あなたは父親似ですね
どことなく男っぽい
手だけ見るとまるで文学青年のよう
父は文藝春秋が好きなんです
なるほどその腕は
文藝春秋の厚みを支える
細くて芯のある枝だ
そして腕と同じくして ...
ばっぱ、こねえだ小川さんえのカッチャ飲んでら、ママはいってらお茶ッコけれ。
ママはいってらお茶ッコ?なえのごどだべ?
あれぇ、こねえだ小川さんえのカッチャ飲んでらっけしゃよ。
あやあ ...
これはエゴなのだろうか?
あれ程激しく
憎んだエゴが
こんなにあなたを
愛しいと思わせるのか?
エゴを憎悪し
あなたを愛する
矛盾だろうか?
...
『夢』掴まえに、君とゆこう。
蒼い約束の地は
遥か遠くで息づいている
流れる雲の下
芝生に仰向けで横たわり
風を頬に受け
火照った心を冷やす
気分の折れ線グラフは
今日は上がり調子
明日は ...
甘い香りで誘って
あなたを虜にするの
早く見つけて
真っ白な本当の私を
書き人知らずの本でした
棚から引き抜き
いくつかの確かな硬貨を払い
手に入れたというのに
ふと気付けば
それを生んだ人の名は
どこにも刻まれていませんでした
家に帰り
日差しが中途 ...
食器棚の上で昼寝をしている猫のシッポが
だらりと垂れ下がっている
でもお刺身のパックを買い物袋から取り出しただけで
シッポはパタリ、パタリとゆっくり動き出す
どんな夢をみている ...
ほんとうのことをあなたに
たくさん
贈りたいのだけど
なぜだか
きっとあなたは私のこと
誤解している
きっと
私のほんとうは
もっと
臆病で調子よくて
よわよわで意地っ ...
この橋を渡ると あのこの家に着くの?
--うん、そうだよ。
どうして?
--どうしてだろうね。
つながってるの?
道は、つながってるの?
--そうだね。
...
穏やかな日々の陰からはみだした恋という名のあてなき手紙
忘れたい忘れよう忘れられるのか君に恋がるる熱き自分を
ある意味たとえ意図的にであっても、作品に対しての批評の活性化を目指し、詩作者、批評家が切磋琢磨する場の一形態として、このようなギルドがあってもいいのではないかと思い、批評ギルドを実験的にスタートします ...
キミは私に言ってくれた。
しっかり私の目を見て。
誕生日おめでとう。
それだけで私の顔は身体中の体温が集まったように真っ赤。
私は心を込めて言ったよ。
ありがとう。
プレゼ ...
かろやかに
自転車を漕いでいた風は
あの日、突然
吹くことを断ち切られ
いまは
病院のベッドで
蛹となって
眠っている
息することさえできなくて
ときおり
顔を歪め、真っ赤 ...
ボンボリつけて
ビーズの蝶々付けて
学校に登校する
革の手袋する
先輩にもらったキーケース
弟が友達のお母さんに
声を掛けられ
貴方が誘拐犯かもしれない
と言ったそうな
小さ ...
夜の気配に触れて
私の思いは
満点の星空へ解き放たれる
決してあなたの前では形にすることのない思いが
夜の冷気と慈愛の中
予期せぬ激しさで 身を起こす
果てしの無い天空に満ちた音楽 ...
ちょっと開いておくれ。
私の人が見えるから。
ちょっと騒いでおくれ。
私の人が見えるから。
やつ、
暗がりで体を摩って
鳴る、(るるる。)
こいつ ...
帰宅する途中
コーンスープの匂いがする
家の前を通りかかる
中から男女の諍いの声が聞こえてくる
少年が一人
玄関の外に立っている
ドアにもたれてただうつむいている
どうかあの少年が
私 ...
同じ詩を何回もアップしてみる反復の一つ一つをただの反復というのは詩ではないと思う
同じ詩を何回もアップしてみる反復
場が時間とともにずれるときは
りんごが赤茶けるよう
同じものを食べるなら面の甘さはどこにくる
同じ詩を何回もアップしてみる反復
詩が生きる場所は世界に一つと規定されるものでもなく
工事現場に置かれた
大きな平面板は
空に流れる白い雲を見ながら
あの雲のように
自由に流れたいと思った
平らに寝そべっている自分では
風に相手にされなかった
起き上がれば
風を跳ね返し ...
