どんなにどんなに塗りつぶしても
消えてくれない自分があって
どこまでどこまで
心を雑音に曝して生きていくのだろう
何かを考えようとしても
別の思考がどんどん飛び出て
音量を上げてみたけ ...
思い込み
邁進
躊躇
盲進
素寒貧
青空に輝く銀の飛行機雲
どこまで
どこまで行くのだろう
私の哀しみを載せて
どこまでも
どこまでも
我慢し過ぎるというこれも眠りには良くないようだ。 失意は立案の乏しさを今さら悔やんでも仕方ないのだが、委ねた事への憤りはいまだに収まらない。 もう少し道幅を広く取ればよかったとか、遠慮してカーポー ...
僕はアメリカのアパートの部屋にいた
窓の外ばかりを見ていた あの頃は
時々 スープ缶をスーパーで買ってきた
海の模写ばかりをしていた絵と
いつも天井の下で ぼんやりと横たわっていた
元カノと泣きながら別れる時、違う人と結婚して幸せになる約束した。
元カノは美人だった。
今は、精神病院でその美貌をやつしているだろう。
私のすべてだった。
今は、君無しで生きて ...
忙しない日々に
奥底に流れる傷みと
澱みから生まれた
貴女に会いたいという言葉
いつからだろう
うまく行かぬ焦燥を
過ごしたはずの日々に
重ね合わせて記憶を汚した
嗚呼どう ...
降る やむ 咲く ちる
やって来て 去っていく
一日じゅう飽きもせず
寄せ返す波を数え
まばたきより多く
人を愛する
昇っては沈む
絶え間なく産まれては失われる
あらゆるものの ...
肉体が邪魔なのはまあそうとして意識は残したいんだろうか
トイレットペ-パーの残りを
使いきり、ちんと鼻をかむ
残った芯に
印刷された ありがとうございます
の文字に
僕も呟く ありがとう
最近は鼻づまりがひどくて
なかなか寝つけずし ...
嫁にも知られず
誰にも知られず
何処か遠くに行きたい
メモ書きひとつ
机に残し
何処か遠くに行きたい
何もかも
捨て去って
重荷から
解き放されて
意外と近くで
見つ ...
とたんにきみはきみが綱のうえにいるのをしる
そういうのを
場面暗転というんだ
ヒマラヤのてっぺんに打ちつけられた杭があり
その杭からとおく伸びる綱の一閃
その綱はオリンポス山の頂に穿たれ ...
顔の半分隠したら
あたしも
十分イケてるわ
騙すつもりはないけれど
ご時世だもの
許してね
儚い夢と
分かりつつ
賭けてみたいの
不織布に
取って散るなら
それでいい
一人 ...
雨が降り外出する気なくなったラジオで雨の音を掻き消す
雨とジャズ融合させたネットラジオ哀しいような切ない調べ
相撲見る力と力ぶつかって歴史背負った力士の背中
大長の地区の山には蜜柑畑 ...
ゆっくりと乾いてく
雨の日の
洗濯物の様に、、
私達は溶け合う
ゆっくりと馴染んでく
肌に触れる
化粧水の様に、、
私達は垣根を知らずに、、
もたつく事もなく、、
...
忘れん坊のくせにいやなことだけ憶えている
五感全てで憶えている
骨折したときの痛みとか
ギプスを外したときの堪え難い臭いとか
失恋したときの痛みとか
一人取り残された部屋に差す夕陽の眩しさと ...
あれは春
古びた自転車に乗って
花見に行った
ひとっこ一人いなかった
だって
もう桜
おわりだもん
気持ち程度に
花がちらほら
その代わり青い葉が見えて。。
...
ほのぼのとのほほんとした本を読む
蝶のように喋り 蜂のように出逢う
夕焼けの下で朝陽を待っている
他人事みたいに春の傘を差す
医者よりもベテラン看護婦の方が
よく説明してくれる
足の裏のタコを削りながら
いろいろ教えてくれた
市販薬はやわらかくなるだけだから
削らないとよくなりませんよ
自分ではなかなか削れないと ...
明るい青い空が広がっている
陽射しは銀に眩めいて
照らす街は浮き立って
在ること、在ること
不思議な時
アイスコーヒーを啜っている
わたしが今此処に居る
六畳の寝室
手を伸ばせば届くはずなのに
銀河の端と端ほど
離れてしまったかのようだ
そうなると手を伸ばすことも億劫で
無言の背中を眺めるだけ
産まれた意味だとか生きる意味だとか
...
