躁うつ病がデフォルトの惑星の住人にもメンタルクリニックはある。という事はつまり、一人の男が気分の波の喪失に困り、とあるメンタルクリニックに足を運ぶこともあるのだ。
紫色の雨の降る、春でも夏でも秋 ...
死んだあの子がまた夢に出てくる
私が迷子になると
またあの子が夢に出てくる
深海を歩いていると
またあの子が夢に出てくる
ひざを抱えて昨日を見つめていると
またあの子が夢に出てくる ...
自殺念慮
自殺企図のある患者には
効果があるんだ
薬物治療より
電気痙攣療法を好んでた
老医師は
第二次世界大戦中に
ロシアに軍医として渡り
襲ってきた露助の右眼窩を
軍刀で突き ...
中学の卒業式を終えて
通学バスに乗って
其々が停車場で
降りていく
終わり頃に降りる生徒は
後ろの席に溜まっていた
卒業証書の入った緑色の
筒を片手に
高校への夢なんかを
語 ...
死に場所を夢みていたのかもしれない
自分を残さないくらい燃やせる焼却地を
花びら、はがれれば、火花にきらめく
灰になれよ、青春
火傷の焼跡、はがれないくらい
焦土と化せよ
生焼けの夢、 ...
質屋に言ってるおばさんがおばさんがおばさんが
ほら恨んでいるよ
床屋に行ってるおばさんがおばさんがおばさんが
すぐ絡んでくるよ
寒さに
身をよじりながら
電気ストーブに手をかざす
外では雨が降っている
気持ちは停滞したままだ
生きてる証のように
歯根の痛みは続いている
僕の自転車は上海 ...
こういう一つの思想がある
在るものはみなかいくぐり来、即今、そこここに顕現している
という思想である
砂粒一粒にも、数世代前の恒星系の残闕、それを成す要素の一々にも、億百の御霊の凋落 ...
トロピカナルパイナのチップルで、胃をオンラインしててて発生です。
最上の生物エネルギー生産に。
痛いみを軽減すててて頭蓋が快適。生物学的機能を好します。
非定義外因性状態発細胞適合粒子の一酸 ...
断酒してむくみが取れて美しい無駄な美がまた哀れを誘う
やりたいのやりたくないのどっちなの腹をくくらにゃ何もないでよ
何もないほんとに何も起こらないこの広大な電子の海で
際限のない休暇 ...
久しぶりに会った
一緒にお好み食べた
何も話さないのに
会わずにいた時間が埋まる
暖かい湯気の中
不思議だ
ぽっかり空いた時間が
埋まる
埋まる
二人は黙って
鰹節 ...
みんな同じだよ
私だけ特別なわけじゃない
そう思って
愚痴は誰にも言えなかった
ある日家族がみんな出かけて
一人の夜に
テレビを見ながら
ひとりごとを言った
私は無意識 ...
愛してくれて
ありがとう
って
心を込めて
10回言ってみて
誰が自分を愛してくれたか
わかるよ
私はわかった
あなただった
雪が綺麗なんて誰が言ったのだろう
こんなに廃ガスで汚れているのに
自然が美しいなんて誰が言ったのだろう
コンクリートジャングルを創った代償に
雪をスニーカーで踏みしめていた
「負ける ...
天才なんかただの蜃気楼
凡人が理解したただの理想郷
だって、理解出来ないから?
だったら、天才と名付けるな
どうせ、わからないから?
どうして、視界を狭めるんだ
天才が増えるほ ...
マスク越しの
口づけなんて
別れには切なすぎるが
それも仕方ないご時世さ
ああ、そのままで良い
思い出は綺麗なままが良いんだ
俺はおまえの瞳に惹かれた
それで充分だ
おっと、マ ...
燃やされるのはこわい
人のために死ぬるのは
何もかも未来のために
捧げてしまうのはこわい
朝陽が昇って
青い空と一緒に
からっと晴れた気持ちで
殴った
潮風が気持ちよく
涙の跡
...
風を待つ秋の夜に路傍で空を見上げていると小さな星がひとつ消えました
その星の光は何万年もの旅をしてここにたどり着いたといいます
何万年も前に小さな星は消えていました
私が見ていたもの ...
無数の砂鉄が強烈な磁力に引かれある一点に群がるみたいに闇がひしめき合っていた、密度は増し続け、それは完全なる黒とでも呼べそうな、もはや重力と呼んでもかまわないようなそんな黒だった、俺は緩慢な瞬きの ...
世界は豊かだと
ふと思い
願わくば
心豊かにあれますようにと
そんなことを願う
ちなみに今日は電池の日だそうです
ぼくは自分自身のふせいじつに爆弾を落としたいです。
あるいは、詩を一日三十は書いてそのうちの十を投稿してしまう発作に。
俳句も、白状しましょう。ああいうのは、読みふるしの文庫版の歳時記から ...
