五月のかぜを渡るとき
遠いひかりは
よみがえる

あおたちの名の
車輪のなかで
一斉に
いま
みどりはかえる
日にかわる


 かじかむばかりの
 指だったのに
 いつ ...
明るくまっすぐ楽しそうに咲いているタンポポが
きみにそっくりだったので
会いたく会いたくなりました
鏡は

写真のようなものだ

あとに見れない

リアルタイムにしか見れない

写真のようなものだ


この世は光で出来ている

いや、ぼくらが目にするものは

すべて、光 ...
いつの間に決められたスタートラインに立ち
前を行く人々をぼんやり眺めてみる

たぶん彼らが羨ましかった
自分だけが
取り残されたような気がして
想いだけが
後から後から降りそそい ...
森の中 
木々を見つめることで開かれていく目

太い幹に彫刻された樹皮の模様 
日の光の熱
 季節の風が作った枝のうねり

いく層もの葉を重ね 
一つ一つが異なる緑の天蓋

...
2たす2たす2たす2たす
2たす2たす2たす2たす
2たす2たす2たす2たす

実力×実力×実力×実力×
外気ひく外気ひく外気ひく
マトリョーシカ÷マトリョーシカ÷マトリョ ...
僕の妹は背丈が大きい割りに
顔が幼いのを気にしていた
僕はそれでも十分だよと言っていたけど
妹はどうしても納得いかなかった

二人で町を歩いていると
きれいな女の人が歩いてきた ...
 星空を君と見たい
 月が嫌いだから月のない夜に
 空が澄んでいて雲が確実に動く
 魔法使いが箒に乗って空を過ぎりそうで
 冬だけどこのまま眠ってしまいそうで
 君が横にいることがとても幸せ ...
 お前の腹が黒く染まってる
 お口はきれい事
 俺を利用できると思ってる
 俺は怒らないと思ってなめてる
 その言葉の裏にひそむトゲ
 この胸にきしんで刺さる
 痛い
 
 怒るのは簡 ...
言葉は無力だ。

僕にはこれ以上
もう何も伝える術がない

無力な僕の言葉は

乾ききった空気を
震わす事も君の頬を
涙で潤す事さえもできぬまま

この冷たい部屋に漂って
心虚 ...
庭の土を耕して
人差し指で穴を掘り
ヒマワリの種を植えたのが五月

まいにち
土の湿り具合に神経を尖らせ
やがて
いくつかの芽が出ると
お気に入りの芽を一つ残して
あとは全部引っこ抜 ...
夜空の星をピンセットであつめていた
明日はあなたの大切な日だからもう寝なさい
お母さんがそう言うので
私は集めた星をポケットに入れて眠った
夢を見ていた
星にはひとつひとつ名前があり
それ ...
君思ふわが名流るる滝つ瀬の
   はやき心をたれか止むらむ

紅の色に夏の葉かくす{ルビ山躑躅=やまつつじ}
   いでやかなしき人をぞみゆる

こころありや宵待草にあさつゆを
   ...
体温は
ひとつになるアルビレオ
今日からは
遠心力で結ばれる

意志が
それを果てるまでと誓うだろう
ある時は照らされる者の影であり
そしてお互いだけが
救える日々の

満ち ...
 責められた
 ぼくは何も
 言えないよ

        最初にであったのは
        いつだったのだろう
        隣りにいた気がする
        気付いた瞬間の反応 ...
珈琲を挽く夢を見た

全てを失ってただ珈琲を挽く


小さな飛行機を欲しがる友人に

口を塞がれたのよ


道の上にただ座って

わたしは珈琲を挽く


珈琲を磨 ...
切り裂かれた
空を

縫い合わせていく
細い枝

儚げなものほど
案外強いよ
盗んだたばこを干し呑んだ冬枯れの日
降り積むひかりを踏みしめると泣いて
頭が乾いて冷たく割れた
おんなと名乗る人に連れられ
水垢まみれのざらつく家には
もう帰らないと告げる

曼谷の ...
ほら

雲が
走ってる

高い空の
上にも

風が
吹いているね

顔をあげる
目をとじる

私の中を
吹き抜けていく

好きに なりたい
上司と この同僚たち
だけど
心は もう 
ブレーキがかからない
好きに なりたい
社会と この政治たち
だけど
心は もう
壊れかけた 時計さ
負けるもんか
...
一輪の花を手折った
その花は美しく咲いていた
大事に包まれたその花は
いつの間にか
鞄の中で萎れていた
自分の位置を確かめたいと思うとき
とても広い世界から始まって
少しずつ小さい場所に区切りながら
ようやくわずかな自分に辿りつく

