時々思う
いつか故郷に帰ることを 
ホームの 静かな駅の 電車に乗って
かつてと同じホームに立つことを 
僕は時々思っている
聞いていいんだよ
私は寂しかったよ
先の平たいアイス用のスプーン
最後まで綺麗に掬えるからって
あの頃のあなたって
そんなだったね
そんなだったよ

懐かしい路地裏のカフェ
ティース ...
透き通る鎖骨のような校庭に夢散りつつもサクラ満開

図書室から盗んだ『モモ』を脇差に 時間密度が高いきみだね

「祝日の明日は晴れとなるようです」予報士さんの旋毛二つだ

線影が砂場にく ...
酔醒めて軒端に匂ふ春の風 訪れる
時はじんわり
湧き出づる
そうして私は橙の
脳裡の懐かしい光に包まれ
生きている、生きている
くっきり浮き立つ輪郭と
物という物が発散する
確かな響きに包まれて
活きている、 ...
あの天災後にサザンがtsunamiを封印したのとは違って、
東京オリンピックがあるのか無いのか分からない今こそ、
当時に戻り、彼のオリジンを探しにいけるのでしょうね。

もちろん、当時 ...
『貸した金、返せ〜。』
って、がなってる(あ、がなる、って、わかる?まぁ、わかんなかったら、ググってね?)歌があって、たぶん、関西発信で、トータス松本っぽかったので、ウルフルズだと思うけど違ってたら ...
本日のお品書き~おでん~


 まっすぐに串逆立てて関東煮

昭和三十年代に地方の子どもだった男子(とくに大阪から西)が、放課後に直行するのは春夏であれば駄菓子屋。五円のみかん水というガジ ...
「愛してる」

初めて
2回目
5回目
10回目
100回目

薄く
薄く
虚しく
空しく
ナメナメ。はいはい。ぎゅうぎゅう。どきどき。


「第82話『爺婆ぬっぺっぽう』は神回ですというおまーさんの日常が神回だった件」


もそっと端に寄り。はい、次。

「あの刻も、そ ...
その日は休日
市内の公園でフリーマーケット開かれてたから妻と二人で出掛けた
だけど売ってたのはガラクタばかり
購買意欲はわかなかった

元々何かを買いに来たわけじゃなくてただの暇つぶし
早 ...
ひたすら壁にむかって投げ続けた
ひとりだった
みんな学校へ行っていた
じぶんのふるさとをこうして
時々
思い出す事がある

電車が通ると夏草がゆれた

およそ色んなものが
おもえば ...
昔 NYCの日の沈まない通りのどこかで
ぼんやりとイラン人の売るチョコレートを買い込んだ
そして まだドアの向こうの薄明るい外に出ると
僕は通りの上を歩いていった
少しだけ不安なホテルに向かう ...
「メタモルフォーゼ」

虹翻って、音楽。


「砂埃と漂白」

短距離走、すな わち校庭のブリーチ。


「シチュエーション」

引き潮、はだし、見つめ合う、空踏むサンダルよ ...
春が来るらしい

誰かが

わたしの肩を

抱きしめているような温みがあり

天と大地の鼓動が聞こえる
アスファルトが選ぶ雨は
どうしてこんなに優しいのだろう?
遠い昔に私が持っていたものを
まるで知っているかのようだ
 
まだ誰も数えたことのない数字が
見つかってしまうかもしれない今夜
...
雁首が








洞穴の奥




火を熾し










冷たい指で何度も死んだ ...
 赤でも
 黒でも
 茶色でも
 青でも
 水色でも
 水色の体験
から だった
前進しようと思えば未だできたが
から だった

寝ても覚めても
あんまりカラカラと鳴るばかりで
もう嫌気がさしちまった

(なのに夢の空はまた
淡い淡い紅に染まり
何 ...
想像の空を制した根なし草
鳥ではなくて私らだった!
沈黙の間を
星が瞬いてゆく
切り裂いた闇に
さよならの文字を浮かべて
明日が来るのを待っていた
このままふたりで
砂時計になれたら
3分だけを永遠に繰り返して
生き続けるのに
やっぱ ...
ニュース速報

