水の中漂う
海草の様に
ゆらゆらと
幻想な光線

泡があがり
頭がぼっと
飛んでゆく
長閑な日々

水中はいい
戦争がない
大量殺戮が
人力がない
交尾の日は、
朝からどきどきする。
今夜のことを考えると、
ほっぺがぽっと赤くなって、
胸の鼓動がすごく、
どきどきする。

熱い、
お風呂に浸かり、
...
目をあけるとまた朝が来ていて
それで少しほっとする
何もできないままに
今日はまた終わるかもしれないけれど
どちらを向いても なぜかいつも向かい風

「宿命なのさ」と笑う君

つないだ手さえ「宿命なのさ」と笑う君

向かい風にも ふたりで行こうね
ぼくは早くおとなになりたい。
でも、
パパみたいなおとなにはなりたくない。
パパはわるいおとなの子。
ぼくはよい子のおとなになりたい。
だから、
なんでも食 ...
 自分の歌声に酔いしれる黄色い小鳥
 あぁ俺はきっと世界一歌が上手いんだなぁと思った
 黄色い羽もチャーミングだしきっとあのままペットショップにいたら雌にモテモテだったのに
 でもこの歌は飼い主 ...
あのとき咲いていたのが清らかなみずいろの花だったら

あたしたちはそれぞれの家へちゃんと帰れたかもしれない
兎や、うさぎ
月ウサギ
飛べや、跳ねよと
浮輪雲
散りて
落ちぬは
朱色の夢
白夜の影から
しげしげと
黙々捧げる
紗羅双樹
掲げて
私は献杯か
庭の桜に
青々と
土間で ...
鋼鉄を 遙にしのぐ
美しく、強靭な 折り紙細工の船にのり
飴色のラタンの椅子に腰掛けて
今宵もまた 私の人差し指は、
暗く果てしない 緻密な航路を正確になぞる

航行中もドアの向こう側には ...
――ゼウスがパンドラに持たせた、あらゆる災いの詰まった箱(本来は壺)。彼女が地上に着いたとき好奇心から開けたところ、すべての災いが地上に飛び出したが、急いでふたをしたので希望だけが残ったという。

...
いつか そう遠くない未来に
あたしはあなたの名字を名乗るようになって
子供みたいなあたし達が 新しい命を育んで
木漏れ日の中にまどろむあなたをそっと包み込んで

そんな 底はかとなく 幸せな ...
 僕の生活はそれほど毎日劇的なものなんかじゃないし、あるいは普遍的とも言えない。僕は毎日二時間何かを勉強して、本を読み、映画を観て、テレビを観て、夜になったらまた一時間くらい本を読んで、夜明け頃に眠り ... これは正しい
これは間違っている
曖昧はゆるされない
そんな二者択一を
していくうちにある日
あなたが間違っていると
指摘されてしまった瞬間
自分が決めた価値観で
自分が裁かれてしまっ ...
小さな海で泳ぐ
大きなこびとが
小さなやかんで湧く
大きな沸騰が
小さな水道から流れる
大きな水圧が
小さな寝息で見る
大きな夢が
眠りながらこの今も
見た目に小さく
ひそやかに大 ...
透明なベッドをぬけだし
格子硝子の窓の隙から
そっと外に腕を差し出せば
つめたい風に吹かれ
植物のゆめとなって
旅をつづけるわたしは
そのまま尖りはじめた
伽藍のそらへつづいていく

