ここがどこかわからないのだけど
おやすみという
(左腕がいたいので)
昼ふる雪 じっと眺めてこわいとおもう
つかれた体でなんとか胡坐している
何でも受けいれて変わってゆくじぶんにさようなら
現実に酔ってばかり煙草ばかり喫う
匂う足を洗ってから炬燵 ...
五年ほど前であろうか、私は銃を返納した。煩雑な更新手続きと、年に一度の警察の自宅検査。そして銃という凶器になり得る道具とその弾薬。それらの管理だけならまだしも、わずか三ヵ月の猟期と少ない獲物。それら ...
雪が舞っている
街の電飾に輝き
通りの向こうから駆けてくる
子供は身を躍らせ
向かいのコンビニで手を振る
老婆の萎びた顔が切なくて
手のひらに収めた雪を投げ入れる
白い空間 ...
年は取りたくないと思っても
年は確実に取る
年を取ること
水が流れるがごとく
年は取っても
健康であればいいと思っても
老化や病気からのがれられる人なし
日が西へ沈むがごとく
...
言葉の美しさを知らなければ、この空の本当の色も伝えることができない。矛盾点を指摘していくだけが言葉じゃないよ。当たり前のことに。ただ当たり前の毎日があるだけで、幸せをかみしめてみたりしてる。
風 ...
曇天の
陽射しなき寒さ
震えている
雪ももうすぐ降るらしい
白く冴え渡るわたしの意識の
行く末を見届ける者はいない
雑然と立ち止まる地
夜には目覚め
朝には忘れてしまう
記録したはずの/瞬間
径路/不覚
寒さに囚われて
思いだすこともない言葉たち
...
コマ送りされる立像の襞に、何時れ入り込む眼蔵の宿無しは、私の疑い尽された悟り
光は稀に翼がわらっている、野に立つ一本の電飾、切れたピアノ線のゃふに目を細め照らす、
類例と前例の無い少艾少乙たちの眼 ...
あの日
どうすればよかったんだろう
そんな想いが心を過る
正解を求めてはいないけれど
もう少し別の言い方ができたんじゃないだろうか
そんな風にさえ思うけれど
言い方の問題だけではない気がす ...
○「老化」
体は日々老化していく
心は日々落ち着いていく
○「情報過多」
情報過多による消化不良
○「おしゃべり」
会話ではなく
舌を動かしていないと
淋しいから
ばあちゃん ...
けさは妻の淹れてくれたコーヒーではじまり
全身筋肉痛の、それでも仕事のじゅんび
体が痛くて横になれない
つかれた軍手がたくさんある
のこり五本の煙草、大切に喫う
夜 ...
茶色い紙の小包は手に乗るほどの大きさでここちよく重たく、白い紐で縛られていた。
僕は鋏をつかってそのきつい十字を解く。そして、
ガラスで出来た天使(羽が欠けている)、チョコレート一粒、 ...
たかだかと
つるされた首は
とまどっているのです
とまどうことに
とまどう自分に
いらだっているのです
首は、しょせんクビでしかないことを
よく ...
ちいさなお菓子をあげる
新しい味の甘いクッキー
舌も心も蕩けるように
しあわせな喜びが味わえる
ちいさな美味しい
新しい甘さの
そんなわたしの手作りクッキー
わたしに ...
─まいにちうまれるものたちが
─まいにちしんでゆく
眠り、浅い夢からさめたような春の予感のする少しつめたい風が、名付けられているはずなのに誰も名前を知らない雑草の頭を、さあー、と撫でてゆく放課 ...
突き破る、一月の低気圧
のっそりと爆弾抱え
明日は雪
ぽかんとひとり
動かない青空を 見ている
旦那が
東洋人のマッサージ嬢との
浮気に走ったのは
きっと精神に問題があるのでは
ないかと疑った妻は
旦那を精神科医に連れて行って
性に関する25の質問に回答させた
その結果25の回答の ...
虹が消える前に
懐かしい気持ちを
連れて行った
遠くを見てるのに
近くを求めてる
私だけの遠近法
絵の具を持っていなくても
瞳を濡らして描く希望が
余計に空を滲ませる
一 ...
三日月が町に魔法をかけようとする
どうしよう手袋がなくて、原付に乗る
仕事できなすぎて涙ぐんでしまった
妻へプリンとミルクティー土産に冬の夜走る
初仕事 ボロッボロの体で帰宅
...
誤解されたって
這いつく張ったって
一日を生きる命は
一日を生きる命だ
哀しくったって
情けなくなったって
一日を生きる命は
一日を生きる命だ
私は今日一日を
精一杯生きることによっ ...
素足にサンダルをひっかけてベランダへ出る
飛ばされそうな洗濯物をピンチで留めなおす
冷たい風に吹かれて寒さが身に沁みる
そんなことが繰り返されて春を夢に見る
生暖かな風に舞う桜の花弁を思い浮か ...
