劣悪な環境におかれてワタシの心は
 破裂寸前になっていた
 両手をグッと握り締めた

 数ある罵声を受けて
 世の不平に晒されて
 癇癪を起こしたワタシの手足が
 そこにいるあなた ...
ちょうど欲しい色を切らしていたから
椅子に腰掛けて本を読んでいる彼に相談した
あいにく僕もその色を持っていない
二人で一緒に探しにいこうか
そう言って近所の公園へ出かけた

私た ...
きらきらと嘘が降り積もっていくから、
きらきらと世界が綺麗に見えて。
もう何も考えたくない僕は
ただ、笑いながら幸せな歌をうたう。

ただ、しあわせなうたをうたって。

しあ ...
私は生まれる前は0だった

私は生まれて1になった

私は死んで0に戻る

0が0 0が1 0が100

0が0 0が−1 0が−100
 321回目のセックスからだ。日記につけていたから間違いない。僕は今まで付き合った女の子たちとのセックスの回数を日記につける癖がある。321回というのは、それほど多くの人と付き合っていない割りには多い ... あんたの部屋に入ったら
嗅いだこともない香りが鼻についた
こんなんあんたがつけるような匂いやない
どこぞの女が残した匂いや

せやけど、ええ匂い

あんたに抱かれてるとき
...
     一

春をあげるよ
ツバキの葉にうっすら積もった春を
人差し指でそっと集めて貴方に
栞にしてみてはどうだろう
本を開くたび春の匂いが漂うように
カーテンにしてみるの ...
幸せに死ねるかもしれない

そう思うと
心から安らぎます

今は春
眼に映るたんぽぽや
雲の流れ
ひばりの鳴き声が
どれほど美しく
心に響くことでしょう
初夏ー
なぜ空はこんなに青く
輝くのか
雲は白く輝くのか
山の緑は
こんなに眼に痛いのか
川の深い緑は
こんなに心に突き刺さるのか
すばらしき 岐阜の 山河
なんで忘れられようか
...
Yよ
私のことを
憶えていますか
私は今
こんなに遠いところに
来てしまいました

初めは近くに散歩に行くつもりでした
なのに 私は
三つの平原を越え
七つの山脈を越え
二つの断 ...
 天変地異が起こった 悪霊達がハルマゲドンに全世界の王達を集めた
 一人の緑豊かな国の王が言った これからどうします?
 一人の砂漠の国の王がこう言った ここにミレニアムキングダムを創れと先程あな ...
漆黒の闇に今日も
電波にのせた言葉がいきかう


誰かが誰かのために
ほとばしる想いが
零れないように


いつでも切れる
儚い琴線
そっと握りしめ


かぎられた空間の余 ...
木曜日の朝の雫が絶叫をあげている。
尖った街頭の佇まい。
通勤の熱気をはおったDNAのひかる螺旋の群は、
わたしの散漫な視覚のなかに、
同じ足音、同じ顔を描いていく。

振子のようなまなざ ...
どんぱっぱ

パリン パリン チリン

チリン チリン グリン

グリン グリン グリン

グリン グリン グリーン

グリーングリーン エバーグリーン

首の長いキリーン ...
生きたことについて
様様な言い訳を用意するときに
奴らは言ってみろと嘲笑う
おれはにらみつけながらどれだけの大音響で
耳をつぶしてやろうかと画策する
嫌悪と失望という共通項で互いに団結して
...
空と僕らには距離がなかった
窓は開かれていた
白いテーブルの上に
幾千の微細動
まるでナイロンの弦を束ねた
世界のつけ根はたなびき
差し入れる指は風に同調する
触れた先からほろほろと物語 ...
ムード音楽

