この世には弱い理性と、強い理性とがあるように思うことがふんだんにあるけれど、じつは理性に優劣はないと思う。というか、ない。あるのは人間の判断だけだ。判断というものに理性はなんら関係を持たない。理性はそ ...
あなたを初めて思い出す
彼方に雷鳴響く午後
風はさざさざ川面撫で
古代の祭りのようだった
私はひとりタープの下で
数しれず眠る夢を見た
土中に斃れる夢を見た
汚濁のように瑕疵のよ ...
豪雨の窓辺で蝋細工の悪魔が猛り嗤っている気がしたハリケーンの夜、あれはいくつの時の記憶だったのか、脳の片隅で日付を失くしていた、スマートフォンのお前のデータをダイヤルしていた、深い眠りも覚ますほどコー ...
窓を開けて空を見上げる
東では 点々とした軽い雲が
西では茜に染まる分厚い雲が
それぞれの空を覆っている
足元を見る
今日届いた
ポルトガルの織物が
床に広がっている
...
飲食店の経営者が
「店をたたもうかな。」
と呟いている
時短営業で苦しいんだとという姿が
ニュースの画面から流れている
何度も同じ店主の顔を見た
取材まで手抜きをし ...
コロナが流行してから
武漢、ローマ、ニューヨークを旅し
コロナに感染した状態で
帰国後新宿のキャバクラで
クラスターを発生させた
日本初の女性コロナ感染者
源氏名ナナミちゃんの
23年の ...
脳がスカスカだと
大統領選挙を通じて指摘されていた
バイデンが実は骨もスカスカだったことが
判明してアメリカ国民を悩ませているという
因みに
バイデン骨粗しょう症を早口で三回言ってみて欲しい ...
黄昏時に
夢見る子供のように
今一度
両眼を見開き
身体中で
風を
感じる、感じている
気圏の底から湧き起こる
あの聖破璃の風を
追いかけ吸い込み広げては
開ける世界のパノラマに
...
冬が来る
風がなる
じゅうぶんだ
この生では
の菊
ほんのりと
クリスマスプレゼント
ひじりめく
街
どの手にしようか
パームか
ギミックか
ミスディレクッションか
増えていくマジックグッズ
ジョークを飛ばし
人目を盗んでは
嘘を並べて
とぼけては
裏切ることに
すっかり嵌まっ ...
人生を全うしたとき、命は何層のパイ生地に仕上がっているかな。
僕、死ぬのは怖いけど、棺の中で美しいパイに焼き上がりたいな。
玉の輿
分不相応
放逐
寂寥
無残
屈強美寫眞は
退屈だ
吃音に似た身體を試みる
今夜
菜種油は{ルビ海驢=アシカ}であり
帽子は遺産である
外耳道の運河
ナイフとしての賭博
...
粘り気のある幸せが、
柔らかな布のようになって
わたしの首を優しくしめる。
残りわずかな不幸せが、
泡のように口から漏れ
ひとつ、またひとつと浮いてゆく。
いよいよ息苦しくなっ ...
ああ、{ルビ全=まった}き一人
差し伸べる手も
星の息吹き
呼吸を
息を合わせ
手を合わせ
心合わせ
顔を合わせ
ふるわせ
夜の果て
片隅
今ここにある光の柱
{ルビ御光= ...
木の葉、貝殻、木炭、シダの雫…
私は、見失われ、見出される
元素も、哀しみも、泣訴も、オーガスムも
宇宙池から泳ぎ逃れぬ、魚
小夜啼鳥よ、羽をとじ、琥珀に斜めに浮べ、
今日もどこ ...
人宿り
もうすぐ僕が降ってくる
はるか高い屋上の
錆びた柵を乗り越えて
西日を浴びた夕刻の
遠い目をした僕が
真っ逆さまに
降ってくるでしょう
僕の僕だけの降人予報
確率は7 ...
二〇一四年九月一日 「変身前夜」
グレゴール・ザムザは、なるべく音がしないようにして鍵を回すと、ドアのノブに手をかけてそっと開き、そっと閉めて、これまた、なるべく音がしないようにして鍵をかけた ...
暮れの空に 巨きな曇が
ひとつ浮かんで動かない
街を隔てる径のむこうに
家より高い鉄の樹がある
街へ 光へ
到くもの 到かぬもの
降りそそぐ 機械の星
花の星
...
星の残骸を
ひろってきて
テーブルに載せ
みしょー
と書く
みしょーの絵
ってどんな絵か
よく知らないけど
なんにもなくて
おひさまがある
そんなのが
みしょーな ...
月見草
銀に揺れている
透明な水流になびき
引き寄せられ
傷んだ身体
俺は引きずっていく
引きずられていく
寒風吹き荒ぶなか
青、蒼、碧
陽光余りに眩しいこの真昼
俺の ...
