目を閉じても町の喧騒は消えない。景色と化した窓に映る木々や魚の群れを、誰にも説明できずにいる。
ここも昔はそうだった。
としか言えない。
生物は利用して生きている。弱肉強食であったり共生であったり。生き方はそれぞれである。ただ人間のように貪欲で、強かな生き物を知らない。もっと奔放に生きていればまた違った世界だったのかな?
世界中の ...
誰も僕のことなんて考えていない
誰も僕のことなんて気にも掛けない
20には20なりの
青白い燐光立つ
必死に衰弱した世界があって
胸一杯に影を溜め
東京から国道6号線を
北へと向かった
...
よいものがよいというのはすてきなスギ木立だね
そうそうフィトンチッドというのでしょう
なつかしくそれは善意のまるで濁点だから
それがそうあることは
いよいよ意味の肌気を脱ぎ始めるというもの
...
空虚が扉を叩くので
愚かにも私はまた、
鍵を開いてしまうのです
生まれたての悪魔は
私の恋人達を連れ去っていきます
暫く経てば私を忘れて
皆幸せに暮らすのでしょう
(きっともうすぐ春 ...
二〇一五年四月一日 「少年はハーモニカの音が好きだと言った。」
これは、『ゲイ・ポエムズ』に収録した『陽の埋葬』の一つに書いた少年の言葉だった。ぼくがまだ20代だったころの話だ。なんで思い出し ...
生きてる事に意味なんて求めて
探し歩いたりするから
苦しくなったり辛くなるんだよ
生きてる事に意味なんてないよ
第一そんな厄介なものいらねぇよ
鶏見てみろよ
卵産まされ
肉は食べ ...
赤黒く
どろんと上がった
月女
生きたいのか
死にたいのか
麻痺した地平を
遥か掠め
永久なる灯火
求めさ迷う
生かされているから生きるのか
生かされているから生きるのか!
...
- Glove
御存知の通り、
手袋もまた奇妙な存在だ
大抵、かたわれだけが、路上で死んでいる
今日
わたしの片方の手袋がいなくなった
どこかの路 ...
空から釘が降って来ます
かなしい月夜の破片のように
眼のない森に歯形を付けて
ひとり眠りにつくとしよう
全臓器を壊死させて
罹ったら120%死ぬし
どんな消毒にも耐えるので
感染を免れることは出来ない
そんな最強ウイルスが
超美人女子東大生
真行寺光ちゃんから発見された
政府は光ちゃんを拘 ...
今日は山羊の気持ちでチーズトーストを食べた
牛の乳は甘く
トマトは鮮烈な酸味があった
日々苦味の草を食んでいる身として
穀物の甘味は喉の奥に染みた
チーズトーストには自分 ...
銀の森へ行こう
君の果てと僕の果てが
かさなりあうところにある
銀の森へ行こう
銀の森へ行こう
そこには透明な木霊たちが棲む
たぶん 君も僕も
歌うことができなかった歌たちの木霊
...
私は18(もうすぐ19)歳だが、「外に出るのが怖い/人前に立つと緊張する/コミュニケーションが苦手」といった問題……というか壁を感じている。なぜこうなったかといえば、多くの場合において、過去が起因して ...
自分の書いたものが
自分が死んだ後もぜんぶ無意味なら
もう書かないでおこう
そして私は死ぬだろう
私はやんでいる
私は休みたい
私はもうたぶん書かない
私は死んで
生まれ変わりたい
...
かってに窓をたたく
うるさい木枯らしたち
寒波がいったい
僕に
何の用があるのだろう
ヒューヒューと
何かを叫ぶのは
よほどの事が
あるに違いないけど
ただでさえ眠れ ...
人のいないところを求めても
ひとりぼっちはさびしい
群れのはずれで草を食む
天の川のほとりでぽつり
輝く恒星の影にいる
自分では光れない
誰かの真似をしないと
なにもできない
誰か ...
時間と音を隔つ魔法のドアを急いで閉めて
気も靴の紐も緩めないまま
迷い込んだ森を思い返して
あの時 どちらからか
どこかで 素直になって
立ち止まれたらな
濡れて肌に張り付 ...
不気味なぐらい静かな部屋
麦茶が発狂する
女が愛撫の練習
男は射星の訓練
惑星を孕むのか、布団の上で
そして彼女は
冥王星の母親になったのである
気が付けば 寺小屋の ...
詩を書いたり 短歌詠んだり 俳句摘まんだり
それをインターネットに投稿したり
自分は暇人か
そうじゃない
私は私なりにいそがしい
昨日は血肉を分けた兄の葬儀に参列して
焼かれた灰の ...