酸欠気味だから
口から泡が立ち上らない
痛みは初めの内だけで
慣れてしまえば
麻痺してしまえば大丈夫だと思っていたけれど
何時まで経っても苦しい事に変わりは無い
過去にあった恥の分だけ ...
思わず口から飛び出しそうになるほどの衝撃。
受けた打撃はヘビー級。
関係性はオブラートのように薄っぺら。
清水寺はここにはない。
けどね、
最悪な初対面ついでに
あの時のあたしも飛び降りればよかったの ...
互いの心に根をはって
咲いてくる花がある
咲いた花なら散るのが定め
散った花びら互いに撒いて
毒の花でも祝福を
悲しいときには涙を注いで
楽しいときにも涙を注いで
間引いた葉っぱ ...
甘え甘えて箱入り娘
とうとう三十路ひとりきり
必死でいきないこの30年
努力しなかったこの30年
身体は衰弱し
すれすれの実態に
この支配する金
いつからか泣けなくなった
そう
残暑 ...
あの
しずかな箱のなかに
とじこめられる
ふたりきりで
わたしたちは
上昇する
風が吹いてくる/寒い/しまいに雨までふってきて/ずぶぬれだ
...
悲しいときは
笑うのが一番
何も知らないあなたは
全てを隠す僕のよこで
無邪気にいってのける
何もしらずに伸ばされた手が
全身に鬼火をつけてくなんて
君が知るこ ...
君が勢いよくカーテンをあけるから
まさに零れ出ようとしていた光が
勢いよくぼくを包み込む
その白い肌は朝に満たされて
なんて君を美しくさせるんだ
たった今ぼくのなかも
朝が通り抜けて行った ...
水暗きなかに閃光突き刺さるまじわる場所は色彩なき場所
青春の色彩すでに忘れたり鳥飛び立てる後の静けさ
掌にあまる白桃まだ知らぬ空の色彩抱きて帰らむ
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
父
小川 葉
自由詩
2
07/6/2 19:56
ばっぱの思い出
〃
自由詩
5
07/6/2 19:22
矛盾?
森川仁
自由詩
0
07/6/2 18:29
掴む
愛心
携帯写真+...
1*
07/6/2 18:05
信じてるから
山崎 風雅
自由詩
6
07/6/2 18:01
りんごあめ
優羽
携帯写真+...
8*
07/6/2 17:53
書き人知らず
ロカニクス
自由詩
7
07/6/2 16:38
バレバレ
いねむり猫
自由詩
4*
07/6/2 16:28
ほんとうのこと
uminek...
自由詩
8*
07/6/2 16:13
自転車で
かおり
自由詩
7*
07/6/2 16:09
そっと泣いた日
さち
短歌
11*
07/6/2 16:08
現代詩フォーラム批評ギルド
過去ログ倉庫
07/6/2 15:07
ありがとう
叶多
自由詩
2*
07/6/2 14:49
それでも風は
草野大悟
自由詩
10*
07/6/2 14:18
中学の時
ペポパンプ
自由詩
7*
07/6/2 12:46
夜の気配
いねむり猫
自由詩
5
07/6/2 11:58
睡郷
飴森
自由詩
3
07/6/2 11:52
粘度
たもつ
自由詩
13
07/6/2 11:41
か
イダヅカマコ...
自由詩
0
07/6/2 11:39
お
〃
自由詩
1
07/6/2 11:37
え
〃
自由詩
0
07/6/2 11:34
膨らむ板
ぽえむ君
自由詩
12*
07/6/2 11:19
酸欠クリスタル純情乙女
虹村 凌
自由詩
3*
07/6/2 11:14
告白
むくげ
携帯写真+...
2
07/6/2 11:07
紅い薔薇
アマル・シャ...
自由詩
5*
07/6/2 10:58
花と林檎と酒
yoyo
自由詩
4*
07/6/2 10:15
上昇
渡邉建志
未詩・独白
6
07/6/2 10:04
慟哭
くるす.wh...
自由詩
1*
07/6/2 9:17
朝の静かな領域
村木正成
自由詩
17*
07/6/2 9:02
色彩
〃
短歌
6*
07/6/2 9:00
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加筆訂正:
幸福の内のいつか 改
/
逢坂桜
[07/6/2 9:05]
大幅追加。すきな人の言葉で天国にも地獄にも行きます。
6.76sec.