壊れかけた自分の欠片
肌についた悪意が零れ落ち
散乱していく
例えるなら塵とでも名づけましょうか
俺も「世界」も汚れているのだから


殻を投げて
逃げられない籠の中で
錯乱した模様 ...
 時計の針は静かにキャベツを刻んでいる
 僕は暗闇の玉を抱えて外の世界と限りなく近く相対的な関係を保っている
 深夜の間は僕は自由に動けるのだ ドラキュラのように昼間は思うように動けないのだ 僕は ...
この国は子供の国だ
銃を持ち弾をこめ
その引き金を引くか引かないか
その責任から逃げているか
その責任から目を背けているか
その責任から詭弁を呈して逃れている
無責任な大人ばかりだ
だか ...
たくさんのひとがとおった

ひとつのみちに

ぽつんとたつわたし

ふりむけばあったはずのあしあとが

かぜにもうけされてた

だれももうとおらない

わたしだけ ぽつん
どうだっていいやなんて、
よくもまあそんなこと―

いや、いや、わかっかちゃいるのさ
どうでもいいはずがない

だけども、もはや、日は短いのだ
どうにも、僕には残りがないのだ


...
いつからうまく歩けません。
なので下を見て歩いていたら
あなたにぶつかる午前0時。

なにもなくても躓けるので
平坦な道なんてありえない
それにも飽きて午前2時。

朝露があたって
...
セミの死骸。

セミの死骸。 セミの。

ここにも、死骸。

ここにも、

セミの死骸。



コンビニエンスストア
ファンダメンタル
スピリチュアル
ひよこ饅頭
山本 ...
「シエスタ」





ふたりでシエスタ
手をつないで眠る
肩が重なるくらい
寝息が前髪を揺らす、くらい


ぼくら同位置に同時存在できない
だからせめて、出来るだけ近くで
...
燃える夕霞に 背を攫われる幻覚を見て
衝動に任せて其の腕を引いた

振り返る
何もかもが鮮やかに赤い
其の目も 肌も 髪も口も凡て
名前を呼ぼうとして
ああ と思う


ああ 夢だ ...
私が野本京子さんの作品に出会ったのは
先日最終公演を迎えた、とある朗読集団に参加した時だった
「純粋かいだん」と「distance」と「深度」だった
一際目を引いたのが、「純粋かいだん」だった
...
産まれた日の自分からすリ抜けようとしたんだ
そして向こう側へ適応しようとしたんだ
ネイキッドな美しさに
そのつど足して大きく膨らましてゆく
それでいいんだと思っていた
それが正しい ...
 今僕は、ロッテリア上大岡店の地下1階にいる。まだ開店して間
もない朝のせいか、店内には地味な女性と、テーブルに立てかけた
桃色の傘が1本。椅子に座るやいなや、早速手にした携帯電話を開
いて小さ ...
シルクハットを鏡のなかに投げ入れると
鏡のなかのじぶんが投げ返してくる


さみしい 中年詩人の ひとり遊び


ある朝 いつものように あいさつがわりに 
シルクハットを鏡のなかに投 ...
夕暮れ時に
死体が上がったと
町の漁師たちが言っていた

私はきっと
昼間のあの旅人が
死んだのだろうと
思った

きっと彼は海を見つめて
スケッチブックを開いて描 ...
ワーズワスの「詩とは力強い情感がおのずから溢れ出たもの」というコトバが示すようにロマン派の詩人達は人間を無限の可能性を持った湧き出る泉のような存在として考えました。それに対してヒュームは人間というのは ... 隣に座った旅人に
何処に行くのですかと聞いたらば
にこりと笑みを返された

なんだかそれがとても
尊い物のような気がして
私もご一緒していいですかと
たずねた

旅人は笑って首を振っ ...
            2007/05/08


灰神楽の三太郎とは
私のことかも知れない
共通点は3男の戯け者か
実在の人物か分からないけど
昔、浪曲師相模太郎がよく演じてた

...
あまがえるたちの追悼の合唱が
真夜中の公園に響く

ゲコゲコ、ゲコゲコ

とても悲しそうな声に
僕は胸が詰まりそうになる

ゲコゲコ、ゲコゲコ

音が止む

黙祷 ...
僕は寝るのが好きだ

でも夢を見る事があまり好きではない

特に良い夢が、だ

いやな夢は
夢の中で「何で俺はこんななんだろう」
と苦しむだけである

良い夢は
夢の中での幸せの ...
  ハギオってゆうのは
  彼女でもない女
  何人も部屋に
  つれこんで



マンガの世界で生きるハギオを
あたしはサイテーだと言って
君はサイテーだけど少しだけ気持ちがわかる ...
高いビルが立ち並ぶ町
そこには夜がない
一日中街を機械制の蛍が飛び交い
一日中機械製の蝉が鳴き続ける