バスは満員
電車も満員
ひとびとは水底に四角くならんで
青くひかる
ぶつかり合わない程度に
ゆれあい
いつか
自由になれるんだろうか
乗り物を降りると
豆腐屋が通りを ...
そこに風があって、寂しかったから鐘を鳴らした
大人になる少し前
悲しい鐘だと知らずに
もう元には戻せない
夢だと思っていたもの、現実だと思っていたもの
ポケットが破れてた
平気な顔してあの ...
梅が香や流るる水に影一つ
見ろよ輝く海を
この青く澄んだ空を
次の大波が来たら
サーフボードに乗って
君は天国へ行くのさ
実際サーフボードなんかないけれど
ここに一本の注射がある
君を天国へ送ろう
君を連れ ...
違う角度から見つめていたのに
すぐに重なって割れた
瞳の中に映る君は
天井を知らずに
空へと逃げる
僕は指先に糸を絡めたまま
その羽ばたきを止めてしまうなら
地の果てで良い
鳴き声が聞 ...
大人に比べれば僕は小さい
どうしたって成れやしない
でもちょっと きっと
大人よりは楽しい
背番号が後ろのやつ
背は僕のほうが小さい
でももっと きっと
夢はあいつより大きい
...
貧しいすきとおるようなものが欲しくてさがしまわり、けっきょく無くって、すごすごと帰ってきてみた。そしたら、ぼくのふるさとの図書館(とても腹ぺこなちっちゃな図書館) に、みつけた。
その、薄くてか ...
小さな鳥居の向こうに小さな神様がいて
小さな手で手招きをする
小さな手で招かれた小部屋は実にボクの世界だったよ
全部ってこれだったんだね
なんか悲しくて泣いた。
曲聴いて言葉聞いて泣いた。
泣いた。
心からの苦しみと悲しみの音楽は、
ほろほろと、
まるで雨粒のように私の瞳から流れ出した。
1/29の日 ...
あまりに歪んでみせた姿勢が
私は被害者なんだ
偽っても奪われない
不幸なことが幸せだ
さかさまの槍が
僕の心臓を貫いていた
痛くもないけど 苦しい
摩天楼
雨を遮る無機質な
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
生命の息吹
武下愛
自由詩
1*
21/2/1 5:53
命
〃
自由詩
0
21/2/1 5:23
6号線を下って-磯原の海
Giovan...
自由詩
4*
21/2/1 3:17
尾びれうつくし
道草次郎
自由詩
2*
21/1/31 23:30
孤独の成り立ち.二
瑠王
自由詩
7
21/1/31 23:18
詩の日めくり 二〇一五年四月一日─三十一日
田中宏輔
自由詩
17*
21/1/31 23:17
生きてる事に意味なんて
こたきひろし
自由詩
7
21/1/31 22:51
月女
ひだかたけし
自由詩
5
21/1/31 21:26
手袋
墨晶
自由詩
4*
21/1/31 20:08
釘降りの夜
道草次郎
自由詩
8*
21/1/31 19:44
ウイルス戦争
花形新次
自由詩
1
21/1/31 17:40
山羊の気持ち
黒田康之
自由詩
2
21/1/31 17:09
銀の森
塔野夏子
自由詩
3*
21/1/31 17:05
人生最大の闇#1
a i
散文(批評...
2*
21/1/31 14:38
_
道草次郎
自由詩
1*
21/1/31 13:49
寒波の訪問者
st
自由詩
5
21/1/31 10:16
corona
木屋 亞万
自由詩
2*
21/1/31 9:47
グラデーション
邦秋
自由詩
1
21/1/31 9:36
射星
死紺亭柳竹
自由詩
3
21/1/31 8:56
文学だなんて思わないけれど
こたきひろし
自由詩
8
21/1/31 8:01
豆腐のうた
七
自由詩
17*
21/1/31 4:11
風力発電
妻咲邦香
自由詩
3
21/1/30 23:34
微吟
酔横
俳句
1
21/1/30 22:53
渚のリヴァイアサン
紀ノ川つかさ
自由詩
0
21/1/30 22:39
青い鳥
ミナト 螢
自由詩
1
21/1/30 21:31
Daybreak Confidence
えこ
自由詩
1
21/1/30 20:49
うつくしいもの
道草次郎
自由詩
3*
21/1/30 20:39
山と鳥居と
黒田康之
自由詩
0
21/1/30 20:20
悲しみのメロディー
a i
自由詩
2*
21/1/30 20:14
コンクリートグングニル
えこ
自由詩
1
21/1/30 20:03
605
606
607
608
609
610
611
612
613
614
615
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618
619
620
621
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623
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627
628
629
630
631
632
633
634
635
636
637
638
639
640
641
642
643
644
645
加筆訂正:
美しいヘマのしでかし方
/
ただのみきや
[21/1/31 11:28]
修正
4sec.