手塩にかけた
年代物の可能性は腐った
絶望の底には
サンタクロースの死骸の山が
未来の椅子には
代わりにごみが置かれた
苦しみは忘れられ
空白にただ生が浮いていた
残っ ...
ずっと何年も同じ街に暮らしていると、思考のきっかけを失っていくというのがある。あそこにはアレがあり、そして、ここにはアレがあるというふうに、あらかじめすべてのことが予測できるからだ。時々、見知らぬ路地 ...
ッ!
半年に一回ぐらいは必ず、タンスの角に足の小指をぶつける。
ッ!
なんで、こんな時間、やばやばやばッ、あ、目覚まし、かけるの忘れてたッ!
ッ!
起きたら朝の5時か夜の5時かわから ...
二〇一六年八月一日 「胎児」
自分は姿を見せずにあらゆる生き物を知る、これぞ神の特権ではなかろうか? (ミシェル・トゥルニエ『メテオール(気象)』榊原晃三・南條郁子訳)
二 ...
簡単に物に戻ってしまうからささやき続けないといけない
ねじられ、路肩の排水溝のそばに横たわった煙草の空箱が、人類はもう賢くなることはないのだと告げている、六月の夜は湿気のヴェールをまとって、レオス・カラックスの映画みたいな色をしている、そしてこの街に ...
飾りのパセリは、
最後まで皿にあった
涼しい夏の朝に、
君がはじめに運んだのは
5秒ビシソワーズ。
――トマトジュースと牛乳の、
かんたん冷製スープに、
ちょこっとだけ ふり掛けた
マ ...
おれはたぶん
いままでよんだそっくりを忘れるだろう
そうして
あたらしく下り坂を組織し
サーカスのピエロよろしく
お手玉しながら
一輪車をこぐんだ
おれは思う
このやまをこえれ ...
雨上がりの紫陽花みたいに話しかけてくれる人だと思った
この手があったか!って言いながらカイロで手を温めたそんな冬
平成最後の夏にいまだ囚われたまま、彼は空を見ている
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
パレイド
山下ヤモリ
自由詩
0
21/6/8 11:41
末期
ヨロシク
自由詩
0
21/6/8 8:09
初夏
渡辺亘
自由詩
1
21/6/8 7:28
にんにく
アラガイs
自由詩
8*
21/6/8 4:37
昔アメリカで
番田
自由詩
0
21/6/8 1:39
僕の心臓を差し出してもいい
viraj
自由詩
0
21/6/8 0:13
裏切り
静
自由詩
0
21/6/7 23:19
人を愛する
はるな
自由詩
7
21/6/7 21:55
_
いる
短歌
0
21/6/7 21:24
ありがたや
服部 剛
自由詩
5
21/6/7 20:39
門倉コーチの唄
花形新次
自由詩
0
21/6/7 19:26
気が付いたら綱渡りをしていたことを思いだした、ひとりで
道草次郎
自由詩
8
21/6/7 18:47
1/2のブルース
花形新次
自由詩
2
21/6/7 18:29
蜜柑
夏川ゆう
短歌
4
21/6/7 18:09
熱く、、燃えていく、、、
花林
自由詩
2
21/6/7 18:08
ケロケロケロイド
たいら
自由詩
2
21/6/7 16:59
遅れた花見
花林
自由詩
1
21/6/7 16:34
いつか仄かな灰になる
水宮うみ
川柳
3*
21/6/7 16:05
足の裏のタコ
zenyam...
自由詩
2*
21/6/7 14:54
イートインにて
ひだかたけし
自由詩
5*
21/6/7 12:52
ディスタンス
たいら
自由詩
2
21/6/7 8:47
にんにく
◇レキ
自由詩
2*
21/6/7 1:24
最近多摩川で
番田
散文(批評...
1
21/6/7 1:15
ッ!
自由美学
自由詩
0
21/6/7 0:20
詩の日めくり 二〇一六年八月一日─三十一日
田中宏輔
自由詩
14*
21/6/7 0:01
_
いる
短歌
1
21/6/6 23:14
適切な靴を履いて歩いている薄汚い夜の現象
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
21/6/6 22:09
忘却のパセリ
atsuch...
自由詩
6*
21/6/6 21:36
らいむらいとをもう一度観ると思う
道草次郎
自由詩
2
21/6/6 21:00
季節にいる人
水宮うみ
短歌
1*
21/6/6 19:03
640
641
642
643
644
645
646
647
648
649
650
651
652
653
654
655
656
657
658
659
660
661
662
663
664
665
666
667
668
669
670
671
672
673
674
675
676
677
678
679
680
加筆訂正:
嵐と晴天
/
ただのみきや
[21/6/7 6:39]
修正
3.01sec.