愛していた日々を薫りに変えて
砂は静かに落ちていた
トキメキを含ませた粒子は
弾けることもなく
ただただ軟らかに流れているだけで
緩む頬が戸惑いに
くすぐられた
何気ない言葉と
絡み合う瞳
懐かし ...
繰り返される風と雨は
石を山から転がし
石はその道の中で
削られて丸く小さくなり
やがて深い海の中へと
沈んでゆく
繰り返される下り坂と上り坂は
人を生へと動かし
人はその道の中で ...
会いたいよ
たとえ君があたしを忘れてても
思い出したくない過去にされてても
最近ね、すっごく君を思い出すんだ
話なんかろくにしたこともなかったのに
写真のように
鮮明に
でもね ...
涙はきっと
優しさの後に流れるから
それはきっと
君が優しい証さ
今日も日が落ちる
水溜まりは雨粒に跳ね
差した傘さえ無駄なくらい
履き古したジーンズは
太股までびしょ濡れ ...
綿雲を飲み込みながら
ジャンボ機が鮫のように
虚空の海を我が物顔で
生まれ故郷にむかって泳いでゆく
逍遥中の私は
その遠退く鮫を追いかけた ...
漆黒の右手が伸びて
のど元を掴む
“踊りましょうよ”
ポップじゃない
ロックじゃない
クラシックじゃない
ダンスミュージックですらない
音楽が 掛け布団の様に迫る
...
帽子の鍔で
隠した僕の
瞳を君は
見て笑った
指先の繊細さとか
髪の毛の柔らかさとか
感じられる距離に
笑う君が居る
濡れた睫毛とか
唇の濡れた感触とか
感じられる ...
何があろうとも
何がおころうとも
もうあたしは
ひたすらに
バカの一つ覚えみたいに
あのひとの横にいて
いっつもアホみたいに笑って
一緒に遠回りして ...
夢の中で醒めた
生憎の雨だ
生き生きしている草花を見て
僕は死んでいる
そう確信した
真夜中に開かれた
パーティーで僕は
100人目だったらしく
腐ったケーキを渡された
不毛 ...
.
母が死んだ日の翌朝
わたしはいつもの時間に起きて
いつものようにご飯を食べた
横たわった母の手を
そっと、さわる
(つめたい、手)
(瞼はかたく閉じられていて)
これが ...
自分の
これから先の運び(行き先)を
神様に命ぜられている
そう考えるのも
一つなんだろうけど
僕は
...
あなたが急いでうちにきたら
何事もなかったように笑うつもりだった
手を赤く染める雨を一粒。
摘んで捕まえた。
つぶしてしまわないようにそうっと。
空に泳ぐ寸前の雫の形のまま。
目の前にぶら下げる。
「こんにちは」
(こ ...
だから言っただろう
僕らはこうなる運命だったんだって
初めから解っていただろう
好きになるのと性格がうまく合うのは違うって
毎日の電話も
幾度のキスも
僕にはできな ...
私は「心無い人」という言葉に疑問を抱いています。
私は心無い人などいないと思っています。
私たちは心無い人なのではなくて、
たまに心無いことを言ってしまうだけの
ただの人なのだと思っている ...
ぼくは音楽でも文学でも基本的に古いものが好きである。
古いと言っても、生活様式があまり隔たっていない程度の昔、ということで、
一時期興味本位で記紀歌謡の類にも目を通したが、いまでも残っているものは ...
千切れかけなお千切れざるアロエ葉をふと千切りしが持て余しけり
子どもたちのかおり水はかがやく
わたしの足をのみさらうもの
それはとても自由な戯れに見えたけれど
目をとじて 耳をすませば
ひとつの韻律をかんじるわ
わたしもむかしは うたでした
も ...
とおくながれゆく
やすらぎの衣は
たしかに
あの日
おれたちが纏っていた日常
じゃれあいながら
風に泳ぐ魚たちは
たしかに
あの日の
おれたちの心
べた凪の
深い
もっ ...
「 世界でいちばん幸せな乗り物 」
乗り方次第で
何人でも乗れます。
車内には 「美しい水」 と 「空気」 が溢れていま ...
知ってる?
光は糊なんだよ
光がCやHやOをくっつけて
それが糖
その集まりが炭水化物
それに根が吸い上げた
NやPやSがくっついて
アミノ酸だたんぱく質だ脂肪だっていうわけよ
...
ウォーリーは探されなければならなかった
探されるためには行方をくらまさなればならなかった
行方をくらますためにはいつも同じ服装をしなければならなかった
その服装が決めたものなのか決められたものな ...
雨が降っている。
かがみの前で顔の筋肉を総動員してわらってみました。あんまりかわいくない少女の下手な笑顔が鏡のなかにありました。わたしは近頃、上手にわらうことも泣くこともできなくて ...