呼び出し音
呼び出し音
呼び出し音
呼び出し音
呼び出し音


着信
…的中
朝はおはスタ見てます
他局のニュースショーに健康を害されたくないので
元々幼稚な思考だしさ

べつにおはスタ幼稚だとは思ってないけどさ

子ども番組66歳が見てたら変かな
子どもに帰れな ...
しずかなる森の梢はミミズクの
可愛い耳のちょん。になりたし

スマホ手に眠りに落ちる人だけの
夢蒐めては花いちもんめ

お早ようと花瓶に朝のご挨拶
こたえて曰く ヒョウメ ...
靴の甲のあたりの高さにもなれない、小さく目立たない花が板塀の脚に沿って群生している、昨夜遅くの雨でそいつらはテレビコマーシャルのように粒の小さい光を跳ねている、板塀はところどころ破れていて、それは ... よく知らないまま
パンダの{ルビ星星=せいせい}のぬいぐるみが届く
朝の番組で
こどもにも大人にも人気らしい
開封し即おもった
「ちっさ」
でもぬいぐるみって大きいの高いし
ギリだよなこ ...
蕾さえ開かなくなったこの部屋であなたがいなくてどうして眠るの


なぜだろうマフィンが今日はすごくかたい あした世界がおわるからかな


刻まれた時間のそとで落ち合おう 蕾、マフィ ...
コーヒーの淹れ方なんて知らないけれど
私は私に会いたくて今日も豆を挽く
今朝の太陽はどんな顔?
眉をしかめたってバレバレ
私とあなたを隔てさせる分岐点
それを見つけ出すつもり
だから心配し ...
昼も夜もない屋敷に独りの老人が住んでいる。
彼は日めくりカレンダーと唯一の会話をする。
愛くるしい動物や癒しの風景が語りかけてくる。
そんな彼が穏やかに息絶えていた。
今日見つかった時はもう腐 ...
夜になって風が
冷たくなってきた
お前の薄手のコートだけでは
風邪を引いてしまうだろう
俺のレザーのハーフコートを脱いで
お前の肩に乗せると
お前は小さな声で
「大丈夫?」と耳元で囁く
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
午後の部屋で番田 自由詩321/2/12 1:08
ティースプーン妻咲邦香自由詩4*21/2/12 0:20
鎖骨の庭道草次郎短歌3*21/2/11 23:00
酔醒めて軒端に匂ふ春の風酔横俳句121/2/11 20:29
イキテイルひだかたけし自由詩821/2/11 19:09
ゴリン(ゴル投票ネンさんへのコメント詩?のような返事として)足立らどみ自由詩221/2/11 14:21
森会長を、擁護しそうになっちゃいました。秋葉竹散文(批評...321/2/11 12:05
料理で俳句③おでんSDGs俳句321/2/11 10:15
ヨロシク自由詩121/2/11 8:02
千の詩を含む万の往来物からの抜粋足立らどみ自由詩121/2/11 7:57
風の匂いこたきひろし自由詩621/2/11 7:30
ボール投げ道草次郎自由詩10*21/2/11 7:03
地下鉄の上を行く番田 自由詩221/2/11 1:30
一行詩道草次郎自由詩2*21/2/11 1:00
冬の終わり黒田康之自由詩321/2/10 23:17
妻咲邦香自由詩8*21/2/10 23:04
雪月花TAT短歌321/2/10 21:09
_雨へのダブリ...自由詩221/2/10 19:45
から ガラひだかたけし自由詩521/2/10 19:33
空の小鳥遊足立らどみ短歌121/2/10 18:37
言葉にならないミナト 螢自由詩221/2/10 16:08
ざわつきヨロシク自由詩021/2/10 8:00
出勤前の即興詩こたきひろし自由詩421/2/10 7:27
耳のちょん。道草次郎短歌1*21/2/10 0:42
あなたはただ佇んでいる、それがわたしには心地好いホロウ・シカ...自由詩3*21/2/10 0:02
星の遅配道草次郎自由詩4*21/2/9 23:32
蕾、マフィン、そして明日はるな短歌721/2/9 22:51
パン・ド・ミー妻咲邦香自由詩321/2/9 22:43
死めくり宣井龍人自由詩9*21/2/9 21:53
言い出せなくて花形新次自由詩121/2/9 21:46

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