サンルームに垂れ下がる 隻腕で配置される
くびれた炎熱から独房まで
口当たりのいいときは 絡みつくようにして
玄関先に焚べているのを 袖の下から黙秘して
逆風とも追い風とも 根拠もなく、
...
背中を向けて
欺いてくれ
カラス鳴く早朝(あさ)
消えてくれ

さんどやしどの
嘘くらいなら
不思議な顔して
見ないフリ

君の悲しい
笑顔を見せて
くれた夜から
罪を知 ...
そんな、
ちいさないのちの、
いきていた、にさえも、
つめたいかぜはようしゃなく、
ふきつけるのです、
経済的に自立できない障害者にスーパーマーケットの惣菜の売れ残りを配る

おれは誰かを傷つける必要がある
真人間になるために
おれは瞬間接着剤を耳の穴に垂らす
音が聞こえなくなると
おれは善 ...
しかたない、とは思うけど許すのは嫌だな われらを生んだ何かを 潜る期間に様残な情報をあさる。命って無駄に消費されることはない。結局は循環していくところにだけ、滞りが発生し、そこでまた打開という穴開けをすることで循環を繰り返していく。言葉について考えると当てはまる ... 額に、頬に、指先、肩に、下腹に、クリームをすり込みながら、世界が嘘になった時のことを考えている。もしくは一時本当だった世界のこと。いま飾ってあるのは、八重咲きの小さいオレンジ色のすかし百合、白に赤 ... 孤独死して白骨化した恋人と抱き合える人はいますか

そこまで愛し合える恋人はいないのです

どんなに愛していてもそれは愛された自分への愛

白骨と抱き合う光景は想像もできません

もう ...
アオム、アーメン。
悪が栄える。
崩れゆく自我の証しを、人がとがめる我らの罪を、日々の糧の中に見よ。 

天の意志のはたらく余地はどこにもない。
人間はあなた方の名前を忘れ、あなた方の国を離 ...
たった1。Cの寒暖差で
きみと僕のこころの隙間が
埋まらない

君と僕は似ていても
1。Cの差をゆずらない

修辞学を駆使しても水溶性の会話は
多様性の海に拡散してゆく

ノルウェ ...
無邪気にはしゃいでいる娘のそばで
妻がそっと涙をこぼしている
そんな絵画が脳に焼き付いた
仕事から帰ってきたら
妻が憔悴した面持ちで
今日は体調が悪いのと
そう語った瞬間
私の中に描かれ ...
乳児のわが子と遊んでいて
腹の底からわが子に笑いかける
するとわが子は
ひらひら笑って返す
妻がわが子を膝に抱きながら
向かい合わせで笑いかける
するとわが子は
くるくる笑って返す
仕 ...
とてもめずらしい光景が
竜王戦の第4局で現れた

終了まじかの大盤解説で
説明役のプロ棋士が混乱している

ふつう
投了の近い最終盤になると

不思議と
解説のプロ棋士の読みが
...
歯がゆいだけ うまれたがる。
砂で汚した濡れた未知。
モミジのように、
蜘蛛の巣に通りかかった、
天使はもとから羽根もない。

えんの下、指の股から、花が生まれていく
銭の視覚、とめども ...
ひとつひとつ毟れば菊の蕾らの死魚の眼に似て空を仰げり 落ち葉を見ると涙ぐむ。
自然な時間を呪わずにいられない。
夜の間に文字を探す。
どうせ使い果たせやしない…
朝、くまんばちが息絶えようとしていた。
olvido!olvido!
そうだ ...
あの日の津波で
何万のペンが
流されたことだろう

たった一本
生き残ったペンは
誰かの胸のポケットに
しがみついていた

ペンはまもなく
もとの暮らしに

書くものは以前と同 ...
 スーパーで分けてもらった氷を入れてインスタントのアイスコーヒーを作って、それを飲みながらクラッシックを聴いている。
 後払い通販で冷凍の豚バラ肉を1キロ、買った。それが八日分の夕食のおかずになる。 ...
得たと思うと同時に失う。
そう

花はひそやかにゆれている。
私はひそやかにゆれている。
命は命に支えられている
この体は何かからの借りものなので、この体を返す時は一先ず自然へ返す。
し ...
生活と無限は相容れがたくして空を遮るためにある屋根 翼をもぎました
背中がかるくなりました
しとどに流れる血 真珠色の血あふれて
ふたすじの傷口を {ルビ白南風=しらはえ}がなでて過ぎゆきました
すずしい背中
六月のこと