自分の位置から世界を見たいと思うとき
わずかな自分から始ま ...
きんいろ
きんいろ
窓から顔を
つきだして

きんいろ
きんいろ
風にさらわれる


アクセルと
こころはおんなじ
あのみどりまで
ふみこんで

あ、海
五月の海
...
いちたすいちは
にじゃないと答えたら
みんなに笑われた
でも
美術の先生だけは頷いてくれて
スケッチに出かけた
あの丘の上から
故郷の青空をいつまでも眺めていた

ずっと憧れていたこ ...
小さな虫は不安でした
彼は自分が自分であることに不安でした
彼は或る時、彼のおじいさんに言われたのでした
自分は自分であるしかないのだと
それ以来、彼は、自分が自分であることに不安でした

...
ドトールの片隅の席 揉み消した 今日の吸殻 君への想い

席を立つ後ろ姿に映る影 君への未練まだ捨て切れず

月照らす家路の途中 何か落ちていやしないかと俯き歩く

誰もいぬ部屋の明 ...
空はギター
すきとおる
風の音
甘い日差し
幾層も重ねて
陽炎の音
うすい残響
地平線
ふるわせる
細い弦
音もなく
切れて
とぎれて
聞こえる
波の音
月の囁き
空は ...
  夕暮れ色の飛行船、
  たくさん空に浮かんでいたけれど
  空と一緒の色だったので
  誰にも気付かれないままでした。

  *

  毎朝、起きたらすぐに顔を洗います。
   ...
{引用=




                              ,yagate
                                  {ルビ微笑=えみ}の森が
...
私鉄の午後のホームで
年老いた夫婦が楽しそうに話をしている

けだるそうにゆれて動き出した下り電車の中から
二人の柔らかな会話を もう少しだけ見ていたいと願う

40年も50年も連れ添 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
面影千波 一也自由詩30*07/5/28 8:01
街角タンポポa/t携帯写真+...707/5/28 7:30
吉岡ペペロ自由詩107/5/28 7:00
続く世界優飛自由詩7*07/5/28 6:57
森への道いねむり猫自由詩207/5/28 6:28
暗算ヨルノテガム自由詩107/5/28 5:23
僕の妹なかがわひろ...自由詩8*07/5/28 5:13
愛する者達へはじめ自由詩5*07/5/28 4:03
お前があげたこぶしにくちづけを山崎 風雅自由詩707/5/28 2:59
透明な軌跡syu自由詩107/5/28 2:10
バス停Tsu-Yo自由詩1307/5/28 1:39
ビッグバン小川 葉自由詩707/5/28 0:56
恋夏草(れんげそう)       ■古語の宴参加作品■Rin K短歌28*07/5/28 0:38
アルビレオの誕生たりぽん(大...自由詩10*07/5/28 0:24
両面キューブ零椅自由詩12*07/5/27 23:49
珈琲三条自由詩3*07/5/27 23:34
帰り道weed &...携帯写真+...6*07/5/27 23:33
潮騒soft_m...自由詩13*07/5/27 23:31
風が吹いているねweed &...携帯写真+...0*07/5/27 23:05
負けるもんか天野まさたか自由詩107/5/27 22:55
名も知らぬ花プル式自由詩1*07/5/27 22:55
自分の位置ぽえむ君自由詩7*07/5/27 22:49
5月のドライブ美砂自由詩5+*07/5/27 22:32
いちたすいち恋月 ぴの自由詩42*07/5/27 22:27
不安蔦谷たつや自由詩2*07/5/27 21:19
こぼれおちるもの(其の二)快晴短歌4*07/5/27 20:28
空はギター小川 葉自由詩607/5/27 19:17
幻視顕微鏡嘉野千尋自由詩61*07/5/27 19:01
品位___未詩・独白407/5/27 18:43
人々との距離いねむり猫自由詩107/5/27 18:40

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加筆訂正:
僕の妹/なかがわひろか[07/5/28 5:14]
足したり引いたりして再投稿しました。
6.17sec.