固く握りしめた右手を抑え怒りと憎しみを燃料とし
痛みを言葉へと拳を隠し心を鼓舞し歌うMC
1年中1円の価値も無い歌詞をただ作り続け
理想の奥で右往左往する奴の右脳左脳を感化する
眼下に広がる人 ...
涙と笑顔が
ケンカした。
お互い
意地っ張りなのは知っているから
涙が一つ提案をした。
「せ〜の。で一緒に謝ろうと。」
それを聞いた笑顔はコクリと頷き
涙の合 ...
ともだちの女の子
泥んこのなわに吸われた
ともだちの男の子
美術室のしろかべに吸われた
ともだちのお姉さん
公園に棲むおとこに吸われた
ともだちの変な子
夜景に沈むゆうや ...
何も考えず、廃人の様にベンチに横たわっていると、自分の姿が見えてきた。
あぁ、俺は今、水の中の砂漠で溺れているんだな。
真横に硝子の板があった。俺は硝子の中の魚だった。太陽がま ...
庭には二羽ニワトリがいなかったが
代わりに二本の立派な梅の木が鎮座していらした
毎年刈り込まれているのにその枝は猛々しく
同じく喧嘩っ早い私の手にもがれ
その実は強靭で、小学 ...
葉の冠
羽の傷
石をめぐり
消えてゆく声
葉は羽になり
傷は消える
石の上に
残るささやき
木陰 波音
水から石へ
つづく足跡
飛び去る羽
曇に ...
詩 って なんだろうね?
君がぼくに訊ねる
ぼくは 脱いだばかりの
クツ下のにおいを無心に嗅いでいて
君の問いに答えられない
君の目とぼくの目とが ゆっくり重なる
たとえば 早朝の ...
はるのひなたのタンポポみたいに
ぱっとわらったキミのもとには
しあわせはこぶ きいろいチョウチョが
ひらひらと ひらひらと
...
「カイテイデミズカラノオヲカンデネムル
あなたは北で生まれたのね、
わたしは南。
北の子、
海の底で眠るあなた、
雷神が来る、もうすぐ
あなたを倒しに――
雷神がわたしを倒しに来 ...
闇空に 轟き咲いた 火の花束 川辺に並び 見る人々よ
浴衣着て 二人で花火 眺めつつ 悟られぬよう そっと手握る
冷めやらぬ 昂ぶり胸に 抱きつつ 人込みの中 紛れて帰る
熱帯夜 ...
白にだって
暗い部分はあり
黒にだって
明るい部分もある
規格化された文字にだって
心があり
心が豊かな人にだって
画一もある
すべてのものは
動き
動き続け
変化し
...
1
春一番がやってきても
私は寒さで震えてる
桜の花が咲いたけど
やっぱり吹雪が吹き荒れる
土筆が顔を出したけど
蕗の薹すら眠ってる
つばめが海を越えたけど
未だ雁が ...
あなたの間接的な答えが
会話の中でぽつんと置き去りにされているから
わたしはいつもその言葉を
あなたの指先や瞳の動きに合わせて
分析することで夜が終わる
眠る前に「おやすみ」が言いたくな ...
暗闇に
散りばめられた
光のかけら
伸ばした
指先に
静かにとまる
蛍のように
繰り返す
永遠の明滅
ただの憧れだけだったなら どんなに楽だろう
数歩先を歩く後ろ姿 顔なんか見えなくたって
笑っているのがわかる 距離
目分量で注いだ優しさ 芽吹く日が来るのはわかっていた
君の心と 僕の心を ...
あおいあめがふります、
貧しい地上に。
遠くのほうで、鈴を、
鳴らして。
真赤な、村で、眠る、
幾千もの、子供たち、
声を、ふるわす、なみだいろの、あめ
あおい戦争が ...
自らのベッドで夜が襲ってくる日
雨はかなしいという詩人と
孤独はさびしいという詩人の
穴という穴にキューピーマヨネーズを
入れたくなってしまった自分は
果たして自らが望んだ本当の自分なのだろ ...
沼に霧 立ち込める
そのように
寂しげな 繁華街の一角は
その 二階まで湿った汚泥
感情のむせび泣く 湿潤に覆われ
時は初夏
汚泥の沼に白蓮
救世の観音
その華に座す
...
「もういいかい。」
「まあだだよ。」
少しずつ小さくなる声と
少しずつ変わる風向きと
押しつぶされそうな恐怖。
全てが消える、その一瞬まで、
「まあだだよ。」
睡眠導入剤 入手
「 眠れないときがあるの!」
私と貴方の境界線
もう一度引き直して。
私と貴方の拙い距離感
もう一度 壊して。
今日の風は西から湿り気と
憂鬱の温度を運んで
まだ頑ななガクアジサイの毬に
青、を少しずつ与える
日増しに色濃いぼんぼりを灯して
夏空の予感を語るのは
滲む青と翠と
傘の冷た ...
