北へ行く電車の音を聴きしよる瞼の奥に郷里はありて
五月空美貌眩しく輝きて刃のごとくにわれをつきさす
夜風吹き揺るる蠅取紙の蠅われの孤独は夜に膨らむ
小雀を埋めてスコップ温まれり
陽炎に十八歳の逃避行
電車過ぎ青田の中に風ぬける
ぷくぷくとうまれ落ちるみどり
重なって、傘鳴って、昨日も雨
折りたたまれていく日のひかり
雨降りお月さんを泣かしたのは
さくらのかんざし、つげのくし
ヴィーナスにご執 ...
満月の夜
神様は君を見た
そこで見た光は
ふわり
ふわふわ
月泳ぐ
ゆらり
ゆらゆら
光踊る
満月の夜
君が見た
宇宙眺めて君思う
ほわり
ほわほわ
月笑う
...
あなたの背中
ひろくて深い
群れから離れ
迷子のさかな
ひろい背中の
影にかくれた
あなたの深い
背中のなみだ
生まれた海と
おんなじ匂い
迷子のさかな
おお ...
闇の中で厳かに
点滅を繰り返す
淡い金色の光
甘美な夢は仄か
極寒の海に漂う
藍色の氷山の群れ
現実は冷徹
孤立している魂
不安が彩どる ...
数年前に買った銀色の灰皿
他にも試したことはあるけれど
結局またこれに戻ってしまうんだな
吸殻が4本も入ればいっぱい
筆箱は大きいほうがいい
そんなにたくさんのペンを持ち歩くわ ...
ぼくらはいつか飢えてしまうから、手紙でも交わそう。
どちらが白ヤギでどちらが黒ヤギなのか、はっきりさせようじゃないか。
『きみが白ヤギだ』
『きみが黒ヤギだ』
でもぼくらは読まずにたべ ...
真夜中 虫の音
開け放したままの窓
隣室の両親に聞こえないように 慎重に抜け出す玄関
霧
丸く光る街灯
深呼吸
花のような甘い霧
自転車
住宅街 公園
湿った草の匂い
合図の懐中電 ...
僕の故郷(君の故郷)を時々思い出す
澄んだ青空が僕の胸に吸い込まれる
あの何度も塗り直されている鉄橋 あの春には染井吉野でいっぱいになる国一番の長さを誇る川の堤防のいつもの帰り道 夜を彩る山 ...
パパpapaなんでトトロ
はあーうーってゆうか知ってる?
アウ タ コタン (アイヌ のコトバ)
隣 の 村
はあの世のことを言うけど アウ とは 会
...
ある筈のない
五行目をなぞりながら
レコードは音を紡ぎ続ける
私、と呼ばれる生き物は
禁断の実をかじりつつ
その音に
聞き入っている
ある筈のない
存在しない、五行目 ...
たった一人に揺るがされる自分に
少しだけ嫌気がさしてきて
ちょっと意地悪しようとしたけど
結局二人だとばれてしまう
あの頃は楽しかったけど
今は楽しかった?
好きな子はいじめちゃう ...
あなたの
世界
雨、雲、結晶、ガラス、幽霊、伝説、本、ランプ、鏡、
音楽
畏れ、死、夢見心地でいること、愛を知らないこと、愛を憬れていること、目を閉じること、天、光の筋、ひとり、止まった ...
これから
私、という名の
暴走特急は
成長という駅へ向けて
猪突猛進
進んで、参ります
ですから
危険を伴いますので
窓からお手は
出さないよう
後ろを ...
深夜のファミレスで
昇進テストの問題をつくっていた
全体がみえてきたら
ひどく孤独なじぶんを見つめていた
なぜだろう
頭だけでは詰まってくる、ということか
あしもとの実践がないんだろうな ...
かすかな朝のハジマリを
食い入るように見つめてた
温めなおしたもやもやで
ほつれたシャツが膨らんで
春影 遥かげに 響きだけ求めて
君ん家の前まで 花を敷き詰める
全て話したい ...
胸に刻まれた「罪」というなの華の絵を
あなたは鮮やかに染めていきます
生命を注ぎ込み
杯を重ねてゆきます
筆に乗せた想いは誰にも理解はされず
さあれどもあなたは走らせるのです
白き紙の ...
つかの間の安らぎの季節が
近づいている
湿った空気と渦巻く憂鬱の中でこそ
私は鮮やかに
笑い放つことができる
そして雨の夜の
ノスタルジー
あの街行く人々の
暗い顔が好きだ
あの ...
車窓の視界が
きらめく波でいっぱいになり
埠頭を渡る風の翼が
一瞬、かたちとなって見えた午後
岸壁の釣り人は
ただ垂れた糸の先と
深さの知れぬ水底近くを
くろい海水に遮られながら見つ ...