この雨は まだやまない 降り続く雨
この空は まだ晴れない 曇り続ける空
アジサイなんかを見に行こう オシャレな傘さし 見に行こう
忘れそうな太陽の光 ため息ばかり
憂鬱な気持 ...
初夏の光が交差する
花と蝶とが見つめあい
互いを助け
互いの生を大きくさせる
初夏の光が交差する
空と海とが向かいあい
互いを求め
互いの存在を尊ぶ
初夏の光が交差する
人と ...
黒いしげみが大好きだ
黒いしげみのあるところ
僕に眠りがあるだろう
黒いしげみが大好きだ
黒いしげみの出す声に
仕える者となるだろう
黒いしげみが大好きだ
黒いしげみの自在さに
...
正直なオイラひねくれ社会
鎖をぶっちぎってやったのさ
慌てた奴らポリ公呼んで
逆に鎖を掛けられちまった
サツの御殿に連れ込まれ
いかれたアイツが囁いた
君に似合いのホテルへ行こう
...
娘は気付くのが遅かった 医者は手遅れを家族に告げた
その日が長い闘病生活の幕開け
時を置いて たくさんの人 励ましを冗談交じりに笑いながら
付き添った父も母も明るく 笑顔交わしていたが
彼女は ...
何年か前に
近所の空き地から
持ってきて植えた
ニワゼキショウ
この春は
白花だけが咲いていて
少しがっかりしてたのに
今朝は庭いちめんに
赤紫の花が咲いている
君たちいったい
き ...
何も見えなくていいのだ
握りつぶしてきた虫の数を数えてみようったって
できない
地球の反対側の生き死にだって見えやしない
私は限りあるイキモノであって
書物だのインターネットだのが親切にも教 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
時計
見崎 光
自由詩
3
07/5/3 22:40
繰り返しの中で
ぽえむ君
自由詩
8*
07/5/3 22:24
M
万里
自由詩
2
07/5/3 22:23
ずぶ濡れラブソング
蛇苺
自由詩
3
07/5/3 22:18
光跡
信天翁
自由詩
2
07/5/3 22:05
オシャレnaダンス
酸素の枷
自由詩
3*
07/5/3 21:37
星空涙#
蛇苺
自由詩
4*
07/5/3 21:23
ついてゆくだけだから
ウデラコウ
自由詩
5*
07/5/3 20:51
幽体離脱
ゆうと
自由詩
3*
07/5/3 20:44
さくら
今田コボ
自由詩
15*
07/5/3 20:30
運命の意味
ユーヘッセ
自由詩
0
07/5/3 20:20
あのとき
雨
自由詩
6
07/5/3 20:00
雨の知らせ
朝原 凪人
自由詩
13*
07/5/3 19:53
だけど ごめん
有扉なぎさ
自由詩
2
07/5/3 19:02
心無い人 心無い言葉
相良ゆう
散文(批評...
1+*
07/5/3 18:34
Yes Darling, but Is It Art?
んなこたーな...
散文(批評...
1
07/5/3 18:22
アロエ
A-29
短歌
6*
07/5/3 18:01
わたし うたでした
soft_m...
自由詩
29*
07/5/3 17:54
たとえば太陽が
草野大悟
自由詩
8*
07/5/3 17:53
世界でいちばん幸せな乗り物
ae96
自由詩
4
07/5/3 16:46
糊
A-29
自由詩
2*
07/5/3 16:46
探されウォーリー
たもつ
自由詩
17
07/5/3 16:32
雨と少女
弓束
未詩・独白
6*
07/5/3 16:25
雨月
北大路京介
自由詩
10*
07/5/3 13:18
初夏の光が交差する
ぽえむ君
自由詩
9*
07/5/3 12:59
黒いしげみ
A-29
自由詩
4*
07/5/3 12:54
電気SHOCK
板谷みきょう
自由詩
1*
07/5/3 12:32
幾つもの星が流れた朝
〃
未詩・独白
0*
07/5/3 12:25
神様からのプレゼント
weed &...
携帯写真+...
1*
07/5/3 11:23
初夏の森には秋の風
佐々宝砂
自由詩
18
07/5/3 10:09
5553
5554
5555
5556
5557
5558
5559
5560
5561
5562
5563
5564
5565
5566
5567
5568
5569
5570
5571
5572
5573
5574
5575
5576
5577
5578
5579
5580
5581
5582
5583
5584
5585
5586
5587
5588
5589
5590
5591
5592
5593
加筆訂正:
初夏の森には秋の風
/
佐々宝砂
[07/5/3 18:35]
表記を訂正、一文字削除
初夏の森には秋の風
/
佐々宝砂
[07/5/3 10:27]
一行訂正
6sec.