蒸しパンたべました
空いたフクロのなかへ
いっぴきの
蠅が入りました
うふふ
なぜか腹の底から
わらっていました
ヒトがいう
≪命の尊さ≫の
危うさを
まぶしい日々が体を通り抜けて、さみしさに追いつけない。約束のブーケをつないでくれた命の舟に、壊れていく今日が降りそそいで。心の目が開いていって、お日様に目を合わせる。
とまらない花束の祝福がそえられ ...
波の音を聞くと
ガラスの破片で
胸を切ったように痛むんだ
手を重ねて誓った未来が
抜け落ちてまた鼓動をなぞる
望んでも二度とは
戻らない時間が
そこに流れて
切なくなるから尖ってしまう ...
コロナの原因が
ミンクかも知れないとかなんとか
ヤホーニュースで見たような気がするが
あれはゾルビデムの影響なのか?
それにしても
ハクビシンくんとかミンクちゃんとか
妙に愛くるしい動物が ...
一つ銀河を買った
安かった
お値打ちだよと町の骨董屋が言った
どのへんのですかと尋ねたら
古いのだからずっと遠くのらしいねと答えた
持って帰って
包みをほどいて中を覗くと
赤い惑星に
...
かつて
人の夜は
静寂だった
無音の
冷やかな空気に
包まれる
音を伴わない
声を聴く
動かない静けさの
声を聴く
沈黙に耐えられぬ
饒舌
黙考に耐えられぬ ...
病を得ても
私は益々軒昂だ
信仰とは無限の希望
希望に生きるとき
その生命は充実する
日差しを浴びて余白が眩しかった
お日さまの香りが帰りを待っている
雨音に気持ちを急かされる信号
ひとびとの夕焼け走るバスの形
星空が曇ったガラス ...
美しい世界を知らない美しい人々
この夜を朝に変えることもできないのに
大気が乾燥しているから今日は空が綺麗だ
アスファルトの上を模様のように這うトカゲには太陽は目に痛い
そう、そのきみが太陽か ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
白の惑星
道草次郎
自由詩
2
20/11/13 18:30
さよならはまだ
きみのてを
自由詩
5
20/11/13 15:27
電気痙攣療法
板谷みきょう
自由詩
1*
20/11/13 14:01
初めての告白
〃
自由詩
3*
20/11/13 13:35
ゆめうらら (田中修子さんの詩『はなうらら』への返詩です)
トビラ
自由詩
2*
20/11/13 12:31
20201113
Naúl
自由詩
0
20/11/13 12:20
秋の平日
ジム・プリマ...
自由詩
2*
20/11/13 11:58
在る
道草次郎
自由詩
4
20/11/13 11:14
ケトーシスのためのケト
自由美学
自由詩
1
20/11/13 7:26
航海日誌
りゅうさん
短歌
1
20/11/13 6:38
いつもの店で
ガト
自由詩
4*
20/11/13 4:47
ひとりの夜
〃
自由詩
2*
20/11/13 4:42
ありがとう
〃
自由詩
0
20/11/13 4:40
さよなら雪結晶
月夜乃海花
自由詩
3
20/11/13 2:46
天才なんか居やしない
〃
自由詩
0
20/11/12 23:10
ハードボイルド・スタンリー「さらば荒野」
花形新次
自由詩
0
20/11/12 23:07
人間こわい
奥畑 梨奈枝
自由詩
5
20/11/12 22:44
光 プリズム
おろはげめが...
自由詩
1*
20/11/12 22:23
そして鍵の形はいつも同じではない
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
20/11/12 22:14
めも
かば
自由詩
2
20/11/12 22:03
接地のための投下
道草次郎
散文(批評...
2*
20/11/12 22:01
空腹
ナンモナイデ...
自由詩
3*
20/11/12 21:02
天球
トビラ
自由詩
2*
20/11/12 18:19
感情回路
ミナト 螢
自由詩
7
20/11/12 17:54
ミンクの叫び
花形新次
自由詩
0
20/11/12 17:47
銀河を買う
道草次郎
自由詩
14
20/11/12 17:13
音のない声
シホ.N
自由詩
3
20/11/12 16:53
断片
渡辺亘
自由詩
1
20/11/12 16:09
待っている
水宮うみ
川柳
5*
20/11/12 15:28
オリオン座
おろはげめが...
自由詩
2*
20/11/12 13:04
644
645
646
647
648
649
650
651
652
653
654
655
656
657
658
659
660
661
662
663
664
665
666
667
668
669
670
671
672
673
674
675
676
677
678
679
680
681
682
683
684
4.16sec.