なんとも表現し難い
あの味と
あの食感
昔はとうふが嫌いだったけど、
今は好き
昨日も食べたし
昨日も食べた
もう春になったのに湯豆腐
まだ少し寒いのに冷奴
おいしい
なんで昔は嫌 ...
2007/04/29
郊外電車の
つりかわが
ぶらぶらと
ぶらさがる
丸い土俵に
手を下ろし
はっけよい
相撲力士は
たちあが ...
遠くの雲が寄ってくる
僕はそいつに親しみを覚える
心の中の気まぐれな破天荒は
あの雲のように
高くなったり
低くなったり
見えなくなったり
目を細め、濃淡の薄まった視界の中で ...
朝焼けに 彩り添える 歌でさえ 笑顔の先に 思い出せると
翳した手 傷は癒えぬと 繰り返し 欠乏の果て 声は枯れゆく
さざ波の 白々しくも 酸い音を 瀬に背に受けて 空 ...
風に流されて
落ちた日が
山の端に滲む
飛来した鳥の羽根に
しがみつき
僅かなぬくもりは
山へと堕ちる
眩しすぎる季節が
駆け足で追い立てるから
花たちは散り急ぎ
やがて
萌 ...
沈黙とは磁石のように引き寄せるもの―
マグリットは間一髪のところでサンドイッチを掴み取った。
パンの耳がついていたことを記述しておく。それから電話の
ベルが止んだ。向こうから、ぼそぼそと声 ...
三十過ぎて
忙しさを言い訳に
すっかり運動不足の僕は
最近腹筋をはじめた
しばらく鍛えてなかったので
体を起こすたび
床から上がってしまう両足を
しっかりと抑えてくれる ...
{ルビ空=から}になった財布の底から
しわくちゃになった
3年前のレシートが出てきた
四隅をひっぱり広げると
すっかり文字は薄れていた
旅先で出逢ったあのひとと
語り合った喫 ...
とんこつラーメン屋のにおいが
真昼の生ぬるい風に運ばれる
新宿の雑踏を歩いていたら
ポルノ映画館の看板下で
自転車に乗ったおばちゃんが転んだ
どうしていいかわからずに
ぼくは ...
僕ね
一人きり部屋にいると
いつも見付けてしまうの
床に転がっている文字を
瞬きをする毎に増えていくの
手に取ってみたの
不思議なことに
FとNとUとAのアルファベットしか無くてね
ど ...
■ 私の世界は貴方でできてた やっと今気づいたよ
■ もう少し夢を見させてこの臆病な私に
■ 回数を重ねるごとに深みにはまる
■ 甘い甘い毒が心を深く蝕んでいく
■ だ ...
客に魚を届け代金を受け取りそのまま後ろ向きに上手から登場)
本当に、有り難うございました。
(丁寧に礼を述べ、空を見上げて玉の汗を拭きながら)
いや〜、暑い暑い。
(初めて観客に向い)
しか ...
深い青色をした海が
少しずつ近づいてくる
わたしだけでは
とても耐えられない
そんな場所で
あの人は毎日
立ちつくしている
冷たい手のひら
からめた指がふるえる
見つめると
...
とっぷりと
暮れた空の中で
赤に染まりたいと願う
透明な私を
あの赤で彩ったら
なんて、なんて素敵なんだろう
と思う
折角なら
あの黒い鳥にも
絵の具になって欲しい ...
ありふれた街並みに
光が
やりきったことは
あるだろうか
光が
消えた
飛び出したその先に
何が
こみ上げた気持ちに
世界が
ただ消えていた
自分だけ
ゆっくりと
飛 ...
鉛筆の一側面の上半分が
白く光を反射している
右目で見たときと左目で見たときでは
白い光の領域が違う
僕は透明な手を鉛筆へと伸ばすが
途中で疲れて手は霧消する
鉛筆が置かれてあることと
...
今日も君はハイヒールを履いて
チラシを踏んづけて転びそうになって
ガニ股で踏ん張って
舌打ちをしたらやけに悲しくなって
走る必要なんかなかったのに走って
街から外へ出てきた
外に出ても ...
みじかな みじかに
三人の日もはやすぎ
(はやすぎっ
げっけいじゅの緑の花も
ひとしれずさきまたちり
ちりにかえるもひとしらず
さくらばかりがみほれられ
ほだされのまされ ...
夕暮れの風が皮膚に冷たくあたる頃
さざ波がわたしの足をさらっていく
水にうもれた死は
ゆっくりと潮をひいていく
(ゆれる)
悲しみに
消えてしまった夕焼け
わたしを照らすものは
無 ...
夜風が強くて
ガラス戸が揺れる
冬の断末魔のように
ガラス戸が揺れる
蠅が一匹手を擦り
未来の行方を見つめてる
ビー玉が溢れんばかりの
夜の底
何も語らぬ
夜の底
カラスた ...