全く
落ち着かないじゃないか
どこか遠く静かな場所へ行きたいよ


そう思っ ...
他人の詩 自分の詩
他人の詩 自分の詩
今日 自分の詩よりもすばらしい詩を発見した。

他人の詩 自分の詩
他人の詩 自分の詩
今日 自分の詩よりもすばらしくない詩も発見した。(失礼!)
...
同じところにいるんだ、って
わかった瞬間に
綻ぶ表情とか

同じところにいるんだよ、って
教えたくなる瞬間に
動き出す指とか

全部 その人は知らなくて

こんなにこの上はむず痒い ...
何の前触れもなく
唐突に
涙腺が緩み始めた

止めどなく溢れ出てくる様子は
雨の日のマンホールのようで
なんだか笑いそうになってしまったけれど
それでも
引きつらせてしか笑えなかった
...
桜散りすでに秋の風たちぬ

にせもののあなたと過ごした月見草

朝顔のつるに巻かれし夏の園

脱皮した蝉のぬけがら捨てられず

キセルしてまでも行きたい終着駅

靴底に見つけた春の ...
歴史から自由であった個人がいないように
バナナから自由であったサルはいないのです。
例えは不自由かもしれませんが。

原因から自由であった結果がないように
ハチミツから自由であったミツバチは ...
時間が解決してくれる、なんて
分ったように口にしてみても
わだかまりが心に降り積もって
いつも同じ映像を追いかけるだけ

夢になどもう出て来やしない
昨夜は世界から見捨てられたし
一昨日 ...
何もしなければ
後悔することはない
安堵という道も
選択の一つだろう
けれども
やはり生きているのだから
一度きりの人生なのだから
損得だけを考えて
行動することよりも
自分の意志に ...
魔法使いという名のおばあさん
今日もゆぅらり揺り椅子で
黒猫撫でてお茶飲んで
お日様相手にうたた寝してる
空飛ぶ箒に引っ掛けた
雨呼ぶ帽子もゆらゆらと
風に{ルビ戯=あ ...
地球が死んだときいて
さみしくて
空のかなた
ふわり

元気出そうと
冷え切った夕焼け食べたら
{ルビ愛=かな}しかった

{引用=
だけどふわりした

胸が熱くなって

...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
閉ざされた小屋-自室の憂鬱-流希-Яuk...自由詩207/5/8 7:22
君の街からはじめ自由詩5*07/5/8 5:31
この国は子供の国だジム・プリマ...自由詩007/5/8 5:09
足跡優羽自由詩3*07/5/8 4:24
思考(にせもの)蔦谷たつや自由詩2*07/5/8 3:35
オンタイムそらいろ☆コ...自由詩2*07/5/8 3:16
エロディひろっち自由詩3*07/5/8 3:03
「シエスタ」ソティロ自由詩10*07/5/8 2:57
夕闇に君の名をヴィリウ自由詩007/5/8 1:42
野本京子さんの思い出本谷 建治散文(批評...307/5/8 1:40
ハロゲンmaynar...自由詩107/5/8 1:36
日常の革命服部 剛散文(批評...407/5/8 0:55
ゲームの規則藤原 実自由詩4*07/5/8 0:43
旅人の死体なかがわひろ...自由詩3*07/5/8 0:33
ヒューム「ベルグソンの芸術論」(3)藤原 実散文(批評...307/5/8 0:24
隣の旅人なかがわひろ...自由詩8*07/5/8 0:22
灰と雪あおば自由詩6*07/5/8 0:08
あまがえる、追悼なかがわひろ...自由詩2*07/5/8 0:04
見る夢テルテル坊主自由詩2*07/5/7 23:58
ハギオリヅ携帯写真+...4*07/5/7 23:44
都会中毒テルテル坊主自由詩1*07/5/7 23:36
【私は詩を書きたい】つむじまがり自由詩2*07/5/7 23:34
wwwチェセロロ自由詩407/5/7 23:21
水中マンホール零椅自由詩3*07/5/7 23:18
押し花小川 葉俳句10*07/5/7 23:09
詩は解放されないブルース瀬戸...自由詩4*07/5/7 22:48
夢は僕を救わない松本 卓也自由詩107/5/7 22:29
失敗を成功させるぽえむ君自由詩5*07/5/7 22:25
優しい魔女狩り朝原 凪人自由詩5*07/5/7 22:13
僕が世界を見捨てた日ゆうさく自由詩2*07/5/7 21:50

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加筆訂正:
いうぐれ/プル式[07/5/7 23:03]
全体的に言葉の並びをいじりました。
7.29sec.