意味もなく妖艶なおばちゃん

四角く座している皆さん


俺たちは欠けた
美しい輪っかだよ。

私は欠けてない
満たされた輪です。


アルデンテ

精密 ...
さよなら、なんて必要ない

だから

会いたい、なんてものも必要ない


おれたちは

欠けたわっかのようなものだ

そこから始めなければ

生まれ変わっても

さよなら ...
あしたは

会社にあたらしく導入するシステムの

最終の打ち合わせだった

今夜は

行政がしている工業会の会合だった

おとといは

突然のトラブルで

それに対処する資 ...
見えているものは
ただ単に
見えているだけであって
見るものを
見ていないのかもしれない

見えているものから
見えるものを見えたとき
初めて見えるのだと思う
目を開けなくても
見 ...
最悪やなじぶん

才覚やなきみ

性格やなじぶん

正確やなきみ


どんだけ追いかけはしっても

おいつかないなぁ

きみ


だんごむしみたいに

マイペース
...
すすきヶ原が風の形に擬態して、
空気は
しゅわしゅわと微かなあぶくを吐いている。
どこかの家から、
ほくほくと夕餉の匂い。
紫紺の空は、
星がまたたく一瞬前の緊張を孕んで、悠々 ...
わたしの唇は真赤
よく哀しみで強く噛むから
あるいは憤って
あるいは、純粋なる愛を以て
だからキスはしないで
それは優しくされるためのものじゃない
わたしが陸で生きるための脚
そして言葉 ...
夕陽の堕つる彼方に昨日問ふわれと埃かぶりし母のオルガン

澄み渡る空に浮かびし虹を見る子らの顔には虹の跡なし

われ乗せて北へ走らむ夜汽車にて車窓に顔つけ頬を冷さむ
蟻地獄柱時計の午後三時

ブルースと夜霧のためのバーがある

黒百合や母のピアノの埃拭き
ローカルアイドルのライブを見て思う事は
テレビに出てるアイドルに比べて、ルックス
が少し落ちるという点。

でも彼女らは、がんばって
明日のアイドルを目指している。


本当にテレビに ...
時は答えて想いは途切れず
はがれおちてゆく鮮明な影に
立ち止まらないその軌跡に
輝く光が満ちている

真実(ほんとう)はきっと誰の胸にも
止まらない雨が降っている
ほら 君も 皆と 同じ ...
ちいさな定規で世界を測る
一ミリよりも
さらにミクロな世界があることに
普段ほったらかしていた
ものがあることに
僕をみていたものが
あることに
ちいさな定規は
うなずいて
そっと教 ...
特に日報に書く事も無く
一日
喫茶店の椅子に座って
空を眺めていただけなので
空の事を書こうと
思っても
書けないでいる
雨の夕暮れ

スーツの裾の泥はねを
気にしながら雨の中を
...
水の上に
ひとひら落ちた
花びらのように

月が
夕方の空に
浮かんでいる

流れているのは
雲だろうか
月だろうか

それとも
この私だろうか
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
doon自由詩007/5/27 1:55
少女の色なかがわひろ...自由詩3*07/5/27 1:51
世界はいつだって輝いている。R自由詩107/5/27 1:31
わしず未詩・独白207/5/27 1:27
【小説】322回目のセックスなかがわひろ...散文(批評...2*07/5/27 1:16
匂い自由詩5*07/5/27 1:12
春憬朝原 凪人自由詩8*07/5/27 0:56
春に渡辺亘自由詩1*07/5/27 0:55
断片自由詩3*07/5/27 0:52
Yに自由詩1*07/5/27 0:48
ハルマゲドンの王国はじめ自由詩3*07/5/27 0:04
メールが織りなす心模様渡 ひろこ自由詩4*07/5/26 23:29
五月の街前田ふむふむ自由詩31*07/5/26 23:26
どんぱっぱ北大路京介未詩・独白5*07/5/26 23:19
履歴書構造自由詩707/5/26 23:01
屋根のない明るい部屋で氷水蒸流自由詩907/5/26 22:49
信濃町にて吉岡ペペロ自由詩207/5/26 22:43
生まれ変わっても自由詩107/5/26 22:40
詩の箱自由詩307/5/26 22:36
見えているものはぽえむ君自由詩11*07/5/26 22:35
だんごむしなきむし自由詩707/5/26 22:14
おいのり紅魚自由詩407/5/26 21:57
忠告三条自由詩107/5/26 21:56
母のオルガン村木正成短歌707/5/26 21:39
柱時計俳句207/5/26 21:34
ローカルアイドルわしず自由詩007/5/26 21:34
麻生ゆり自由詩9*07/5/26 21:31
定規乱太郎自由詩15*07/5/26 21:03
雨が上るがねなぎ自由詩207/5/26 21:01
花びらのようにweed &...携帯写真+...6*07/5/26 21:01

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8sec.