多摩川に最近釣りに出かけた。二子玉駅から川に出るには、ショッピングモールを通り抜けなければならないので、距離を感じさせられた。釣り竿を持って、そういった華やいだ人たちの間を行くのは、浮いているので、気 ... ただ答へむ 生くるに値する命など曾てなく今もまたなし ひっそりと生まれ
ひっそりと生き
ひっそりと死んでいく

群衆の中に埋もれ
自己主張することもなく
小さな幸せと
わずかな喜びを
日常に求めて
静かに暮らす

そんな人々が
報 ...
欲しい
その唇 誰に預けんの?
やいてばっかりの
オレはひ弱
そんな弱音は通用しねぇ
ちょっと顔かせ
言われるのがオチ

オレから行く
その方がスムーズ
でっけぇ態度してらんねぇ
...
其の、月煩惱を癒すただひとりの弦樂が


おまえの輪郭を消してゆくようにひたすら


うたうようにねむれ
 
 上州かるたのチャンピオン桂浜で大いばり

 肉体以上に脳が疲れた

 今何か考えても時は止まらず

 足下ふらついた午後

 その箱の中にも庭を
生きていることなんて、どうってことないと思う。
なつかしい景色の足跡を辿ると、
遠くの心は満たされていく。

眼の奥で流れ続ける言葉は、わたしの一部に過ぎなかった。

言葉ではない物質がこ ...
広島の島々に蜜柑畑ある出荷はせずに家族で食べる

暖かい冬になるとかならないとか長期予報は当てにならない

クリスマスモードの街に迷い込む子供心に恐怖心ない

大型の公園あちらこちらにある ...
  
         
叔母さんのお葬式の日
その娘であるいとこが言った
お棺の中に手紙を入れてもいいんだって
良かったら 手紙を書いてくれない?

控え室に便せんとペンが用意されてい ...
「こ」である私は
いつも
こどくだった

想いは
とどく
誰かへ
とどく
そう叫んでいた

「こ」(そ)「と」
幼いころ習った五十音表
仲良く近くに並んでいた
こどくな私はい ...
驚いた!
ただただ驚いた


半世紀も前のレンズたちが
突然に

狂ったように
値上がりしていた


久しぶりに
中古市場をのぞいてみたら

値段のケタが
1つ違っている ...
天の川
短冊
願い事

織り姫彦星
馳せる想い

笹の葉
紙鎖
砂子
…独り
離島に夏がくる
隣の猫は人間になりかかってきた
この忌まわしい季節には
神経節細胞の痛みだけが秩序ある情報なのだ

ぼくの離島は温存されて
真夜中に大陸とひそかに交信する

部屋のAI ...
自分も離婚歴のある40過ぎの知人から
相談を受けた
親が熟年離婚を決意しているという
特に母親の決意が固いとのこと
父親が大分落ち込んでいるという
田舎でも熟年離婚かあ!と思った
父親は僕 ...
... 二〇一六年九月一日 「断酒」


 FBで、しじゅう poke される方がいらっしゃるのだけれど、正直、返事が面倒。すてきな方なので、「poke やめて」と言えないから言わないけど。

 9 ...
たまに俺はあの人の事を思う


あの人は俺より随分上で


昔ここに書いていた詩人だ






俺はあの人から随分多くの物を貰ったが
...
回転体のオブジェの間を潜り抜けて、濃紺の闇の中で和音の乱れた子守唄を聞いた、心の中に忍び込んだそいつらの感触は夕暮れに似ていて、ノスタルジーは現在と比べられた途端に苛立ちへと変わる、犬のように牙を剥き ... 抒情といふほどの情などなかりきと語れり 語るとは騙ること 50年ぶりの高校の学年同窓会に出かけた
お互いの顔を見て
「老けたねえ!」
と言い合っていた
見たことあるけど名前を思い出さない男の同級生が
近づいてきて
「久しぶりだねえー奥さん元気?」 ...
いつの間にかSNSに取り憑かれ、泥沼に嵌ってしまった
最初は興味本位と暇つぶしだったのに
気づいたら全身どっぷり浸かっていた

