私が救 ...
具体的理由がなくても人間は時々狂うものでしたよね

今夜わたしが
この傘にひらく雨を
きのう聞いた人
そこには星が見えますか

不安定な蛍光灯のように
意識がちぎれそうな夜
清潔な循環につつまれる人
ふくらむ海を感じますか
...
Yellow Brick Roadを駆け抜けてきた娘は
トルネードのように戸を開けて

「ドロシーにあったの!」

雨上がりの道々の端っこに点在する
青空を切り取った水たまりのような
あ ...
原初から欠けている
魂という命だから
命は何かを求めるのだ
欠けているから
満ちることができる




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
耳には遠い音楽が響き
壁には醜い蜘蛛が這う
奇妙な屈曲、奇妙な距離
ブルーに流れてゆく雲
満天の星達が輝き
蜘蛛は行き場を失い
落下する、天から

叫び続ける声は孤独を打ち鳴らし
こ ...
遺伝子の乗り物である僕たちは
摂理の維持装置としての個体を
あたえられたのかもしれない

数学は世界を解析する不思議な詩
物理学者はたぶんときどき詩人

純粋哲学あるいは応用哲学
でも ...
変哲の無い偏光が輝いている。
球体としてのFeのすがたを、
実感するものは以前としていない。
ツーフィンガーが風を分割してゆく。
回転する動力はネズミでたくさんだ。
二週間も無休で遊 ...
あの華や。と指を往く仕種が
ずっとずぅっと。緒を弾いて
十六夜の鉢 と言うのよ
小さくてつまめない程の 硝子の欠片
ありもしないものを抱き抱え
貴方と呼んで
今から明日に迎える
毒があ ...
こどものころ
おとぉさんがさんたくろーすだって
しらなかった

けれどそれは
あまりかんけいなくてね
おとぉさんとおかぁさんは
けんたっきーふらいどちきんのばんごはんと
た ...
ゴメン


ひとこと言えなくて
いつの間にかクリスマス

わかっているけど
意地を通してゴメンと言えず
何人去ったかわからない


クリスマスの主役は
もちろん君さ

な ...
生きていることがある種の病気ならそのうち死んで治るので待て 滔々と道徳を説くトークショー


温かい日差しが青く透き通る


すずしさにゆれる黄色い花の午後


水槽の赤い瞳にふれる指
揺れるキャリーケースの
疲れたフィギュアたちに紛れた
俺はねずみ
湿気た袋の中の息苦しさに
もう眠たい
冬と夜はさびしいものだから我慢をするんだよ
誰のものとも分からない言葉が私の中で反響します
どうしてだか私の心に浮かぶのは
北海道やそれに近い景色ではなくて
東欧の冬枯れの景色です
血で贖わ ...
やわらかく包む結び目のすき間から
ほんのりと匂いくるりんごのまるみ
そんなことば

太陽を溶かした夜を柄杓からグラス
唇から四肢へと移す食卓の綺羅
そんなことば

まな板を叩く音
単 ...
ケチャップ工場の爆発のせいで、
全部が真っ赤に、染まったこの街。

生クリーム、宙に浮かび上がって、
雲の居場所を奪った。

閻魔大王が、休日にしてるファッションは、
ジェラートピケ 地 ...
あの落書きは
花火よりも
明るい色にした

真面目な名前だから
怒ってるように見えるけど
きっと呼んだら
僕の舌は甘くなる

何も食べていないのに
お腹が空かずに
君を思うなら
...
ここがどこなのか
どうやってここに来たのか
わからない場所で
思う
花が花であったこと
風が風であったこと

今ここに
花かどうかわからないものが
咲いていて
風かどうかわからない ...
くしゃくしゃに
丸める明日は
色をわすれた今日

あの日の
これからの
漆黒にかがやく
まぼろし

くしゃくしゃの
わたしの
こころの
からだの
すべての
ながれていった瞳 ...
また、ひとり、戦後の昭和を作った声優が
亡くなったニュースが、流れていた。
わけわからん一反木綿にぐるぐるにされて
どれだけ揉め事は解決されてきたのだろう
ボヤッキーの呟きにどれだけの人が救わ ...
 路地でカボチャ買い別れの言葉忘れた

 石段ひとつずつ上がり草陰に鬼

 楽しくなって側溝の穴にも興味持つ

 鎖に繋がれた子犬無邪気に走り

 波しぶき浴び今日もまた帰ろう
その濡れ羽鴉が影一枚 羽織った面妖のピエロを炙り出す
柊の夜。大口を開けグロテスクな無垢な施しを与えん

おおぶりな川のせせらぎは寂しげに演舞を受諾する
手あぶりに凍りつく患部に聞き伝えの罪を ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ひとつsoft_m...散文(批評...021/12/17 18:45
本当のこと夏川ゆう自由詩421/12/17 18:29
溶ける贅沢ツチヤタカユ...自由詩121/12/17 18:11
※五行歌こしごえ自由詩2*21/12/17 15:40
trois大゜揮∞ ₎...自由詩021/12/17 14:23
なんだかたくさん竜門勇気自由詩2*21/12/17 12:58
約束の捨て場所ミナト 螢自由詩121/12/17 12:55
drug addictionmizuno...自由詩221/12/17 0:02
_いる短歌121/12/16 23:42
soft_m...自由詩521/12/16 21:10
ドロシーちぇりこ。自由詩3*21/12/16 20:30
※五行歌こしごえ自由詩0*21/12/16 20:19
ウィローひだかたけし自由詩521/12/16 20:15
遺伝子のうた梅昆布茶自由詩1421/12/16 17:41
周回者ナンモナイデ...自由詩4*21/12/16 14:02
結実戒律あらい自由詩321/12/16 8:23
めりぃ、くりすます秋葉竹自由詩221/12/16 8:03
主役のいないクリスマスst自由詩321/12/16 1:13
_いる短歌121/12/15 23:52
撃とうとする水宮うみ川柳3*21/12/15 23:33
俺はねずみ奥畑 梨奈枝自由詩321/12/15 23:30
2021/12/15雨宮吾子自由詩421/12/15 20:53
ついったーsoft_m...自由詩521/12/15 18:36
ケチャップ・ロンリープラネットツチヤタカユ...自由詩521/12/15 18:27
キラキラミナト 螢自由詩121/12/15 18:06
再 生塔野夏子自由詩4*21/12/15 11:57
六十兆のキセキ草野大悟2自由詩221/12/15 10:58
悩みのじょうじが死んだ足立らどみ散文(批評...421/12/15 7:00
自由律俳句「食べられる退屈」(143)遊羽俳句021/12/15 2:44
ほころびショールあらい自由詩221/12/14 23:23

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