不幸中の幸い中の辛いこと
テレパシー 電信柱にシンパシー
曇天を飛んでん電動自転車で
ワンワンのお椀を追わんと終わんねぇ
{ルビ身体=しんたい}のなかの電気を消 ...
人の人の波が群れが
皆ぞれぞれの方角を向き
時々それが出逢い擦れ合い
火花を目映く飛ばしても
漁火の夢のようにすぐ消えてしまう
僕は一人だ
この人群れの中にいて
砂漠の深淵のような
...
タチアナ
灰色の軍事博物館の
白黒の写真の向こうで
微笑む若い女の名前
重苦しいくすんだ
軍服を着ていても
その笑顔だけは
すげ替えたかのように明るい
タチアナ
は
戦場で死ん ...
転勤が決まったという。何処へ、と尋ねると別の星だという。夕暮れの河原に人影はなく、二人のために飾られた絵画のようであった。たまには戻って来られるのか、とか、いつまでの予定で、という私の質問に対し、こち ...
明日
空は雪と一緒に
枝は小さな蕾と一緒に
冬の指は
いつかの冬の指と一緒に
夜明けを待っている
ピアノ
女の子が帰ったあとは必ず
ピアノの蓋が開いて ...
ねぇ先生
(先生じゃなくて講師だけどね)
「無邪気」って言ってみて
むじゃき
じゃぁ先生
(講師なんだけどってまぁいっか)
「無邪気」って五回続けて言ってみて
むじゃき ...
一人暮らしも板についてきて
仕事もやっと落ちついてきたある朝
キッチンで水道の蛇口を捻ると祖母がにゅるにゅる出てきた
都会の水道はとうとう水のかわりに二親等が供給されるようになったのか
なんて ...
藥指にできたあかぎれが肥大して、
早漏にも分裂し誕生する。柘榴の發芽のようす
みんなかわいそうで痛々しい私という槪念、
臍帶から外れた出がらしは息もできない
譱く曇って床に散らばる翆の ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
メモ
うし
自由詩
1
22/1/6 19:46
自由律俳句 2022.01.06(木) 夕べ
田中恭平
俳句
1
22/1/6 19:20
私は猟人だった
山人
散文(批評...
5*
22/1/6 18:24
雪は静かに降り積もる
ひだかたけし
自由詩
9
22/1/6 18:05
老境
zenyam...
自由詩
3*
22/1/6 16:33
いらないのだろうか?
武下愛
自由詩
4*
22/1/6 15:09
曇天の
ひだかたけし
自由詩
3
22/1/6 12:42
系図
アラガイs
自由詩
8*
22/1/6 11:34
ゲラゲラツバサゕ゛ゅけるのは/或いは/わらったつばさがゆける ...
大゜揮∞ ₎...
自由詩
0
22/1/6 10:53
なにもできやしない
坂本瞳子
自由詩
0
22/1/6 10:24
独り言1.6
zenyam...
自由詩
1*
22/1/6 9:34
自由律俳句 2022.01.06(木)
田中恭平
俳句
1
22/1/6 6:35
メモ(小包)
はるな
散文(批評...
1
22/1/6 3:36
藁焼きてんまや
草野大悟2
自由詩
2
22/1/5 23:54
しあわせのレシピ
秋葉竹
自由詩
0
22/1/5 23:44
風化する放課後の
ちぇりこ。
自由詩
8*
22/1/5 21:47
一月の低気圧
ひだかたけし
自由詩
5
22/1/5 20:00
アメリカ人はバカだと思う
花形新次
自由詩
1
22/1/5 19:57
呼吸
ミナト 螢
自由詩
3
22/1/5 18:46
自由律俳句 2022.01.05(水)
田中恭平
俳句
2*
22/1/5 18:42
一日
渡辺亘
自由詩
0
22/1/5 14:03
切なる願い
坂本瞳子
自由詩
1*
22/1/5 14:03
充電式
水宮うみ
川柳
1*
22/1/5 13:34
ネフスキー通りで
Giovan...
自由詩
4*
22/1/5 13:34
ターニャへ
〃
自由詩
6
22/1/5 12:57
転勤
やまうちあつ...
自由詩
2
22/1/5 9:19
冬の気圧配置は次第に緩むでしょう
そらの珊瑚
自由詩
12*
22/1/5 8:29
「無邪気」って言ってみて
ベンジャミン
自由詩
3*
22/1/5 2:12
祖母と故郷と、夕暮れと。
ちぇりこ。
自由詩
4*
22/1/4 22:48
古鍵と闔
あらい
自由詩
0
22/1/4 20:35
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647
648
649
650
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652
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657
658
659
660
661
662
663
664
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4.77sec.