まけるもんかと
うたってやるんだ。
まけないで
まけるもんかと
うたってやるんだ。
せかいじゅうにとどくくらい
おおきなこえで
うたうんだ。
かってないからって
まけた ...
ハリエニシダ
遠しといえど難からず
近頃の人間は半袖というものを着ない
だから腕に掻き傷のひとつもないのだと
おじさんは言う
茂みを抜けた岬の荒れ地は
見通しはいいけれど
とお ...
オレンジの夕焼けを背景に
寄り添う
小鳥のような
高校生の恋人達は
帰り道
逆光でシルエットになり
まるでひとつの
宇宙になった
確かに繋がった
純粋な手を
誰に引き離す権利な ...
両手に抱えられるだけ
かなしみを抱えて
捨てに行く
穴を掘って
花壇の真ん中辺りに
ここなら寂しくないでしょうと
ささやきかけて
そうしたら
...
まだ9:40
いつも通り電車に乗る
流れる景色は何くわぬ顔で
寸分の狂いもないフリをする
昨日と今日も
今日と明日も
寸分の狂いもないフリをする
気をつけて
騙されたら毎日 ...
君の声は依存性が強い なかなか電話を切れない
長い時間 話を聞きたい わたしから電話を切れない
会いたい 逢いたい 合いたい
アイタイ アイタイ アイタイ
あいたい あいたい ...
新しい政治について
今日、「法の精神」(モンテスキュー)の三回目の通読を始めた。90ページまで読み、
得るところがあった。彼は議員の抽選制について述べている。一考に値することである。
彼 ...
あんたが生きたかった毎日を
死にたい死にたい言うて生きてる人もいて
そんな人と命の交換ができたら
どんなにええんやろうと思うよ
うちが生きることしかできひんなったんは
あんたが ...
雨が降ると
花は喜ぶのだろう
ごはんだね、ごはんだよ
日向がはじまると
猫は喜ぶのだろう
暖かいね、暖かいよ
空が広いと
鳥は喜ぶのだろう
気持ち良いね、気持ち良いよ
水 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
心打
takamc
自由詩
1
07/5/29 0:49
仲直り
來稚
自由詩
4*
07/5/29 0:07
面影
山桃
自由詩
1
07/5/28 23:54
苦い毒。
結城 森士
自由詩
0*
07/5/28 23:34
梅の神さん
錯春
自由詩
3
07/5/28 23:32
ノート(石と冠)
木立 悟
自由詩
3
07/5/28 23:29
もいっぺん、童謡からやりなおせたら(第二稿)
角田寿星
自由詩
16*
07/5/28 23:24
しあわせのきいろいチョウチョ
a/t
自由詩
5
07/5/28 23:09
ヨルムンガンド(無限との対話)
下門鮎子
自由詩
1*
07/5/28 23:04
夏—花火と恋にまつわる歌四首—
凍雲 月歌
短歌
1*
07/5/28 22:56
月と太陽
ぽえむ君
自由詩
14*
07/5/28 22:53
春よ来い
麻生ゆり
自由詩
6*
07/5/28 22:38
曖昧な片想い
深雪
自由詩
4
07/5/28 22:36
きらめき
weed &...
携帯写真+...
7*
07/5/28 22:26
ふたり
蒼穹
自由詩
10*
07/5/28 22:20
てのひらの銀河(ノート)
青色銀河団
未詩・独白
4
07/5/28 22:10
厳しさと厳しさとキューピーマヨネーズ
土田
自由詩
4+
07/5/28 21:57
大白蓮
アハウ
自由詩
8
07/5/28 21:57
かくれんぼ
ANNA
自由詩
3
07/5/28 21:43
眠れぬ夜には
灯和
未詩・独白
4
07/5/28 21:29
夏までの波
銀猫
自由詩
21*
07/5/28 21:25
こどもの挑発
ブルース瀬戸...
自由詩
6*
07/5/28 21:09
ハリエニシダ 2
「ま」の字
自由詩
8*
07/5/28 21:02
幸せの風景
小原あき
自由詩
9*
07/5/28 20:51
五月考
嘉野千尋
自由詩
10*
07/5/28 19:15
愛の形
哀音
自由詩
0*
07/5/28 19:04
好き、君の声
北大路京介
自由詩
6*
07/5/28 18:12
新しい政治について
生田 稔
散文(批評...
0*
07/5/28 18:07
命の交換
なかがわひろ...
自由詩
7*
07/5/28 17:14
相思相愛の宇宙
小原あき
自由詩
13*
07/5/28 17:00
5554
5555
5556
5557
5558
5559
5560
5561
5562
5563
5564
5565
5566
5567
5568
5569
5570
5571
5572
5573
5574
5575
5576
5577
5578
5579
5580
5581
5582
5583
5584
5585
5586
5587
5588
5589
5590
5591
5592
5593
5594
加筆訂正:
五月の街
/
前田ふむふむ
[07/5/28 20:04]
前半部分の大幅修正しました。
6.83sec.