いい歳した爺が何やってんだか
人に嘲笑われそうだ

いい歳 ...
本日のお品書き~鰯の刺身~


  鰯漁三千世界へ鱗飛ぶ


 生来の魚好きで、なんでも自分で三枚に五枚におろして食ってしまうが、なかでも何の刺身が旨いかというと旬の丸々と太った鰯じゃない ...
血の匂い

それは、遥かに、

生きているということ
人びとが 今くちにする
空の色の数
道にいる動物の匂い
草を踏む音
折れた傘の骨の光

知っていてもう覚えていられない

あの日確かに見たような
まるで懐かしい思い出のような

...
冬休みが終わると
みんなお金持ちになっていた

ぼくは仲間外れ

なんでおじさんもおばさんも
いとこもいないの?

わけを聞いても
よくわからないけど

おじいちゃんおばあちゃん ...
防災倉庫が物憂げに佇んでいる
足元には雑草、お前はだれだ
晴れやかな青空が枠にちいさく

囚われた

お前はだれだ、苔むした
ブロック屏は四面四角だ
囚われた、とり忘れた箱

囚わ ...
 朝から電話が鳴りやまない

 短時間で切るには

 黙って聞き手に徹するしかない

 ハイ ハイ 以外言葉を忘れそうになる

 自分と違う意見を耳にするのが

 これほど忍耐 ...
死体を埋める場所は昼間に
下見をして決めていた
夜、
スコップを担いで暗闇の中
斜面を
登る 腐葉土
というのだろうか
柔らかい土に足の裏がいくぶん
沈む
懐中電灯に紙の筒を被せた
...
孤独である
諦めている、静かに
幸せとか不幸せとか

ただ驚くのだ、
世界に自分に詩に一日に

オドロキは転がっているから
至るところに

オノレが在る、セカイが在る
光の一閃、 ...
進むべき道を間違え気がつけばひとり花火をみあげる桟橋
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
最近多摩川で2番田 散文(批評...121/6/15 1:13
_いる短歌021/6/14 22:44
パラノイア花形新次自由詩221/6/14 21:59
欲しいその唇 誰に預けんの?花林自由詩121/6/14 20:23
lunatiq墨晶自由詩0*21/6/14 20:19
自由律俳句「食べられる退屈」(27)遊羽俳句121/6/14 19:06
思わず水宮うみ自由詩3*21/6/14 18:34
広島夏川ゆう短歌321/6/14 18:05
手紙 ─ 人を悼む ─  Lucy自由詩7*21/6/14 12:56
こどくなうた山下ヤモリ自由詩321/6/14 11:53
さすがライカのレンズst自由詩221/6/14 11:28
七夕ヨロシク自由詩021/6/14 8:05
離島の夏梅昆布茶自由詩2021/6/14 5:54
人生は無情なりzenyam...自由詩3*21/6/14 5:50
惚れたもん負けTAT短歌021/6/14 0:29
詩の日めくり 二〇一六年九月一日─三十一日田中宏輔自由詩14*21/6/14 0:06
たまに俺はあの人の事を思うTAT自由詩1*21/6/13 22:15
深い夜の砂漠ホロウ・シカ...自由詩2*21/6/13 21:53
_いる短歌021/6/13 21:01
同窓会zenyam...自由詩1*21/6/13 19:45
SNSに取り憑かれこたきひろし自由詩321/6/13 19:33
料理で俳句㉒鰯SDGs俳句221/6/13 17:37
消える一秒三月雨自由詩221/6/13 16:23
時代のゆくえ自由詩121/6/13 16:20
いとこTwoRiv...自由詩8*21/6/13 14:49
踏みぬけない青帆場蔵人自由詩321/6/13 14:32
缶コーヒー佐白光自由詩2*21/6/13 14:01
事情ゼッケン自由詩121/6/13 13:21
光の一閃、突き抜ける青ひだかたけし自由詩721/6/13 12:49
秋葉竹短歌621/6/13 10:55

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加筆訂正:
微風・反転・漏出/ただのみきや[21/6/13 11:51]
修正
4sec.