どれだけ昔だったかと
思い出せはしないのだけど
眠れない夜を過ごす事が
とても珍しくなったこの頃
ささやかに降る雨にさえ
怯えていた遠い日を思う
今が充実しているかと
あの頃に呼 ...
「海の中にいるみたいだね」って
会話が詩のようになる
あなたといるといつもこんな感じ
虹色の陽がさざなみのように揺れて
潮風に似た初夏の風が
午後の部屋を通り抜ける
乾き始めた髪に ...
帰ろうとしたら壊れていた
自転車
サドルが遠く 曲がって
きっと人ごみに
押されたのだろう
かたちあるものは壊れていく
いつから
怖くなくなったんだろう
父の記憶も
それに似 ...
2007/05/04
短く言えば
ロック
手短にロック
川越線のロック
東北本線のロック
東西線のロック
埼京線のロック
西京漬けの鰆を購入
ボラの ...
目の前はすべて
煙に覆われていた
幾層も掻き分けた向こうに
握った拳を突き上げた人影が
腕を下ろすとこちらへ歩いて
すうっ と
わたしの内側に入った
*
...
長い間
「 わたしなんて・・・ 」
と{ルビ俯=うつむ}く影を
地に伸ばしていた
ある晴れた日
緑の{ルビ掌=てのひら}をいっせいに振る
背の高いポプラ並木の道で
ふと ...
ふと車を走らせて
海の見える道路で
車を停車させる
ある晴れた休日の昼下がり
静かに広がる風景よりも
近くにこんなところもあるのかと
そんな発見の方が新しい
風は冷たく強かった
...
つんつんと
たっているのに
どこか愛らしい
君に似ているよ
大人ぶってつんとしているのに
どこか愛らしい
どこか愛らしい
あまりに天気がよかったので
夫と息子と
公園に散歩にでかけました
そこは臨海公園だったので
たくさんの釣り人が
みどりがかった海に糸を垂らしていました
うれしそうに釣り人を観察して ...
愛されることに慣れてしまった僕は
不用意な言葉を君に投げかけて
信頼されていることに安心してしまった僕は
君を裁き続けることをやめようとしない。
ただ愛して欲しいと思う二人の人間が
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
蠅取紙
村木正成
短歌
2*
07/5/5 9:14
風ぬける
〃
俳句
2*
07/5/5 9:11
*木漏れ日隠れ*
かおる
自由詩
10*
07/5/5 8:58
海月
美月朱恋
自由詩
3*
07/5/5 8:56
さかな
高槻 空
自由詩
8*
07/5/5 7:31
新月の夜
ジム・プリマ...
自由詩
9*
07/5/5 6:51
ありふれたもの達
快晴
自由詩
5*
07/5/5 5:54
白黒
10010
自由詩
2
07/5/5 5:02
中学生のころのおもいで
haniwa
自由詩
6
07/5/5 4:10
故郷の回想
はじめ
自由詩
4*
07/5/5 3:52
リモートクリティック
新宮栞
自由詩
11
07/5/5 3:20
五行目
山中 烏流
自由詩
3*
07/5/5 2:36
淡色の生物
チェセロロ
自由詩
4
07/5/5 1:47
_
渡邉建志
未詩・独白
4
07/5/5 1:10
成長
山中 烏流
自由詩
7
07/5/5 1:02
ひどく孤独だ
吉岡ペペロ
携帯写真+...
0
07/5/5 0:47
ハルカゲ
もる
自由詩
3
07/5/5 0:27
負
T’s
自由詩
0
07/5/5 0:22
梅雨を待つ
ゆいしずと
自由詩
3
07/5/5 0:20
夢釣り
銀猫
自由詩
15*
07/5/5 0:13
一人遊び
松本 卓也
自由詩
1
07/5/5 0:07
ロマンチスト
深雪
自由詩
5
07/5/4 23:42
素数
uminek...
自由詩
17*
07/5/4 23:19
詠えるロッカー
あおば
自由詩
3*
07/5/4 23:17
夢の人影
服部 剛
自由詩
9*
07/5/4 22:44
空の波紋
〃
自由詩
7*
07/5/4 22:33
一人鬼ごっこ
ぽえむ君
自由詩
10*
07/5/4 22:07
猫のひげ
有扉なぎさ
自由詩
4
07/5/4 21:55
うみのそばの公園で
万里
自由詩
3
07/5/4 21:43
星屑
七尾きよし
自由詩
3*
07/5/4 21:42
5550
5551
5552
5553
5554
5555
5556
5557
5558
5559
5560
5561
5562
5563
5564
5565
5566
5567
5568
5569
5570
5571
5572
5573
5574
5575
5576
5577
5578
5579
5580
5581
5582
5583
5584
5585
5586
5587
5588
5589
5590
6.24sec.