あなたの手をと ...
銀杏が舞う舗道を
ゆっくりと歩いて
いろんなことを想いだすけど

恋することは、罪じゃなかったし
そんなことより
あの部屋にたどり着いて
ブラックコーヒーを、飲みたいな。

...
僕は鉄棒で
逆上がりができなかった
僕は社会でも
逆上がりができていない

鉄棒に乗って
前回りだと
鉄棒の上は通過点で
鉄棒の下がゴール
逆上がりだと
鉄棒の上がゴール
どこかへ寄り道をするようなアルペジオ
まるで僕等みたいに
今夜も頬を近付ける人がいない

喉仏の中に三日月
飲み込んじゃって
僕はずっと朝を忘れよう

あの頃
目を閉じる感覚で
人 ...
ペプシのCMで
頭が燃えてハゲてしまったのを機に
仏門に入るも
小坊主との男色行為が止められなかったため
破門された
その後は極楽浄土を
ネバーランドと呼び
現世に作り上げようとしたが
...
二〇一八年五月一日 「迷惑メール」


 迷惑メールが何通もくるのだけれど、いま見たら、「ワンナイトラブでかまいません。」と書いて、女の名前で書き込んであるの。笑っちゃった。こんなメールに返 ...
ふと、自殺してしまった友達の家に
遊びにいった時のことを思い出した
近くのゲートボール場に車を停めて
そこからから続く路地を歩いたことや
その友達の二階の部屋の隅で
小さく丸まって寝ていたら ...
四冠の誕生日プレゼントを
ありがとう

とは
師匠が自分の誕生日に

大変な偉業を成し遂げてくれた

弟子にむかっての
喜びの思いだが

まてよ
この日は僕の誕生日

師匠 ...
僕は 川を 見る
友達と ここで 僕は
その でも 光と 影に
歌を 景色に 感じ取る 
深く深く息を吸う
 それで灰の海に飛び込む

 薄明にも満たない冷たいだけのうねりに、
 なんども溺れながら。
 何処へ 向かおうと言うのだ

朽ち葉の思慮はない
ただふるえる筆に少し ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
懐古、同室の手記あらい自由詩021/11/18 8:14
嘘ばかり秋葉竹自由詩321/11/18 4:09
あかとんぼ本田憲嵩自由詩321/11/18 3:18
おれの子が食べるそのパンをあなたの子が食べることはできないゼッケン自由詩521/11/18 0:26
_いる短歌021/11/17 22:09
問いと答え武下愛自由詩1*21/11/17 22:00
メモはるな散文(批評...621/11/17 21:28
白骨化した恋人北川 聖自由詩021/11/17 21:00
分裂の位相ロン//自由への意志、霊的衝迫ひだかたけし散文(批評...421/11/17 18:35
1。Cのうた梅昆布茶自由詩1421/11/17 8:18
母子像葉leaf自由詩121/11/17 7:12
照応自由詩121/11/17 7:09
AI超えの証明st自由詩421/11/17 5:19
紅底透睡あらい自由詩121/11/16 22:06
_いる短歌021/11/16 21:57
忘却ナンモナイデ...自由詩3*21/11/16 20:24
This is a penやまうちあつ...自由詩9*21/11/16 12:25
これからのことジム・プリマ...散文(批評...2*21/11/16 10:21
得たと思うと同時に失う。こしごえ自由詩1*21/11/16 8:55
_いる短歌121/11/15 23:14
堕天福岡朔自由詩621/11/15 22:50
ひとは生きるために生まれてきたんだと、夢をみる秋葉竹自由詩221/11/15 21:49
絶望と鉄棒イオン自由詩0*21/11/15 20:56
百年先の孤独ミナト 螢自由詩021/11/15 20:41
マイケル寂聴花形新次自由詩321/11/15 18:47
詩の日めくり 二〇一八年五月一日─三十一日田中宏輔自由詩13*21/11/15 16:52
友達の部屋ジム・プリマ...自由詩3*21/11/15 11:49
誕生日プレゼントst自由詩321/11/15 6:03
暮れゆく道で番田 自由詩121/11/15 1:55
薄墓詩あらい自由詩321/11/15 0:36

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