街中に溢れている
気だるさや
やるせなさや
無関心や
私には名付けられない誰かの表情
変わらないようにみえても
変わりつつあるのだ
忘れかけていた
足りないもの
オールドノーマルな
...
名前だけは知っていた
絵本でも見たことがあった
くるくる回っているディスクのようだって
カラスに剥がされた青いネットの上でキラキラしているようだったって
映像や音楽が今はもう読み込めなくな ...
The last thing you said was that your words were going to melt.
最期に貴方が言った言葉が融けそうで
"Never, ...
少し静かにしてくれないか
四角い箱に入っているんだから
この箱でしばらく外界をシャットアウトをする
まずは自分を守る
頼む
静かにしてくれ
なにもかもよく分かっている
よく分かってるから
{引用=銀杏一葉}
フロントガラスのワイパーの圏外
張り付いた銀杏一葉
冬の薄幸な日差しに葉脈を透かして
用途を終えて捨てられた
ひとひらの末端 美しい標本
飛び立つことはないはずなの ...
カッコつけて言わせてもらっても今でも私の一張羅はサヴィル・ロウ。
だけどね、
アルマーニの似合うキリギリスとカササギの子どものような嘘ついてもお洒落な、
いかれたこんちくしょうの君は、その面影す ...
前兆を後から気づいて何になる湯船にプカプカ遺体浮かんだ
酔いどれて歩いたらしい電車道轢かれた人が妻の叔母とは
叔母さんの一人暮らしの家整理郵便受けには不幸の手紙
俺の嫁従兄弟自ら命絶 ...
かたくなに抱かれる事は拒むのに
熟れた柿熟れない柿に枝垂れる
学童らのマスクの列も季節なく
ハイウェイ掛かる橋から身は投げぬ
かたくなにマスクをしない人がいて
性を買う行 ...
愛鷹の日の子月の子笑ってる新月の夜泣いてたあとに
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
11.30メモ
道草次郎
散文(批評...
1
20/11/30 23:00
ひとりタープの下で
Giovan...
自由詩
3
20/11/30 22:36
オカルトとゴシップとビジネス、我が物顔のコミック
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
20/11/30 22:34
夕
おろはげめが...
自由詩
3
20/11/30 21:07
日本のマスコミ
ジム・プリマ...
自由詩
4*
20/11/30 20:34
新朝ドラ「コロナはん」
花形新次
自由詩
0
20/11/30 18:14
バイデン足を折るの巻
〃
自由詩
0
20/11/30 17:38
風
ひだかたけし
自由詩
4
20/11/30 17:00
12月
道草次郎
自由詩
1
20/11/30 16:58
マリオネット
もちはる
自由詩
1*
20/11/30 13:55
パイ
クーヘン
自由詩
4*
20/11/30 9:46
涯
ヨロシク
自由詩
0
20/11/30 8:06
溶ける魚ゲーム
墨晶
自由詩
0
20/11/30 0:00
呼吸
塗絵 祐作
自由詩
0
20/11/29 23:34
孤独な夜を歌う
トビラ
自由詩
2*
20/11/29 23:25
魚の夢、鳥の夢。
道草次郎
自由詩
4*
20/11/29 22:49
人宿り
後期
自由詩
1*
20/11/29 22:24
詩の日めくり 二〇一四年九月一日─三十一日
田中宏輔
自由詩
12*
20/11/29 21:00
夜 迷 灯
木立 悟
自由詩
4
20/11/29 20:35
みしょーの残骸
道草次郎
自由詩
2
20/11/29 20:11
魂の深淵
ひだかたけし
自由詩
10
20/11/29 19:16
腕を伸ばした、指の先の距離で(ゴル投稿修正版)
高橋良幸
自由詩
3*
20/11/29 19:06
案山子(ゴル投稿)
〃
自由詩
1*
20/11/29 19:03
雪花弁、最期の願い Last wishes of snow ...
月夜乃海花
自由詩
1
20/11/29 16:18
ときには
道草次郎
自由詩
1
20/11/29 15:17
空論のカップに口を付ける冬の横顔
ただのみきや
自由詩
5*
20/11/29 14:55
今でも私の一張羅はサヴィル・ロウ
足立らどみ
自由詩
0
20/11/29 11:44
暇潰し
こたきひろし
短歌
3
20/11/29 9:13
謎に充ちている
〃
俳句
2
20/11/29 8:27
竹取物語
足立らどみ
短歌
0
20/11/29 1:26
634
635
636
637
638
639
640
641
642
643
644
645
646
647
648
649
650
651
652
653
654
655
656
657
658
659
660
661
662
663
664
665
666
667
668
669
670
671
672
673
674
加筆訂正:
空論のカップに口を付ける冬の横顔
/
ただのみきや
[20/11/30 19:40]
誤字訂正
空論のカップに口を付ける冬の横顔
/
ただのみきや
[20/11/29 17:36]
数文字訂正
4.65sec.