...
 鳴かぬなら 私が鳴こう ほととぎす






  (過去作です)
愛しいあなたは
きっとお腹を空かして帰ってくるでしょうから
私は私を切ったり焼いたり煮たりして
おいしい料理を作りました

帰ってきたあなたは
皿の上に載った私を平らげて
そ ...
ほんとなら

ほんとに

ほんきで

死ぬほど好きなひとのために


でもあたしはブサイクで

できた人間でもないから


お高くとまってなんてらんないの
木に刺さったのを確認したのに
背中に刺さったブーメラン


それを合図に踊りだす
みどりジャージの先輩達


大好きな曲の替え歌を
食堂で熱唱する友人


五線譜に描かれたわず ...
置き忘れたときを慈しむとき ゆるり

大切だから離せた手 ゆるり

誘う涙を
子供は親の分身ではなく
意思を持った他人と思いたい

と同時に
自分の分身でもあってほしいと
少しだけ思いたい

今自分が死んでも
子供は親の分身であるから
生き続けることができるの ...
風は夢を見ている
ゆらゆらと揺れながら
青い空の夢を
気持ちよく描いている

風は夢を見ている
ふらふらと漂いながら
緑の森の夢を
心地よく遊んでいる

風は夢の中で
自分が風に ...
僕の両親は なんとか繕ってはいたが
あのころすでに
「破滅」していたのだと思う
僕はそんな言葉さえしらないまま
「破滅」のまんなかで 肩身がせまかったのか、精神的に不安だったためか
実のとこ ...
小学校の時の算数のテスト


「たかしくんは、80円もってぶんぼうぐさんに行きました。

 50円のけしゴムを1こ かいました。

 おつりはいくらでしょう?」
...
朝が来る頃には、空気は清潔に、乾燥しているのだろう

昨日の夜には、誰もいない交差点をひっそりと浮かばせていた、濡れたアスファルトも、その隙間の苔をゆっくりと、縮こまらせて、また、待っていた
朝 ...
ビルの
濡れたところと乾いたところ
海岸通りによく目立つ
あの一枚岩のビルが
晴れ間の舞台に立ち
静かな雑音と共生しはじめたばかりの今
まるで定規で測ったような岩壁のところどころが
濡れ ...
誰かを好きになって
結婚して
こどもを産んで

ごく自然ななりゆき
なんだけど
それを人間らしさと言えるのだろうか

赤ちゃんを抱いた
お母さん
しあわせそうに見えるけど

割 ...
なんとなくおいしそうだと思ったの わたしスプートニクを墜とした女

ヒステリー女は丸いカプセルに入れて 水洗レバーは・・・「大」

いらないと思ったからね だってそれただ回るだけのおもちゃ ...
どれだけ人を愛したら 同じ分戻るのか
見返り求め 泣いてみても 空しくて
解ってても救われず 自分を信じられず Everyday〜Everytime

いつでも単調な日々に 温もりを求めている ...
てんで
ばらばらの
掃除機の
中身
わたしのなかから
すっぽんが
どんぐりになって
あっかんべー
二酸化炭素の味のなか
でんわのベルが
りっぴっぴ
蝶の
時計は
水玉をこ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
海草の影ペポパンプ自由詩7*07/5/22 9:03
「 交尾の日。 」PULL.自由詩0*07/5/22 8:37
アイバ シュ...自由詩1*07/5/22 7:42
創書日和「風」   宿命逢坂桜自由詩12*07/5/22 7:10
「 よいこのすききらい。 」PULL.自由詩4*07/5/22 6:56
小鳥と青年はじめ自由詩5*07/5/22 4:01
赤い赤い花a/t携帯写真+...407/5/22 2:36
雀舞い秋也自由詩2*07/5/22 2:33
宇宙 ☆atsuch...自由詩9+*07/5/22 2:24
パンドラのヨンさまtomtom...自由詩207/5/22 1:38
近未来ウデラコウ自由詩7*07/5/22 1:32
【小説】非習慣的な夜なかがわひろ...散文(批評...3*07/5/22 1:25
その瞬間小川 葉自由詩407/5/22 1:07
こどもの寝顔自由詩407/5/22 0:39
午前4時青色銀河団未詩・独白807/5/22 0:39
鳴かぬなら山崎 風雅俳句207/5/22 0:34
私料理なかがわひろ...自由詩5*07/5/22 0:02
ほんとならよしか未詩・独白107/5/21 23:59
それだけチェセロロ自由詩3*07/5/21 23:47
遠い時間未詩・独白107/5/21 23:41
意思小川 葉自由詩407/5/21 23:37
風の夢ぽえむ君自由詩9*07/5/21 22:54
初恋美砂散文(批評...3*07/5/21 22:42
算数は難しいむむ自由詩907/5/21 22:38
期間社員名簿の備考欄nakahi...自由詩307/5/21 22:33
アメアガリチグトセ自由詩9*07/5/21 22:29
恋月 ぴの自由詩25*07/5/21 22:28
撃墜女蛇ノ宮短歌107/5/21 22:27
Life 〜ずっと変わらない〜麻生ゆり自由詩3*07/5/21 22:22
ユッカ蘭ペタ自由詩307/5/21 22:17

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