青年は蛮声あげる暗黙の絵画のような空にむかって
麦垂れるわが過ちを焦点にあたたかき闇充満してゆく
失うものなければ雲の峰仰ぎ草笛吹きつつ孤独を癒やす
草若葉母の罪つぐなふべきに
青年は明日にこがれて桃の花
芹の水嘘を真にしてうつる
【序幕:東ヘ向カウ】
呼ばれた気がしたから
振り返る、
ソラミミ。
カイヅカイブキのうねるような影に怯えて、
足が竦んでしまったのです。
バスの接近知らせるランプが、
少女を酷く不 ...
ルール
1.言葉をその言葉が意味するように使ってはならない。また、その言葉が意味しないすべての意味からもその言葉は排除されていなければならない。
2.言葉は、その言葉が指し示す全ての音声、 ...
春の海はやわらかい
海と空との
地平線は線ではなく
ぼんやりとしている
春の空はやさしい
山と空との
地平線は線ではなく
崩れた帯のよう
近くで波の音がする
何度も繰り返すも ...
この石ころは
どっから来たんかな
遠い遠いまだ教科書でしか見たことない
ヨーロッパとかから
来たんかな
学校帰りの小学生や
ちょっとムシャクシャしてたおじさんや
いろん ...
ものがあふれている
それらを所有しようとは思わない
ものがあふれている
それらは心を満たさない
田舎にひっこんで
つつましく暮らし
ものがあふれている都会に
ときどき遊びにくれば
...
テストでいい点をとったら
「それでこそ俺の娘だ。」と
テストで悪い点をとったら
「俺の娘だからしょうがない。」と
いつも頭をなでてくれる
そんなあなたの娘でよかったよ
なん ...
かっ、
かたん。
がさごそ、
がさごそそぞ。
ご。
ご。
ごっ、
物音がする。
隣人は今夜もお出かけらしい。
今月はこれで二度目だ。
こんな真夜 ...
カッコ悪くて何が悪い?
往生際が悪くて何が悪い?
歯磨き粉は最後まで使いきれ!
アイスコーヒーは最後まで吸い尽くせ!
残り少ないアイスコーヒーをストローで音を立てて吸うのは迷惑かもしれないが
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
とうふ
壺内モモ子
自由詩
2
07/4/29 15:21
トランポリン(改稿)
あおば
自由詩
4*
07/4/29 15:12
ライトブルー
チグトセ
自由詩
5*
07/4/29 14:44
あいうえお短歌
山中 烏流
短歌
9*
07/4/29 14:21
時
彰
自由詩
4
07/4/29 14:01
水のないバスタブにサンドイッチを手にした男が座り込む
プテラノドン
自由詩
5*
07/4/29 13:33
風の声
服部 剛
自由詩
23*
07/4/29 12:48
「 空の雲 」
〃
自由詩
3*
07/4/29 12:39
新宿小景
〃
自由詩
8*
07/4/29 12:16
僕ね
RAVE
自由詩
3*
07/4/29 11:54
いちぎょうのうた3
朱華
自由詩
1*
07/4/29 11:36
魚売り
板谷みきょう
散文(批評...
0
07/4/29 11:30
海の底
今田コボ
自由詩
12*
07/4/29 10:42
夕方の空
山中 烏流
自由詩
10
07/4/29 10:14
Jump
美月朱恋
自由詩
1
07/4/29 10:08
缶
葉leaf
自由詩
16*
07/4/29 9:59
弱い音
チグトセ
自由詩
9*
07/4/29 9:58
花階段のぼる
知風
自由詩
2
07/4/29 9:56
わたしこんなに悲しくて
今田コボ
自由詩
7
07/4/29 9:46
夜の底
村木正成
自由詩
3*
07/4/29 9:18
草笛
〃
短歌
2*
07/4/29 9:13
青年
〃
俳句
2*
07/4/29 9:08
夜ヲ泳グ。
紅魚
自由詩
9
07/4/29 9:04
ルール
ななひと
散文(批評...
1
07/4/29 8:47
少しずつ夏
ぽえむ君
自由詩
21*
07/4/29 8:05
石ころ蹴り
なかがわひろ...
自由詩
8*
07/4/29 6:54
もの
小川 葉
自由詩
2
07/4/29 6:17
前略 お父様へ
優飛
自由詩
9*
07/4/29 5:36
「 隣人。 」
PULL.
自由詩
5*
07/4/29 5:02
Never Give Up
新守山ダダマ
自由詩
9
07/4/29 4:57
5564
5565
5566
5567
5568
5569
5570
5571
5572
5573
5574
5575
5576
5577
5578
5579
5580
5581
5582
5583
5584
5585
5586
5587
5588
5589
5590
5591
5592
5593
5594
5595
5596
5597
5598
5599
5600
5601
5602
5603
5604
加筆訂正:
新宿小景
/
服部 剛
[07/4/29 12:16]
ついさきほどの、出来事です。
5.7sec.